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好かれて見せる

好きな人を落とす10

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俺は学校に瑠璃の後を追いかけて下駄箱で靴を脱ぎ上履きに履き替えて教室ままで歩いた。
室内に入ると生徒まばらにいたテスト週間なので授業を受ける時間が勿体無いから休んでる人が多い。

『だが実際勉強してるやつなんてそんないないだろうこの前のてると授業受けてたやつの方が成績上だったしな。

お前はなんで数学嫌いなのに学校きてんだって?瑠璃に会うために決まってるだろ。

会うためなら俺は嫌いな数学の授業でも受けて見せるさ。』

リュックから教科書を出し後ろを振り返り1限目を見る日本史かそのあと四限目をみると数学があった。

最後数学かよ、ここで体力は尽きるなと予言してから俺は絶望した気持ちなりながら1限目の授業を受け始めた。





あれから1限目から四限目をこなし体力残り1になった俺は机にツプッして体力の回復に努めていた。

するとポンポンと肩を叩かられる
。俺はゆっくり顔を上げるとそこには瑠璃がいた。


「お疲れ、今日も寝なかってね」

『俺は瑠璃からのねぎらいの言葉で体力がポーションで回復するよう全開した。』

そういや今日って瑠璃と古民家を改装したカフェに行く予定だったな。

「待ってて今帰る準備するから」

俺は疾風の如く帰る準備をした。 


帰る準備を整え終わると

「帰る準備できたからそろそろ行こうぜ」

リュックを背負いいつでも帰れるよという事アピールしながら言った。


「うん、じゃ帰ろっか」

瑠璃は微笑みながら言った。


「今日ってどこまで行くの?」

「流山駅をまで電車で行ってそこから少し歩くかな」

「流山駅まで行った事ないから楽しみ」
ウキウキしてるような表情をして言った。

「古民家を改装したカフェなんだがなすごいモダンのような雰囲気のある店なんだ」

俺はもっと楽しみになるように今か行くカフェがどんなにオシャレかを力説した。

すると瑠璃は目をキラキラさせて

「楽しみだね、古民家カフェでどんなのだろう初めてだからワクワクしちゃうな」

「た、楽しみにしてて」

思った以上の反応でハードルが上がり若干戸惑いながら言った。

下駄場につくと上履きを靴に履き替え駅に向かった

おれはついこの間覚えた流山のみりんの知識を披露して瑠璃がそれに対して質問しながら歩いていると駅に着いた。
おれは駅員さんを呼び定期を作りその間瑠璃は携帯をいじっていたが俺が定期を作り終えると携帯の電源を切りこちらにトコトコ歩み寄ってきた。
「作り終えたの?じゃー切符を買って、行こう」

瑠璃は楽しげに鼻歌を歌いながら

自動改札口で切符を買い、俺もあと続いて切符を買って駅内に入って電車が来るのを待った。
来た時間が良かったのかすぐに電車が来た。
俺たちは流山行きの電車に乗り流山駅まで向かった。


平和台から流山はすぐなので5.6ぷぐらいしか時間がかからない。

その短い間は互いに無言でいた。
それでも決して気まずくならずに過ごせた。

『瑠璃も無言が苦でなければいいなぁと思いながら外を眺めてた。』





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