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共に進んで行く・・・
しおりを挟むナンドラ伯爵家を出てから、馬車の旅を続ける。ナンドラ伯爵家族と使用人達。の計5台の馬車が増えた。
うちの馬車と合わせると12台となる。大所帯。
ナンドラ伯爵家に行く前に待って貰っていて貰った皆んなと合流する。
お互いの顔合わせをし、経過を伝えてコレから共に未開の地に行く事を話して行く。そして、伯爵家の皆さんも、まぁ、必要になる事も無さそうだけど、魔法契約して貰って。色々と便利グッズ。と諸々を解放した。
人数が増え狭く感じるけどコレから広くなって行くから問題無いね!
1日では、ちょっと厳しいけど、少しずつ拡がることを伝えてある。
豪邸程では無いけれど、前世の日本で言うと、小さめのファミリータイプマンションって感じだ。貴族には小さく感じるだろうけどね。ルームのレベルも上がって来てるからもう少し待って貰おう。
当初の予定より大所帯になったけれど心強くもあるよね。
あと、馬車は。12台だと何かあった時に対処が難しくなるので、大きいルームに交代で入る事にした。なので、外を走っているのは、3台だ。馭者も少しでも快適な様に見た目とは違い陽射しとかを凌げるようにしてある。雨の時はルームに入って休んでいるので問題ない。ルームからも、外が見えるようにしてある 大型馬車的なね?
怪我は気をつけないとね!
この数日は、刺客も居らず快適な旅だ諦めてくれたなら嬉しいけれど。何とも言えないな。
この穏やかな時の流れに
大丈夫なんじゃ無いかって思えてくる。僕は、日本で一般家庭で育ったから自由を知っている。貴族の縛られる生活は辛かった。今は、自由で嬉しい
「ファル、穏やかだね・・・」
「はい、後どれくらいで未開の地に着きますか?」
「うーん、そうだね。未開の地、自体がすごく広いんだ。だから結構な範囲で王国とも接していてね。もう直ぐ未開の地の端に着くと思うよ。あと、3、4日ってとこかなぁ。」
「未開の地。着いたら、徒歩になりますか?」
「うん、そうだね、其れが1番いいと思っていたけれど。可能なら、馬で進めるところは馬で、無理な所だけ歩きが良いかな。
基本は、私と、団長と、騎士が数名、ファルの体力が保てばファルも居てくれて、その地図?の作成と、索敵、結界を張ってくれるとありがたいね。」
「私も、そう思います。一緒に居る方が状況把握と必要な物、スキル、魔法を考える事が出来るので。」
「うん、そうしてくれるとありがたいよ次の休憩地点でナンドラ伯爵とも、話してみよう。」
「他の皆んなにも、何か必要な物、とか聞いてみますくね。少し、このギフトに慣れて来たかもしれないし。」
て事で、話をしてみる事に。と、思っていたら。
「グガアアアアア!!」「ギャァアアアア!!!」
何か、争ってる声が聞こえる。モンスターか?ちょっと大きそう。
黒犬が、『アレはちょっと危険だな』
なんて言ってる感じで何か、唸ってる?何だかんだ黒犬は共に居る。言いたい事が何となく伝わる、様な気がする。
いつもは、グータラしてる様に見えるけどこう見えて案外頼りになるのだ。最近では犬って言うより、人に近く感じる様になった。慣れ??
MAPを見ると、赤い点が。今までの物より。大きな気がする。何のモンスター何だ???
しかも戦う2頭。今までは、特に問題なく騎士達で普通に対処出来ていた。黒犬が初めて、危険かもしれないと言ってきたって事は、かなり強いのかも
しかも、街道沿いだ。危なっ!!!デカッ!!!全体止まって、結界を強くする
黒犬がクワーーと大きくあくび、伸びをしてのそのそ動き始めた。
そして、外に出せと鼻面で指し示す。
うん、僕も一緒に行くよ。戦いは、任せるね?
そう、案外強いんだよ黒犬。そして、名前付けようと思って色々提案してみたけど、どれも嫌がる。何で?そりゃー、センスは無いけどさぁ
いつも、黒犬と呼ばなければならない僕の身にもなって欲しいよ。黒犬よ
ほんとは、"黒犬"って呼ぶの案外気に入ってるのは内緒だ。フフフッ。
まぁ、今はそんな事思ってる場合じゃない
戦闘中のモンスターを見ると。
2匹とも、こちらを視界に入れながらお互い牽制しあって、戦ってる。コレは、エサの取り合いか?
馬車をしまって、通り抜ける事も考えた。とりあえず、馬車と、皆んなはルームに入って貰っとこ。騎士と、団長、父さんと今は一緒に居る
「ガァーーーー!!」
「グガアーーー!」と2匹でこちらを見る
何か、減ってるね?みたいな。
そりゃ、あんたいつまでもボサッとしてないでしょうよ。
矛先をこちらに向け。突っ込んで来た!
でも、バリア。結界に遮られて食べられない。
へへーんだ
「「フゴァーー!!」」あっ、めっちゃ怒った。モンスターにもドヤ顔は、効果あり。とメモメモ。
と思っていたら、黒犬がブルブルッ、パタパタッて身体を震わせて、音と、共に大きくなった?!?
黒犬。あんた、犬じゃなかったの?
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