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《第5章》シュゼンハイド王国

第4話:解毒係

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第4話:解毒係


「ッ・・ぁ」

「どうした、リズ。リヒドに突かれて気持ちいいのか?」


自分で自分の膝裏に手を差し込み、リヒドが動きやすいように足を広げ続けて二時間。休まることなく打ち付けられた腰は、リズの意思に反して大きく波打っている。


「ひっ・・ぁ・・~~~~~ッん」

「ああ。イッてるの止まらないな」

「イ、ァあっ・・んっ・・ァッ」


声がうまく出ない。
額にそって頬を撫でてくるゼオラの足に頭をのせているが、視界に暴れるリヒドのものを映しているせいで、どちらとも交わっている感覚におかされる。すっかり暗くなった室内に、音だけが異常。
かすれた吐息。肌を滑る水音。リヒドの苦しみをすべて受け入れる褒美にしては、鋭利な快楽にかき乱されて溺れていく。
激しさと優しさ。ゼオラがいるからこそ、本能のままに吐き出せるリヒドの欲望がまたひとつ、リズの肌に赤い花を咲かせていた。


「~~~~ッ、あっ」


視界が点滅する。ここまでくればわざとではないかと思えるほど、リズの弱い部分だけが集中的にえぐられる。先ほど、鎖骨に噛みつかれる直前。リヒドが少し意地悪に微笑んだ気がした。
けれど、それを確かめさせてもらえる暇はない。


「ッ、~~~~~っあ」


視界がゼオラの手で塞がれる。
なだめるように撫でてくるゼオラの場違いな雰囲気さえなければ、リズはリヒドに抱きついて自分のすべてを差し出していたかもしれない。


「明日も声、出ないかもしれないな」

「・・っ~~ぅ、あっ・・ぁ」

「んー、リヒドがもう正常じゃないのかって?」


絶えず話しかけてくるゼオラの声がこの異常な空間のなかで、唯一の正常。だからこそ判断してほしかったのに、あろうことか「さあな。リヒドに直接聞いてみろよ」と断られて、リズはまたひとつ快楽にのけぞる。


「ッ、や、あァッ」

「まだダメっぽいな」

「嘘っ、ァッ・・リヒドさまッ・・目が、ンッぜぉ・・ら」


少しずれたゼオラの指の先から見えたリヒドの瞳から逆さ三日月が消えていた。たしかにそれを見たのに、二人の男は息を合わせて知らない振りをしている。


「余計なもん見てないで、気持ちよくしてもらえ」

「~~~ッイ、ぁっ・・あァ」


卑猥な音だけを堪能していく。それができればもっとラクにいけただろうに、余計な情報が入ってきたせいで、混乱したリズの身体が抵抗していた。だからといって回避できるわけでもない。開かれた足の奥深くまでえぐるリヒドのものは、上半身をゼオラに預けたリズの快楽ごと奪い去るつもりだろう。


「ッ・・ぁ・・ヒッ~~~ッ・・ダ、めっ」


ピンと伸びた足の付け根をさらに押さえつけて繰り返される技巧に、リズの身体は面白いほど跳ねていた。それでも沈む異様さに、上り詰めていく快楽から逃げられない。


「ヤぁおかしくな・・リヒ・・ッドさ、ま・・っ~~~~ぅ」


物言わぬ影たちに捕食され続ける愛蜜の音がやまない。


「イクッゃ~~~~ッいって、る・・待ッてァァアぁあぁ」


かすれた声が潤みを帯びて、飛沫する乙女と放出された白濁のオスが泡になって内部で混ざる。


「しっかし、リヒドのそれおさまんねぇな。永遠に交尾できんじゃね?」


いびつな音をたててこぼれた泡がシーツに海を作るのを横目にゼオラが笑っている。リヒドを現在進行形で埋めているリズもその意見には賛同できた。永遠に。衰えを知らない固さが、伸縮する内部に埋め込まれたまま呼吸をしているよう。視界が塞がれていなければリヒドの表情を確認できたのに、今は荒く繰り返される息遣いしかわからない。
まだ続くのかもしれない。リズの体は期待を隠しもせずに、リヒドと同じ息を吐いた。
それでもどうやら他人が見るのと本人の調子は別物のようで、リヒドか崩れ落ちながらリズの上に重なってくる。


「さすがに限界か。あとは寝ればなんとかなんだろ。リズもお疲れさま」


寝息と言っていいのか。
落ち着いた心音がゼオラに、はがされていく。繋がった場所が離れる際、空気の栓が抜けた音がしたが、リヒドは気付きもせずに眠り続けていた。


「・・・・ッ・・あ・・はぁ・・はぁ・・~~~ッ、ひっ!?」


リヒドを寝かせるゼオラを見つめていたリズは、肩で呼吸をしていたことに気付いたのも束の間、ゼオラの視線に息をのむ。


「・・・ッ」


腕を引かれて、真上にのぞむゼオラの顔にいい予感はしない。


「よくシシオラが言うだろ?」


簡単に結わえたゼオラの長い髪が垂れさがり、次いで、頬ずりをしながら丸ごと包み込む抱き方に思わず喉がなる。もう、何も知らない子どもじゃない。ゼオラが甘えさせるように全身を包んでくる日は、大抵その夜の記憶が消える。


「愛は平等に与えてもらわないと、な」


ほぼ真横に眠るリヒドの安眠が心臓に悪い。
なるべく声を出さないようにする配慮なのだろう。深いキスと同時に挿入されたゼオラの雄にリズは抱き着きながら力を抜いた。


「ずっと我慢してた褒美をもらうんだ。少しくらい、ワガママは許せよ」


耳に静かに囁いてくる声と下半身に埋まる異物は違う。薬で優しさを忘れたリヒドの行為のあとに、時間をかけて労わってくる行為は細部に効く。


「リズはいやがるけど、これ、身体はめちゃくちゃ悦んでるぜ」


どこにも逃げられないように両脇に添えられた群青色の獣の腕。額から後頭部を撫でる鋭利な爪は真綿に触れるつもりでそこにあるのか、ゼオラ自身が作り上げた棺桶のなかにリズは閉じ込められる。視界は開けても閉じても群青色の世界。自由に動かせるはずの手足が、どれだけ暴れても、結局はゼオラにしがみつく形で身悶えている。


「~~~ッぁ・・ァア・・ヒッ・・~~っく」


耳、額、まぶた、頬、鼻、唇。
順にキスを落とすゼオラが動かすのは腰だけ。


「ゆっくり抜いて、差して、混ぜて、抜いて、あ、抜けた」

「~~~~~んッ」

「すぐ入れるけどな」


こんな状態で絶頂を堪能している体が恨めしく憎らしい。


「ヒァ・・ッ・・ゥ」


ゼオラを掴む手の力が弱まらない。声をあげようと口を開けば、舌をねじこまれて吐息ごと奪われていく。何度も、何度も。変わらない一定の速さ。本当にゆっくり抜き差しだけを繰り返す単調な動きに、リズはまたひとつ、ゼオラの腕の中で快楽に耐える。


「あーあ。ぱっくり開いちゃって。勃起で皮めくれてんじゃん」

「ァ・・やッ!?」

「今日はダメ。リズをゆっくり時間かけて味わう日だからな」


真横で眠るリヒドの方へ半転させられたせいで、リズは声を両手で押さえる。せっかく安眠についたというのに、自分が騒いで起こすわけにはいかない。
それなのにどういうわけか。
ゼオラは測位になったリズの片足を持ち上げて、先ほどよりも深く腰を沈めてくる。おまけに、その付け根で濡れて尖った陰核をざらついた指で押しつぶしていた。


「んー?」


跨がれた左足と獣の手で掴まれた右足。たったそれだけで下半身が自由に動かせない。ゼオラは息ひとつ乱さない速度で、腰を一定に動かしているだけ。それでも泣きたくなるほどの悦楽に襲われる。


「腰浮いてるの、気持ちいいからだろ?」


唯一自由に動かせるはずの上半身は、丸くなって快楽に耐えている。この状態でゼオラに何を返答しろというのだろう。


「さっきからリズのナカ、痙攣しっぱなし。リズ、可愛い顔こっちむけて」


顔を向ければ、またあの優しい口付けが落とされることを知っている。
ただでさえ摘み取れそうなほど腫れた実はゼオラの指にしごかれ、熟した果肉は溶けて形を崩しているというのに、とてもじゃないけど正気を保てそうにない。これ以上の快楽は不要だと、リズは息を震わせながら自分の指を噛んでいた。


「ほら、怖くないからもう一回、深いの耐えてみような」

「ッ・・・ぁ~~~~ァっ・・・アアッ」

「イッてる最中にゆっくり出し入れ続けられてるときのリズの音、狂えるほど好き」

「ヤっァ・・ゼオ、ら~~ッぃ・・やだぁ」

「終わらせたりしねぇよ?」


涙で歪んだ瞳の向こうに、世にも美しい笑みが見える。彼ら群青兎と呼ばれる獣亜人が、番の涙を好まない種族だなんて嘘だと思う。


「時間かけて、俺以外感じないほどゆっくり壊してやるから」

「~~~ッ・・・ぁ」


気持ちよすぎて泣けてくるほどの快楽をゼオラは好む。そのときに発する「音」が好きだというが、判断すら難しい変化をどうしろというのだろう。


「はぁ・・・ぁ・・・ッ・・・あぁ・・・ぁ」


全身の力はとっくにベッドの海に流されている。


「イっ・・ぁ・・~~っ・・クッ・・ぃくっ」


いつ枕に顔を押し付ける体勢に変わったのか、それすらも思い出せない。持ち上げられた腰に密着するゼオラはきっと満足に微笑んでいる。
その顔を確認する余裕もない。声すらまともに発することもできなくなった体は、シーツさえもつかめずにゼオラの腕の中で逝かされる。


「リズ、愛してる」


背中一面から首の後ろまで。誰に愛されたか一目でわかる赤い歯型を刻まれながら、リズは与えられるがままの絶頂を気を失うまで感じ続けていた。
やがて、何をやっても反応を返さなくなったリズの体にゼオラが満足そうな息をつく。腰を引き抜けば、まだ離れたくないと白い糸がゼオラとリズを繋いでいた。


「ああ、可愛い。本当にリズが可愛すぎて狂う」


挿入してから離れなかった下半身に風が吹き込んでくる。その違和感に眉をしかめることもなく眠るリズをじっと見つめた後、ゼオラはその横で同じく眠ったままのリヒドもその視界に映した。


『エデンで間違いないだろうな』


誰にでもなく呟いた声。
その声を聞くのは案の定、同じ群青色の耳を持つ不機嫌な執事だった。


「それはご自分で洗ってくださいね」

「一枚も二枚も大差なくね?」

「毎日シーツを洗うだけの仕事なんてごめんですよ」


リヒドとリズを寄せて真新しいシーツを敷いて、また二人を並んで寝かせる。簡単に聞こえて、眠る二人を起こさないように迅速に行うのだから常人技と言ってもいい。
それでも慣れた手つきでこなすあたり、シシオラとゼオラの二人にとってこういう夜は初めてではないのだろう。その証拠に、リヒドもリズも起きる気配は微塵も見せなかった。


「ルオラは?」


自分で汚したシーツを丸め、片手で抱えたゼオラが聞く。


「フォンフェンの森です」

「戦士を呼ぶのか?」

「確認するためでしょう」

「王様直々にねぇ」

「それでもルオラが、王としてすべきことを間違えることはありませんよ」


眠るリヒドとリズに布団をかぶせたシシオラが、動きを止めたゼオラの気配に振り返る。


「なんです?」


じっと見つめてくるゼオラの音が読みづらい。何を考えているのか、率直な疑問符が口をついていた。


「いや、シシオラがそんな風にルオラを思ってたってのが意外で」

「リズ様への愛を疑ったことはないという意味ですよ」

「そういう意味なら納得」


発言の意味を理解したゼオラが部屋の扉を開ける。その横を通りすぎる前に、今度はシシオラが黄金に輝く瞳でゼオラを見つめた。


「なんだよ?」


扉をしめたゼオラの声が、先を進むシシオラを追いかける。たった一歩で追い付いた距離。歩く速度を変えないシシオラに並んで、ゼオラは返答を求める空気を連れていた。


「世が世ならあなたが族長になっていただろうにと改めて思っただけです」

「よく言う」


二人とも前を向いたまま。視線を交わすことなく廊下を進む。
時刻は深夜。
首都シェインの街は、グレイス城があるリエント領郊外と比べて随分と騒がしい。人間の蠢く音。夜と昼は違う種類の声が四方八方に散っている。
一言で「うるさい」それらを黙らせるだけの力が、隣を歩く獣亜人には備わっている。


「そんなのお互い様だろ。けど、ルオラは別格だ。同じ時代に生まれて、むしろ俺は喜ばしいよ」

「戦えるからですか?」

「シシオラも、だろ?」


獣亜人界、いちにを争う好戦的な種族。群青兎=ブルーラビットの中でも千年に一度生まれるとされるアルビノは特別に戦闘狂と名高い。才能、体力、思考。どれをとっても常人と違い、また圧倒的に統べる空気をまとう。


「強い者に生殺与奪の決定権があるのです。生まれながらの王とされる神の子と戦ってみたいというのは、戦士ならば当然のこと」

「まあな」


一定の強さを誇るなら手合わせを願うのは道理。同じ花を愛でる以上、均衡を保ち続けなければ敗北は必須。それを嬉しい、楽しいと思うあたりが群青兎の血なのだということを二人は本能で理解していた。


「リヒド様にもこの血は混ざっています」

「それが、今回。身を救ったな」

「だからといって、賛同しかねるところはありますが」

「それは同感」


うなずきは不要。音がすべてを語っている。


『人間どもにとって一番の幸福は、リズ様が同じ人間であるということだけ』

『でなければ、明日の目覚めは二度と来ない』
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