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第三話 高萩之稲荷神 イナリ様
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「んー!!よく寝たー!」
起きてぐっと伸びをした。
こんなに寝たのは本当に久しぶりだ。
頭がすっきりし、身体も軽い。
睡眠って素晴らしい。
ベットの上でしばらくぼーっとしていると
ふと昨日の事を思い出し、豪華な部屋を見渡した。
「夢じゃないのね。現実なのね、、。」
私はベットから降りて、
いつの間にか机の上に置いてあった果物の盛り合わせの桃を少しつまんで食べながら、これからどうしたら良いんだろうと考えていた。
部屋の中を見ていると
ふと鏡台が目に入った。そこで自分の姿が鏡に映った。
.........。
(、、あれ、、?、私、、なんか若返ってない!?、、しかも、、!ちょっと顔も変わってない?、、!)
髪がさらさらになり、
荒れきっていた肌も白く艶が出て美しくなっていた。
そしてなにより顔が少し可愛くなっている、、。髪と肌に艶がでたからそう感じるだけだろうか、、。いや、決して気のせいではない。確実に変わっている。
髪の色がほんの少しだけ紫がかり、目の色も少しだけ明るくなっていた。
「なんなのこれ?」
昨日から信じられない事ばかり起きているせいか、自分の姿が変わっていても案外落ち着いていられた。
(後で雪貞さんに聞いてみようかな。)
その後少しの間部屋を見て回ったあと、部屋から出てみることにした。
私は、ゆっくりと部屋のドアを開けた。
すると、廊下に白狐が立っていた。
バチっと目が合う。
「わ!雪貞さん?」
「美琴様!おはようございまする!
言い忘れておりましたが僕のことは雪貞と呼んで頂いて大丈夫ですよ!
昨晩はゆっくり身体を休められましたでしょうか!
ご朝食の準備ができていますよ!」
(雪貞さん、朝から元気だな、、いつからここにいたんだろ、、。)
まだ狐が普通に喋っていることに少しだけ驚いてしまう。
「ありがとうございます。すごくよく眠れました。」
「それは良かったです!では朝食をお部屋にお持ちいたします!」
そう言って雪貞は廊下を戻って行った。
部屋で雪貞を待っていると、
コンコンっと部屋のドアがノックされた。
「はーい!」
返事をして急いで部屋のドアを開けると、
そこにはとてつもなく綺麗な顔をした狐耳を生やした男の人が朝食のお盆を持って立っていた。
「え!ええっ!?」
予想していたかわいい白狐ではなく、
薄金色の髪をしたケモ耳イケメンが立っており驚きを隠せない。
「おはよう。美琴。部屋は気に入ってもらえたかな。朝食を持ってきたから一緒に食べようか。」
綺麗な顔をした狐耳の男性はにっこりと優しい笑みを浮かべ微笑んでくる。
「えっと、、あなたは?、」
「あぁ、ごめんね。私の話、雪貞から聞いていないかな?
私はこの神域の持ち主、
高萩之稲荷神のイナリだ。」
(この人が!イナリ様!!
私を日本から高千穂に呼び戻した人!
神様ってこんな普通に出てくるんだ!?、)
「君がこの世界にくる時も私が導いたから、その時に会ったよ。鳥居でね。人の姿ではなかったから分からなかったかな。」
(鳥居で、、、?、
もしかして、、こっちの世界にくる時見た夢の中の綺麗な白狐は、雪貞じゃなくてイナリ様、、、、?)
「あれは、イナリ様だったんですか?、、」
「そうだよ。食べながら話そうか。お腹空いてるでしょ。」
起きてぐっと伸びをした。
こんなに寝たのは本当に久しぶりだ。
頭がすっきりし、身体も軽い。
睡眠って素晴らしい。
ベットの上でしばらくぼーっとしていると
ふと昨日の事を思い出し、豪華な部屋を見渡した。
「夢じゃないのね。現実なのね、、。」
私はベットから降りて、
いつの間にか机の上に置いてあった果物の盛り合わせの桃を少しつまんで食べながら、これからどうしたら良いんだろうと考えていた。
部屋の中を見ていると
ふと鏡台が目に入った。そこで自分の姿が鏡に映った。
.........。
(、、あれ、、?、私、、なんか若返ってない!?、、しかも、、!ちょっと顔も変わってない?、、!)
髪がさらさらになり、
荒れきっていた肌も白く艶が出て美しくなっていた。
そしてなにより顔が少し可愛くなっている、、。髪と肌に艶がでたからそう感じるだけだろうか、、。いや、決して気のせいではない。確実に変わっている。
髪の色がほんの少しだけ紫がかり、目の色も少しだけ明るくなっていた。
「なんなのこれ?」
昨日から信じられない事ばかり起きているせいか、自分の姿が変わっていても案外落ち着いていられた。
(後で雪貞さんに聞いてみようかな。)
その後少しの間部屋を見て回ったあと、部屋から出てみることにした。
私は、ゆっくりと部屋のドアを開けた。
すると、廊下に白狐が立っていた。
バチっと目が合う。
「わ!雪貞さん?」
「美琴様!おはようございまする!
言い忘れておりましたが僕のことは雪貞と呼んで頂いて大丈夫ですよ!
昨晩はゆっくり身体を休められましたでしょうか!
ご朝食の準備ができていますよ!」
(雪貞さん、朝から元気だな、、いつからここにいたんだろ、、。)
まだ狐が普通に喋っていることに少しだけ驚いてしまう。
「ありがとうございます。すごくよく眠れました。」
「それは良かったです!では朝食をお部屋にお持ちいたします!」
そう言って雪貞は廊下を戻って行った。
部屋で雪貞を待っていると、
コンコンっと部屋のドアがノックされた。
「はーい!」
返事をして急いで部屋のドアを開けると、
そこにはとてつもなく綺麗な顔をした狐耳を生やした男の人が朝食のお盆を持って立っていた。
「え!ええっ!?」
予想していたかわいい白狐ではなく、
薄金色の髪をしたケモ耳イケメンが立っており驚きを隠せない。
「おはよう。美琴。部屋は気に入ってもらえたかな。朝食を持ってきたから一緒に食べようか。」
綺麗な顔をした狐耳の男性はにっこりと優しい笑みを浮かべ微笑んでくる。
「えっと、、あなたは?、」
「あぁ、ごめんね。私の話、雪貞から聞いていないかな?
私はこの神域の持ち主、
高萩之稲荷神のイナリだ。」
(この人が!イナリ様!!
私を日本から高千穂に呼び戻した人!
神様ってこんな普通に出てくるんだ!?、)
「君がこの世界にくる時も私が導いたから、その時に会ったよ。鳥居でね。人の姿ではなかったから分からなかったかな。」
(鳥居で、、、?、
もしかして、、こっちの世界にくる時見た夢の中の綺麗な白狐は、雪貞じゃなくてイナリ様、、、、?)
「あれは、イナリ様だったんですか?、、」
「そうだよ。食べながら話そうか。お腹空いてるでしょ。」
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