6 / 123
第一章 異世界のような現実
第六話 見つめられてイク
しおりを挟む「アヤの好きなようにすればいい」
束ねていた髪を解かれて、スヲンの指に絡めとられる。
その仕草を嬉しく思うのはなぜか、耳たぶを揉む指の優しさに琴線が揺られているせいかもしれない。
「…んっ…ぁ…む」
アヤは、自分からスヲンを両手で包んで、足のあいだにのめり込むように顔を埋める。
初めは舌で竿の上部を遠慮がちに舐めていたが、ぴくんとそれが震えるのがなぜか愛しくなってきて、気付けば口内にそれを迎えていた。
すぼめた唇で吸ったり、唾液をまとわせてしごいたり、本能が示すとおりにアヤは夢中でスヲンのものをしゃぶる。
「こら、やめない」
押さえつけられた後頭部が、アヤの声をくぐもらせる。
ランディが体勢を変えた状態でも潮を吹きだす場所をとらえたらしく、激しい飛沫音がアヤの股から飛び散っていた。
「んーーーー…ッ…あ、ぅッ」
「そう。喉の奥を使って…っ…うまいよ、アヤ」
自然に出る涙をぬぐってくれるスヲンの声が頭上から降り落ちてくる。口を離すことが出来ないので、視線だけを頑張ってあげてみるが、訴える言葉を吐き出せない身では何も伝えられない。
「アヤ、ちょっと我慢しようか」
突然、そう言われてスヲンの両手が頬から後頭部をがっちりと掴む。
「ンンッ」
ランディのせいで絶頂を叫んでいた喉が開いたのをいいことに、スヲンは喉の奥深くまで自分自身を半ば無理矢理突っ込んでいた。
生理的に吐き気が込み上げてくるが、入りきらないスヲンのもので出入口が塞がれてどうすることもできない。ギュッと閉じた目は涙をこぼして舌を動かす。
噛み切るなんてとんでもない。
ランディの指が引き抜かれた身体は、絶頂の余韻に浸っている。
「……ッふ…ンん…っ…」
内部から気道が圧迫されて呼吸が続かない。
飲み込みきれない唾液とスヲンから漏れる液が混ざって、喉の奥から変な音が聞こえてくる。ずっちゃずっちゃと体内をかき混ぜられていくような錯覚。息も声も発することが出来ない。それなのに意識は朦朧と心地よく、口内を擦れていく音に気分が高揚していく。
「あーあ。スヲンってば、本性もう少し隠してくれてもいいのに」
「アヤが喜んでるからいいだろ。床まで濡らしてる」
「それはランディのせいじゃない?」
「感じやすいアヤが悪い」
「だって、アヤ。ランディにあんなこと言われちゃってるよ」
水浸しに等しい床の上でついたヒザがすべる。両手はスヲンの勢いに流されないように頭を掴むスヲンの腕を握っているが、苦しさに支配された世界はその向こうに見え隠れする快楽の気配に戸惑いをにじませていた。
「なに、アヤ。もしかしてスヲンに乱暴されて感じちゃってるの?」
意地悪なロイの声がからかうように背骨を一本の指でなぞる。
「一生懸命咥えて感じてる姿も可愛いけど、一人だけを贔屓しちゃダメでしょ」
そう言われてもどうすればいいのか。
心地よく響く音に頭は朦朧として変な気持ちがこみあげてきている。けれど、贔屓してはいけないと言われれば仕方がない。
アヤの喉がスヲンを拒むように小さく閉じたことで、スヲンはその腰を引き抜いた。
「乱暴とはひどい言われようだ」
取り戻した酸素にむせるアヤの頭をよしよしと撫でるスヲンの声が少し息を荒くしている。
そのまま乱れた髪をまとめて肩にながしてくれた、スヲンの指が垂れたアヤの唇をなぞった。
「可愛かった、よく頑張ったな」
優しく微笑みながらキスをしてくるスヲンを見上げてアヤは固まる。
呆然とスヲンのキスを見送っていたら、なぜか後ろから体が持ち上げられソファーに寝かされた。
「たしかに可愛かったけど、アヤ。ボクのも、して」
「俺はいれる」
「だって、アヤ。スヲンの次はもちろんボクだからね」
顔を横に向けてロイのものを確認する。均整のとれた身体はほどよくしまり、割れた腹筋めがけてそびえたつそれは、雄々しくて立派に見える。
唇に押し当ててくるロイを右手で支えて口に含もうとしたとき、宣言通りスヲンが足の間を割り込んで自身を深く突き刺してきた。
「ふぁっ…ン…」
上からも下からも同じ音が内部めがけて侵略してくる。
床とは違い弾力のある布生地が押し込まれる体を跳ねさせて元に戻し、ロイとスヲンの行動を援助しているようにすら感じてくる。
いつからこんなに淫らな女になったのだろう。
じっとりと汗ばんできた肌は、彼らの行為に悦び、もっともっととどん欲に求めている。
「ンッ…ん…ぁ、ンむ…ぁ」
スヲンの動きに翻弄される意識が、顔にすり寄るロイのものを咥えようと舌を伸ばす。右手で掴んだロイの竿は時々口の中にうまく収まるものの、またすぐに飛び出して頬を叩いた。
「しょうがないな」
本当に手がかかるお姫様だと息をこぼしたのも束の間、ロイは自身の腰をアヤの顔に押し付ける。ソファーの背もたれが邪魔をして引き下がれないアヤは、もちろんそれをむせるほど奥まで差し込まれていた。
「ンンンッ…んぅ…ンッ」
右手で掴んでいた根本の部分のおかげで、なんとか息が続いた。
スヲンにもその苦しみが連動したのか、彼も少し動きを止めて息を整えている。
「ここからの眺め最高」
背もたれの方から覗き込んできたランディの腕が、行き場を失っていたアヤの左手を持ってその甲にキスを落とす。ソファーの海に沈む身体で必死にロイを口に含み、スヲンが起こす波に揺られて輪を描いていた胸をそこから眺めていたのだろう。首筋や鎖骨に張り付いた髪をはがし、耳にかけると、アヤの視線がランディの方を向いた。
「……へぇ」
再び腰を動かし始めたスヲンの声が面白そうに歪む。
「ンッぁ…ぁ…アアッ」
なぜ急により深く体重をかけてきたかなんて、聞かなくても身体が理解している。
「アヤ、全員がアヤのことを見ているよ」
「ッ……ンぁ…はぁ…ッ…ぁ」
「ランディだけじゃなくて、俺もロイも」
「~~~ゃ」
スヲンの指摘にアヤの口がロイを離す。
それまでくぐもっていた声が漏れて、右手で口元を押さえる仕草が限界を訴えようとしていた。
「アヤ、離しちゃダメ」
右手が再びロイの竿に戻されて、その上からロイの手が一緒に重なってくる。このくらい強く握ってほしいと安易に言われてる気がして、アヤはその通り力を込めた。
ランディの指と絡ませ合った左手とロイと重なる右手。
声を抑えるものは奪われてしまった。
「アヤ、唇噛むな」
「…らんで…ぃ…ヤッぁ…恥ずか…し…」
「感じているアヤは最高に可愛いから安心しろ」
「そうそう、ほら。目をちゃんと開けて、ボクたちに見られてるって意識して」
「…ンッぁ…ろ…ぃ…くっ、あ」
「アヤ、みんなの前で一緒にいこう」
「…ァッすを…ンッ…ぁダメ…そこイクッぁ…」
全員に見られている。綺麗な顔に興奮を宿して、光る眼差しが突き刺さってくる。
今この瞬間。三人を独占できている事実が、よりアヤを興奮させていた。
「…っ…あァァアぁッ」
首をそらして弓なりにしなっていく。つま先までピンとはった足はスヲンの手で抑え込まれて、その間に埋まるものを強く締め付ける。熱く放出されたものがずるりと抜けて、アヤの膣口は満足そうにコポッと小さな音をたてた。
「じゃあ、次はボクね」
「待っ…ロイ…いま、イッ…ぁ」
「あ、本当だ。軽い痙攣してる」
しらじらしい。
イッたばかりの身体に無遠慮に突っ込んできた腰が、最奥部まで貫いて静かに停止している。それを恨みがましく見つめると、なぜか嬉しそうに笑ったその顔がずいっと近付いてきた。
「アヤは煽るのがうまいね。今まで何人にそういう顔みせてきたの?」
「んっ…ぁ」
「はい、ほら。今度はランディの咥えて」
脇から抱え起こされてひっくり返される。背もたれのふちに胸が擦れて、突き出したお尻にロイがうまりなおす頃には、アヤはランディのそれを目視していた。
「ああ、高さがちょうどいいな」
ランディはそう言っているが、相変わらずその大きさは凶器のようにそそり立っている。
少し浅黒く、先走りがにじむ尖端はオスの匂いを放って誘い、ロイが腰を引き寄せて輸送を開始するなか、ランディの指がやわやわと耳たぶを揉んで先を促してくる。
「スヲンやロイみたいにしないから安心しろ」
そう言って、頬から耳に向かって肌の表面をなぞるオスの熱さに背筋が泡立つ。
「…っ…ランディ。アヤのナカしまったじゃん」
「そうか。なら、少し乱暴に突っ込んでみるか?」
「~~~ランディ!」
「はは、すまん」
「もう、ただでさえぶっ飛びそうなほどキモチイイってのに、さ。アヤもいちいち感じないでよね」
「ッ…ぁ…はっ……ぁ」
ソファーの背もたれがあってよかったと思う。想像を掻き立ててくるランディの声と背後から突き上げてくるロイのものが、身体の中心を突いてくるせいで力がうまく入らない。
「アヤ、しっかり握れ」
両手がランディのを包み込むように持ち上げられて、握らされたそれを無心でほうばる。言われるがまま、されるがまま。これ以上の快楽はないというほど、串刺しの状態で前後に揺られる。
また聞こえてくる卑猥な音の連続。気持ちいいという感覚。
もっとホシイとねだる欲望が、ロイとランディを貪っていく。
「あッ…ふ……ぁ」
身体が跳ねたのは、ロイやランディのせいじゃない。
胸の先にぶら下がる乳首が、下方向にスヲンの指で引っ張られたせい。
「すぉ…んヤッ、ぁ…そ…ぁ」
「ランディの、ほら。ちゃんと咥えて」
「ンッ、あ……っ…んっ、ン」
ランディの方へスヲンに後頭部を押し込まれる。
ロイが何か文句を言っていたが、それを聞いていられる余裕はなかった。
「ンンンッん…っ…ぁ……ふぁッァアアァ」
自身を引き抜いたロイの指が代わりに膣内をまさぐり、先ほど床を大洪水にさせたのと同じ感覚が下腹部から込み上げてきた。
我慢や抵抗が出来るのなら苦労はしない。
強制的に与えられる潮吹き体験。今回は、ロイの腕を濡らす羽目になったが、その水音に合わせて身体が確実な絶頂を味わっていることをアヤは知っていた。
「ァアァ」
吐き出した蜜の泉を再びロイのモノが押し返してくる。ぐちっと無理矢理栓をするような音がして、下半身同士がこれ以上ないほど密着する。
ランディのものをちゃんと咥えられる余裕なんて残されていなかった。必死に両手で握りながら、舌を出して喘ぐ姿を見下ろされているだけ。
「たまんねぇな」
「ああ、たまんない…ッ…アヤ、出すよ」
ロイの声が背中に上半身の熱を重ねてくる。
そのままスライドした腰の動きになすすべもなく、アヤは見下ろしてくるランディのものを見つめながら、ロイが連れてくる白い世界の中にいた。
「…ぁ…っあぁ…」
ロイがその場所をどいても、アヤはソファーの背もたれに倒れ込んだまま動けない。
両手からランディのものが抜けて、ぐるりと一周回ってきたと思ったら、アヤの身体は正面を向くように、今度は背もたれの方へ預けられる。
「ふぁぁあぁァアッ」
大きく目を見開いて叫んでしまったのは、体勢を変えられた流れで侵入してきたランディの太いオスのせい。
「アヤ、あと半分だ。頑張れ」
「無理ぃ…ぁ…らん…でぃ」
ソファーとランディの間に二つ折りで埋まっていく。
太ももが胸を圧迫するほど織り込まれた体に、許容範囲を超えたものが押し込まれてくる感覚は、頑張ろうと思ってどうにかなるものでもない。
「うわぁ。えろいね」
「ああ。こんな小さな穴にランディのが入っていくとか一種の芸術に近いな」
「あ、全部入った」
小さな悲鳴と共にひきつった息がアヤの中にランディのものが埋まったことを知らせてくる。飲み込みきれなかった唾液がその唇の端から流れているが、これからの刺激を考えればまだ序の口だろう。
「動くぞ」
それはもう死刑宣告に等しかった。
先週に一度体験したことで、貪欲に快楽を求めることを覚えた体は、ランディのものでも順応に感じることを会得したらしい。苦痛よりも快感。挿入のたびに大きな傘に内壁をひっかかれて、アヤの奇声がランディの腕に爪をたてていく。
「ぁ…イクッ…らんでぃッぁあぁ…ヤッぁ」
「何度でもイケばいい」
「やだ…ッ…怖ぃ…ぁッア…おかしくな…ぅ」
「おかしくなればいいさ」
「そ…れぁ…そこぉ…あ…ァっ、きもち…ぃいッ…」
「ここだな」
「~~~~ッひ」
身体をねじって逃げだすことが出来たら。
女が男に勝てる力を持っていれば。
全身が震えるほどの絶頂を味わなくて済んだかもしれない。
イッても止まってくれない。止める術も持っていない。
与えられる狂おしいほどの絶頂の連続から帰ってこれないアヤを追い詰めるように、ランディはソファーにアヤ本体を埋めていくだけ。
「アヤ、すごい。すごいエッチなの出てる」
ロイが興奮したようにランディの向こうで叫んでいるが、きっとスヲンもロイと同じ景色を見ているのだろう。白く泡立つ液体はランディが吐き出したものではない。
ランディにかき回されたアヤの奥深くから溢れ出ている快楽の証拠。
ずぷずぷと効果音さえ聞こえてきそうなほど止まない律動がアヤの理性を飛ばし、欲しがるだけ与えられる刺激に悦びの声をあげている。
「…っ…アヤ」
切なそうなランディの息に、アヤも唇を寄せる。
獣のように求めあったキスの最後にランディが最奥に腰を埋めながら吐き出して、アヤは盛大にその性を投げ出していた。
10
お気に入りに追加
811
あなたにおすすめの小説
【R18】愛欲の施設-Love Shelter-
皐月うしこ
恋愛
(完結)世界トップの玩具メーカーを経営する魅壷家。噂の絶えない美麗な人々に隠された切ない思いと真実は、狂愛となって、ひとりの少女を包んでいく。
【※R-18】私のイケメン夫たちが、毎晩寝かせてくれません。
aika
恋愛
人類のほとんどが死滅し、女が数人しか生き残っていない世界。
生き残った繭(まゆ)は政府が運営する特別施設に迎えられ、たくさんの男性たちとひとつ屋根の下で暮らすことになる。
優秀な男性たちを集めて集団生活をさせているその施設では、一妻多夫制が取られ子孫を残すための営みが日々繰り広げられていた。
男性と比較して女性の数が圧倒的に少ないこの世界では、男性が妊娠できるように特殊な研究がなされ、彼らとの交わりで繭は多くの子を成すことになるらしい。
自分が担当する屋敷に案内された繭は、遺伝子的に優秀だと選ばれたイケメンたち数十人と共同生活を送ることになる。
【閲覧注意】※男性妊娠、悪阻などによる体調不良、治療シーン、出産シーン、複数プレイ、などマニアックな(あまりグロくはないと思いますが)描写が出てくる可能性があります。
たくさんのイケメン夫に囲まれて、逆ハーレムな生活を送りたいという女性の願望を描いています。
【R18】鬼上司は今日も私に甘くない
白波瀬 綾音
恋愛
見た目も中身も怖くて、仕事にストイックなハイスペ上司、高濱暁人(35)の右腕として働く私、鈴木梨沙(28)。接待で終電を逃した日から秘密の関係が始まる───。
逆ハーレムのチームで刺激的な日々を過ごすオフィスラブストーリー
法人営業部メンバー
鈴木梨沙:28歳
高濱暁人:35歳、法人営業部部長
相良くん:25歳、唯一の年下くん
久野さん:29歳、一個上の優しい先輩
藍沢さん:31歳、チーフ
武田さん:36歳、課長
加藤さん:30歳、法人営業部事務
【R18】愛欲の施設- First Wedge -
皐月うしこ
恋愛
白銀に輝く美しい狼。穢れなき乙女の性を喰らって生き永らえるイヌガミ様は、愚かな人間に絶望し、その命の灯を失おうとしていた。そんな中、月が最も美しく輝く夜、古い「姫巫女」の因習にとらわれた村にやってきた一人の少女、優羽(ユウ)。彼女はイヌガミたちに「エサ」として己の体を提供することを誓ってしまった。(セカンドシーズン/愛欲の施設シリーズ第2作品目)
若妻シリーズ
笹椰かな
恋愛
とある事情により中年男性・飛龍(ひりゅう)の妻となった18歳の愛実(めぐみ)。
気の進まない結婚だったが、優しく接してくれる夫に愛実の気持ちは傾いていく。これはそんな二人の夜(または昼)の営みの話。
乳首責め/クリ責め/潮吹き
※表紙の作成/かんたん表紙メーカー様
※使用画像/SplitShire様
性欲の強すぎるヤクザに捕まった話
古亜
恋愛
中堅企業の普通のOL、沢木梢(さわきこずえ)はある日突然現れたチンピラ3人に、兄貴と呼ばれる人物のもとへ拉致されてしまう。
どうやら商売女と間違えられたらしく、人違いだと主張するも、兄貴とか呼ばれた男は聞く耳を持たない。
「美味しいピザをすぐデリバリーできるのに、わざわざコンビニのピザ風の惣菜パンを食べる人います?」
「たまには惣菜パンも悪くねぇ」
……嘘でしょ。
2019/11/4 33話+2話で本編完結
2021/1/15 書籍出版されました
2021/1/22 続き頑張ります
半分くらいR18な話なので予告はしません。
強引な描写含むので苦手な方はブラウザバックしてください。だいたいタイトル通りな感じなので、少しでも思ってたのと違う、地雷と思ったら即回れ右でお願いします。
誤字脱字、文章わかりにくい等の指摘は有り難く受け取り修正しますが、思った通りじゃない生理的に無理といった内容については自衛に留め批判否定はご遠慮ください。泣きます。
当然の事ながら、この話はフィクションです。
【R18】転生聖女は四人の賢者に熱い魔力を注がれる【完結】
阿佐夜つ希
恋愛
『貴女には、これから我々四人の賢者とセックスしていただきます』――。
三十路のフリーター・篠永雛莉(しのながひなり)は自宅で酒を呷って倒れた直後、真っ裸の美女の姿でイケメン四人に囲まれていた。
雛莉を聖女と呼ぶ男たちいわく、世界を救うためには聖女の体に魔力を注がなければならないらしい。その方法が【儀式】と名を冠せられたセックスなのだという。
今まさに魔獸の被害に苦しむ人々を救うため――。人命が懸かっているなら四の五の言っていられない。雛莉が四人の賢者との【儀式】を了承する一方で、賢者の一部は聖女を抱くことに抵抗を抱いている様子で――?
◇◇◆◇◇
イケメン四人に溺愛される異世界逆ハーレムです。
タイプの違う四人に愛される様を、どうぞお楽しみください。(毎日更新)
※性描写がある話にはサブタイトルに【☆】を、残酷な表現がある話には【■】を付けてあります。
それぞれの該当話の冒頭にも注意書きをさせて頂いております。
※ムーンライトノベルズ、Nolaノベルにも投稿しています。
異世界の学園で愛され姫として王子たちから(性的に)溺愛されました
空廻ロジカ
恋愛
「あぁ、イケメンたちに愛されて、蕩けるようなエッチがしたいよぉ……っ!」
――櫟《いちい》亜莉紗《ありさ》・18歳。TL《ティーンズラブ》コミックを愛好する彼女が好むのは、逆ハーレムと言われるジャンル。
今夜もTLコミックを読んではひとりエッチに励んでいた亜莉紗がイッた、その瞬間。窓の外で流星群が降り注ぎ、視界が真っ白に染まって……
気が付いたらイケメン王子と裸で同衾してるって、どういうこと? さらに三人のタイプの違うイケメンが現れて、亜莉紗を「姫」と呼び、愛を捧げてきて……!?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる