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プロローグ

入学

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はぁなんとか間に合った。

ギリギリセーフで安堵の息を漏らしてると後ろからトントンと肩を叩かれた。
急に叩かれたので、俺はビグッてなり痴漢にまちがられたと思い恐る恐る後ろを振り向くと、ショートカットでキリッとして吸い込まれそうなぐらい綺麗な青色の目でスタイル抜群の女子からもモテそうな美少女がいた。


「マナかよ驚いたじゃねーか」
痴漢に間違えたんじゃなく知りあいだったため内心ホッとした。
ちなみになんで俺なんかがこんな美少女と知り合いかというと、小学生の頃から遊んでたらそのまま中学も一緒で親が再婚先の妹の子供でまぁ幼馴染みたいなものだ。

「おはようさん初日からギリギリだね」
となぜか嬉しそうにしながらマナは言った。
「なんで嬉しそうなんだよ」
怪訝な表情をしながら唇を尖らせて言った。
「遅刻して欲しいわけじゃないよでもギリギリであの子とぶつかったことで知り合いになれるチャンスを得たじゃん」
楽しそうに笑顔を浮かべながら言った。
『まるであの子が俺の友達になってくれるみたいな言い草だな。
まあ、友達になってくれるなら俺は両手を上げて喜ぶが』

「見てたのか、だけどぶつかっただけだぞ、それに今まで友達1人しかいない俺がそんだけのことで知り合いになれると思うのか?」
俺は肩をアメリカ人みたいに大げさに肩をあげて言った。
『だいだい毎回話しかけてくんのはマナ目当ての男女ばっかしで、そいうのは直接聞けというとあいつらケチとか独占したいだけだろとか適当なことばっか言っているなんだぞ』
苦虫を噛み潰したような表情をしながら思いだした。
「何変な表情してるの?あと希堂と私友達じゃなくて身内だと何回言ったらわかるの」
呆れながらマナは言った 。
『なんで考えてることがわかるんだよ。エスパーか何かなのか?
まぁそれは置いといて』

「血繋がってないんだし、身内になる前に会ったんだから友達だろ」
俺は鼻息荒く一生懸命に否定した
「いや、じゃあ希堂友達が妹になっても友達って言える?」
勝ち誇った顔でマナは言ってきた
その顔ムカつくのだが反論できない俺は仕方なくマナを従姉妹認定したのだった。
認定したと同時に電車は平和台駅にに着いて、俺たちは電車を出てお金を払い学校を目指した。

学校に着きまず俺たちはクラス表を確認しに行った。
「希堂とまたクラス一緒ね、もはや腐れ縁レベルね」

俺は知り合いがクラス一緒だったことに安堵した。
『だって一緒じゃなかったらぼっちで弁当食わなきゃいけないからな。』

「希堂....弁当いつも一緒に食べれるわけじゃないからね」
呆れた感じてマナが言った。

マナが友達作るの得意だったことを思い出し俺はこの先の学校生活に頭を抱えながら悩んだ。
だが友達作れば良いだけだと思い、吹っ切てクラスへと俺は向かった。

クラスに入り席に着くと先生が自己紹介を始めた。俺はその間クラスをぐるっと見渡して、朝ぶつかった子を探した。
見つけた。
俺は見つけて心が高ぶったのを感じた。これもう運命だろうと思いながらこれからの学校生活に希望を持ちながらウキウキした。
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