悠久の Madrugada〈マドゥルガダ〉 -蒼い闇- 《本編完結》「後日譚」連載開始しました

桜楽-sakura-

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La Madrugada 31 -制裁その後 3- # R18

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「ひっ……い、いやぁっっ!! いやっっ! 許しっ…許して!! やめっ、そこっ! ダメぇっっ!!」

 弟は啼き叫んで許しを乞うていたが、兄は許さず、弟にきざまれた刻印しるし執拗しつように責めていた。

 日陰シェイドが焼き入れたそれは、秘文字ミスティカラタしるされた兄のイニシャルで、まれなことに緋色で美しく残った。
 その刻印しるしは、触れただけでも弟の脳天までしびれるような快感を与えた。

「もう、やめてっっ! ……やだぁーー兄さま、お願いっ……っ! もう……許してくださ……っ!! リシェ、狂っちゃう……っ!」

 その小さな刻印しるしをしつこくめられ、きつく吸われる。それだけで、全身が性感帯になったかのようだった。
 乳首は固くとがり、刻印しるしを責められながら乳首をはじかれては、新たな涙を弟はあふれさせていた。

 命じられた四つ這いアレン・フィーレは、腕で支えることができず早々に肘を折り、尚更なおさら尻を差し出す恥ずかしい姿勢で兄に、いい様に刻印しるしなぶられることとなった。

「何故? 感じている筈だよ、リシェ。尻をはしたなく振って……男根ペニスがどろどろにれている」
「違っ……ちが…わな……けど、ちが……っ! リシェ、もう分からな……っーーいやぁっ!!」

 兄は、刻印しるしを押さえながら、弟の肛門アヌスを開いた。
 舌で肛門アヌスふちめ、唇を寄せる。

 ぴちゃ……、ちゅ…ちゅく、ちゅく……

「ひ……っ……! や…ぁ……っっ!! え……っく……ひっ……く、もう……許して…………」

肛門アヌスめられるの、好きだろう? リシェ」
「好き……、好き、わか……リシェ、分からな……っ!」

日陰シェイ、白いティゼ」
 兄がすっと、手を伸ばした。

「やだっっ! 日陰シェイ、青っっ!!」
「……リシェ? どうした、白の方がふわふわするぞ?」
「ふわふわ……いい、青……」

 ひっく、ひく……っ……

 泣きながら弟がうったえると、日陰シェイドは兄の手を取り、青ティゼの軟膏ローションまとわせた。
「……青のティゼが主のお好きな香りだと知っていらっしゃいますから」
 そっと、日陰シェイドささやく。

 くちゅ、くちゅ……
「んーーーんっ……は……ぁ……っ……」

 兄は、弟の肛門アヌス軟膏ローションを纏わせた指を沈め、馴染なじませる……そして、一旦指を引き抜くと、弟の身体を表に返した。

「足を開いて……そう、抱えて」
リシェ、また、恥ずかしい恰好する……」
 やっと刻印しるしへの責めがみ、弟がほうっと息をきながら、足を抱えて開く。

 くちゅり……

「青……好きか?」
 再び弟の肛門アヌスに指を沈めながら、兄が問う。

「好…き……青、兄さま……あんっ、あぁ…………」
いか?」
「んっ……、、から……兄さまのれて……男根ペニス、欲し……」
 どこか、夢現ゆめうつつのような様子で、弟がねがった。

「ーーん……ぁ……、気持ち、…………ぃ……」

 兄は、ゆっくりと男根ペニスうずめ、先ほど迄、激しく刻印しるしを責め、弟を喜悦よがらせ、嬌声きょうせいをあげさせていたのとは裏腹に、ゆるりと腰を使ったーーそれだけで、弟に得も言われぬ快感をもたらせる。

「あ……や……ぁ……リシェリシェ……」
「可愛いよ、リシェ。……卑猥ひわいに尻が揺れている。いやらしい尻の振り方を覚えたね……上手だよ」
「や……言わない、で……兄さま……言わな…ゆる、して……」
「何故? 兄さまは、リシェがいやらしいことを知っている。自分で言ってごらん? ”リシェはいやらしい子です”、って」
「に……さま……」

 ぽろぽろぽろ……と、涙をこぼして言いよどむ弟の身体を起こし、兄にまたがらせて対面座位の姿勢かたちを取った。

 兄は弟を抱きしめて、耳元で囁いた。
「ほら、兄さまが抱いてやる。言ってごらん、リシェ」

 弟は、おずおずと兄の背を抱きしめ、兄の肩に顔をうずめて戦慄わななく唇を開いた。
リシェ……、い…やらしい、子、ですーーごめん、なさい……」

「ちゃんと言えて良い子だ、リシェ。もうあやまらなくていい……リシェをそうしつけたのは、兄さまだからね。でも、何度でも言わせるよ――リシェ、お前をはずかしめるためだけに。覚悟しておきなさい」
「は……い、兄さま……んっ、あ……」

 下から突き上げられて、弟からあえかな声があがった。

「兄さまにすがっておいで」
 兄の言葉に弟は、兄の背に回した手をきゅ……、と強め、徐々に激しくなる男根ペニスの突き上げに身を任せた。

「あ……、や……深ぃ……! 兄さま……っ! ……あ、つよ……ぃーー!」
いか? リシェ……」
 目を細め、こらえるような表情かおで、兄は弟を突き上げた。

ぃ……リシェ……っ……たい」
「イきたいか? リシェ」
「……ドライメスイキしたい……っ」
「ーー好きなだけ、イくと良い……リシェ!」

 ひと際強い突き上げに、悲鳴のような嬌声きょうせいを上げーー弟はイった。
 その後も、兄にすがりながら幾度いくども……兄を呼びながら。
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