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父上、、、ごめんなさい
しおりを挟む襲われるシーンがあります
本当にあと、2か月もすれば卒業し、第二王子や、剣聖、賢者、聖女。当分、夜会等以外は、関わらずに済む
本当に、婚約なんて解消してくれれば良い
求めてないよ。でも、そうすると殿下の将来の領地確保出来ないからか。コレばかりはなぁ
きな臭いモノがある事は知ってた。でも、ソレ、が何なのかそこまで大それた何かがあるとは・・・まだ、学園生だし・・
胸騒ぎがしていたのに、不安もあったのに・・・卒業した後の事が楽しみで・・
もう直ぐ、王都を離れられる事で浮かれすぎていた。もう大丈夫じゃ無いかって。思ってしまったんだ。
卒業前の冬休み。領地へと向かうのに、僕(私)だけ先に出発したんだ
王都を出て、やっとだ。張り詰めていた気が緩んだ。暫く、王都から離れた優しい時間にふわふわと幸せを感じていたんだ。
ガタッ、ガタガタガタッ!何だ?
「ファルシオン様っ!!賊に襲われてます!どうか、お逃げ、く・・・」ドサッ
「大丈夫かっ!!」
虫の息の騎士を踏みつける 賊・・か? 本当に?前にもこんな事があった。
かあさま・・・
賊の手に引き摺り出され、服に手が掛かり、ナイフの様な物が近付く。鋭い刃物に裂かれる服・・・怖くて、声が出ない。誰か、誰か、助けて・・・
麻袋の様な物が頭から被される。見えない、恐怖
「おい、本当に良いのか?」
「ああ、犯して、殺せ!!そして、捨てろって命令だ」
戸惑いと獰猛さが合わさった、荒い息が複数聞こえる
怖い怖い怖い怖い怖い
僕は、無力だ。父上、死んだ後まで、不名誉と迷惑をかけてしまう僕を許して・・・
涙がとめどなく溢れる
僕が何をしたの?こんな事される程憎まれてる? もうヤダよ
誰の手か分からない手が触れる。ヤメテヤメテヤメテヤメテヤメテヤメテ・・・
その時、「ファルーーーー!!」
「っち、ち、父上ーーーーー父上ーーーーー!!」麻袋で声がくぐもるけと、頑張って声を出した。複数の剣戟が聞こえる
「っち!クソッ!いい、殺すだけでもヤレッ」
その時「ファルー!」
ドスッ。。!?!え?!!!誰???
「ファル・・・だい、大丈夫・・か?」
「う、うん、大丈夫です大丈夫。父上?父上は?」
「そう・・・か なら、良い」
父上っ!!見えないながらも抱きしめようとした、ぬるりとしたナニカ・・・
「父上っ、父上っ!!」誰かが麻袋を外してくれた。
そこには、血まみれで倒れる父上の姿が。
抱き起こす「父上ーーーー!嫌だ、父上、父上ーーーー!」
「ファル、私は大丈夫だ。だから、泣くな。」
僕の頬に手を添え指で涙を拭い。柔らかく微笑む父・・・真っ白になった父上の顔
嫌だよ!!父上!!、居なくならないで!
「父様ーーーーー!!」
力無く落ちた父上の手・・・僕の頭の中が真っ白になった
その時、真っ白な光が迸った。そして、僕は意識を手放した
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