由々しき問題!悪役令嬢アリーチェ・ロルヴァケルが溺愛される件。

十五歳私達はヴェゼル魔法学園に入学する

あぁ、私が上手いこと悪役令嬢ができないばかりにこんな事に−−−−−−。

そう、私はなぜだか乙女ゲーム「あなたの瞳に愛されて。」の悪役令嬢アリーチェ・ロルヴァケルに転生したからだ。

悪役令嬢に向いていない

初めてこの国ベルガー王国の王太子ローランド・ベルガーと出会ったのが十歳の時だった。

公爵令嬢であるアリーチェ・ロルヴァケルは濃い化粧に趣味の悪いドレスを身に纏っていた。

派手派手しいアリーチェはこれが普通であって、自分が一番!可愛いも美しいも自分の事だと思い込んだ最悪な令嬢の私。

目の前に現れた麗しいビスクドールのようなローランド・ベルガー王太子殿下。艷やかな肌に、黄金に輝く柔らかそうな髪。
黄金の睫毛に縁取られた新緑の緑のような光り輝く瞳。

言葉を交し淑女の礼をして顔を上げる

私はローランド王太子殿下の顔を見た。

可笑しい初めてローランド王太子殿下と会うのに初めてじゃないこの感じ------。
『この顔、ドールのように美しいローランド王太子殿下----ずっと前に見た気がするわ。何処だったかしら----。』

その時脳裏に浮かんだ一つの画面------。ローランド王太子殿下に淑女の礼をして対面している今の画面!

『画面?』この絵見たことあるわ!


私はアリーチェ・ロルヴァケルなのに----違う!あの女の子------私だ!水野亜里依(みずのありえ)

そう私は乙女ゲーム「あなたの瞳に愛されて」の悪役令嬢アリーチェ・ロルヴァケルに転生していた。






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