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王と王弟、そして影 4 # R18
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「兄さまを犯してごらん? リシェ……」
兄はもう一度、言った。
弟は、ふるふると首を振る。
「無…理……。僕、できな……」
「ーーリシェ、やりなさい」
優しい兄の声は、いつも容赦がない。
弟は、ふるふると首を振り続け、できないと訴える。
「ぃや…ぁ……。怖……」
怖いというのは本心だろう。できないと言うのも。だが、訴える声は甘ったるく、多分に甘えが含まれていることが、兄の乾きを潤す。
「怖くない」
そう言って、身を起こそうとする兄の肩を押さえ日陰が止めた。
「そのまま」
兄を止めて、日陰は弟に手を差し伸べた。
「リシェ様、手を。ーー足を開いて、お兄さまの上にそう……上手ですよ。ーーゆっくりでいいです。お兄さまの男根に手を添えて。……焦らないで。男根の先に肛門を当てて……できていますよ……ゆっくり……お尻を、落として……上手です……」
「は……はぁ……やっ……やぁーー……僕、ダメっ、ダメ…だよ……ーー兄さまあっっ」
日陰から手を離し、兄の腹の上に手を置いて肛門に全てを収めた時には、弟は、ゆるく射精しており、兄の腹と自分の手を汚していた。
はぁ、はぁ、と荒い息に、えっ、えぐっ…ひっく……と、涙声が混じる。
「……ごっ、ごめんなさい! ごめんなさい……」
「今度、まとめてお仕置きするよ。リシェ、泣くな。ーー日陰、茎環」
「はい、主」
キンーー……。三人には聞こえる、澄んだ高い金属音が響く。
「気持ちよくて、イってしまわれたのですよね。リシェ様、これで大丈夫ですよ。次はドライしましょうね」
「ん……、ひっく……えっ……。は…い……僕、ーーします」
「リシェ様」
「……僕、します……ドライ」
日陰は優しい……でも、調教で手を抜いてはくれないことも、弟は知っている。
「よく言えました。リシェ様……お尻を少し浮かせて、ーーそして、沈めて。リシェ様のお好きなように動いていいのですよ。リシェ様が……気持ち悦くなるように動いてください」
「んっ……、や……わから……あ、……これ、で、いい?」
「続けて」
日陰は弟を促し、そして兄の両手を頭上に、日陰は片手で褥に縫い留めた。
「……日陰」
兄はシェイドを睨んだが、日陰は薄く笑って事も無げに言う。
「“犯す”なら……この方が気分が出るでしょう」
兄の頬にもう片方の手を添え、吐息が触れるまで日陰は顔を近づけた。
兄の頬を日陰の黒髪が擽る。ーーだが、唇は触れない。
「リシェ様に……乳首を弾いていただきましょうか? 主」
「・・・・・・日陰、お前もまとめてだ。覚えていろよ」
「それは……、楽しみですね。主」
兄と日陰の語らいが、絆を感じさせられるようで、弟の胸をきゅ……とさせる。
「ーーっ、リシェ……っ」
肛門が締まり、兄に声をあげさせ、日陰を密やかに笑ませる。
「上手ですよ、リシェ様……気持ち……悦いですか?」
「ん……悦……い。気持ち、悦……ふわふわ……?」
「もっと、ふわふわして良いですよ。お兄さまの乳首を捏ねて……そう、弾いて差し上げて。激しく動こうとしなくていいですよ……ゆらゆら丁寧に……」
「あぁ……悦いっ……、すご……深……。悦い……? 兄さま……兄さま、も……悦い?」
「悦い。気持ち、悦いよ、リシェ……アッ……弾く……な……」
「や……ヤダ……するっ……男根、くいっ……って、動く……っもの……僕、気持ち、悦……! ーーあぁっ、あ……っーー悦……ぃ……」
弟は、悦楽の涙を流しながら尻を動かし……上で快楽を得ることを覚えていった。
“犯してごらん”その言葉が弟に耳にこだまする……男根で串刺しにされているのは自分なのに、兄を犯しているような……不思議な感覚。
「日陰……放せ」
「放しません」
「なら、日陰がやれ……」
くすり、日陰は笑んだ。
「いたしません。ーーリシェ様、ご自身で乳首を摘まんで、お兄さまにお見せください……摘まんだり、捏ねたりしていいのですよ……お兄さまと日陰は、手が空きませんから」
「はい。日陰……こう? あんっ……ち…くび、気持ち、悦い……! んっ」
自分で乳首を責め、首を仰のかせる弟の姿が、兄の眼に、男根に与えられる快楽と交わりながら悦びを捉えさせる。
「婬猥で……可愛い、可愛い、リシェ……悦い…よ。イこうか? 一緒に」
「はい、兄さま。僕、ドライ…しま……す」
ーー互いに悦楽を与え合い、二人で達した。
兄はもう一度、言った。
弟は、ふるふると首を振る。
「無…理……。僕、できな……」
「ーーリシェ、やりなさい」
優しい兄の声は、いつも容赦がない。
弟は、ふるふると首を振り続け、できないと訴える。
「ぃや…ぁ……。怖……」
怖いというのは本心だろう。できないと言うのも。だが、訴える声は甘ったるく、多分に甘えが含まれていることが、兄の乾きを潤す。
「怖くない」
そう言って、身を起こそうとする兄の肩を押さえ日陰が止めた。
「そのまま」
兄を止めて、日陰は弟に手を差し伸べた。
「リシェ様、手を。ーー足を開いて、お兄さまの上にそう……上手ですよ。ーーゆっくりでいいです。お兄さまの男根に手を添えて。……焦らないで。男根の先に肛門を当てて……できていますよ……ゆっくり……お尻を、落として……上手です……」
「は……はぁ……やっ……やぁーー……僕、ダメっ、ダメ…だよ……ーー兄さまあっっ」
日陰から手を離し、兄の腹の上に手を置いて肛門に全てを収めた時には、弟は、ゆるく射精しており、兄の腹と自分の手を汚していた。
はぁ、はぁ、と荒い息に、えっ、えぐっ…ひっく……と、涙声が混じる。
「……ごっ、ごめんなさい! ごめんなさい……」
「今度、まとめてお仕置きするよ。リシェ、泣くな。ーー日陰、茎環」
「はい、主」
キンーー……。三人には聞こえる、澄んだ高い金属音が響く。
「気持ちよくて、イってしまわれたのですよね。リシェ様、これで大丈夫ですよ。次はドライしましょうね」
「ん……、ひっく……えっ……。は…い……僕、ーーします」
「リシェ様」
「……僕、します……ドライ」
日陰は優しい……でも、調教で手を抜いてはくれないことも、弟は知っている。
「よく言えました。リシェ様……お尻を少し浮かせて、ーーそして、沈めて。リシェ様のお好きなように動いていいのですよ。リシェ様が……気持ち悦くなるように動いてください」
「んっ……、や……わから……あ、……これ、で、いい?」
「続けて」
日陰は弟を促し、そして兄の両手を頭上に、日陰は片手で褥に縫い留めた。
「……日陰」
兄はシェイドを睨んだが、日陰は薄く笑って事も無げに言う。
「“犯す”なら……この方が気分が出るでしょう」
兄の頬にもう片方の手を添え、吐息が触れるまで日陰は顔を近づけた。
兄の頬を日陰の黒髪が擽る。ーーだが、唇は触れない。
「リシェ様に……乳首を弾いていただきましょうか? 主」
「・・・・・・日陰、お前もまとめてだ。覚えていろよ」
「それは……、楽しみですね。主」
兄と日陰の語らいが、絆を感じさせられるようで、弟の胸をきゅ……とさせる。
「ーーっ、リシェ……っ」
肛門が締まり、兄に声をあげさせ、日陰を密やかに笑ませる。
「上手ですよ、リシェ様……気持ち……悦いですか?」
「ん……悦……い。気持ち、悦……ふわふわ……?」
「もっと、ふわふわして良いですよ。お兄さまの乳首を捏ねて……そう、弾いて差し上げて。激しく動こうとしなくていいですよ……ゆらゆら丁寧に……」
「あぁ……悦いっ……、すご……深……。悦い……? 兄さま……兄さま、も……悦い?」
「悦い。気持ち、悦いよ、リシェ……アッ……弾く……な……」
「や……ヤダ……するっ……男根、くいっ……って、動く……っもの……僕、気持ち、悦……! ーーあぁっ、あ……っーー悦……ぃ……」
弟は、悦楽の涙を流しながら尻を動かし……上で快楽を得ることを覚えていった。
“犯してごらん”その言葉が弟に耳にこだまする……男根で串刺しにされているのは自分なのに、兄を犯しているような……不思議な感覚。
「日陰……放せ」
「放しません」
「なら、日陰がやれ……」
くすり、日陰は笑んだ。
「いたしません。ーーリシェ様、ご自身で乳首を摘まんで、お兄さまにお見せください……摘まんだり、捏ねたりしていいのですよ……お兄さまと日陰は、手が空きませんから」
「はい。日陰……こう? あんっ……ち…くび、気持ち、悦い……! んっ」
自分で乳首を責め、首を仰のかせる弟の姿が、兄の眼に、男根に与えられる快楽と交わりながら悦びを捉えさせる。
「婬猥で……可愛い、可愛い、リシェ……悦い…よ。イこうか? 一緒に」
「はい、兄さま。僕、ドライ…しま……す」
ーー互いに悦楽を与え合い、二人で達した。
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