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風の向くまま
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しおりを挟むスゴイ咆哮と
木の倒れる音と共に現れたのは
地球で言うところの
グリズリーが大きく凶暴化したような
熊のモンスターだった。。。
訳10メートルはあろうかと言う
巨大熊モンスター。。。
グリズリー自体が凶暴だった
それを、、きっと上回っている
サイズだけでも脅威
「魔法で、首の辺り狙ってくれ
。。。心臓は、、ちと厳しいが
狙ってみてくれっ」
「「「はいっ」」」
「後は、届く範囲だが
手が4本あるから、、
ホント気をつけろよっ!!
一撃で、持ってかれるぞっ!」
「おうっ」「はいっ」「了ー解」
大きな身体だが機敏性もある。。
見た感じ、、頭もしっかり
使っている様だ。。。
クナイに鋭さと力を付与した物を
100準備した
最初当たったのは胸で、、、
弾かれた!!
鋭さも力も効果無いのか。。
鋭さと、力10倍に。。。
足りるかな。。
でも、、あまり効果無さそうだな
一応、力込めて放つ!!
高いから余計に届かないのも
あるな。。風魔法に切り替えて、、
首を狙う、、ダメだ
力不足を痛感する
そんな中、、
流石、エレナさんの魔法攻撃は
通る!!スゴイ
でも、エレナさんに向かって来る!
ヘイトが向いてしまった
カーウルとメェーナーも来てもらお
急いで、 島 に戻りお願いする
「「「「いーよー」」」」
「「「「んもっ、ンモーー。
良いんだもっ、盾になるもっ」」」」
来てくれる様だ✨✨✨
ありがとう🌸
一緒に戻ると早速盾になってくれる
「すまん、メェーナー、カーウル
ありがとうな」
アランさんから声がかかる
カーウルが突っ込んでいく。。
力比べだ
でも、、カーウルは
手での攻撃が出来ない。。。
傷つけられていく。。。
熊にも申し訳ないけど。。
ごめん。やっぱり
うちのカーウルが大事
メェーナーを伝ってカーウルへ
アランさん、エレナさん
アークさん、チャーリーさんが移る
少し近くなった場所から
攻撃再開。。
うん、効いてる
早く、、しとめてあげなきゃ
苦しいよね。。
何か、、良い方法、、
決定打となる攻撃。。
ノアも噛みつきとか爪で攻撃してるけど
狂ったように暴れる熊モンスターには
傷ついても仕留めきれない
琥珀も爪と氷属性のニードルの上位で攻撃してるけど。。。
『苦しい。。。
誰か、、もう、、楽にしてくれ
もう、闘いたくない。。
オレを解放してくれ。。。』
「皆んな、、待ってーーー!!」
「どうしたっ!!ユウ」
「何か、声が聞こえるのっ
苦しいって、、闘いたくないって!」
「でも、暴れてるから、、
どうにも出来ないぞっ!!!」
「うん、分かってる、、」
でも、、苦しい、、助けてって言ってる
『お願い。。クマ
止まって、、止まってクマ
あなたを助けたいから。。。』
「がアーーーーー!グロロロロー」
届かないかな。。
お願い、お願い止まって!!
メェーナーからジャンプしてクマに飛び付く。。。
暴れて振り落とそうとする熊
泣きながら、、へばり付く私。。
「やめろーー、こっちに来い!!」
「ユウーーー!!!」
『苦しいよ。。助けて。助け。。』
「クマーーー、気付いて!!
クマーー、助けに来たよー」
「何言ってんだ、、ソイツは
バーサーク状態だっ!もう無理だっ」
モゾモゾと頭に移動し、、
耳だけで私くらいある。。。
頭の方が動きが少ない
耳に噛み付いた!!
「グガーーーー!!ガーー」
もう一度。耳に噛み付く
「ガー、ガガガグガー。。。」
あれ、何か少し落ち着いて来た?
『誰?誰だ?オレを助ける?
助けに来てくれたのか?』
『うん、助けに来たよღ
大丈夫。。もう大丈夫だよ
だから、止まって。。。』
「ガウー、がーーー。。。」
「皆んな、止まって、、
ユウがクマ、説得してるから」
ノア、、ありがとう
「そう、ユウが話してる
熊も聞こえてるみたい、、待って
待ってあげて。。。」
琥珀も、ありがとう
「クマ、、大丈夫だよ?
あなたを助ける。止まって?」
動きがゆっくりになって来た
「ンガッ。。。」
「そう、大丈夫だよ。。
苦しかったね。。クマ大丈夫だよ」
少し、下に降りてみる。。。
クマが寄り目になって私を見る
鼻の辺りに降りてぴっとり、
くっつく。。
クマがペロりと舐めて。。。
私が口の中に、、、
「「「「あーーー!!!ユウーーーー」」」」
口から出してペロペロするクマ
血が流れる私に
『大丈夫?痛いの?』
心配してくれているようだ
「うん、、クマ。。あなたに刺さっていた。。毒も塗られてたね。。
苦しかったね。。もう大丈夫だ、、よ」
「グオーーーーーン。。グオーーーーーン」
「どうしたんだっ」
「大丈夫!!ユウの事心配してるだけみたい。。泣いてるの」
ノア。。。ありがとう
身体小さいから大分喰らったみたい
島 の湖に。。行かないと。。。
ダメそう。。。
皆んなにも伝えて。。。
ゴフッと血を吐き出す。。ヤバいねコレ
早く行かないと。。死ぬかも。。
とりあえず、、この辺り一帯と
皆んなと一緒に戻ろう
簡単に復元魔法をかけて
島 へ。。。。
「クマ、、泣かないで
あなたも一緒に行こう。。心配
しな、、くて、良いよ、、安全
クマの傷も治そうね」
島 に入った事を確認し
意識を手放した。。。
復元も使ったし、、毒と傷で
限界だった。。。
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