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ガーデンパーティ②
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馬車から見上げる白亜に煌く王家の城。壮大でサラヴェール王家の権力が現れていた。
------又、ここに来るなんて。
回帰前は突然行われたクリスティアの断罪、------知らなかったのはクリスティアだけだった。
そうとも知らずに登城し聖女リリーナへの数々の嫌がらせや度を超えすぎた------毒殺未遂。
------毒殺未遂。
私は毒なんて盛ってなんていない。
嫌がらせ?
聖女リリーナは貴族の私生児で母親が庶民出身の侍女だった為、市井で暮らしていた。
そして「聖なる力」を持つ少女がいると市井で噂になった。
なんでも傷を癒し、治らない病を治すとか。
噂はあるが実際には見たことが無い------。
それに目を付けたのがサラヴェール王家の神官ザハル、庶民のリリーナを「聖女」と仕立て上げた。
神官ザハルは「神官」なのに「欲深」だった。
神官ザハルには薬草師がいた。「毒草」を薬にするそうだ。
俄に怪しいが、事実治っているようなのです。
「毒」を扱っていたのは「神官ザハル」と「聖女リリーナ」である。
ある日私は、「聖女」という名の「悪魔聖女リリーナ」の悪の根源を偶然遭遇した。神官ザハルと聖女リリーナ二人が話して居るところを----。
「なにも知らないであの王太子、私を聖女と崇めているのよ、可笑しいったらありゃしない。」とクツクツと悪い顔をして笑っている。
「ああ、私は王家に信頼があるからな、この毒草でアルクメディも殺ってやるつもりだ。」
「アルクメディ陛下を!」
ザハルは神官らしからぬ悪い顔をで「ああ------もう事は進んでいる、死ぬのを待つだけだ。アルクメディは稀代の王だが子に甘い。第二王子サルディなら思いのままだ。」
『アルクメディ陛下を毒殺------そして思いのままになるサルディ殿下を国王に添えるつもりだ。アルスメディアは堅物で融通が効かない、王には向いているが私の役には立たない。それに------王家に仕えるクレイル公爵も邪魔だ。一族事叩き潰す。それにはお前の力(協力)が必要だ。』
ザハルは奇麗な顔をニヤリと笑い------。
「可愛いリリーナ、私の言って居ることが分かるね。お前と私は一蓮托生だ。上手く行けばサルディ殿下の妃となり------その後はサラヴェール王国の王妃となるのだ。」そう言うとザハルはリリーナの唇にねっとりとキスをした。
リリーナは甘える声で「もっとぉ~」とキスをねだっていた。
気持ちを悪い!反吐が出そう。
神に仕える神官が聖女リリーナと悪巧み------。
それも重罪なる罪------。
アルクメディ陛下を殺害し、アルスメディア王太子殿下でなく------第二王子のサルディ殿下を王太子に押すだなんて------。
そして邪魔な------クレイル公爵家も潰すつもりだなんて!
私は余りの事に動揺し靴音を立ててしまった。
「誰か居るのか!」厳しい声でザハルが問う。
私は靴を脱ぎ急いでその場を後にしたのだ。
だが------もう、このときには私を、言えクレイル公爵家を潰す為に私を断罪するなんて思いもしなかった。
------又、ここに来るなんて。
回帰前は突然行われたクリスティアの断罪、------知らなかったのはクリスティアだけだった。
そうとも知らずに登城し聖女リリーナへの数々の嫌がらせや度を超えすぎた------毒殺未遂。
------毒殺未遂。
私は毒なんて盛ってなんていない。
嫌がらせ?
聖女リリーナは貴族の私生児で母親が庶民出身の侍女だった為、市井で暮らしていた。
そして「聖なる力」を持つ少女がいると市井で噂になった。
なんでも傷を癒し、治らない病を治すとか。
噂はあるが実際には見たことが無い------。
それに目を付けたのがサラヴェール王家の神官ザハル、庶民のリリーナを「聖女」と仕立て上げた。
神官ザハルは「神官」なのに「欲深」だった。
神官ザハルには薬草師がいた。「毒草」を薬にするそうだ。
俄に怪しいが、事実治っているようなのです。
「毒」を扱っていたのは「神官ザハル」と「聖女リリーナ」である。
ある日私は、「聖女」という名の「悪魔聖女リリーナ」の悪の根源を偶然遭遇した。神官ザハルと聖女リリーナ二人が話して居るところを----。
「なにも知らないであの王太子、私を聖女と崇めているのよ、可笑しいったらありゃしない。」とクツクツと悪い顔をして笑っている。
「ああ、私は王家に信頼があるからな、この毒草でアルクメディも殺ってやるつもりだ。」
「アルクメディ陛下を!」
ザハルは神官らしからぬ悪い顔をで「ああ------もう事は進んでいる、死ぬのを待つだけだ。アルクメディは稀代の王だが子に甘い。第二王子サルディなら思いのままだ。」
『アルクメディ陛下を毒殺------そして思いのままになるサルディ殿下を国王に添えるつもりだ。アルスメディアは堅物で融通が効かない、王には向いているが私の役には立たない。それに------王家に仕えるクレイル公爵も邪魔だ。一族事叩き潰す。それにはお前の力(協力)が必要だ。』
ザハルは奇麗な顔をニヤリと笑い------。
「可愛いリリーナ、私の言って居ることが分かるね。お前と私は一蓮托生だ。上手く行けばサルディ殿下の妃となり------その後はサラヴェール王国の王妃となるのだ。」そう言うとザハルはリリーナの唇にねっとりとキスをした。
リリーナは甘える声で「もっとぉ~」とキスをねだっていた。
気持ちを悪い!反吐が出そう。
神に仕える神官が聖女リリーナと悪巧み------。
それも重罪なる罪------。
アルクメディ陛下を殺害し、アルスメディア王太子殿下でなく------第二王子のサルディ殿下を王太子に押すだなんて------。
そして邪魔な------クレイル公爵家も潰すつもりだなんて!
私は余りの事に動揺し靴音を立ててしまった。
「誰か居るのか!」厳しい声でザハルが問う。
私は靴を脱ぎ急いでその場を後にしたのだ。
だが------もう、このときには私を、言えクレイル公爵家を潰す為に私を断罪するなんて思いもしなかった。
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