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Fooled by a Smile
No,6
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もう少しで、あたしの世界のバレンタインデーだ。
今までのあたしならガン無視していたイベントなのだが、ヴィオという特別な存在ができた今年はやはり何かして差し上げたい。
それに。
何しろあたし達には“恋人時代”という時期がない。
何か特別な事を二人で楽しんでみたいのだ(照)。
で、色々とあれこれ悩んだ結果、あたしが計画したバレンタイン・デートをする事になったのだ。異世界の日本の東京で。
※ ※ ※
「…綺麗ですね…」
「…そうだな、とても綺麗だ…」
あたしとヴィオはバレンタインの当日の現在、帝都ホテルから外のバレンタイン・イルミネーションを眺めながらバレンタイン特製のカクテルを楽しんでいた。
実は帝都ホテルに来る前、華やかで煌びやかな都会のスケートリンクでスケートをして来たところだ。勿論、宮廷専属の主治医の先生には確認、承認済だ。ちょっと自分でも心配だったのだが、却ってウィンタースポーツを奨励された。あたしの身体を心配したヴィオもあたしをもこもこに完全武装させたが、反対はしなかったし。むしろ初めてのスケートをあたしと共に楽しんで下さった。あたしだってスケートなんか初めてだ。スケート靴を履くのも初めてだから最初は戸惑ったけど、周りの雰囲気に流されて色んな意味で楽しめた。何よりも、ヴィオと一緒に何かが出来る事が、メッチャ楽しい♪
汗をかいたら併設されてる温泉で温まって、用意していた服でドレスアップした。
え? 誰のお金かって?
勿論、あたしのお金ですよ?
精霊達は本当に協力的で、藤瀬七都姫の財産はなかなかのものになっている。
ヴィオに貰ったブラックカードは使っていないし、ましてや皇国の国庫からの血税を使っている訳でもない。あたし自身のお金をあたしとヴィオの為に使っているのだ。実はとある野望の為にも使っているのだが……まあ、この話は、まだ形になるかは分からなくて、試行錯誤の途中である。
帝都ホテルのメインダイニングのフランス料理のレストラン。
とは違う、もう一つのフレンチ・レストラン。
地下にあるが窮屈さや閉塞感を全く感じさせないのは、ミュシャの絵をインテリアに効果的に使っているせいだろう。『レストラン』というよりも『ビストロ』と呼ぶ方が相応しいかもしれない気楽で親しみやすい温かで和やかな雰囲気。このビストロでバレンタイン・ディナーを堪能した後は、最上階のスカイ・ラウンジでお酒を楽しむ事にしたのだ。カクテルもバレンタインデー限定のチョコレートを使ったオリジナルの特別レシピだ。それを飲みながら、あたしはヴィオと特別なバレンタイン・イルミネーションを眺めているのだ。煌めくイルミネーションは主にピンクやブルーを主体にして他の様々な色も使って“恋人同士”の甘い夢のひと時を演出していて、眺めているだけで幸せな気分に浸れる。
※ ※ ※
「…これ…あたしからの、気持ちです…」
「…ありがとう…とても、嬉しく思う…」
少し赤くなった顔で渡せば、ヴィオはそれはそれは嬉しそうなとろけそうな表情でチョコレートを受け取って下さった。あたしが選んだのは京都の老舗の某有名お茶屋さんの高級抹茶チョコレートだった。昔のあたしだったら絶対にセレクト出来ない代物だ。
ヴィオは綺麗にラッピングされたチョコレートを矯めつ眇めつ眺めて。
更にはスマホで写真を撮影し、その場で操作して永久保存版にしている(照)。
未だにガラケー愛用のあたしとしてはスマホを自在に使いこなすヴィオは、もうそれだけで尊敬に値してしまう。……なんて言って現実逃避してないと、羞恥でどうにかなりそうだ。『早く食べて下さい!!』と大声で怒鳴り散らしてしまいそうで下を向いてしまうと。
「…七都姫…どうして、そなたはそんなに可愛いのだろうな…」
などと、血迷った戯言が聞こえて。
耳まで赤くなるのが分かって益々顔が上げられなくなってしまうと、小さな呟きをヴィオが漏らして。あまりにも小さ過ぎて聞こえなかったあたしが聞き返そうと思わず顔を上げると、ヴィオが酷く辛そうな表情をしていて。心配になってしまって眉根を下げると「…すまぬ…違うのだ…許せ、七都姫…」と言われて、ヴィオはテーブルの上の伝票を掴むと立ち上がり、素早くレジに向かって歩き出してしまった。呆気にとられる暇もなくあたしも後を追うと、ヴィオは既にレジで用事を済ませていた。伝票にルームナンバーを書くだけだから、ホテルのチェックアウトの時にあたしがお金を出す事が出来るのが救いだが。
……何かヴィオの気に障る事をしてしまっただろうか……
さっきまでの高揚感がエレベーターの中で、どんどんと萎んでゆくのが分かって。
別の意味で顔が上げられなくなってしまうと、ヴィオの大きなため息が聞こえて。
今度は絶望感が押し寄せて来る。
……ヴィオに失望されてしまった、と。
「…っ、…誤解するな、七都姫…っ、
…そなたを誤解させて、泣かせてしまった己に腹が立つ…っ!!」
叫んだヴィオに唇を奪われたと思ったら、次の瞬間にはベッドに押し倒されてて。
焦ると同時に『…ああ…部屋に“転移”したんだなァ…』と頭の隅では妙に冷静に理解していて、拒む理由もないので身を任せた。愛しい夫であるヴィオに抱かれる事はあたしにとって、恥ずかしくも嬉しくて仕方がない事なのだから。
あたしがヴィオの首に腕を回して素直に身を委ねてキスを受けていると、ヴィオが一旦身体を離して上から見下ろして来る。そうして、なぜか謝られてしまった。
「…すまぬ…」
と。
何を謝られているのか分からなくて小首を傾げてしまうと、夫が項垂れて言った。
「…そなたが折角、私の為に計画してくれたプランをぶち壊してしまった…
…バレンタインの夜を、もっとロマンティックに楽しみたかったろうに…」
と。
あたしは、ヴィオがあたしの事を大事に考えてくれている。
その事だけで胸が一杯になってしまって。
嬉しくて嬉しくて、そしてありがたくて。
そんな気持ちを伝えたくて、夫の身体を引き寄せて、キスをした。
額に。
頬に。
鼻の頭に。
そして最後は唇に。
唇へのキスは最初は触れ合う程度だったけど、角度を変えて何度も繰り返しているとヴィオもその気になってくれて。主導権はすぐにヴィオに奪われて、貪るような深いキスに変わった。あたしの身体を強く抱きしめての、深く激しいキスに。
……ああ。
男の人に、こんなに強く抱きしめられて、熱い人肌を感じて。
こんなにも安心するようになるなんて、夢にも思わなかった……
そうして、愛する男性と初めて過ごすバレンタイン・ナイトは、熱く甘くとろけるように乱された事は言うまでもない(爆照)。
※ ※ ※
バレンタイン当日を日本の東京で過ごした後。
あたしはヴィオの許しを得て、異世界でのバレンタインの前夜、“転移”した。
本来の「バレンタインデー」とは、お世話になった方々へ感謝のプレゼントをする日だと聞いた記憶があったから。異世界でお世話になっているデーボラを始めアデラやクラリッサ、アランやクリストフ達と。友人達へと、ダリオとダミアーノにも忘れずにチョコレート・トリュフを作って配った。
そうなると面白くないのは、旦那さまである。
夫の性格も傾向も理解ってきていたので、ヴィオにも手作りのチョコレートを用意していた。最初、色々と配り歩いていたあたしを面白くない眼でみていた旦那さまも、お茶の時間にチョコレート・ケーキを出して手作りである事を打ち明けたらコロリと機嫌を直されて。
しかも。
「あたしの愛情が、たっぷりつまってますよ♪」
と、おどけ半分で耳元で囁いたら、すっかりテンションが上がられて。
“保存”の魔法をかけて、半永久的に溶けない物体にされて。
私室や執務室までに飾り、飽きもせずに眺めていらっしゃったのは、かなり恥ずかしい余談である(激照)。
尚、あたしのこの行動が宮中の話題となり、城下の話題となってゆき。
バレンタインデーが神聖ブリュール皇国ばかりか、セルヴァン大陸の風習となり。デルヴァンクール王国のフローラ妃からバレンタイン・チョコレートをプレゼントされて、自分が行う事が最先端トレンドとなってゆく怖さを味わうのは、もう少し後の話である(苦笑)。
今までのあたしならガン無視していたイベントなのだが、ヴィオという特別な存在ができた今年はやはり何かして差し上げたい。
それに。
何しろあたし達には“恋人時代”という時期がない。
何か特別な事を二人で楽しんでみたいのだ(照)。
で、色々とあれこれ悩んだ結果、あたしが計画したバレンタイン・デートをする事になったのだ。異世界の日本の東京で。
※ ※ ※
「…綺麗ですね…」
「…そうだな、とても綺麗だ…」
あたしとヴィオはバレンタインの当日の現在、帝都ホテルから外のバレンタイン・イルミネーションを眺めながらバレンタイン特製のカクテルを楽しんでいた。
実は帝都ホテルに来る前、華やかで煌びやかな都会のスケートリンクでスケートをして来たところだ。勿論、宮廷専属の主治医の先生には確認、承認済だ。ちょっと自分でも心配だったのだが、却ってウィンタースポーツを奨励された。あたしの身体を心配したヴィオもあたしをもこもこに完全武装させたが、反対はしなかったし。むしろ初めてのスケートをあたしと共に楽しんで下さった。あたしだってスケートなんか初めてだ。スケート靴を履くのも初めてだから最初は戸惑ったけど、周りの雰囲気に流されて色んな意味で楽しめた。何よりも、ヴィオと一緒に何かが出来る事が、メッチャ楽しい♪
汗をかいたら併設されてる温泉で温まって、用意していた服でドレスアップした。
え? 誰のお金かって?
勿論、あたしのお金ですよ?
精霊達は本当に協力的で、藤瀬七都姫の財産はなかなかのものになっている。
ヴィオに貰ったブラックカードは使っていないし、ましてや皇国の国庫からの血税を使っている訳でもない。あたし自身のお金をあたしとヴィオの為に使っているのだ。実はとある野望の為にも使っているのだが……まあ、この話は、まだ形になるかは分からなくて、試行錯誤の途中である。
帝都ホテルのメインダイニングのフランス料理のレストラン。
とは違う、もう一つのフレンチ・レストラン。
地下にあるが窮屈さや閉塞感を全く感じさせないのは、ミュシャの絵をインテリアに効果的に使っているせいだろう。『レストラン』というよりも『ビストロ』と呼ぶ方が相応しいかもしれない気楽で親しみやすい温かで和やかな雰囲気。このビストロでバレンタイン・ディナーを堪能した後は、最上階のスカイ・ラウンジでお酒を楽しむ事にしたのだ。カクテルもバレンタインデー限定のチョコレートを使ったオリジナルの特別レシピだ。それを飲みながら、あたしはヴィオと特別なバレンタイン・イルミネーションを眺めているのだ。煌めくイルミネーションは主にピンクやブルーを主体にして他の様々な色も使って“恋人同士”の甘い夢のひと時を演出していて、眺めているだけで幸せな気分に浸れる。
※ ※ ※
「…これ…あたしからの、気持ちです…」
「…ありがとう…とても、嬉しく思う…」
少し赤くなった顔で渡せば、ヴィオはそれはそれは嬉しそうなとろけそうな表情でチョコレートを受け取って下さった。あたしが選んだのは京都の老舗の某有名お茶屋さんの高級抹茶チョコレートだった。昔のあたしだったら絶対にセレクト出来ない代物だ。
ヴィオは綺麗にラッピングされたチョコレートを矯めつ眇めつ眺めて。
更にはスマホで写真を撮影し、その場で操作して永久保存版にしている(照)。
未だにガラケー愛用のあたしとしてはスマホを自在に使いこなすヴィオは、もうそれだけで尊敬に値してしまう。……なんて言って現実逃避してないと、羞恥でどうにかなりそうだ。『早く食べて下さい!!』と大声で怒鳴り散らしてしまいそうで下を向いてしまうと。
「…七都姫…どうして、そなたはそんなに可愛いのだろうな…」
などと、血迷った戯言が聞こえて。
耳まで赤くなるのが分かって益々顔が上げられなくなってしまうと、小さな呟きをヴィオが漏らして。あまりにも小さ過ぎて聞こえなかったあたしが聞き返そうと思わず顔を上げると、ヴィオが酷く辛そうな表情をしていて。心配になってしまって眉根を下げると「…すまぬ…違うのだ…許せ、七都姫…」と言われて、ヴィオはテーブルの上の伝票を掴むと立ち上がり、素早くレジに向かって歩き出してしまった。呆気にとられる暇もなくあたしも後を追うと、ヴィオは既にレジで用事を済ませていた。伝票にルームナンバーを書くだけだから、ホテルのチェックアウトの時にあたしがお金を出す事が出来るのが救いだが。
……何かヴィオの気に障る事をしてしまっただろうか……
さっきまでの高揚感がエレベーターの中で、どんどんと萎んでゆくのが分かって。
別の意味で顔が上げられなくなってしまうと、ヴィオの大きなため息が聞こえて。
今度は絶望感が押し寄せて来る。
……ヴィオに失望されてしまった、と。
「…っ、…誤解するな、七都姫…っ、
…そなたを誤解させて、泣かせてしまった己に腹が立つ…っ!!」
叫んだヴィオに唇を奪われたと思ったら、次の瞬間にはベッドに押し倒されてて。
焦ると同時に『…ああ…部屋に“転移”したんだなァ…』と頭の隅では妙に冷静に理解していて、拒む理由もないので身を任せた。愛しい夫であるヴィオに抱かれる事はあたしにとって、恥ずかしくも嬉しくて仕方がない事なのだから。
あたしがヴィオの首に腕を回して素直に身を委ねてキスを受けていると、ヴィオが一旦身体を離して上から見下ろして来る。そうして、なぜか謝られてしまった。
「…すまぬ…」
と。
何を謝られているのか分からなくて小首を傾げてしまうと、夫が項垂れて言った。
「…そなたが折角、私の為に計画してくれたプランをぶち壊してしまった…
…バレンタインの夜を、もっとロマンティックに楽しみたかったろうに…」
と。
あたしは、ヴィオがあたしの事を大事に考えてくれている。
その事だけで胸が一杯になってしまって。
嬉しくて嬉しくて、そしてありがたくて。
そんな気持ちを伝えたくて、夫の身体を引き寄せて、キスをした。
額に。
頬に。
鼻の頭に。
そして最後は唇に。
唇へのキスは最初は触れ合う程度だったけど、角度を変えて何度も繰り返しているとヴィオもその気になってくれて。主導権はすぐにヴィオに奪われて、貪るような深いキスに変わった。あたしの身体を強く抱きしめての、深く激しいキスに。
……ああ。
男の人に、こんなに強く抱きしめられて、熱い人肌を感じて。
こんなにも安心するようになるなんて、夢にも思わなかった……
そうして、愛する男性と初めて過ごすバレンタイン・ナイトは、熱く甘くとろけるように乱された事は言うまでもない(爆照)。
※ ※ ※
バレンタイン当日を日本の東京で過ごした後。
あたしはヴィオの許しを得て、異世界でのバレンタインの前夜、“転移”した。
本来の「バレンタインデー」とは、お世話になった方々へ感謝のプレゼントをする日だと聞いた記憶があったから。異世界でお世話になっているデーボラを始めアデラやクラリッサ、アランやクリストフ達と。友人達へと、ダリオとダミアーノにも忘れずにチョコレート・トリュフを作って配った。
そうなると面白くないのは、旦那さまである。
夫の性格も傾向も理解ってきていたので、ヴィオにも手作りのチョコレートを用意していた。最初、色々と配り歩いていたあたしを面白くない眼でみていた旦那さまも、お茶の時間にチョコレート・ケーキを出して手作りである事を打ち明けたらコロリと機嫌を直されて。
しかも。
「あたしの愛情が、たっぷりつまってますよ♪」
と、おどけ半分で耳元で囁いたら、すっかりテンションが上がられて。
“保存”の魔法をかけて、半永久的に溶けない物体にされて。
私室や執務室までに飾り、飽きもせずに眺めていらっしゃったのは、かなり恥ずかしい余談である(激照)。
尚、あたしのこの行動が宮中の話題となり、城下の話題となってゆき。
バレンタインデーが神聖ブリュール皇国ばかりか、セルヴァン大陸の風習となり。デルヴァンクール王国のフローラ妃からバレンタイン・チョコレートをプレゼントされて、自分が行う事が最先端トレンドとなってゆく怖さを味わうのは、もう少し後の話である(苦笑)。
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