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《第6章》狂乱の獣たち

第4話:華麗なる終焉

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第4話:華麗なる終焉

同時刻。リズがリヒドと腕を組んで王立アートホールの特等席にたどり着く頃。シュゼンハイド城へと続く大通りに面したコロシアムの屋根の上に、見知った影が姿を隠していた。
雨上がりの夜。
路面は濡れ、かすかな冷気が肌を撫でる。
欠けた満月の破片が屋根のうえに並ぶ三匹の瞳の中に落ちたに違いない。ルオラ、ゼオラ、シシオラの眼球は同じ夜に逆さ三日月を浮かべていた。


「首都だけで十ヵ所。全国的に何ヵ所だっけ?」

「大小合わせると百五十くらいだろ」

「とはいえ、所詮人間。一晩あれば片付きます」


首をかしげた白兎に応えるのは群青の獣。首都に蔓延る紛争の種を三匹で片付けるつもりなのか、風に煽られて眺める夜の気配が張りつめている。ところが長く尖った耳を揺らして、シシオラが恍惚の表情を浮かべていた。


『リズ様は可愛らしい』


誰に対しても一線おいた冷たさに定評のあるシシオラが、優しく微笑んで喉をならす変化を何人が知っているのだろう。少なくとも、隣に並ぶ二匹の獣はその姿を無視するくらいにはよく知っていた。


「相変わらず変な趣味だな」

「そんなことをいって、リズ様の音を楽しんでいるのは二人も同じでは?」

「そこは否定しない」


くすくすと笑う空気が下がる。
ざわめいた首都の夜は、よくも悪くも人間の闇が動いている。


「都会は五月蝿くて落ち着きません。早く終えて、リエントにある城へ帰りたいものです」

「じゃあ、さっさと済ませよっか」


燕尾服を崩し、捨て去った手袋も、脱いだ靴も、彼らが一目で獣亜人であることを伝えている。鋭利な爪で狩りの合図を鳴らし、唇からのぞく牙は血に飢えて獲物を狙う。好戦的な種族。戦闘において世界最高峰に位置付けられているだけあって、殺気をまとう雰囲気が尋常じゃなく凍てついている。


『この国が誰の支配下にあるのか、よくわからせてあげないと』

『戦士の名にかけて』

『愛する花が咲き続けるように』


ルオラの笑みに左右の群青が応える。本音をいえば、シュゼンハイド王国が他国の侵略に敗北しようと、自滅の道を選ぼうと、どうでもいい。人間は所詮、人間。助ける義理も誓約も何もない。けれど、ここは愛する番が生まれた国。リズが泣く要素は排除しなければならない。


『さあ、狩りを始めよう』


遠吠えは夜を駆ける。
人間が憧れた獣亜人のちからが黒の世界で赤い雫を撒き散らし、一晩で多くの死体が積み重なる。細い路地裏、古い廃墟、寂れた倉庫、崩れかけた砦。侵略の種をまいていた異形の兵は、首都で華麗な演目が行われる夜に美しい兎たちに殺される。
それこそ、エデンなどという劇薬を口に含む前に倒れていく。いや。早急に秘薬を口に含み、変化を遂げても敗れていく。と、表現したほうが正しいのかもしれない。まがい物の元人間は、純血の獣亜人の前では文字通り手も足もでない。


『本当に愚かなイキモノ』


赤い水溜りを踏んだ白い爪が愚痴をこぼす。


『僕たちをたくさん狩って、さらって、殺して、研究して、実験して、そうまでして憧れた種族に到達した気分はどう?』


地面に眠る屍に口はない。人間だったころの面影を残し、中途半端に変化した身体で限界に挑んだ成れの果て。
末端の骸(ムクロ)に言葉を投げかけても無意味なことはわかっている。開発者は別にいる。地獄を見下ろせる場所で、創造者をきどっていることだろう。


『毛皮だけじゃ飽き足らず、使役するだけじゃ満足せず、可哀想なイキモノは何種類に及ぶのだろうね』


月が静寂の大地を照らすために顔を覗かせていた。暗闇の先で尖った長い耳が白銀に輝いている。その耳を動かしながらルオラは根本的には解決しない現状を憂いていた。


『人間は同じ種族の人間ですら、こうですから』

『まあね』

『てゆーか、まじで。疲れた』

『うん』


思ったより早く片付いた。相手の戦闘力をみる限りでは、イザハ帝国が本気で侵略を考えていないと判断できるほどの簡単さだった。相手は「まだ」そのときではないと準備中だったのかもしれない。
これで敵は絞れた。
予想通りの面白くない結末。
結局、身内同士で潰しあう。珍しくもなんともないありふれた展開。
舐める血の味に深みはない。太古の昔に人間と獣亜人。異種族同士で殺しあった歴史に生きていれば、感慨深い血を浴びれたのかもしれない。
でも、それがどうだというのか。
相手が誰であれ、戦禍の種が育つまで待つのは無理な話。愛する花が咲く場所の手入れを雑に行うなど、ブルーラビットにはありえない。


『帰ろっか』


王は眼球から夜を消して黄金色の瞳で微笑む。あとはモーガン・グレイス伯爵がどうにかするだろう。フォンフェンの森の門番らしく。あるいは、群青兎を息子にもった者の責務として。


『おっと、忘れるところだった』


ゼオラが群青になびく長い髪を揺らして一枚の紙を取り出す。それは地面を濡らす赤黒い水溜まりを吸って、死体の足元に転がる瓶のうえに落ちた。

* * * * * *

レル・ド・テイラーは今夜のために設けられたステージのうえで、それは見事な歌声を披露していた。何万人と収容できる国一番の舞台で演じることは、演者にとって最高の誉れ。事実、その美声と端正な顔立ちが合わさって、会場中の心を鷲掴みにしていた。
ただ一組を除いて、は。


「・・・っ・」


リズは上階にある特別室からリヒドと二人で演目を楽しめるはずだった。会場の外で夫たちが戦っていようと、関係なく、作られた世界に没頭できるはずだった。


「ッん・・ぅ」


ところがどういうわけか、想像と現実は違う。


「・・・~~ん・・・」


居心地が悪そうに、リズはその他大勢の観衆が美声に酔いしれるなか、何度も姿勢を整えていた。
原因はひとつしかない。


「リズ、行儀が悪いよ」

「~~~~ぁ」


リヒドの腕に引き寄せられて、位置が動く。
もどかしくて、もどかしくて、出来ることなら時間を巻き戻してやりたいと思う。
それでも結果はきっとなにも変わらない。
なにより、番たちがそう望んだのだから仕方がない。自分たちの汚い部分を見せないように。彼らがリズをその場所に閉じ込めるように仕向けたのだから仕方がない。
花はキレイな水と空気のなかで生きるように愛でられている。


「リズは、この演目に興味がなさそうだね」

「リヒドさま」

「ん?」


隣に座るリヒドの肩が、もたれ掛かるリズの吐息を吸って優しく微笑む。


「世の女性は彼に夢中だというのに、リズは何に夢中なのかな」


耳に吹き込まれる穏やかな声に震える身体がうらめしい。屋敷から会場まで、リズのなかに埋め込まれた特注品は良くも悪くもリズの意識を奪っていた。
深い場所にあるのに、自分で動かすことができないそれは、歩くときは子宮を叩き、座るとじっと奥で眠る。馬車で会場まで揺られてきたときは違和感でしかなかったのに、いまはその震動が欲しいと思うのだから泣きたくもなる。


「リズ?」


こめかみから額に当たるリヒドの唇に、意識がさらわれそうになる。


「それにしても脚本がひどい」


肩をリズに貸したままリヒドは当然のように足を組んだ。おかげでまたひとつ、玩具の位置がもどかしさを突いて、リズに我慢の息を吐かせる。


「なぜ、こうも悲劇にしたがるのか。物語よりも憧れになる可愛いリズがいるのだから、こっちを舞台化すればいい」


リヒドがいう「ひどい脚本」とは、現在進行形で上演されている舞台のこと。
内容は古くから人気のあるもので、獣亜人にさらわれた姫を救うため、王子は魔法の剣を手に、ひとり獣亜人の巣へ向かうというありふれたシーンから始まる。姫は獣亜人に心奪われていたが、王子が魔法の剣で殺した獣亜人の血を浴びることで正気を取り戻す。しかし王子も深傷を負い、姫が正気を取り戻すと同時に息絶えた。
演目は今まさに大見せ場であるそこに差し掛かり、観客、とくに女性の観客は目に涙を浮かべて舞台上の王子レル・ド・テイラーを見つめている。


「リズ?」


美声が会場に響き渡っている。たしかに、人気がでるはずだとリズも納得した。
それでもいまは、どんな魅力的な存在よりも悪戯に名前を呼ぶ婚約者のほうが欲しいとねだりそうになる。微弱に埋まる玩具を抜いて、もしくはそれで遊んで欲しい。
それこそ悪戯に、盲目に。


「リヒドさま・・・っ」


姫は残った魔法の剣で己の胸を刺し、愛してくれた王子のあとを追う。有名な最後を誰もが息を潜めて見守るなか、リズはリヒドの足に手を置いてねだるように唇を寄せる。


「・・・ッ、ん」


割れるような拍手をどこか遠い場所で聞きながら、リズとリヒドは静かに深いキスを交わしていた。人目を気にすることなく、舞台が視線を集めているのをいいことに、二人で二人の世界に浸っていた。
それを引き裂いたのは階下に座っていたどこかの令嬢。突然扉を開けて入ってきた正体不明の生物から逃げるために立ち上がり、悲鳴を叫んでいる。


「リズ、続きはあとにしよう」


優美に笑ったリヒドに頭を撫でられる。
なぐさめに似たその態度に、リズは聞き分けの悪い顔で唇をむすんだ。


「ほら、ごらん。危険な輩がなだれ込んでくる」

「・・・いっちゃうの?」

「まさか。わたしはリズの傍にいるよ。あぶないからリズもわたしと、ここにいなさい」


まぶたにキスを落とされて大人しくなる。我ながら単純だと思うが、現状が現状。それで手を打つほうが話は早い。
下腹部の違和感を一度忘れることにして、リズは階下を覗き込む。そこでは人間とも獣亜人とも区別がつかない異形の生物が、無差別に人を襲いながら舞台に向かって進んでいた。対する舞台上では、死んだはずの王子が息を吹き替えし、同じく死んだはずの王女を守るように剣をかまえている。いや、王女が剣をかまえている。
物語と配役は必ずしも一致するわけではないらしい。


「リヒド・マキナ。これは一体どういうことだ。貴様、なにをした!?」


突然個室に乱入してきた怒声にリズの肩が震える。振り返ってみると、そこには怒りに顔を赤らめたジェイン大臣の姿があった。


「なにを、とは?」


リヒドは組んだ足をほどいて静かに立ち上がり、杖をひとつ鳴らして相手の声を黙らせる。


「あなたが招いた種が無事に芽吹いただけでは?」

「貴様がクリス王子を誘発して、我々の失脚をもくろんでいることはわかっている」

「誘発とは人聞きの悪い。わたしはただ、同じ学校に通った後輩と夢を語り合っただけですよ。それこそ壮大な、国の未来の話ですが」

「婿風情が、からかうな。公爵家の跡取りならまだしも、モーガンの腰巾着だけでは飽き足らず、王族にも媚びを売るつもりだろうが、そうはいかんぞ。グレイス家とマキナ家の婚姻は絶対に認めん」

「別にもう結構です」


またひとつ、阿鼻叫喚の空間をリヒドの杖が音で切り裂く。


「王国神書を暗号に使うとは恐れ入りました。イザハ帝国からの使者を迎え入れるにはそれが一番適していたのかもしれませんが、不自然な日付を口にするのは気を付けた方がいい。兎でなくても耳に障る」

「わたしを脅すつもりか」

「いえ、脅すも何も事実を告げているだけです。この国に住む獣亜人は、まがい物の獣では排除できませんよ。もちろん、すでに失敗されていますが」


赤い唇が歪んだ笑みを吐き出すのをリズはどこか他人事のように眺めていた。自分の知るリヒド・マキナという婚約者は、こんな風に冷酷に笑う人物だっただろうか。
まるで似ている。
人間を疎む姿が、美しい番たちと。


「ジェイン大臣」

「ニール王子、ご無事でしたか」


息を切らせて駆け込んできたのは、片手に持った剣を血の赤で染めた人物。面影はどこかクリス王子を思わせるが、ニールという名前で呼ばれたことで合致する。彼が次期国王の第一王子で間違いないだろう。


「この事態。無事で済むと思うのか」


剣幕は怒りをまとって、真っ直ぐ大臣に向かっている。


「早く解毒剤を投与しろ」

「はっ、えっ、解毒?」


そんなものはないと、困惑する大臣の横でリヒドは呆れたように息を吐いている。つまり、解毒など存在しない。それはその場にいる誰もが、瞬時に理解できたことだった。


「聞いていた話では、我が国の獣亜人を排除し、他国にも及ばない軍事組織を仕上げる。そのために力を増幅させる秘薬を軍に与えるという手筈だったはずだ」

「ええ、そうですとも」

「それがなぜ、時期も何もかも・・・これでは地獄ではないか。国民を化け物に変えるというなら話は別だ」

「しかし、王子。エデンの使用についてはあなたも許可をされたではありませんか。王国神書に記されたとおり、神の末裔であるヴァンルーシュ王家の名のもとにフォンフェンの森を奪い返し、シュゼンハイド王国を神の国として再び世界の中心にしようと」

「獣亜人なら喜んで殺そう」


言葉尻をかぶせるように、ニール王子は静かに告げて剣を下ろす。


「いま、目下にいる化け物が人間というのなら、わたしはこの悲劇の結末を舞台として眺めたい」


その目は、もはや大臣を越えてリヒドを直接見つめていた。いや、睨んでいたといったほうが適切かもしれない。
まるでその願いを獣亜人に告げるような口振りは、本人でさえ苦渋を伴う。そんな顔をしていた。


「これは物語ではありません」


リヒドの声が高らかに告げる。


「他人に始末を頼むというなら、それ相応の対価をいただかなければ」


王族を相手に何を要求するつもりかと、青ざめたリズをよそに、リヒドは不適に笑っている。絶対の自信があるのだろう。それはなんとなくわかる。
姿が見えなくとも、呼べば彼らはすぐに参上するということを。


「その娘との婚姻か?」

「いいえ」


肩を抱き寄せてきたリヒドの顔をリズはニール第一王子と同じ顔で見つめる。一言で理解不能。そうこうしている間に、現場にクリス王子と数名の顔が現れた。
ざっくりとしか覚えていないが、七つある領主の二人がそのなかにいる。


「次期国王の座を第二王子のクリス様へ」


リヒドの声は相変わらずよく響く。


「ニール第一王子とジェイナス大臣は密書を交わし、国内に紛争の種となる新薬を持ち込んだ。イザハ帝国で開発された新薬は人間を獣亜人と同等の力を得る獣へと進化させる。しかし代償として命は燃え尽きる。また、理性を失った亡者の群れは見境なく周囲を襲うのだから国に放った罪は重い」


罪状を読み上げる神官と同じ口振りでリヒドは第一王子を睨み返す。今度は眼帯を外して。現れた黄金色の瞳は見慣れた群青兎と同じ、黒い夜に逆さ三日月を浮かべていた。


「いいだろう」


しばらくの沈黙の後に告げられたその一言が、どれほどの価値を生むものなのかは知らない。それでもリズはリヒド腕のなかで、たしかに歴史が動いたのだと悟った。
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