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第1章 異世界の姫を救出せよ
幕間①
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天空にそびえる魔王城の一室では今日も饗宴が繰り広げられていた。
「魔王様ぁ、もうイキます、イっちゃいます!お慈悲を!!」
「ああ、イケ、イってしまえ!!」
全裸の巨漢の男が全裸の若い女性に背後から腰を打ち付け、その肢体に白濁液を思い切り流し込んだ。女性は快感に打ち震え、そのまま床に倒れ込む。巨漢の男には頭から長い二本の牛のような角が生えていて、彼が人間で無い事を示していた。
立ち上がった魔王と呼ばれる男のそばに若い女性がやってきて、跪き頭を下げた。
「魔王様、本当に申し訳ありませんでした」
女性はダークナイツの団長イラだった。今は鎧を脱ぎ、全裸に透けている薄い布一枚を着ている状態だ。長い黒髪に黒い釣り目のイラは鎧を着けていないと程よく筋肉の引き締まった美女でしかなかった。
「謝る必要がどこにある。お前は俺の命令をきちんと遂行したじゃないか。褒美として抱いてやるから来い」
「はい、魔王様」
イラは満面の笑みを浮かべ、魔王に抱き付く。部屋の周囲には複数の全裸の女性の他に下半身が蛇や触手の女性型モンスターも多数寝転がっていた。この部屋は魔王のハーレムであり、ヤリ部屋なのだ。殆どの女性達が既に魔王に抱かれた後であったが、今はイラを羨ましそうに見つめていた。男性は魔王一人で、その性豪振りがよく分かる。
「俺はお前達が生きて帰ってきてくれた事が一番嬉しいのだ」
「勿体ないお言葉です」
魔王がイラの唇を奪い、イラも貪るように魔王に舌を絡めた。イラの表情は恍惚に染まり、女としての幸せを噛みしめている。
「ああ、魔王様、もっと強く!!」
魔王に跨られ胸を揉まれているイラが叫ぶ。イラの胸は大きく張りがあり、濃い桃色の乳首が激しく主張している。魔王の巨大な一物がイラを貫き、イラもそれを吸いつくすように腰を振る。激しい水音が部屋に響き渡った。
「ああ、あああ、あああああんっ!!!!」
イラは魔王の腕の中で達し、魔王もその欲望でイラを征服していた。周りの女性達もそれを見ながら手で胸や陰部を弄って恍惚の表情を浮かべていた。
そんな女性達とは別に一人、部屋でモップを持ち、メイド服を身に纏い、汚れた床を掃除する人物がいた。他の女性やモンスターより小柄で、頭に生えた短い角が唯一女性がモンスターである事を示していた。
「チリスよ。そんな事は他の者にやらせればいいと言っているではないか。こっちに来い、たまには抱いてやるぞ」
魔王が掃除をしていたモンスター、チリスを呼ぶ。チリスはトタトタと早足で魔王に駆け寄る。
「わたしなどがそんな、魔王様と交わるなど、とんでもないです。魔王様に抱かれたい者は山のようにいるのですから。わたしは他の方のように戦う事も知恵を出す事も出来ません。掃除はわたしに出来る数少ない仕事なんですから奪わないで下さい」
「まあチリスがそれでいいなら俺は構わんがな」
「あの、魔王様は勇者を殺さなかったと聞きました。魔王様が本気を出せば勇者を殺すなど容易かったと思いますが、なぜでしょう?」
チリス可愛らしく小首を傾げる。大きな紅い瞳にピンクのショートカットが可愛らしい。
「簡単に殺してはつまらないからな。それに、勇者は二度と戻っては来れない筈だ」
「リンザ姫が脱走し、折角作った捕獲モンスターも勇者の力を与えられた者に倒されたんですよね。放って置いてもいいのでしょうか?」
「姫を捕らえ直すのはいつでも出来る。捕獲モンスターもまた作ればいい。残った人間はゆっくりいたぶり、もっと絶望感を味合わせればいいのだ。
巨神がいる限り誰も魔王城には辿り着けん。辿り着けたとしてもダークナイツも4魔将もいる。恐れる事など何も無いではないか」
「余計な口出しでした。申し訳ございません。魔王様の計画は完璧ですものね」
チリスは頭を下げて掃除に戻る。魔王は寄って来た別の女性をまた抱き始める。肉欲の宴はまだまだ続くのだった。
「魔王様ぁ、もうイキます、イっちゃいます!お慈悲を!!」
「ああ、イケ、イってしまえ!!」
全裸の巨漢の男が全裸の若い女性に背後から腰を打ち付け、その肢体に白濁液を思い切り流し込んだ。女性は快感に打ち震え、そのまま床に倒れ込む。巨漢の男には頭から長い二本の牛のような角が生えていて、彼が人間で無い事を示していた。
立ち上がった魔王と呼ばれる男のそばに若い女性がやってきて、跪き頭を下げた。
「魔王様、本当に申し訳ありませんでした」
女性はダークナイツの団長イラだった。今は鎧を脱ぎ、全裸に透けている薄い布一枚を着ている状態だ。長い黒髪に黒い釣り目のイラは鎧を着けていないと程よく筋肉の引き締まった美女でしかなかった。
「謝る必要がどこにある。お前は俺の命令をきちんと遂行したじゃないか。褒美として抱いてやるから来い」
「はい、魔王様」
イラは満面の笑みを浮かべ、魔王に抱き付く。部屋の周囲には複数の全裸の女性の他に下半身が蛇や触手の女性型モンスターも多数寝転がっていた。この部屋は魔王のハーレムであり、ヤリ部屋なのだ。殆どの女性達が既に魔王に抱かれた後であったが、今はイラを羨ましそうに見つめていた。男性は魔王一人で、その性豪振りがよく分かる。
「俺はお前達が生きて帰ってきてくれた事が一番嬉しいのだ」
「勿体ないお言葉です」
魔王がイラの唇を奪い、イラも貪るように魔王に舌を絡めた。イラの表情は恍惚に染まり、女としての幸せを噛みしめている。
「ああ、魔王様、もっと強く!!」
魔王に跨られ胸を揉まれているイラが叫ぶ。イラの胸は大きく張りがあり、濃い桃色の乳首が激しく主張している。魔王の巨大な一物がイラを貫き、イラもそれを吸いつくすように腰を振る。激しい水音が部屋に響き渡った。
「ああ、あああ、あああああんっ!!!!」
イラは魔王の腕の中で達し、魔王もその欲望でイラを征服していた。周りの女性達もそれを見ながら手で胸や陰部を弄って恍惚の表情を浮かべていた。
そんな女性達とは別に一人、部屋でモップを持ち、メイド服を身に纏い、汚れた床を掃除する人物がいた。他の女性やモンスターより小柄で、頭に生えた短い角が唯一女性がモンスターである事を示していた。
「チリスよ。そんな事は他の者にやらせればいいと言っているではないか。こっちに来い、たまには抱いてやるぞ」
魔王が掃除をしていたモンスター、チリスを呼ぶ。チリスはトタトタと早足で魔王に駆け寄る。
「わたしなどがそんな、魔王様と交わるなど、とんでもないです。魔王様に抱かれたい者は山のようにいるのですから。わたしは他の方のように戦う事も知恵を出す事も出来ません。掃除はわたしに出来る数少ない仕事なんですから奪わないで下さい」
「まあチリスがそれでいいなら俺は構わんがな」
「あの、魔王様は勇者を殺さなかったと聞きました。魔王様が本気を出せば勇者を殺すなど容易かったと思いますが、なぜでしょう?」
チリス可愛らしく小首を傾げる。大きな紅い瞳にピンクのショートカットが可愛らしい。
「簡単に殺してはつまらないからな。それに、勇者は二度と戻っては来れない筈だ」
「リンザ姫が脱走し、折角作った捕獲モンスターも勇者の力を与えられた者に倒されたんですよね。放って置いてもいいのでしょうか?」
「姫を捕らえ直すのはいつでも出来る。捕獲モンスターもまた作ればいい。残った人間はゆっくりいたぶり、もっと絶望感を味合わせればいいのだ。
巨神がいる限り誰も魔王城には辿り着けん。辿り着けたとしてもダークナイツも4魔将もいる。恐れる事など何も無いではないか」
「余計な口出しでした。申し訳ございません。魔王様の計画は完璧ですものね」
チリスは頭を下げて掃除に戻る。魔王は寄って来た別の女性をまた抱き始める。肉欲の宴はまだまだ続くのだった。
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