14 / 19
お昼休みは、お兄様に癒しを求めたい……。
しおりを挟む
午前中の授業終了の鐘が鳴った。
昼休憩です。
私は、教科書を片付けて食堂へ行こうとした。
一応ルドルフ殿下を振り返って少し確認したら、上位貴族の男女に囲まれていた、側近のアイルやハーバルがガードしている。
なんかあの輪に入るの面倒だけど、一応婚約者で悪役令嬢の私が散らかさないといけないかしら。
面倒くさいわ!食堂でお兄様が待っているのに!
もう!悪役令嬢やってやる。
私は、ルドルフ殿下の所へツカツカと歩いていく。
「皆さんお退きになって。」その声にモーゼの十戒の如くルドルフ殿下とクリスティーヌの間が開いた。
スゲエ、道が出来たよ。
クリスティーヌの力マジ凄い!嫌お父様の力だけどな。
「クリスティーヌ」ルドルフ殿下がニコニコしながら私を呼ぶ。
私は、ルドルフ殿下の所まで行くと
「クリスティーヌ、わざわざ私の所まで来てくれたんだね。」
仕方なくな!
「はい、ルドルフ殿下」私はルドルフのキラキラした顔を見て、心がほんわりする。癒される私だけに向けられる笑顔。
「ルドルフ殿下、午前中の授業お疲れ様でした。食堂へ参りましょう!」
早くいきたい、お兄様に癒されたい!
「席は十分にあります、大丈夫ですよ。」
「そうですが、お兄様が待っていますもの。」
「イクエルは大丈夫ですよ」ルドルフ殿下は無愛想に言うが、早くお兄様にぎゅってされたい。
癒しを求めるばかりに後ろに気づかず、ぶつかってしまった。
「ごめんなさい」振り返りながら謝ると、王子の側近アイル・オーマン(10歳)だった。
現、アークジェント王国の騎士団長。オーマン伯爵の嫡男
深い青の髪にアクアマリンの瞳(氷の貴公子)がいた。
近くで見たアクアマリンの瞳綺麗!空の青、煌めくアクアの海。
キレイ!吸い込まれそう。
それに私の好きな剣士
「クリスティーヌ嬢大丈夫ですか?」
「ごめんなさい。余りにも綺麗な瞳なので、見とれてしまいましたわ。」
「あっぁの、クリスティーヌ嬢はよい匂いがしますね。」
「サシュと言う匂い袋を作って持っているのですわ。」これですとアイル様に見せた。
「ご自身で、作られたのですか?」
「はい、気になりますか?」アイルは真っ赤になって「違います、僕じゃありません。妹がこう言う薫り袋が好きで……。」
「良ければお作りしますわ、まだ残っておりますし。」
「良いのでしょうか?」どうしようかアワアワされて可愛い。氷の貴公子が嘘のよう。
そう話して居ると「じゃぁ、私にも作って下さい。」私の横にルドルフ殿下が立っていた。
「ルドルフ殿下にでしょうか、でも私の手作りですし、殿下に差し上げれる品ではありません。」
ルドルフ殿下は、私の手を取り「貴女が作った物が欲しいのです。」
ぐいっとルドルフ殿下は、私に顔を近づけた。
このシーン、アイルとヒロインの出会いのスチル。
ぶつかってヒロインから落ちたサシュを拾い、「良い匂いですね」自分でサシュを作る、アリアに興味を持つのだ。
そこにルドルフ殿下が現れ、アリアと同じサシュが欲しいとねだるルドルフ殿下が可愛いかった。
あーーーーー、又やらかした。ヒロインの邪魔ばかりして、クリスティーヌのアホーーーーー。
「ルドルフ殿下とアイル様の妹君にも作りますね。」とそつなく微笑んだ。
「それでは、食堂に参ろうか」とルドルフ殿下は私をエスコートした。私は、アリアに向き「アリアも一緒に行きましょう?」私は、アリアに声をかけた。
「クリスティーヌ、どうして彼女を?」
「ルドルフ殿下は、お嫌ですか?」
「嫌、クリスティーヌがいいなら構わない。」
揃って食堂へ向かった。
昼休憩です。
私は、教科書を片付けて食堂へ行こうとした。
一応ルドルフ殿下を振り返って少し確認したら、上位貴族の男女に囲まれていた、側近のアイルやハーバルがガードしている。
なんかあの輪に入るの面倒だけど、一応婚約者で悪役令嬢の私が散らかさないといけないかしら。
面倒くさいわ!食堂でお兄様が待っているのに!
もう!悪役令嬢やってやる。
私は、ルドルフ殿下の所へツカツカと歩いていく。
「皆さんお退きになって。」その声にモーゼの十戒の如くルドルフ殿下とクリスティーヌの間が開いた。
スゲエ、道が出来たよ。
クリスティーヌの力マジ凄い!嫌お父様の力だけどな。
「クリスティーヌ」ルドルフ殿下がニコニコしながら私を呼ぶ。
私は、ルドルフ殿下の所まで行くと
「クリスティーヌ、わざわざ私の所まで来てくれたんだね。」
仕方なくな!
「はい、ルドルフ殿下」私はルドルフのキラキラした顔を見て、心がほんわりする。癒される私だけに向けられる笑顔。
「ルドルフ殿下、午前中の授業お疲れ様でした。食堂へ参りましょう!」
早くいきたい、お兄様に癒されたい!
「席は十分にあります、大丈夫ですよ。」
「そうですが、お兄様が待っていますもの。」
「イクエルは大丈夫ですよ」ルドルフ殿下は無愛想に言うが、早くお兄様にぎゅってされたい。
癒しを求めるばかりに後ろに気づかず、ぶつかってしまった。
「ごめんなさい」振り返りながら謝ると、王子の側近アイル・オーマン(10歳)だった。
現、アークジェント王国の騎士団長。オーマン伯爵の嫡男
深い青の髪にアクアマリンの瞳(氷の貴公子)がいた。
近くで見たアクアマリンの瞳綺麗!空の青、煌めくアクアの海。
キレイ!吸い込まれそう。
それに私の好きな剣士
「クリスティーヌ嬢大丈夫ですか?」
「ごめんなさい。余りにも綺麗な瞳なので、見とれてしまいましたわ。」
「あっぁの、クリスティーヌ嬢はよい匂いがしますね。」
「サシュと言う匂い袋を作って持っているのですわ。」これですとアイル様に見せた。
「ご自身で、作られたのですか?」
「はい、気になりますか?」アイルは真っ赤になって「違います、僕じゃありません。妹がこう言う薫り袋が好きで……。」
「良ければお作りしますわ、まだ残っておりますし。」
「良いのでしょうか?」どうしようかアワアワされて可愛い。氷の貴公子が嘘のよう。
そう話して居ると「じゃぁ、私にも作って下さい。」私の横にルドルフ殿下が立っていた。
「ルドルフ殿下にでしょうか、でも私の手作りですし、殿下に差し上げれる品ではありません。」
ルドルフ殿下は、私の手を取り「貴女が作った物が欲しいのです。」
ぐいっとルドルフ殿下は、私に顔を近づけた。
このシーン、アイルとヒロインの出会いのスチル。
ぶつかってヒロインから落ちたサシュを拾い、「良い匂いですね」自分でサシュを作る、アリアに興味を持つのだ。
そこにルドルフ殿下が現れ、アリアと同じサシュが欲しいとねだるルドルフ殿下が可愛いかった。
あーーーーー、又やらかした。ヒロインの邪魔ばかりして、クリスティーヌのアホーーーーー。
「ルドルフ殿下とアイル様の妹君にも作りますね。」とそつなく微笑んだ。
「それでは、食堂に参ろうか」とルドルフ殿下は私をエスコートした。私は、アリアに向き「アリアも一緒に行きましょう?」私は、アリアに声をかけた。
「クリスティーヌ、どうして彼女を?」
「ルドルフ殿下は、お嫌ですか?」
「嫌、クリスティーヌがいいなら構わない。」
揃って食堂へ向かった。
1
お気に入りに追加
277
あなたにおすすめの小説
悪役令嬢に転生したのですが、フラグが見えるのでとりま折らせていただきます
水無瀬流那
恋愛
転生先は、未プレイの乙女ゲーの悪役令嬢だった。それもステータスによれば、死ぬ確率は100%というDEATHエンド確定令嬢らしい。
このままでは死んでしまう、と焦る私に与えられていたスキルは、『フラグ破壊レベル∞』…………?
使い方も詳細も何もわからないのですが、DEATHエンド回避を目指して、とりまフラグを折っていこうと思います!
※小説家になろうでも掲載しています
悪役令嬢の庶民準備は整いました!…けど、聖女が許さない!?
リオール
恋愛
公爵令嬢レイラーシュは自分が庶民になる事を知っていた。
だってここは前世でプレイした乙女ゲームの世界だから。
さあ準備は万端整いました!
王太子殿下、いつでも婚約破棄オッケーですよ、さあこい!
と待ちに待った婚約破棄イベントが訪れた!
が
「待ってください!!!」
あれ?聖女様?
ん?
何この展開???
※小説家になろうさんにも投稿してます
悪役令嬢になる前に、王子と婚約解消するはずが!
餡子
恋愛
恋愛小説の世界に悪役令嬢として転生してしまい、ヒーローである第五王子の婚約者になってしまった。
なんとかして円満に婚約解消するはずが、解消出来ないまま明日から物語が始まってしまいそう!
このままじゃ悪役令嬢まっしぐら!?
【完結】ヒロインに転生しましたが、モブのイケオジが好きなので、悪役令嬢の婚約破棄を回避させたつもりが、やっぱり婚約破棄されている。
樹結理(きゆり)
恋愛
「アイリーン、貴女との婚約は破棄させてもらう」
大勢が集まるパーティの場で、この国の第一王子セルディ殿下がそう宣言した。
はぁぁあ!? なんでどうしてそうなった!!
私の必死の努力を返してー!!
乙女ゲーム『ラベルシアの乙女』の世界に転生してしまった日本人のアラサー女子。
気付けば物語が始まる学園への入学式の日。
私ってヒロインなの!?攻略対象のイケメンたちに囲まれる日々。でも!私が好きなのは攻略対象たちじゃないのよー!!
私が好きなのは攻略対象でもなんでもない、物語にたった二回しか出てこないイケオジ!
所謂モブと言っても過言ではないほど、関わることが少ないイケオジ。
でもでも!せっかくこの世界に転生出来たのなら何度も見たイケメンたちよりも、レアなイケオジを!!
攻略対象たちや悪役令嬢と友好的な関係を築きつつ、悪役令嬢の婚約破棄を回避しつつ、イケオジを狙う十六歳、侯爵令嬢!
必死に悪役令嬢の婚約破棄イベントを回避してきたつもりが、なんでどうしてそうなった!!
やっぱり婚約破棄されてるじゃないのー!!
必死に努力したのは無駄足だったのか!?ヒロインは一体誰と結ばれるのか……。
※この物語は作者の世界観から成り立っております。正式な貴族社会をお望みの方はご遠慮ください。
※この作品は小説家になろう、カクヨムで完結済み。
転生できる悪役令嬢に転生しました。~執着婚約者から逃げられません!
九重
恋愛
気がつけば、とある乙女ゲームの悪役令嬢に転生していた主人公。
しかし、この悪役令嬢は十五歳で死んでしまう不治の病にかかった薄幸な悪役令嬢だった。
ヒロインをいじめ抜いたあげく婚約者に断罪され、心身ともに苦しみ抜いて死んでしまう悪役令嬢は、転生して再び悪役令嬢――――いや悪役幼女として活躍する。
しかし、主人公はそんなことまっぴらゴメンだった。
どうせ転生できるならと、早々に最初の悪役令嬢の人生から逃げだそうとするのだが……
これは、転生できる悪役令嬢に転生した主人公が、執着婚約者に捕まって幸せになる物語。
おデブな悪役令嬢の侍女に転生しましたが、前世の技術で絶世の美女に変身させます
ちゃんゆ
恋愛
男爵家の三女に産まれた私。衝撃的な出来事などもなく、頭を打ったわけでもなく、池で溺れて死にかけたわけでもない。ごくごく自然に前世の記憶があった。
そして前世の私は…
ゴットハンドと呼ばれるほどのエステティシャンだった。
サロン勤めで拘束時間は長く、休みもなかなか取れずに働きに働いた結果。
貯金残高はビックリするほど貯まってたけど、使う時間もないまま転生してた。
そして通勤の電車の中で暇つぶしに、ちょろーっとだけ遊んでいた乙女ゲームの世界に転生したっぽい?
あんまり内容覚えてないけど…
悪役令嬢がムチムチしてたのだけは許せなかった!
さぁ、お嬢様。
私のゴットハンドを堪能してくださいませ?
********************
初投稿です。
転生侍女シリーズ第一弾。
短編全4話で、投稿予約済みです。
【完結】転生悪役令嬢は婚約破棄を合図にヤンデレの嵐に見舞われる
syarin
恋愛
乙女ゲームの悪役令嬢として転生してしまい、色々足掻くも虚しく卒業パーティーで婚約破棄を宣言されてしまったマリアクリスティナ・シルバーレーク伯爵令嬢。
原作では修道院送りだが、足掻いたせいで色々拗れてしまって……。
初投稿です。
取り敢えず書いてみたものが思ったより長く、書き上がらないので、早く投稿してみたくて、短編ギャグを勢いで書いたハズなのに、何だか長く重くなってしまいました。
話は終わりまで執筆済みで、雑事の合間に改行など整えて投稿してます。
ギャグでも無くなったし、重いもの好きには物足りないかもしれませんが、少しでも楽しんで頂けたら嬉しいです。
ざまぁを書きたかったんですが、何だか断罪した方より主人公の方がざまぁされてるかもしれません。
【完結】どうやら、乙女ゲームのヒロインに転生したようなので。逆ざまぁが多いい、昨今。慎ましく生きて行こうと思います。
❄️冬は つとめて
恋愛
乙女ゲームのヒロインに転生した私。昨今、悪役令嬢人気で、逆ざまぁが多いいので。慎ましく、生きて行こうと思います。
作者から(あれ、何でこうなった? )
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる