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可愛い!ツンツンの義弟アレク
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あれ?私何で寝てるのかしら?
あっ、思い出した!
私、パパにキスされて倒れちゃったんだ。
イケメンのキスは、8歳の私には心臓に悪いわ。
私は、身体を起こして部屋を見渡した。
オフホワイトを基調とした壁にはピンクの薔薇のクロスを境にストライプのクロスを張られ。家具もロココ調で足は金色の猫足だし。
自分が寝ているベッドは天蓋付きベッドで、カーテンまで施し、布団はふかふかで大人二人が寝れそうな広さのダブルベッド、勿論白とピンクに薔薇柄のカバーにレースが施されていた。
一体誰の趣味?まさかイケメンパパかしら?
可愛いには可愛いが乙女チックすぎるわね、どこのお姫様かしら。
ぼ~とそんな事を考えていたら、横から声がした。
「アリサお嬢様、お目覚めになられましたか?」
そこには赤毛の黒のメイド服を着た侍女がいた。
「ご気分は悪くありませんか?」
不安げな様子で伺う侍女だったので、私はにこやかに微笑み「大丈夫よ、心配してくれて、ありがとう。」そう答えた。
侍女は、もう一人同じような服を着た女性に声を掛けて、こちらにやって来た。
侍女の名前はケイトと言い、私付の侍女に任命されたようです。
赤毛で深緑の瞳をした美人で、優しそうな雰囲気の人でした。
「アリサお嬢様、旦那様が居間でお待ちです、お着替えになりませんか?お髪も整えましょう。」
私はベッドから降り準備をし出した。
ケイトは準備も良く、私に似合いそうなローズピンクのドレスと淡いグリーンのドレスを用意してくれていた。
「どちらになさいますか?」
両方をトルソーに掛けて見せてくれる。
見たこともないドレスに驚いていると、ケイトがアリサお嬢様が来られる前から旦那様がご準備されていました、とあっさりと答える。
ケイトが言うには、パパは私が来るのをずっと楽しみにしていたようなの!
それって、嬉しい事よね!嫌われるより、愛されたいもの。
パパの為に綺麗にして貰おっと。
「淡いグリーンの方にするわ!」
ケイトは準備し出した。
淡いグリーンのドレスはフリルが沢山つてヒラヒラしてして、シフォンの布がふわりとしたデザインなので、ドロワーズを履き、丸みのあるパニエを付けてドレスを着たら、とっても可愛い妖精のように出来上がった。
「アリサお嬢様、お飾りは深紅の薔薇の付いたリボンにしましょう。きっとピンクブロンドの髪に映えますわ!」
ケイトは妖精のように可愛く仕上がった私をもっと可愛くしようと頑張ってくれている。
「ケイトの見立てでお願いするわね。」
にっこり微笑むと、ケイトは可愛い!可愛いと嬉しそうに飾り付けた。
「出来上がりましたわ、アリサお嬢様。」
ケイトは私の前に姿見を持って来てくれた。
「素敵!とっても可愛いわ!ケイトの腕は凄いわね、こんなにアリサを綺麗にしてくれたのだもの、ありがとう!」
私はケイトの手をぎゅっと握ったら、ケイトは嬉しそうに頬を染めた。
ケイトは参りましょうと、部屋の扉を開けて、居間に向かった。
居間に着き、ケイトは扉をノックした。
「失礼いたします、アリサお嬢様をお連れ致しました。」
「入りなさい!」中からパパの声がした。
ケイトが扉を開け、アリサは入室する。
「失礼いたします。」そうアリサが声を発っした時、ぎゅっと抱きしめられ、男の人の腕の中にいた。
腕の中から香しい爽やかなムスクの香り、これはパパの匂いだ。さっき抱っこされた時に嗅いだ匂いだもの!
「ロバーニお義父様?」少し顔を上げて確認する。
「アリサ、パパだよ!」パパは拗ねたように言い直させようとした。
そうだけど言いにくい、お義父様とお母様の他に義弟がいるし、なんか睨んでるし!怖いし!ここは、普通呼びでしょう!
「はい、ですが・・・、」言いにくそうに躊躇った。
「そうだね、ごめんね。アリサが可愛い過ぎて・・・」私の頬をコネコネ触るパパに
「ロバーニ様、アリサが可愛いのは、分かりましたからご子息のご紹介をお願い致しますわ」 お母様が助け舟を出してくれた。
パパは渋々私から離れて、サクチュアリ伯爵家のご子息の前に連れて行く。
この子が、サクチュアリ伯爵家のご子息様。
「初めまして、お義姉様。アレク・サクチュアリと申します。」
6歳にしては、大人びた子だわ。パパと同じ蒼銀の髪に瞳は金色だわ。
綺麗!男の子なのになんて綺麗なの!私よりずっと綺麗じゃない!
見とれてしまっている私に、お母様が挨拶を即した。
「初めまして、アリサと申します、よろしくお願い致します。」
私は、口角を上げ柔らかく微笑み淑女の礼をした。
「こちらが挨拶したら、即座に返してよね!これからはサクチュアリ伯爵家を名乗るのだから、恥ずかし行いはしないてよね!」
なんたる毒舌、この可愛い顔からの口の悪さ、お姉ちゃんたまりません!
このツンツンアレクたまりません!もっと構えばツンツンしてくれるかしら?
出来ればツンツンからのデレはありませんか?
「まぁ、顔は可愛いーーーけど」 アレクは真っ赤になりながら言う。可愛い!
デレ頂きました!
お姉ちゃんは、ツンツンアレクが好きになれるよ!アレクも私を好きになってくれるといいなぁ~。
アレクは真っ赤な顔のまま「こっち」と私の手を握ってソファーに案内してくれた。
あっ、思い出した!
私、パパにキスされて倒れちゃったんだ。
イケメンのキスは、8歳の私には心臓に悪いわ。
私は、身体を起こして部屋を見渡した。
オフホワイトを基調とした壁にはピンクの薔薇のクロスを境にストライプのクロスを張られ。家具もロココ調で足は金色の猫足だし。
自分が寝ているベッドは天蓋付きベッドで、カーテンまで施し、布団はふかふかで大人二人が寝れそうな広さのダブルベッド、勿論白とピンクに薔薇柄のカバーにレースが施されていた。
一体誰の趣味?まさかイケメンパパかしら?
可愛いには可愛いが乙女チックすぎるわね、どこのお姫様かしら。
ぼ~とそんな事を考えていたら、横から声がした。
「アリサお嬢様、お目覚めになられましたか?」
そこには赤毛の黒のメイド服を着た侍女がいた。
「ご気分は悪くありませんか?」
不安げな様子で伺う侍女だったので、私はにこやかに微笑み「大丈夫よ、心配してくれて、ありがとう。」そう答えた。
侍女は、もう一人同じような服を着た女性に声を掛けて、こちらにやって来た。
侍女の名前はケイトと言い、私付の侍女に任命されたようです。
赤毛で深緑の瞳をした美人で、優しそうな雰囲気の人でした。
「アリサお嬢様、旦那様が居間でお待ちです、お着替えになりませんか?お髪も整えましょう。」
私はベッドから降り準備をし出した。
ケイトは準備も良く、私に似合いそうなローズピンクのドレスと淡いグリーンのドレスを用意してくれていた。
「どちらになさいますか?」
両方をトルソーに掛けて見せてくれる。
見たこともないドレスに驚いていると、ケイトがアリサお嬢様が来られる前から旦那様がご準備されていました、とあっさりと答える。
ケイトが言うには、パパは私が来るのをずっと楽しみにしていたようなの!
それって、嬉しい事よね!嫌われるより、愛されたいもの。
パパの為に綺麗にして貰おっと。
「淡いグリーンの方にするわ!」
ケイトは準備し出した。
淡いグリーンのドレスはフリルが沢山つてヒラヒラしてして、シフォンの布がふわりとしたデザインなので、ドロワーズを履き、丸みのあるパニエを付けてドレスを着たら、とっても可愛い妖精のように出来上がった。
「アリサお嬢様、お飾りは深紅の薔薇の付いたリボンにしましょう。きっとピンクブロンドの髪に映えますわ!」
ケイトは妖精のように可愛く仕上がった私をもっと可愛くしようと頑張ってくれている。
「ケイトの見立てでお願いするわね。」
にっこり微笑むと、ケイトは可愛い!可愛いと嬉しそうに飾り付けた。
「出来上がりましたわ、アリサお嬢様。」
ケイトは私の前に姿見を持って来てくれた。
「素敵!とっても可愛いわ!ケイトの腕は凄いわね、こんなにアリサを綺麗にしてくれたのだもの、ありがとう!」
私はケイトの手をぎゅっと握ったら、ケイトは嬉しそうに頬を染めた。
ケイトは参りましょうと、部屋の扉を開けて、居間に向かった。
居間に着き、ケイトは扉をノックした。
「失礼いたします、アリサお嬢様をお連れ致しました。」
「入りなさい!」中からパパの声がした。
ケイトが扉を開け、アリサは入室する。
「失礼いたします。」そうアリサが声を発っした時、ぎゅっと抱きしめられ、男の人の腕の中にいた。
腕の中から香しい爽やかなムスクの香り、これはパパの匂いだ。さっき抱っこされた時に嗅いだ匂いだもの!
「ロバーニお義父様?」少し顔を上げて確認する。
「アリサ、パパだよ!」パパは拗ねたように言い直させようとした。
そうだけど言いにくい、お義父様とお母様の他に義弟がいるし、なんか睨んでるし!怖いし!ここは、普通呼びでしょう!
「はい、ですが・・・、」言いにくそうに躊躇った。
「そうだね、ごめんね。アリサが可愛い過ぎて・・・」私の頬をコネコネ触るパパに
「ロバーニ様、アリサが可愛いのは、分かりましたからご子息のご紹介をお願い致しますわ」 お母様が助け舟を出してくれた。
パパは渋々私から離れて、サクチュアリ伯爵家のご子息の前に連れて行く。
この子が、サクチュアリ伯爵家のご子息様。
「初めまして、お義姉様。アレク・サクチュアリと申します。」
6歳にしては、大人びた子だわ。パパと同じ蒼銀の髪に瞳は金色だわ。
綺麗!男の子なのになんて綺麗なの!私よりずっと綺麗じゃない!
見とれてしまっている私に、お母様が挨拶を即した。
「初めまして、アリサと申します、よろしくお願い致します。」
私は、口角を上げ柔らかく微笑み淑女の礼をした。
「こちらが挨拶したら、即座に返してよね!これからはサクチュアリ伯爵家を名乗るのだから、恥ずかし行いはしないてよね!」
なんたる毒舌、この可愛い顔からの口の悪さ、お姉ちゃんたまりません!
このツンツンアレクたまりません!もっと構えばツンツンしてくれるかしら?
出来ればツンツンからのデレはありませんか?
「まぁ、顔は可愛いーーーけど」 アレクは真っ赤になりながら言う。可愛い!
デレ頂きました!
お姉ちゃんは、ツンツンアレクが好きになれるよ!アレクも私を好きになってくれるといいなぁ~。
アレクは真っ赤な顔のまま「こっち」と私の手を握ってソファーに案内してくれた。
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