65 / 123
第四章 埋まりゆく外堀
第五十四話 心はいつも傍に
しおりを挟む「えー、スヲンばっかりズルくない?」
「ッ…ぁ…ロイ、そ、ァッ」
「可哀想に、イチゴみたいに腫れちゃってさ。まあ、可愛いからボクてきには問題ないんだけど」
「ヒッぅ…ぁ…ァッ」
「アヤの可愛い姿、撮りたいから電話切るね。わかってる、帰った後でゆっくり見なよ。じゃあねー」
スヲンとの電話が終わったのか、携帯のビデオボタンを起動させたらしいロイの顔がシーツの波を揺らす。
「アヤ、どんな感じ?」
「いつでもイケる」
背中を預けるようにランディにまたがり、背後から膝頭を持って開脚させられているアヤの息はすでに切れて、荒く呼吸音を繰り返している。その中心はもれなくランディの雄が突き刺さり、覗き込むようにしてロイの顔が近づいていた。
「アヤ、まだダメだよ」
「ロイ…ッ…ぃ、あぁっ」
「力抜け」
「らん、でぃ…無理ぃ、ッぃ」
昼間にスヲンに指で愛撫されただけの陰核にあてがわれたのは牛皮に似た柔らかなバイブ。紅く芽吹いた突起物を包み込んで始終、的確な刺激を与え続ける代物。
それをランディに最奥まで突き刺された状態で受けるのだから等しく拷問だと叫びたくもなる。けれど、声を荒げずに鼻息だけで快楽を逃がすアヤは、ロイの手に構えられた近代型携帯の記録媒体に恥辱が残ることを拒んでいる。
「朝から不満足そうな顔をしていたボクたちの子猫ちゃん。今はどんな気分?」
ふざけたロイのナレーションでカメラまで近付いてくる。
「スヲンが中途半端に構ったせいで欲求不満が加速していたんじゃない?」
「ちが…っ…~~~ぅ」
「そうなの?」
「その割には、随分すんなりとオレのが入ったけどな」
「ッヒ…ィ、っ…ぁ」
腰だけを頼りに体勢を整えられると少しつらい。いや、正直今はきつい。
「アヤは胸の大きさを気にしてるのか?」と、なぜか風呂場で問われた流れでランディとロイの匂いに挟まれて約一時間。
お風呂上りに全裸で密着した肌が汗ばんで、愛蜜の輸送は時間を増すごとにぬめりを帯びて光っていく。
「アッ、それしたら…ま、ヤダッ」
伸ばした腕は膝頭を抑えるランディの屈強な腕に阻まれて、ギリギリのところでロイの行動を止められない。携帯を置いて、柔らかなバイブを一瞬取り除いたロイは、神業ともいえる早業で例のリングをクリトリスの根元にきちりとはめる。
快楽を鈍くする皮膚が強制的に持ち上げられて、再度バイブで覆われれば噛み締めていた奇声は無駄骨と同じ。
「ッく…イ、いく…ヤッ声出…ンッ…~~~~ぅ」
携帯のカメラに収められる自分の痴態を想像するだけで泣けてくる。
それだけは避けたいと首を横に振るもむなしく、結局アヤは歯を食いしばって絶頂に震えていた。
「ヤッ、ランディ!?」
こういうとき、ランディの性格は悪いと思う。
膝頭を抑えていた手を膝裏に差し込んで、真下から突き上げてくる暴虐は心底楽しそうに揺れ始めている。
「アッぁ…ひ、ゥっ~~~くっ…ぁ…にゃ」
「可愛い鳴き声なんだから我慢しなくていいのに」
「ヤッにゃ、そ…ッ…に、にゃぅ」
「んー、そんなに撮られるのイヤ?」
撮影を楽しむロイが携帯の向こうで首をかしげている。うんうんとランディに揺られるついでに首を縦に振って同調したのに、ロイはアヤの後ろにいるランディに「アヤは嫌がってるの?」と意味不明な質問を繰り返している。
「いつもより締まる」
「ニャッ…ら…んヒッぅ…あぁ」
「イヤじゃないよな?」
「や、ヤァ~~っ、ンッぃ」
「イク感覚が短いっていうのはそういうことだろ」
「そうだね。アヤは見られるの大好きな淫乱子猫ちゃんだから」
「……ち、が~~~~ッ…ぁ」
「説得力無い顔しちゃって、可愛い」
のけぞって痙攣する姿は無事にロイの構える携帯のカメラに収まっているだろう。
乙女の果肉が棍棒にかき混ぜられるのを時々ドアップにして、言葉にならない吐息で抗議するアヤを撮り続けている。
「いいか?」
ランディがロイに許可を求める。
何の許可を取ったのか確認するまでもない。
ロイが一度携帯のカメラを停止させる音を出して頷いたのがその証拠。今まで「見せつける」ように腰を動かしていたランディが、欲を吐き出す動きに変わる。
撮影会の休止。これは、どの記録媒体にも残らない。
「アヤ、好きなだけ鳴け」
ランディの巨体に真後ろから突き上げられる感覚は一言では難しい。振り落とされないためにランディの首に手を回して、太ももに足の甲を絡める。弓なりにしなる身体は胸を前方にせり出して、ロイの唇にその先端は吸い込まれた。
「イ、グッ…イクぁ…ぅ…ぁぁぁああ」
クリトリスを包んでいたバイブが振り落とされたのがわかった。と同時に最奥に放たれたランディの熱が激しく脈打つのを感じる。
呼吸が荒く整わないのは仕方がない。ランディが求めてくるキスに応えるために上半身をひねりたいが、胸に吸いついたロイがそれを許してくれない。
「ロイ、スヲン」
どくどくと一定量の精子を吐き出したあと腰を引き抜いたランディが、ベッドの上に放り投げられたロイの携帯の画面を見て告げてくる。まだ熱が引かないのか、妙に色っぽい低音を間近に聞いたアヤは余韻に神経を震わせた。
けれど、きっとたぶん。それがロイの嫉妬心を煽ったに違いない。
「ッきゃ!?」
仰向けに転がされ、足を折り曲げられるなりロイが無遠慮に突っ込んでくる。
その刺激に顔をしかめたのもつかの間、アヤは耳にあてられた携帯に息を呑んだ。
「ああ、ロイ。アヤの声を聞き忘れた」
「ッ!?」
まさか電話越しにスヲンの声を聞きながら続けるつもりなのか。ロイはアヤの手に携帯を持たせて耳にあてることを強制すると、唇を三日月形に歪めて悪戯な瞳を光らせる。
「す…を…ンッ!?」
ロイが何か喋ってとジェスチャーするので、とりあえずスヲンの名前を呼んでみようとすれば案の定、見計らったタイミングで腰を突かれた。
スヲンにもきっと今ので状況が伝わったのだろう。少しの間をおいて、ふっと軽く笑う息が受話器越しに聞こえてきた。
「意地悪の仕返しか?」
「ちがっ、これ…ぅ…ニャッ」
「今、接待中だからな。猫の声は響くから静かに出来るか?」
安易に声を我慢しろと言われて、ロイに責めるのをやめてほしいと目で訴えてみる。
もちろん満面の笑みで見下ろしてくるロイが、その訴えを聞いてくれる可能性は万が一にもないことはわかっていた。
「ひッ!?」
わかっていて、実際にそうだったことに思わず口をもう片方の手で塞いでしまう。
ここぞとばかりに楽しそうなロイに付き合っていられないと、下半身は逃げ出そうと腰をひねる。けれど、自由なロイにそれは通用しない。
「ボクに何をされてるか、ほら。スヲンにちゃんと教えてあげて?」
「ッ…ぅ…~~~~ィッ」
スヲンの声を聞きながらロイに犯される。聴覚と視覚が違う景色を堪能し、混乱が羞恥心を掻き立てる。浮気をしているわけでもないのに背徳感がこみあげてきて、扱いに困る感情が飛沫していく蜜の量を増やしていく。
感じる愛撫は一人ではなく二人分のような気がした。
「ッ…ぅ…~~~~」
「寂しくさせてゴメン。ロイとランディに甘えさせてもらって機嫌は直った?」
「ふ…っ…ンッん、んっ」
「機嫌がよさそうで良かった。俺がいない間の可愛い姿は録画を楽しみにしているよ」
「ひゃ、ッ…っぅ」
「ああ、そろそろ行かないといけないから。存分に甘えておいで」
「~~~っ…スヲ…ン」
「おやすみ」
機械を通して聞くスヲンのキスに反応してしまったせいで、ロイが深く重なり落ちてくる。ランディが通話の切れた携帯を回収してくれたが、代わりにその携帯がまた録画するための道具になったことを悟った。
「アヤ、おいで」
おいでも何も、すでにロイの腕の中に招かれている。
溢れる蜜がロイの行為を喜び、無様な音を響かせて、打ち付けられる腰の揺れに全身が持っていかれる。
「ほら、可愛い顔をあっち向けて」
「ァッぁ…っ…ぅ…にゃ」
「誰に突かれてそんな蕩けた目になってるの?」
「ろ…ッ…ロイ」
「そうだね。ランディとスヲンにもその顔を見せてあげるんだ」
「イ、にゃっ…ぅ…ァッ…にゃ」
顔がランディの方へ固定されて、その位置から動かせない。目を閉じたくてもレンズ越しに突き刺さる視線が本当にランディとスヲンに見えて眺めてしまう。
いつも四人でいたい。
抱かれるのも愛されるのも全部、共有する時間もすべて、欠けることなく全員で体感したい。
「ろ、い…ランディ…すを、ん」
左手で重なるロイの腕をつかみながら、右手をランディが構える携帯のレンズに伸ばしてアヤは告げる。「愛してる」の代わりに絶頂の叫びだったが、彼らには真意が伝わったことだろう。
ぎゅっと抱きしめてくれたロイの熱を受け止める際に『ボクたちも』と耳に囁かれた気がした。
「はぁ…まじで、アヤはずるい」
白濁の液体を全部吐き出したあと、腰を引き抜いたロイが不満がましく告げてくる。
コンドームの中にたまった液体ごと口を縛っているが、何がずるいのかわからずにアヤはロイの行動をずっと眺めることで意味を探るしかない。
「ランディ、携帯かして」
いつまで撮るつもりなのか、そういえばカメラマンに徹していたランディに顔を向けたところで、アヤはランディに深いキスを落とされた。
「……んっ」
唇を重ねながらロイに携帯を渡したランディの大きな手が頬を撫で、髪を撫で、よしよしと頭を包んでくれるのが好き。素直に甘えられる包容力はランディの魅力のひとつだが、アヤはその腕の中にそう長く浸っていられないことも知っている。
「はぁ…っ…ぁ」
ランディの手のひらが身体の曲線をすべり、足を開くように促されたそこにロイがまたカメラのレンズを向けてくる。
「リング、つけたままにする?」
「ァッ…そ、れは…ンッ」
「ランディのキスに溺れてないで、ボクの質問に答えてくれる?」
「だか…ンッん~~~ん」
「わかった。じゃ、着けておいてあげるね」
「だ、ダメッ」
勢いよく身体を起こしてアヤはロイに抗議の声をあげる。
ランディが片腕をたててくつろぐ姿勢で眺めてくるのを横目に、ロイは首をかしげてアヤの返答を無言でうながしていた。
「あの…その…っ、ずっとつけてると、感じ過ぎちゃって困る」
最後の方は小声になってうまく音になっていたかもすらわからない。それでも顔面宝庫の鬼畜王は、それこそ赤面させるほど綺麗な笑顔で「感じ過ぎちゃうんだ」と復唱するのだから羞恥心の煽りは半端ない。
「お願い、外して」
「だめ」
「~~~ロイっ」
「昨日つけたときより大丈夫でしょ?」
「……ぅー…全然、大丈夫じゃ、ない…」
「ほんと、見せて?」
「本当だって……っ、ほら」
誘導尋問という言葉が思い浮かぶ。
自分からベッドの上で膝を立てて開脚したその場所を意気揚々と撮られるとは思っていなかった。結局、気付いたとしても後の祭り。アヤは真っ赤な顔でその足を勢いよく閉じた。
「ロイの馬鹿っ」
「アヤは怒った顔も可愛いね」
「~~~~ランディっ」
「痛、オレに当たるなよ」
埒が明かない現状を打破するために、横でくつろぐランディを叩いてみたもののそれは何の意味もなさない。
アヤもわかっていてランディに八つ当たりする。ランディが笑って受け止めてくれるのをわかっていてやっているのだから、別に悪いとも思わない。
その光景を楽しそうに眺めたあとで、ロイはカメラの録画機能をオフにすると「ごめんね」と優しく抱きしめてくる。
「いまさら機嫌とろうとしたって無理だもん」
「外してあげるから機嫌直してほしいな」
「~~~、そ、そんな顔したって許さないもん!!」
「はいはい」
「ロイ!!」
ズルいのはどちらだと、陰核についたリングを外すロイを眺めながら唇を噛む。
柔らかな金髪の美形にほだされて、言い様に流されてしまった現状に後悔はないと言いたいところだが、アヤは赤く腫れたまま戻らない性器を見つめて人知れず肩を落とした。
「ほんとに、ちゃんと戻るのかな?」
このままでは日常生活が危ぶまれる。
せめて毎日はヤめてもらおうと心に固く誓うもそれから三日。まさかロイやランディともすれ違いの生活が待っていようとは、想像もしていなかった。
0
お気に入りに追加
812
あなたにおすすめの小説
明智さんちの旦那さんたちR
明智 颯茄
恋愛
あの小高い丘の上に建つ大きなお屋敷には、一風変わった夫婦が住んでいる。それは、妻一人に夫十人のいわゆる逆ハーレム婚だ。
奥さんは何かと大変かと思いきやそうではないらしい。旦那さんたちは全員神がかりな美しさを持つイケメンで、奥さんはニヤケ放題らしい。
ほのぼのとしながらも、複数婚が巻き起こすおかしな日常が満載。
*BL描写あり
毎週月曜日と隔週の日曜日お休みします。
4人の王子に囲まれて
*YUA*
恋愛
シングルマザーで育った貧乏で平凡な女子高生の結衣は、母の再婚がきっかけとなり4人の義兄ができる。
4人の兄たちは結衣が気に食わず意地悪ばかりし、追い出そうとするが、段々と結衣の魅力に惹かれていって……
4人のイケメン義兄と1人の妹の共同生活を描いたストーリー!
鈴木結衣(Yui Suzuki)
高1 156cm 39kg
シングルマザーで育った貧乏で平凡な女子高生。
母の再婚によって4人の義兄ができる。
矢神 琉生(Ryusei yagami)
26歳 178cm
結衣の義兄の長男。
面倒見がよく優しい。
近くのクリニックの先生をしている。
矢神 秀(Shu yagami)
24歳 172cm
結衣の義兄の次男。
優しくて結衣の1番の頼れるお義兄さん。
結衣と大雅が通うS高の数学教師。
矢神 瑛斗(Eito yagami)
22歳 177cm
結衣の義兄の三男。
優しいけどちょっぴりSな一面も!?
今大人気若手俳優のエイトの顔を持つ。
矢神 大雅(Taiga yagami)
高3 182cm
結衣の義兄の四男。
学校からも目をつけられているヤンキー。
結衣と同じ高校に通うモテモテの先輩でもある。
*注 医療の知識等はございません。
ご了承くださいませ。
イケメン社長と私が結婚!?初めての『気持ちイイ』を体に教え込まれる!?
すずなり。
恋愛
ある日、彼氏が自分の住んでるアパートを引き払い、勝手に『同棲』を求めてきた。
「お前が働いてるんだから俺は家にいる。」
家事をするわけでもなく、食費をくれるわけでもなく・・・デートもしない。
「私は母親じゃない・・・!」
そう言って家を飛び出した。
夜遅く、何も持たず、靴も履かず・・・一人で泣きながら歩いてるとこを保護してくれた一人の人。
「何があった?送ってく。」
それはいつも仕事場のカフェに来てくれる常連さんだった。
「俺と・・・結婚してほしい。」
「!?」
突然の結婚の申し込み。彼のことは何も知らなかったけど・・・惹かれるのに時間はかからない。
かっこよくて・・優しくて・・・紳士な彼は私を心から愛してくれる。
そんな彼に、私は想いを返したい。
「俺に・・・全てを見せて。」
苦手意識の強かった『営み』。
彼の手によって私の感じ方が変わっていく・・・。
「いあぁぁぁっ・・!!」
「感じやすいんだな・・・。」
※お話は全て想像の世界のものです。現実世界とはなんら関係ありません。
※お話の中に出てくる病気、治療法などは想像のものとしてご覧ください。
※誤字脱字、表現不足は重々承知しております。日々精進してまいりますので温かく見ていただけると嬉しいです。
※コメントや感想は受け付けることができません。メンタルが薄氷なもので・・すみません。
それではお楽しみください。すずなり。
最愛の番~300年後の未来は一妻多夫の逆ハーレム!!? イケメン旦那様たちに溺愛されまくる~
ちえり
恋愛
幼い頃から可愛い幼馴染と比較されてきて、自分に自信がない高坂 栞(コウサカシオリ)17歳。
ある日、学校帰りに事故に巻き込まれ目が覚めると300年後の時が経ち、女性だけ死に至る病の流行や、年々女子の出生率の低下で女は2割ほどしか存在しない世界になっていた。
一妻多夫が認められ、女性はフェロモンだして男性を虜にするのだが、栞のフェロモンは世の男性を虜にできるほどの力を持つ『α+』(アルファプラス)に認定されてイケメン達が栞に番を結んでもらおうと近寄ってくる。
目が覚めたばかりなのに、旦那候補が5人もいて初めて会うのに溺愛されまくる。さらに、自分と番になりたい男性がまだまだいっぱいいるの!!?
「恋愛経験0の私にはイケメンに愛されるなんてハードすぎるよ~」
イケメン彼氏は年上消防士!鍛え上げられた体は、夜の体力まで別物!?
すずなり。
恋愛
私が働く食堂にやってくる消防士さんたち。
翔馬「俺、チャーハン。」
宏斗「俺もー。」
航平「俺、から揚げつけてー。」
優弥「俺はスープ付き。」
みんなガタイがよく、男前。
ひなた「はーいっ。ちょっと待ってくださいねーっ。」
慌ただしい昼時を過ぎると、私の仕事は終わる。
終わった後、私は行かなきゃいけないところがある。
ひなた「すみませーん、子供のお迎えにきましたー。」
保育園に迎えに行かなきゃいけない子、『太陽』。
私は子供と一緒に・・・暮らしてる。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
翔馬「おいおい嘘だろ?」
宏斗「子供・・・いたんだ・・。」
航平「いくつん時の子だよ・・・・。」
優弥「マジか・・・。」
消防署で開かれたお祭りに連れて行った太陽。
太陽の存在を知った一人の消防士さんが・・・私に言った。
「俺は太陽がいてもいい。・・・太陽の『パパ』になる。」
「俺はひなたが好きだ。・・・絶対振り向かせるから覚悟しとけよ?」
※お話に出てくる内容は、全て想像の世界です。現実世界とは何ら関係ありません。
※感想やコメントは受け付けることができません。
メンタルが薄氷なもので・・・すみません。
言葉も足りませんが読んでいただけたら幸いです。
楽しんでいただけたら嬉しく思います。
腹黒上司が実は激甘だった件について。
あさの紅茶
恋愛
私の上司、坪内さん。
彼はヤバいです。
サラサラヘアに甘いマスクで笑った顔はまさに王子様。
まわりからキャーキャー言われてるけど、仕事中の彼は腹黒悪魔だよ。
本当に厳しいんだから。
ことごとく女子を振って泣かせてきたくせに、ここにきて何故か私のことを好きだと言う。
マジで?
意味不明なんだけど。
めっちゃ意地悪なのに、かいま見える優しさにいつしか胸がぎゅっとなってしまうようになった。
素直に甘えたいとさえ思った。
だけど、私はその想いに応えられないよ。
どうしたらいいかわからない…。
**********
この作品は、他のサイトにも掲載しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる