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好きな人を落とす 2

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俺たちはあれからしばらく談笑してたら電車が来て俺たちは乗った。
あーやべ、切符忘れたわと思うと同時に
あー、切符買うの忘れた瑠璃はどうしようといいながら財布も忘れてみたいで慌てふためいていた

「今から取りに行こうかな、でもそしたら遅刻しちゃうし」

「あー俺が出すからいいよ」

俺は財布の中身核にして百円玉を二つ出して

「ほら、これ返さなくていいからあげる」

「ありがとう、でもお金はちゃんと返すよ」
これだけは譲れないという表情で言った
なんども返さなくてもいいというとせめて何かさせてというので
はっと俺はあることを思いつき


「その代わり今日は一緒に帰ろうそれでチャラでいいから」


「それでいいの?往復だと結構するでしょ」

「大丈夫だよ臨時でお金入ったから」

「ならいいけど」 
まだちょっと納得してなそうな表情をしてたが

「席にとりあえず座ろう電車そろそろ出発するから」

わかったと言って俺が座ったとなりに座った

「にしても瑠璃ってしっかりしてるように見えて意外におっちょこちょいだよね、出会った時もカバンのか開けっ放しで教科書とか色々ぶちまけてたし」

「そうなんだ~前からよくものを落とすしなくしたりすんだよねー」

俺は瑠璃の意外な一面を知れて
売れさでニヤニヤしそうになったがなんとか抑えて

「俺もよくものとか落とすんだよなー前なんてプロ野球選手のサインツ財布落としたぐらいだし」

あん時はマジで泣きそうになったしかも中に5000円入ってたし

「サイン付き落としたのそれはショックだったね。」

そうこれはオリジナルだが親近感を得させる方法だ
だがオリジナルだからどこまで効果があるか謎だが

俺そのあと違うテクニックを使うために話を変えた

「瑠璃って好きな食べ物ってある?」

「甘いものが好きかな食べ物じゃないけどメープルシロップとかあとは刺身かな。」

「甘いものとかメープルシロップねなるほど」

なぜおうむ返しみたいなことをやってるんだと思うかも知れないが言葉を繰り返すことによってラポールという親密感を作り出す方法らしい
俺は今瑠璃との間に親密感を出した。
そして答えなくてはその親密感も壊れてしまうので

「本みりんの美味しいお店を知ってるんだけど明日行こうよ」

俺はダブルバインドというテクニックを使った。これは相手が行くことが前提で話を進める方法だ。

すると瑠璃はいいよと花のような笑みで言った

成功したありがとうエリクソン博士

電車が最寄り駅につき俺は瑠璃に手を伸ばして手を繋ぎ一緒に降りた。





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