IMprevu ―予期せぬ出来事―

天野斜己

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本編

No,51 カパック・ライミ【壮麗な祭り】 ※R18

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「…た、貴志さん…そうやって跪くのは止めて…っ、…あァ…、…ん…ふ…ァンッ」
「私の快楽の神ジュピターに跪くのは、いけない事ですか?」
「…私はジュピター…ゼウスと言うよりも…ヘラだと…思いま、すっ。」
「なぜ?」
「……………」

真唯には答えられない。

……一条さん…貴志さんに自分の醜さを知られたくないから……


※ ※ ※


大晦日の晩に、美味しい年越し蕎麦をご馳走になって。
帰宅した二人は順番にお風呂に入る事になったのだが、『すみませんが、これに着替えて頂けませんか?』と一条さんに渡されたのは、クリスマス・イヴに着せられた白いミニスカ・ワンピだった。激しく抵抗する真唯に『大丈夫です。クリーニングには出してあります。』などと明後日な事を言う。『恥ずかしいんですっ!!』と100%本音を言えば、『良く似合っていらっしゃいますから、大丈夫です。』と相手にしてくれない。更に『素足でも寒くないように床暖房の温度を上げますから。』などと、明明後日しあさってな事を言ってくる始末で、真唯は彼の説得を諦めた。

小っ恥ずかしい格好をして風呂場を出た真唯は、一条さんにさらうように抱き上げられた。これはてっきり寝室ベッドルームへ直行かと思っていたら、下ろされたのはリビングのソファーの上だった。そして真唯の前に跪いた一条さんは『情事の間は名前で呼んで下さい。』とねだって。
冒頭の台詞となるのである。


※ ※ ※


「…真唯さん、おっしゃって下さい。なぜ、貴女がヘラなのですか?」
「……………」恥ずかしくて言えない真唯に貴志さんは容赦ない。
「…おっしゃって頂けなければ、また足の指を舐めますよ…?」
「…っ!」呼吸いきを飲む真唯に、
「…10…9…8…7…6…5…4…」テンカウントダウンを始めた。
「……し、嫉妬深いからですっ!」そして、真唯は白状した。


「嫉妬深い? 貴女が?」
「……そうです。」
「……失礼ながら…私は貴女に妬かれた覚えがないのですが……」
「……いち…貴志さんに理解らないように隠してただけです……」
「……例えば、どんな時に妬いて下さっていたんですか?」
「……私と一緒にいる時はいつもです。
 貴志さんはスーツ姿も正装も、そして普段着もとっても格好良いから……」
「……………」


「……今では、貴志さんの会社の女の子全てに嫉妬しています。
 ……日中、働く貴志さんを見られるだけで…羨ましいです……
 ……貴志さんは私のものなんだから、見ないでって言いたい……」


「真唯っ、……なんて、可愛い事を言ってくれるんだ、貴女はっ!!」
感激した男は、今まで真唯の脚を緩慢に愛撫していたのが嘘のように、真唯に覆い被さろうとする。
真唯は焦ってあらがった。
「ま、待って、いちじょ…貴志さん! …あの…するなら、ベッドへ…」
連れてって欲しいと云う願いは、男によって却下された。

「ダメです。今夜はここでします。」

その断固とした言い方に男の意思の固さを知るが、真唯もここは退くわけには行かない。


「……ここは、貴志さんが日常生活を送る処でしょう?
 恥ずかしいからイヤです!!」
「……だから、良いんじゃないですか……」
信じられない答えを聞いて固まっている真唯に、今まで彼女が背を向けていた夜景を誇示するように彼女の身体を移動させる。その瞬間とき、フラッシュバックして真唯の記憶からある場面シーンが蘇る。

「いやーっ! 貴志さん! ……し、寝室に…連れてって!!」
真唯は顔を伏せて男にしがみつく。

だから、理解らなかった。
……男がニヤリと笑った事が……


「……そうだよ…あの日の…クリスマス・イヴと同じ夜景だ…あの日の君は、本当に淫らで綺麗だった…君はこれから、このリビングで過ごす度に思い出すんだ…私に抱かれた事を…忘れさせやしない!!」


―――ああ、このためだったんだ……と、真唯は頬を、首を、耳朶を真っ赤に染めながら思う。

常に一流や最上級に拘る男が、クリスマス・イヴと云う日に、あのホテルを選んだ理由わけを。



………常に自分を否定してしまう己は、もう真唯自身のものではなく……男の……一条貴志のもの・・・・・・・である事を思い知らせるために………



自分の存在を強烈に欲する貴志さんに……真唯の中のなにか・・・が満たされて行くのを感じたのだった―――


※ ※ ※


真唯はもう抗おうとは思わなかった。
再び男にしがみ付くが意図が全く違う。
(……愛して、アタシを……)
まだ言葉には出来ない想いを腕の力に込める。

それを読み取った男が真唯をソファーに押し倒す。ワンピースのファスナーを下ろそうとしている男の意図を察した真唯は、背を浮かせてそれを手伝った。
あの日はこの服を着たまま抱かれたが、今夜は真唯のすべてを愛してくれるようだ。真唯にはそれが嬉しかった。

男はブラを外すと、下に眼を落とし……既に濡れ始めているショーツも一緒に脱がせてしまった。見られているだけで感じている、真唯の身体の敏感さを喜びながら。


「ダメだよ、隠しちゃ。」
貴志さんの叱咤が飛ぶが、これは素直に聞けなかった。
「……貴志さん……せめて、明かりを……」
「ダメ」
……う~~、貴志さんの必殺技。0.1秒の瞬殺……


「真唯の綺麗な身体をしっかり見たいんだから…隠すのも暗くするのも許さない」


出た!
アタシ専用溺愛フィルター……
一度、貴志さんから見たアタシを見てみたい……

などと明後日の事を考えてたら、胸を隠していた両手を取られてしまった。
う~、アタシの手を返せ~~

じたばたしていたら、両手を張りつけのようにされて、貴志さんが身体全体を下から上にゆっくりゆっくりと視線を滑らせて行く。 ……躯の奥の方に妖しい火が灯るのが理解る。


……ヤだ。貴志さんは、アタシの身体を見てるだけなのに……


『視姦』と云う言葉を知ってはいても、ただの耳年増で初めて実感する感覚に真唯は、男の視線に煽られるように腰が勝手に揺れてしまう。


―――それ・・がどんなに、男の征服欲を刺激するかも知らないで―――



「…ハァ…ッ、…貴志さん…っ!」
「…私は見てるだけですよ?」
「…うん…理解ってる…でも…身体の奥が熱いのぉ…っ、…どうにかしてえ…っ!」
「…っ! …やっぱり敵わないなァ~、真唯さんには…っ!」
少しは焦らして愉しもうかと思っていた男の思惑を、無意識の媚態が粉砕する。
男はさっきから己を誘っている朱い実を口に含み、反対側のささやかな丘を左手で優しく愛撫する。真唯は自分の胸が小さい事をかなり気にしているようだが、男からすれば可愛いらしい事この上ない。愛おし気に真唯の胸を手指で、舌で味わっていた男に声が降って来る。


「…貴志さんって、もしかして…“微乳フェチ”なんですか…?」
真唯のあんまりな台詞に一瞬、脱力しそうになるが男はすぐに立ち直った。

「…ええ、そうですよ。 …ただし、『美しい』と書く、“乳フェチ”ですが…」
「違いますよ! …微妙な乳です…っ」
「…真唯さん…恋人のいる女性が簡単にバストアップ出来る方法をご存じですか?」
「…っ!!」
「ああ、ご存じのようですね。 …大丈夫、私が毎日揉んで差し上げますからね…」
その言葉を証明するように、男は口を離して真唯の両胸を少々手荒に揉みしだく。
「アアァ…ッ! …あの! …毎日は勘弁して頂きたいんですが…っ」
「…貴女は本当に遠慮深い。確かに美点ではありますが、人の好意は素直に受けるものです。」
「…あのっ、簡単に受けられるものと、受けられないものが、」
「さあ、もうお喋りはお終いです。」

真唯の胸の頂きの朱い実に接吻キスを一つ落として可愛い嬌声こえを上げさせた男は、かろうじて着ていた服を全て脱ぎ捨て本格的に真唯の身体を貪り出した。



真唯の両足の間に己の身体を滑り込ませた男は、自分の好きなように真唯の身体を侵略していく。太腿を彷徨っていた指と舌は、段々と真唯の秘められた部分へと近付いていく。反射的に拒む嬌声こえを上げてしまうが、そんな声は男を煽るだけである事を真唯はまだ理解っていない。ダメと拒めば拒むほど、男の征服欲を燃え上らせるだけだ。
真唯の花弁をかき分けていくと、真唯の誕生石である真珠のような花芯に辿り着く。容赦なく舌で攻めると、

「ひああ…っ! …んっ……くっ! ……ハァ…ッ!」
経験の少ない真唯にはたまらない刺激だったようで、背を反らせあっけなくイッてしまった。

ハアハアと肩で喘ぎながら余韻に浸っている真唯が、男にとっては途轍もなく可愛いらしい。その初心さも含めて。
ただ欲を言えば、イッた瞬間とき表情かおを見たかった。それだけが残念だ。

こんな時に思い出すのは、サラスヴァーティーとブラフマーの神話だ。ヒンドゥー教の創造の神・ブラフマーはブラフマーが自らの体からサラスヴァーティーを創り出したが、そのあまりの美しさのため妻に娶ろうとした。逃れるサラスヴァーティーを常に見ようとしたブラフマーは自らの前後左右の四方に顔を作りだした。さらに、その上に5つ目の顔ができた時、その求婚から逃れられないと観念したサラスヴァーティーは、遂にブラフマーとの結婚を決意したと云う。

真唯のどんな表情も見逃したくない男は、顔が5つあったらさぞ便利だろうと思う。そして、真の意味で男の求婚を受け入れてくれるまでブラフマーほどの熱意と情熱、しつこさをもってして真唯に迫るであろう自信があった。


「…素敵でしたよ…」
伸びあがって紅をひいたような魅惑的な唇にキスを落とせば、真唯が男の首に腕をまわしてしがみついてきた。そんな可愛い事をされれば軽いバードキスで済ます心算だった男の口付けは段々と深いものに変わって行く。
そして真っ赤な耳朶を軽く噛んで、真唯が弱いと言ってくれたヴァリトンで「…君の中に入りたい。 …いい…?」と囁けば、少しの間の後、コクンと頷きが返って来た。
言質はとったとばかりに、男の骨ばった指が真唯の内部なかへの侵略を開始する。最初は一本、それを二本、三本と増やしていき真唯の花園の中を掻きまわす。
下から聞こえる湿った水音が恥ずかしい真唯は固く眼を閉じるが、今回は男がキスで口を塞いでくれているのでみっともない嬌声こえを防げて正直、ありがたかった。
男の指が真唯の内部なかを慣らしていたが、男の一番長い指が第一関節をクッと鉤状に曲げ、強弱をつけ中の内壁を刺激して真唯の官能を煽りたててくる。
「んっ…フゥ…ッ、…あン……んム…っ」
真唯は声を上げたくなくて男にすがってキスをしたが、それでも漏れてしまう声は意志の力ではどうしようもない。
そんな事をされているうちに、真唯の肌に当たる熱い塊に気が付いた。
……貴志さんの……
まだ怖くてしっかりとは確かめられないが、かなり熱く固くなっていて、先が濡れているのが理解る。


―――……貴志さんが、アタシに感じてくれている証拠……―――


そう思ったら、怖いと思っていたそれがなんだか急に愛しく思えて来て……
真唯は耳年増な分、それを気持ち良くさせる方法を知っている。だが、知識で知っている事と実践する事には大きな開きがある。だから、今はまだ勘弁して欲しいと思う。
……ごめんなさい…貴志さん……

その代わり……
真唯は男の首にまわした腕に力を込めて……精一杯の想いを込めて囁いた。


「……貴志さん……きて……」


※ ※ ※


男は一瞬、空耳かと思った。
真唯を想う気持ちが強過ぎて、自分の都合の良い空耳を聞いてしまったのかと。
だが彼女は自分にすがってくる腕の中に顔を埋めてしまって、そこから見える首筋や耳朶は真っ赤だ。そして……


「…貴志さん…お願い……キテ…ッ!」


今度は空耳なんかじゃない。自分の耳元で真唯の囁きを確かに聞いた。 ……羞恥に濡れた声で……
溢れる恥ずかしさを我慢して、その言葉を言ってくれた真唯の想いやりに胸が熱くなる。そして女にそこまで言われて黙っている男ではない。真意はともかく、真唯の求めに応じる形で男は痛いほど彼女を求めている自身を彼女の内部なかにゆっくりと挿入していく。そして、彼女の花園の中の締め付け具合をしばし堪能し。徐に動き出したが、そのスピードはどんどん加速してゆき、最早、男にも制御不能だった。

「ハアッ…ん! …貴志さん…もっとゆっくり…っ」
「…私を煽っておいて、何を今更…っ!」
「…っ!」

てっきり、煽ってなんかいないと返答があるかと思ったが、一応の自覚はあるようだ。それならそれで尚良い。 ……真唯はまだまだ慣れないだけだ。いずれSEXを愉しめるようにしてやりたい。
真唯の身体を開いたのは自分だ。これから自分の色に染め上げていく愉しみを思えば、口角が上がってくるのを止められない。
男は真唯の両足を肩にかけると、腰をグラインドさせ、抽挿のリズムを激しくしていく。真唯の口から上がる悲鳴にも似た嬌声こえを心地好く聞きながら……


「…真唯さんっ、…一緒に…イきましょう…っ」
「アッ…なに…はんッ…アァ…っ」
男が真唯のを覗き込むと焦点があっていなかった。
真唯には男の声は聞こえても意味は理解っていないのだ。

……それなら、それでいい。自分があわせるだけだ……

「…っ、……真唯さんっ、…イきますよ…っ!」
「ひゃうん! ヒ…ッ! あァァンッ!!」
「…っ…くゥ…ッ!」
……男は……貴志は、真唯から求めてもらえて……至上の幸福の中にいた……


※ ※ ※



ボーーーッッ

情事の余韻の中、軽くまどろんでいた二人は微かな、だが確かに聞こえる汽笛の音に眼を覚ました。

「…なに…この音…こんな防音のしっかりしたマンションに聞こえてくるなんて…」
「…汽笛ですよ。 …もう、年が明けたんだな…」



ボーーーッッ



鳴り止まない音に不思議そうにしている真唯に、男はもう少し詳しい説明をする事にした。
「東京湾で古くからの慣習として、停泊している船舶が年が明けた瞬間から新年を祝う汽笛を一斉に鳴らすんですよ。いかにこのマンションが防音に優れていても、こればっかりは…ね。」
「…横浜のは有名ですが、お台場でも同じ事をしてるとは思いませんでした…」
「私も引っ越して来て最初の年明けには、面喰いましたよ」



ボーーーッッ



最初は不審に思った真唯も、汽笛だと聞けば何やら趣き深く感じる。


「……まさに、【カパック・ライミ】ですね……」
ポツリと呟いた真唯の声に、すぐさま反応が返る。

「……確か、ケチュア語では“壮麗な祭り”と云う意味でしたよね。」

こんな意味不明の言葉にすぐさま反応が返ってくるのが、真唯には嬉しい。
瞳を閉じて耳を澄まして聴いていたが、その音は唐突に止んでしまった。


「……終わっちゃった……」残念そうな真唯に、
「…確か一分間の間と云う事ですから…」宥める貴志。
「……108回じゃないんだ……」
「日本の“煩悩の数”と云う通念は、外国船には通用しないからじゃないですか?」
「……あ、なるほど……」



……去年の今頃は、どこからともなく聞こえてくる108回の除夜の鐘の音を聞きながら眠りについていた事を思えば、何と云う違いかと思う。

……男性おとこの……貴志さんの腕の中で年を越すなんて……



「……厳密に言えば、カパック・ライミと云うのは12月の事ですから、違うんですけどね……」
照れ隠しにそんな話題を持ち出せば、


「……良いじゃないですか。夜が明けるまでは12月で…真唯さんを手にする事が出来た今年は、私にとってはまさに『壮麗な祭り』…【カパック・ライミ】でしたよ……」


「~~~~」
なんとも、小っ恥ずかしい台詞が襲って来た。

頤を持ち上げられて、真っ赤な顔をした真唯は貴志に促されるように、二人の唇は交わった。







―――二人の中の【壮麗な祭りカパック・ライミ】は……まだまだ、終わりそうにない―――








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