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コミュシャで   マリーとダレン

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昨日はコミュシャを楽しんだ。 “ 越後屋 “ の皆んなが休暇と言う名のフリーマーケットを開いていた事も分かって、休んで欲しい反面好きなことをして欲しいので良しとした。それにまだコミュシャに滞在するので身体を休める事も出来るしね。



アーフォレ国を出て3年・・・あっと言う間だった。レオンと私も19歳と少し大人になった。大好きなレオンとは20歳になったら結婚する予定で今は婚約者。

フリード国王弟の第二子なのでスペアとして居なくてはならないのではないか?と心配したけれど王陛下の後継も王子が御二人、王女がお一人で問題無くレオンにはお兄様と弟君がおられて後継は問題なくレオンが私と婚姻する方が家門的にも良いのだそう。 ホッとした。 

ライアン様とシフォン様はお母様の事をずっと親友だと仰って “ 越後屋 “  も育ててくださった方達。 レオンと私の転生前からの繋がりもご存知でご家族皆様で応援して下さっている。

前世から含め今までレオンの優しさに包まれている。いつだって1番辛い時側に居てくれた。レオンが私に好意を持ったのがいつかは分からないけれど側に居てくれて幸せだ。

そんな事をうとうとしながら思い返していた


「ブラン、寝ちゃった?___」睡魔に抗えず声が出なかった

「やっと、2人の時間を作れるね。 もしカーシスに会ったら今度は俺に任せてね・・・ブランを守のは俺だよ。愛してるのも俺だよ。何があってもあんな奴には渡さない。他の誰にも・・・愛してるよ、あや。」と優しく髪を梳く手が心地良くて眠りに落ちていった


朝、目を覚ますと隣にはレオン。 前世と同じ色の艶々のサラ髪だ。恒の面影を残す顔立ちは美しい。でも綾として最後に会った時は哀しげだった気がする・・・あぁ、私が逝きそうだったんだ。死因は忘れたけど最後に恒に愛してると伝えたかったけど言葉に出来なかった。

今世ではちゃんと言葉にしよう・・・“ 愛している “  と

この3年間皆んなで一丸となってがむしゃらに頑張って来た。これからも頑張るけど少しゆっくり進めて行こう、焦らずゆっくりと。


そう言えばうちのスタッフの中で仲の良かったマリーとダレンがいよいよ来月結婚する。ふふふ、アーフォレ国を出る時からいい感じだった。 チョコが大好きなマリー。皆んなで分けると1人2個とか3個の時があって、それがマリーが大好きなチョコの時・・・

ダレンがマリーに『マリー、これも食べて良いよ。』
って優しくて手の中に入れてあげるとすっごく食べたいのになんだったら涎も出てそうなのに、自分が好きだからダレンにも食べて欲しくて眉を八の字に下げながらも
『ううん。ダレンが自分で食べて___すっごく美味しいよ。』

とダレンに食べて貰おうと頑張るマリー___とっても可愛い。
でも一つはダレンが食べるから残りはマリーに食べて欲しいとダレンに見つめられて頬を真っ赤に染めてコクリと頷きとっても大切に食べるマリー。可愛いは正義だそれをとても優しい眼差しで見つめるダレン・・・

美しくて目の保養だ。正しく眼福、眼福。はあー~~ーと大きなため息を吐きつつ、家政婦は〇〇の様にこっそり見るのは嬉し、いや幸せだ( どっちもどっちか )別にその様子が見たいが為に時々チョコの数を調整したりなんてことは、してないよ?

毎回素でこのやり取りをしてくれる2人は私の癒しだ。やさぐれた時にはスタッフにご褒美なんて言いつつ私の為に数を調整した高級うまうまチョコを用意する。ふふふふふふふふ

そんな私を癒してくれる2人が結婚する・・・感無量だ


他にも私の癒し、眼福用員はいる。それに2人にお子様が生まれたりなんかしちゃったら・・・あーーー、ドキドキする! 絶対可愛い、守らなきゃ


とフンフンとしながら鼻をピコピコさせるブランを見て、1番危ないのはお前だ・・・と半目なレオンに見られている事には気付いていない。それでもそんなブランをレオンは愛している






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