34 / 36
34
しおりを挟む昨夜アランさん達も加えてこの国最後の夜を楽しんだ。 大オーク達の事や色々と皆んなが驚く程すんなり受け入れてくれた事に驚きと共に感謝だ。
そして、アランさん達にもルームの事やインベントリの事、お買い物の事、アイテムバッグや諸々と伝えた。
「そら、すごいな・・・ユウリ、これからはサイラシー様達や俺達皆んなも居る。抱え込むなよ。ただ、嫌な奴も居る、見つからない様に気を付けろよ。」と笑いながら頭撫で撫でしてくれた。
恥ずかしいやら嬉しいやらで変な顔になったよ。イケオジ、と言うかイケメンにそんなんされてみ?そうなるから。私の中ではイケオジは45歳以上だから年齢より落ち着いているけれど若そうだからイケメンに訂正させて頂こう・・・誰に向かって訂正するのかって所はそっとしておこう。
て事でアランさん達Sランクパーティーの皆さんも加わり更に大所帯になった私達。アランさんのパーティーは4人で全員がSランクだ。
リーダーのアランさん、思ったより若くて28歳。オジ枠にしていてごめんなさい。お兄さんだった。まあ、イケオジがカッコ良く感じて言ってましたすみません。黒髪に濃いグレーの瞳の細マッチョ、身長は190㎝くらいかな。しっかり頼れるお兄さんって感じだ。武器は大剣。
2人目はガントさん30歳。ガッシリとした大男で身長が2m程で見上げないと顔が良く見えない。焦茶の短髪に、更に濃いめの焦茶の瞳、一見怖そうに思えるけれど顔は優しい感じだ、とても包容力がありそうで素敵だ。タンクで大楯持ち。
3人目は、グレンさん27歳。細マッチョで身長は185㎝は超えるかな。キャメルの柔らかそうな髪に琥珀の美しい瞳。いつもは優しい感じだけれどそこはSランクそれだけじゃないよね。武器はショートソードの双剣と短弓、で斥候だ。
4人目は、ヨーボイルさん27歳。この方も細目だけどそこそこの筋肉は付いている様で身長は 180㎝くらい。パーティーの中では1番背が低いがそれでも180は超えてて他の皆さんが高身長なだけでこの世界でも、平均よりちょい高めだ。アッシュグレイの髪に紺色の瞳。一見無表情ながらも身内には笑顔を見せる様だ、笑うととても可愛い。火・水・風・土・闇・光と6つの属性持ちで通常は杖だけれど近接戦では、長ナイフうを使うそうだ。
バランスの良いパーティーだ。私達は隣国までの道中鍛えて貰える事になり緊張と期待でドキドキだ。こうして、皆が心ゆくまで楽しんだ。
明けて翌日いよいよ出発となった。一応またこちらに帰ってくる事もあり【家】はそのままとして保存と侵入防止の魔法をかけてある。道中はスタッフ用の馬車が3台、サイラシー様達、ジャスティン様とマーサ様、アランさん達、レオン兄妹とブラン兄弟と私。(私が乗る馬車のルームと、私のルームと繋げてあるから大オークたちも一緒だ。)と全部で6台の馬車で出発した。
全部の馬車に空間魔法で拡張して中にルームとして各自部屋とバスルームトイレ完備、一応キッチンも付けたが、食事は料理人さん達が振る舞ってくれるので問題ない。
途中は、その土地ならではの物もあるしお宿も利用する予定だ。
馬車がルームになっているとはいえ、窓の外も普通に見れる。座席もルーム仕様だから揺れも無く快適だ。窓から当分戻る事も無いだろう王都の街並みを見る。冒険者としてしか外には出れなかったけれど感慨深い。
暫くぼうっと外を見ていたが、視界にサイラシー公爵家の家紋の馬車が映った。チラリとウサール様とニコール様が寄り添う姿が見えた。と言うかイチャつく姿か・・・カーテン閉めてからイチャついてね? 外から見えるから。ハア・・・と思ったけれど暫く前はあんなに悲しくて、哀しくて胸が潰れそうだったのに今は、もう普通に呼吸が出来る・・・皆んな・・・家族のおかげだねありがとう
私の心の中のウサール様・・・サヨウナラ
22
お気に入りに追加
21
あなたにおすすめの小説
もうすぐ、お別れの時間です
夕立悠理
恋愛
──期限つきの恋だった。そんなの、わかってた、はずだったのに。
親友の代わりに、王太子の婚約者となった、レオーネ。けれど、親友の病は治り、婚約は解消される。その翌日、なぜか目覚めると、王太子が親友を見初めるパーティーの日まで、時間が巻き戻っていた。けれど、そのパーティーで、親友ではなくレオーネが見初められ──。王太子のことを信じたいけれど、信じられない。そんな想いにゆれるレオーネにずっと幼なじみだと思っていたアルロが告白し──!?
婚約破棄されないまま正妃になってしまった令嬢
alunam
恋愛
婚約破棄はされなかった……そんな必要は無かったから。
既に愛情の無くなった結婚をしても相手は王太子。困る事は無かったから……
愛されない正妃なぞ珍しくもない、愛される側妃がいるから……
そして寵愛を受けた側妃が世継ぎを産み、正妃の座に成り代わろうとするのも珍しい事ではない……それが今、この時に訪れただけ……
これは婚約破棄される事のなかった愛されない正妃。元・辺境伯爵シェリオン家令嬢『フィアル・シェリオン』の知らない所で、周りの奴等が勝手に王家の連中に「ざまぁ!」する話。
※あらすじですらシリアスが保たない程度の内容、プロット消失からの練り直し試作品、荒唐無稽でもハッピーエンドならいいんじゃい!的なガバガバ設定
それでもよろしければご一読お願い致します。更によろしければ感想・アドバイスなんかも是非是非。全十三話+オマケ一話、一日二回更新でっす!
意地を張っていたら6年もたってしまいました
Hkei
恋愛
「セドリック様が悪いのですわ!」
「そうか?」
婚約者である私の誕生日パーティーで他の令嬢ばかり褒めて、そんなに私のことが嫌いですか!
「もう…セドリック様なんて大嫌いです!!」
その後意地を張っていたら6年もたってしまっていた二人の話。
アルバートの屈辱
プラネットプラント
恋愛
妻の姉に恋をして妻を蔑ろにするアルバートとそんな夫を愛するのを諦めてしまった妻の話。
『詰んでる不憫系悪役令嬢はチャラ男騎士として生活しています』の10年ほど前の話ですが、ほぼ無関係なので単体で読めます。
さようなら、わたくしの騎士様
夜桜
恋愛
騎士様からの突然の『さようなら』(婚約破棄)に辺境伯令嬢クリスは微笑んだ。
その時を待っていたのだ。
クリスは知っていた。
騎士ローウェルは裏切ると。
だから逆に『さようなら』を言い渡した。倍返しで。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる