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第三章 それぞれの素性
第三十二話 愛し方は人それぞれ
しおりを挟む「アヤ、おいで」
ベッドのふちに腰かけたスヲンに呼ばれて、アヤは素直に近付いていった。
「俺たちはアヤの実家に行って、アヤのお母さんに会って、作ってくれたご飯を食べて、必要なものを持って、ここに来たんだよ。全部現実で夢じゃない」
「昨日までアメリカにいたのに」
「でも今は日本にいる」
抱きしめて諭してくれる声に不安が薄れていく気がする。
本当に三人と一緒に、誰一人離れることなく、今現在進行形で日本にいる。その事実だけでも感じたくて、アヤはスヲンの首筋に埋もれるように顔をこすりつけた。
「……んっ」
頬を撫でてくれたスヲンの動きにつられて、あげた顔にキスが落ちてくる。
ついばむだけの優しいキス。唇の感触を確認されるみたいで、少しだけくすぐったい。
「アヤ」
「……ランディ」
スヲンの腕からアヤは声の出所に顔を向けて腕を伸ばす。
首筋に回した腕を抱き留めながらスヲンから引きはがしたランディに、アヤはそのままベッドに寝かせられた。
「ンッ…ぅ…っ…はぁ」
ランディの大きな手のひらで頭を包まれると外界が遮断されてキスの音がよく響く。
吐息もリップ音も熱が帯びて高鳴っていく心臓も、それだけに支配される錯覚に陥っていく。
「ぁ…っ…んッ」
唇へのキスが止んで、頬、目尻、瞼、額に降り注いでくる柔らかさに甘えたくなる。
ここにいるのだと告げる無言の圧力が心地よくて、アヤはランディの腕の中で目を閉じていた。
「アヤ」
「…んっ…ロイ」
目を開けて視界に映る名前を呼ぶ。
「どうしたの、急に怖くなっちゃった?」
「……ぅん」
ランディに抱き起されて、今度はロイの腕の中におさまる。
自分のために作られたようにぴったりとはまる空間は、思い返せば最初から心地よかった。
「私、まだみんなと会って少ししかたってないのに、もうずっと一緒にいる気になってる……当たり前に過ごしてきた世界はここのはずなのに、仕事も生活もこっちでやっていくと思ってたのに、私……自分の部屋よりもあのアメリカのマンションに帰りたいって思ってる」
ロイが後頭部から撫でていく毛先が肌のうえに落ちていく。
「日本に帰ってこれて嬉しいはずなのに、実感がわかない」
それでも唯一、実感がわくものがある。
「ロイとスヲンとランディが、一緒に来てくれてよかった」
俗にいうホームシックなのか、マリッジブルーなのかわからない。
ホームがアメリカのマンションでもなければ、結婚式を控えた花嫁でもないのに、大層な心境だと自分で自分を卑下したくなる。
元から期限付きのアメリカ滞在で、日本に帰って仕事することが当然で、日本で暮らしていた方が現実で、これから先も日本で暮らしていくのだと漠然と思っていた。それなのに、もう彼らのいない場所は、彼らと過ごせない場所は、未知の世界のようでただただ怖い。
「アヤの人生、奪っちゃったね」
ここで嬉しそうに笑って手の甲にキスを落としてくる男は悪魔だろうか。
「嬉しいよ、アヤ」
「ああ、ちょっと感動してる」
やっぱり自分の恋人たちはちょっとおかしいかもしれない。
今の話のどこに感動する要素はもちろん、歓喜する部分があったのか理解できない。
ロイに続いてスヲンもランディも騎士の誓いを施すように手の甲にキスをくれるが、これは何かの呪いにかけられているのではと疑いたくもなる。
「まずは、アヤの愛の告白に応えてあげなくちゃ」
「ロイ、待っ…ンッ、今のどこが…愛の…告白にッ」
「えー、だって。ボクたちがいれば他に何もいらないなんて、熱烈な台詞は愛しているからこそ出てくるものでしょ」
「そんなこと…ァッ…言ってな…ぅ」
過大解釈もいいところだと反論しようとした口が塞がれる。
「大丈夫、大丈夫。ここが現実だってこと、今からゆっくり教えてあげる」
語尾にハートをつけて言われることじゃない。
何が大丈夫なのか、全然大丈夫じゃなさそうな雰囲気がベッドの上に広がっていく気がしてならない。
「ンッ…ぁ…はぁ…っ」
「アヤ、可愛い。緊張してるの?」
「違…ッ、だって…ぁ」
「怖くないよ。ここがアメリカでも日本でも関係なく、ボクたちはアヤを愛するだけ」
「ぅ…ヤッ…ぁ」
「だけど今日はいつもよりちょっとだけ、アヤを甘やかしてあげたい気分」
言いながらワンピースのリボンをほどいてボタンをはずしていくロイの唇に翻弄される。
キスの合間に器用だと、頭が状況を把握していても精神が追い付いてこない。
「ぁ…待っぁ…ふ、ぁ」
一対一でも完敗の相手が、三対一でどうにか出来るわけもなく、アヤははだけたワンピースを取り払われてベッドへと転がされる。
「…ぁ…ッ…」
脱がされて思い出した。
上下総レースの黒の下着は、ショーツに限って布面積が役割を果たしていないことに。
「アヤ、隠さない」
スヲンが選んだらしい。
いっそ裸のほうが恥ずかしくないかもしれない。いくら台風が近付いているせいで外は雨が降る曇り空とはいえ、まだ朝の明るい時間にスイートを超えてデラックスといえるホテルの寝室で下着姿を披露する羽目になるとは思いもしなかった。
「よく似合っている」
「ランディまで…ぅ…そんなに見ないで」
「無理だな」
足の間に陣取ったランディが左足を持ち上げてつま先にキスをしてくる。それをじっと眺めていれば、徐々につま先から太ももの付け根へ進んでくる。
「……んっ」
下着越しに肉芽に落ちたランディの息が熱い。
大きな口で噛みつかれれば全部が一瞬で食べられてしまいそうなのに、ランディは優しく布越しに息遣いだけを送ってくる。
「ンッ…ん…っ…ぅ…ん」
もどかしさに腰が揺れる。
何度も何度もキスだけを施し、直に触れられる周囲の肌との感覚差に潤みが溢れてくるのがわかる。
「アヤ、ランディだけズルい」
ロイが右手の甲にキスをして、そのまま薬指をかじっていた。指先を一本ずつ口に含んで、甘噛みしていくロイの歯が当たるたびに神経がそちらに向いてしまう。
人間はより痛みを感じるほうに意識がいくように出来ているらしい。
だからアヤはスヲンがブラジャーをずらして、左胸に吸いついているのを知りながら、ロイの方ばかりに意識を奪われていた。
「ふ、ヒャッ」
思わず体が跳ねたのは、そんな状況に嫉妬したスヲンのせい。
「アヤ、俺のこともちゃんと見て」
「…ッ…は、い…」
噛まれた乳首が一瞬にして固まっている。
赤く腫れたそこを見せつけるように舌で舐めるスヲンの色気を直視すると、変に顔まで熱が昇ってくる。ぞくぞくと這い上がる神経に震えそうになる。
そんなだから、ショーツの隙間から滑り込んできたランディの指は呆気なくアヤの膣の根元まで到達した。
「濡れてる」
短く状況を説明したランディの発言に反射した足が閉じかける。
足の間を陣取るランディにそれは叶わなかったが、代わりに、ぬちゃっとした水音がアヤの足の間から悲鳴をあげた。
「んっ…ぁ…はぁ…ンッぅ」
スヲン、ランディの行為を眺めてもう一度ロイに視線を流す。
それに気付いたロイはにこりと王子様を演出した笑顔をみせてから、酸素を奪うためのキスを唇にくれた。
「ッん、ンンッ~~ぅ」
その雰囲気にのまれたのも束の間、アヤはショーツを端によけて割れ目に吸いついてきたランディの行為に足をばたつかせる。中指を一本差し込まれたまま、フルーツの果肉をあさるように舐めてくるランディの舌が甘く切ない。
「ぁ…んっ~~ッぁ、ぅ…ぁ」
蜜の量が増していくのが音でわかる。
スヲンがブラジャーを胸の下まで押し下げて、再度左の先端に吸いつき、右の乳首を指で強く摘まんだせいもあるかもしれない。
左手でスヲンのシャツを握りしめてみたが、びくともしないのはズルいと思う。
「ぅ…ぁ…アッ…ぁ…アアッ」
確実に掘り起こされて行く。
「く…イクッ…あ…ッァ…」
逃げられないことを知っている体が、愛撫に喜んで早々に果てようと高みを目指して駆け抜けていく。
「~~~~ッ、イクッィっ…ぁ…あぁぁぁ」
うねる肢体が押さえつけられて絶頂を染み込ませていく。
スヲンをつかむ指先も、ロイにすがりつく指先も白くなるほど力をこめて、ランディの首を挟む足が強張っていた。
「ァッ…ヤッやぁ…っ…ぅ、アッ」
身体を起こしたスヲンとロイに見つめられながら、止まないランディの手の動きがアヤの声を加速させる。
「そこ…ァ…だめ…出ちゃう…ァッ」
一本から二本に本数が増えたランディの太くたくましい指が足の間を出たり入ったりしている。閉じないよう三人がかりで足を広げられて、見せつけるようにアヤの姿勢を支えて、乱れた下着を身にまとったままアヤは次に来る快感を予言する。
「ぁ…だめ、またイ、ァッあ~~~~ッ」
自分ではどうすることもできない水飛沫がランディの腕を濡らし、ベッドのシーツに染みの海を広げていく。どこにそれだけの水分が内包されていたのか。人体の不思議を考えるまでもなく、アヤは息を切らせて吹いた潮の余韻に浸っていた。
「はぁ…はぁ…ッ、あ…スヲン」
濡れた服を脱ぐためにどいたランディの代わりに腕まくりをしたスヲンがそこに入ってくる。
確認するように指で割れ目を数回往復して、三本一度にねじ込んできた。
「ンッ…ヤッぁ」
人差し指から三本の指を突っ込みながら親指の腹で陰核を撫でてくるスヲンの手に下肢が反応する。
「まだ小さいな」
「なっ…ニャッ…ぁー」
親指で皮を押し上げたそこにスヲンの唇が吸いついてくる。
強く吸われて刺激を受けた敏感な皮膚は、内部に埋まるスヲンの指を素直に締め付けているが、弱めることは出来そうにない。
何をもって大小を判断するのか。ランディ同様、舌と指だけで果肉をえぐるスヲンの真意は測りかねる。
「このブラジャー本当、アヤによく似合ってるよね」
アヤの上半身を軽々と起こして背後をとったロイが、ずれたブラジャーを引き上げてアヤの両胸をその手に乗せている。
ロイの手のひらに収まる程度の大きさしかない。
黒いレースが肌に密着しているが、先ほどから乳首を指先で挟さみながら揉むロイの手が少し強い。
「ねぇ、こうしてると思い出さない?」
「…な…ッ…ァッ」
真後ろから耳元で囁くロイの声に悪寒が走る。
スヲンがさらに指を深く突っ込んできたせいとも言えるが、アヤはロイの言う記憶を呼び出そうと首をかしげた。
「レースのタトゥーシールを貼ってた時も、毎晩こうしてアヤの乳首を虐めてあげたよね」
「ッ!?」
「どうしたの、アヤ。固まって……ああ、スヲンに噛まれちゃったんだ。かわいそうに」
全然、可哀想だなんて思ってない。
ランディのときとは違い、静かに液体を漏らしたアヤの様子に二人とも恍惚な顔で笑みをこぼしているのがよくわかる。
「イッ、く…スヲンぁ、そ…~~~~ッ」
突起物をつぶされて快楽に震える身体が恨めしい。
逃げる代わりに防衛しようと丸まる身体を開かれて、警鐘を鳴らす心臓がうるさい。
「あーあ。また二人にイジメられてるのか」
「クッ…いっテルの…にぃ…アァ」
「ランディ交代、ボクも服脱ぐ」
脱力するアヤの身体がロイからランディに渡る。いつの間に服を脱いでいたのか、そのたくましい胸板に肌が触れると、熱が伝わって別の感覚がわいてくる。
「ヤッ、スヲン…また、そこ…ッ」
「どこ?」
「なかッだめ…ァッ、そ、りぇ」
「んー、これ?」
愛蜜で濡れた唇を舌で舐めて顔をあげたスヲンが楽しそうに歪んでいる。
内壁を弄ぶときはいつもこうだ。新しい玩具を与えてもらった子どものように、すみずみまで調べたがる。
「アヤはここも感じるようになった?」
「ヒッ…ぁ…その触り方…がっ」
「大事なアヤの大事なところだから、優しくほぐしてあげてるだけ」
「嘘ッぅ、ァッ…ヤ、やだ…~~っ」
「だけどやっぱり、ここが一番反応がいい」
「あっッ」
星が飛ぶ。パチッとスイッチが入ったような音がして、身体の自制がきかなくなる。
「アヤ、声は極力抑えような」
ランディに後ろから口に指を突っ込まれて舌を押さえつけられる。
唾液がこぼれおちていったが、それよりも何よりも、スヲンの手首から先の見えない部分が器用に動きすぎていて壊れそうになる。
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