しんきろう
家族との恒例行事だった潮干狩り。
だけど今年は一人っきり。
あさりを掘り起こすと現れるまぼろしは少女を癒やすのか……。
だけど今年は一人っきり。
あさりを掘り起こすと現れるまぼろしは少女を癒やすのか……。
あなたにおすすめの小説
金色のさかな
くにん
児童書・童話
これは今よりもずいぶんと昔、フランスがまだガリアと呼ばれていたころのお話です。
ローヌ川と呼ばれる清流には、タラスクという守り神の元で、魚や鳥たちが楽しく暮らしていました。
でも、その中には、自分の美しさを自慢するばかりで、周りのものに迷惑をかけてタラスクを困らせる、マルタという金色の魚がいたのでした。
ユメクイ・アメジストナイト
江乃香
児童書・童話
──夢月町は日本で一番星空が綺麗に見える町。それはこの町に住む人々の美しい夢が星となって空に瞬いているから。そんな町で悪夢を見てごらんなさい。十三日連続で悪夢を見た日には……悪夢の底に引きずられて一生そこから出られないのです。
そんな言い伝えがある夢月町に住む宮成夢名(ミヤナリユメナ)は十二日連続で悪夢を見続けていた。
そして今夜が勝負の十三日目。祈りながら眠りにつくと、夢食いと名乗る少年、夜見(ヨミ)に出会う。ヨミはユメナの悪夢を食べさせてほしいとお願いをするが……
空色のクレヨン
みどり
児童書・童話
オバケのネコ、ソラは小さなお寺に住んでいました。お気に入りの木に登り、お寺の前の通学路を通る子どもたちをうらやましそうにながめていました。住職のてつさん(哲宗)はソラに言いました。「友だちの家に行ってみるか?」ソラはうなずきました。てつさんは紙と墨を出すとササっと何かを書きました。そしてお寺の外の掲示板に貼りました。「ネコ、泊まります。」
セプトクルール 三賢者と虹色の夜明け
マイマイン
児童書・童話
現実界に住む魔法使いのすぐるが、幻想界へと旅立ち、仲間たちと共に悪魔王カオスを倒して数年後、すぐるは幻想界で出会い、『誓い』を結んだ魔族の少女リリスと共に、現実界で平和な生活をおくっていました。
しかし、祖父から魔力を受け継いでいるすぐるは、現実界での生活にはなじめず、他の生徒たちからは好奇の目で見られたり、化け物扱いされていましたが、祖父から託された使命の事、リリスが亡き両親から託された使命の事などが忘れられず、再び幻想界へ旅立とうと決意をしたのでした。
今回は主人公が三人で、それぞれの物語を進んでいくことになります。
ゆうれいのぼく
早乙女純章
児童書・童話
ぼくはゆうれいになっていた。
ゆうれいになる前が何だったのか分からない。
ぼくが帰れる場所を探してみよう。きっと自分が何だったのかを思い出して、なりたい自分になれそうな気がする。
ぼくはいろいろなものに憑依していって、みんなを喜ばせていく。
でも、結局、ゆうれいの自分に戻ってしまう。
ついには、空で同じゆうれいたちを見つけるけれど、そこもぼくの本当の居場所ではなかった。
ゆうれいはどんどん増えていっていく。なんと『あくのぐんだん』が人間をゆうれいにしていたのだ。
※この作品は、レトロアーケードゲーム『ファンタズム』から影響を受けて創作しました。いわゆる参考文献みたいな感じです。