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サルバトール学園
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おはようございます。
とうとうこの日がやって来ました。今日からあの乙女ゲーム『プラトニックラバーズ』の舞台サルバトール学園にアディルとして立ち向かうのです。
『勿論ヒロインアンリは居るわけで、アディルは悪役令嬢として学園に君臨しているのだろう!』
「どうしよう~自信無い!」
「何がでございますか、お嬢様?」
『何がって!ヒロインとジークがどんな感じかって事よ!』
昨日、弥生的アディルがジークと初エッチしちゃったからーーーーー。
『もうーーーーーもう、ジークに身も心も捧げちゃって、持ってかれてるのよー!』
本当、一夜開けて冷静になれば、やっちゃうのはーーーーー。
いや、ヤった事には後悔はしてないんですけどね。
今日は、ジークがメルフェル侯爵家に迎えに来てくれる予定なのです。
昨日別れ際に、「明日は迎えに行くから、待ってろ」と言われて。
もう、それだけで嬉しくって舞い上がったわよ。
「お嬢様、もうそろそろジークフリード殿下が迎えに来られる時間です、ロビーでお待ちしましょう」そうミディに言われてロビーで待つことにした。
従僕の案内でジークが来たことを知らされ玄関で待った。
王宮の豪奢な馬車が止まり、馬車の扉が開き、ジークが降りてきた。
「おはようございます、ジーク。今日も良い日和で良かったですわ。」と挨拶したがお、オバチャンぽかったかしら?
ジークはふふっと笑いながら「そうだな、良い日和だ」と合わせてくれた。
『良かった、ジーク様オバチャンのフォローありがとう!』
さぁ行こうと、ジークは先に馬車に乗り込み中からアディルに手を差し出した。
「ありがとうございます。」アディルはジークの手を取り乗り込んだ。
ジークはアディルの隣に座わり、アディルの手を覆いかぶすように握った。
「あのーーージーク、どうして隣にーーーーー?」
狭くは無いので二人で座るのに問題は無いが、昨日の今日で緊張するぅ。
「うん、少しでもアディルを感じていたいからーーーーかな。」
『やばーィこんな密室で、朝からコレクター!そんな事言ったらもう、胸がきゅんだわ!もうこのまま、きゅんきゅんのきゅん死しそう!』
えへへーーー嬉しい。
「ジークにそう言って貰えて嬉しいです。」
コテっと小首を曲げて、ジークに甘い瞳で、『嬉しい』をアピールした。
ジークは、「うっ」と手で顔を隠した。
「ここで、そんな可愛い顔をするなーーーーー、そうでなくてもお前の、アディルの匂いを感じてーーーーーお前をどうにかしたいのにーーーーー」
『どうにかしたいの、ーーーーーされたいかも!』
「アディルが悪いんだからな」とジークは私の脣をペロッと舐め、アディルの脣を割って舌を絡めた。
「ーーーっうぅん」アディルは甘い声が漏れた。
ジークはアディルの脣を離し濡れた脣を指で拭き取った。
「これ以上やったら、我慢出来なくなる」
そう言いながらも、アディルを自分の胸に引き寄せた。
「学園に着くまでこのままな」
「はい、ジーク」
とうとうこの日がやって来ました。今日からあの乙女ゲーム『プラトニックラバーズ』の舞台サルバトール学園にアディルとして立ち向かうのです。
『勿論ヒロインアンリは居るわけで、アディルは悪役令嬢として学園に君臨しているのだろう!』
「どうしよう~自信無い!」
「何がでございますか、お嬢様?」
『何がって!ヒロインとジークがどんな感じかって事よ!』
昨日、弥生的アディルがジークと初エッチしちゃったからーーーーー。
『もうーーーーーもう、ジークに身も心も捧げちゃって、持ってかれてるのよー!』
本当、一夜開けて冷静になれば、やっちゃうのはーーーーー。
いや、ヤった事には後悔はしてないんですけどね。
今日は、ジークがメルフェル侯爵家に迎えに来てくれる予定なのです。
昨日別れ際に、「明日は迎えに行くから、待ってろ」と言われて。
もう、それだけで嬉しくって舞い上がったわよ。
「お嬢様、もうそろそろジークフリード殿下が迎えに来られる時間です、ロビーでお待ちしましょう」そうミディに言われてロビーで待つことにした。
従僕の案内でジークが来たことを知らされ玄関で待った。
王宮の豪奢な馬車が止まり、馬車の扉が開き、ジークが降りてきた。
「おはようございます、ジーク。今日も良い日和で良かったですわ。」と挨拶したがお、オバチャンぽかったかしら?
ジークはふふっと笑いながら「そうだな、良い日和だ」と合わせてくれた。
『良かった、ジーク様オバチャンのフォローありがとう!』
さぁ行こうと、ジークは先に馬車に乗り込み中からアディルに手を差し出した。
「ありがとうございます。」アディルはジークの手を取り乗り込んだ。
ジークはアディルの隣に座わり、アディルの手を覆いかぶすように握った。
「あのーーージーク、どうして隣にーーーーー?」
狭くは無いので二人で座るのに問題は無いが、昨日の今日で緊張するぅ。
「うん、少しでもアディルを感じていたいからーーーーかな。」
『やばーィこんな密室で、朝からコレクター!そんな事言ったらもう、胸がきゅんだわ!もうこのまま、きゅんきゅんのきゅん死しそう!』
えへへーーー嬉しい。
「ジークにそう言って貰えて嬉しいです。」
コテっと小首を曲げて、ジークに甘い瞳で、『嬉しい』をアピールした。
ジークは、「うっ」と手で顔を隠した。
「ここで、そんな可愛い顔をするなーーーーー、そうでなくてもお前の、アディルの匂いを感じてーーーーーお前をどうにかしたいのにーーーーー」
『どうにかしたいの、ーーーーーされたいかも!』
「アディルが悪いんだからな」とジークは私の脣をペロッと舐め、アディルの脣を割って舌を絡めた。
「ーーーっうぅん」アディルは甘い声が漏れた。
ジークはアディルの脣を離し濡れた脣を指で拭き取った。
「これ以上やったら、我慢出来なくなる」
そう言いながらも、アディルを自分の胸に引き寄せた。
「学園に着くまでこのままな」
「はい、ジーク」
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