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私の生まれた日   5

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終わった。。私の初恋

あんなに愛したのは幻だった
縋りたかったんだわ
そういう意味ではお互いさまね、、

ああ、叔父夫妻を忘れていた

「叔父様。。
今まで、ありがとうございました

とは、言いません
あなた方にして頂いた事など
1つもありませんから。

コレからは、ご自分達の罪に
応じた罰をしっかり受けて下さいませ

我がブライスリー公爵家は
無事、私が受け継ぎました」

「何を!!!
今まで育ててやっただろう!
教育も学園に通う以上の物を
受けさせてやった!!
この、恩知らずが!!!」


ふっ、「戯言を。。
あなたがしてくれた事。。。
それは、鞭打つ事、、
食事を抜く事。。
私から、全て、奪う事。。

色々教えてくれたのは
セバスチャン。。

事業も、領地の事も
セバスチャンが切り盛りして
存続させてくれた。。
その後は、
セバスチャンとアランに
助けて貰いながらやって来た事

あなた達がしていたのは
ソレを湯水の様に使う事。。
逆に、補填して欲しいくらいです

あなた達が居たこの6年程で
かなりの、流用もありました。。

その分も、ライディス元公爵様達と
償って下さいませ

では、皆さまご機嫌よう」


罪を犯した者達は
連れられて行き、直ぐ様
隷属の首輪を付けられた
コレからしっかり償って行く事だろう
死ぬ事も許されぬ辛さ
その内分かるはず

罪に応じて、隷属の首輪も
その度合いが異なる
罪が軽い者達は
その度合いに応じて、
働いて貰う事になっている
何せ、人手不足になってしまった
情報が漏れても問題の無い無所で
仕事して貰う

逃げない、人を傷つけない、
自傷しない、不正しない。。
と言うのは
どの首輪にも共通しているが。。




そして、コレから捕われていた
者達、、薬に拷問に、、
心と身体の傷を癒やして
いくのに必要なもの、、
その都度魔道具として出して行く
つもりだ、、
少しでも楽になってもらう為に
もう、我慢はしなくて良いと
心身共に感じて欲しい

図書室で、学んだ事
ソレは、何をしたいか
具体的に感じ、しっかり思い描く事
そうすれば、魔道具や、魔法として
使う事が出来る

今まであった道具、魔法が
沢山本に記されていた
ソレも参考にして今は
色々やってみている
その中で、力が大きいと言われた
意味も分かった。。。
魔道具、魔法を作り出す能力が
本に記されているよりも
強いようだ、、


この力は私の為にも使おう

そして、大切な人のため
色々な人々の為

使っていこう




「皆のもの、、今ここに居る者は
悪では無いと判定出来た者達

此処に者達は、、
少ない。。
それだけ、誘惑に打ち勝つのは
難しいのだ、、

しかし、今までの誘惑に
打ち勝ってこれたのだ
邪魔だてする者がいなくなった
今、革新はどんどん進むだろう

そして、優秀な者は、、
身分に関係なく登用して行く

これからも、判別の水晶は
定期的に使って行く、、
コレは、私も含めてだ

どうか、皆、力を貸してくれ
頼む
この国を、世界を、、
共に、繁栄させよう 」


「「「「「御意」」」」」



すっかり、人が減ってしまったが
逆に丁度良い
変に気を使う事も無くなり
改めて、パーティの続きを!

「皆さま、、
本日は、お集まり頂き、
感謝しております。。。

コレから為さねばならない事も
多くございます。
しかし、今宵は、
ソレを一時お忘れ頂き
飲み、食べ、踊り
楽しんで参りましょう

明日より
新たに、はじめて参りましょう」


パーティを再開する
色々な方達と挨拶を交わし
今まで、話すことの出来なかった
色々な方と交流を持てた

コールマン公爵と踊り
執事服ではあるが
アランとも踊れた
エスコートの上手いアランは
ダンスのリードも上手く
とても楽しく踊れた。。

父と母を喪ってから
初めて、、楽しい誕生日を
過ごす事が出来た。。
幸せだ


夜風にあたる為アランと
ヴァルコニーへ

今宵の月は
下弦の月
美しく煌めいている

アラン煌めいて
月の化身のようだ











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