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婚姻式
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☆ ☆ ☆ ☆ ☆
それから2か月後
私はオリバー様と婚姻の儀を迎えた
白のウエディングドレスを纏い
白い薔薇の生花を刺した私は
幸せの絶頂に居た。。。
2人で婚姻書にサインし
オリバー様と、見つめ合い
誓いの口づけを交わし
抱きしめられ
喜びで満ち溢れていた
しかし、その後、、、
ベリンダがウエディングドレスを
身に纏い、、
叔父様にエスコートされ
オリバー様の横に立った。。。
え???!??!
そして、第二夫人として。。。
誓いの口づけを交わし、婚姻書に
2人でサインした。。。
指輪を交換する2人
え?!?私には無かったわ。。。
そして婚姻書が
受理されてしまった
「私たちはコレから
3人で次期公爵家を盛り立てていきます!!どうぞ皆様。。お力添えの程を
お願い致します」
呆然と立ちすくむ私を他所に
2人は腕を組み
皆に祝福されて歩いて行く
こんな事って。。。ありなの?
あまりにも驚きすぎて
言葉も発せない。。。
崩れ落ちない様にするのが
やっとだった
その後のお披露目のパーティーでも
終始笑顔のオリバー様とベリンダ
そして、、、
他の貴族の方達も
「良かったですわね!!
ベリンダ様もいらっしゃるなら
安泰ですわね!!!」
何が安泰なの?意味が分からない
確かに我が国では
高位貴族には本妻の他に第3夫人まで持つことを許されている。時折この様に同時に挙式を行う事もある。
しかし、、、
私たちの場合は私が公爵家当主である
当主になる私が知らないなんて
おかしな話だ、、、
「今日は、アンナ様を喜ばせたくて。。
サプライズで合同の婚姻でしたのよ。。
ふふふ。。」ベリンダ
1ミリも嬉しく無い。。。
「ああ、ベリンダがどうしても
今日、3人で結婚式を挙げて
お披露目のパーティーをしたいというものだから。。ねっ」オリバー様
「どうして、、言ってくださらなかったのですか?」
「まぁ、アンナ様ったら
嬉しすぎて、おバカになっちゃったのかしら!!うふふふふふっ!サプライズっていったでしょ?嬉しいでしょ?
コレからもずっと一緒よ?」
見つめ合う2人。。。
「ああ、コレで全てが安泰だな
アンナ、コレからもしっかり頼むぞ!!
ハーハッハッハッハッ!!!!!」
叔父様?!?。。。だから。。。
オリバー様と私の婚姻が早まった後も
ずっと、、ご機嫌だったんだ。。
後見人が認めて
婚姻してしまえばオリバー様が
後ろ盾となる事が出来る
叔父様の後見を外す事が出来る
安心したのは束の間の喜び
目の前が真っ白になった
セバスチャンがずっと領地から帰って来れなかったのもオリバー様が手を回していたんだ。。。アランをやたら遠ざけようとしていたのも。。気の所為では無かったのだ
今更どんなに焦っても
もう、婚姻書が受理されてしまった。。。
そして周知の事実として
認識されてしまったのだ。今更だ
「おめでとう!!」「おめでとう3人とも!!」「おめでとう」
沢山のお祝いの言葉
皆が祝福を贈る中
ショックで呆然とする私は
アルカイックスマイルを貼り付けて
皆に対応してはいるものの
よく知る者には直ぐに分かる程の
動揺した姿を晒していた
全てを観ながら
密かに眉を顰める公爵、侯爵達の姿に私が気付く事は無かった。。。
震える足を支えて、笑顔を絶やさず招待客に対応するので
いっぱいいっぱいだったのだ
芯まで冷えてしまった
私の心。。。
温もりはもう届かないのだろうか
私に子供が産まれたら
少しは変わるのだろうか。。。
幸せそうな2人を見ながら、、、
呆然とするばかりだ
それから2か月後
私はオリバー様と婚姻の儀を迎えた
白のウエディングドレスを纏い
白い薔薇の生花を刺した私は
幸せの絶頂に居た。。。
2人で婚姻書にサインし
オリバー様と、見つめ合い
誓いの口づけを交わし
抱きしめられ
喜びで満ち溢れていた
しかし、その後、、、
ベリンダがウエディングドレスを
身に纏い、、
叔父様にエスコートされ
オリバー様の横に立った。。。
え???!??!
そして、第二夫人として。。。
誓いの口づけを交わし、婚姻書に
2人でサインした。。。
指輪を交換する2人
え?!?私には無かったわ。。。
そして婚姻書が
受理されてしまった
「私たちはコレから
3人で次期公爵家を盛り立てていきます!!どうぞ皆様。。お力添えの程を
お願い致します」
呆然と立ちすくむ私を他所に
2人は腕を組み
皆に祝福されて歩いて行く
こんな事って。。。ありなの?
あまりにも驚きすぎて
言葉も発せない。。。
崩れ落ちない様にするのが
やっとだった
その後のお披露目のパーティーでも
終始笑顔のオリバー様とベリンダ
そして、、、
他の貴族の方達も
「良かったですわね!!
ベリンダ様もいらっしゃるなら
安泰ですわね!!!」
何が安泰なの?意味が分からない
確かに我が国では
高位貴族には本妻の他に第3夫人まで持つことを許されている。時折この様に同時に挙式を行う事もある。
しかし、、、
私たちの場合は私が公爵家当主である
当主になる私が知らないなんて
おかしな話だ、、、
「今日は、アンナ様を喜ばせたくて。。
サプライズで合同の婚姻でしたのよ。。
ふふふ。。」ベリンダ
1ミリも嬉しく無い。。。
「ああ、ベリンダがどうしても
今日、3人で結婚式を挙げて
お披露目のパーティーをしたいというものだから。。ねっ」オリバー様
「どうして、、言ってくださらなかったのですか?」
「まぁ、アンナ様ったら
嬉しすぎて、おバカになっちゃったのかしら!!うふふふふふっ!サプライズっていったでしょ?嬉しいでしょ?
コレからもずっと一緒よ?」
見つめ合う2人。。。
「ああ、コレで全てが安泰だな
アンナ、コレからもしっかり頼むぞ!!
ハーハッハッハッハッ!!!!!」
叔父様?!?。。。だから。。。
オリバー様と私の婚姻が早まった後も
ずっと、、ご機嫌だったんだ。。
後見人が認めて
婚姻してしまえばオリバー様が
後ろ盾となる事が出来る
叔父様の後見を外す事が出来る
安心したのは束の間の喜び
目の前が真っ白になった
セバスチャンがずっと領地から帰って来れなかったのもオリバー様が手を回していたんだ。。。アランをやたら遠ざけようとしていたのも。。気の所為では無かったのだ
今更どんなに焦っても
もう、婚姻書が受理されてしまった。。。
そして周知の事実として
認識されてしまったのだ。今更だ
「おめでとう!!」「おめでとう3人とも!!」「おめでとう」
沢山のお祝いの言葉
皆が祝福を贈る中
ショックで呆然とする私は
アルカイックスマイルを貼り付けて
皆に対応してはいるものの
よく知る者には直ぐに分かる程の
動揺した姿を晒していた
全てを観ながら
密かに眉を顰める公爵、侯爵達の姿に私が気付く事は無かった。。。
震える足を支えて、笑顔を絶やさず招待客に対応するので
いっぱいいっぱいだったのだ
芯まで冷えてしまった
私の心。。。
温もりはもう届かないのだろうか
私に子供が産まれたら
少しは変わるのだろうか。。。
幸せそうな2人を見ながら、、、
呆然とするばかりだ
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