悠久の Madrugada〈マドゥルガダ〉 -蒼い闇- 《本編完結》「後日譚」連載開始しました

桜楽-sakura-

文字の大きさ
上 下
14 / 66

La Madrugada 10 〔華灯 3〕# R18

しおりを挟む
 弟の肛門アヌスに兄の男根ペニスが当てられた。

「ーーんっ…………」

「息をけ、リシェ。ける」

 そう言い置くと、兄は肛門アヌス男根ペニス挿入そうにゅうしていった。

…………っ…………」

呼吸いきをしろ! リシェ!!」

 兄は弟にそう強く命じながらも、敷布に投げ出されていた弟の手に己の手を拘束するようにかさねると、容赦ようしゃなくぐっ、と体重をかけてひと思いに肛門アヌスつらぬいた。

「ーーゃあっ!」
 |隘路単語あいろを無理やり裂単語かれるような痛みに、弟の眼からどっと涙があふれた。

 パン! パン、パン、パンーーーー

 兄は、弟の様子に一切いっさい頓着とんちゃくせず、肛門アヌス男根ペニスはげしく抽挿ちゅうそうし、その音が弟の耳を打った。

「い……っ…………た…………あぅ…………ぅ……………………ぃ……」

 肛門アヌスの奥まで穿うがたれる痛みは、弟が望んだものだった。

 その望み通り、兄は弟に破瓜はかの痛みを与え、思う様おもうさまさいなみ続けた。



「ーーひぃ…………っ!」

 肛門アヌスの奥を切りかれるようにえぐられ、弟から抑えきれない悲鳴が上がる。

「ーーーーくっ!」

 兄が息をめ、一瞬後に肛門アヌス最奥さいおうに、兄の精がそそがれた。

 ひと時、荒く息を吐いた兄は、直ぐに呼吸を整えると、いまだ硬さを失っていない男根ペニスをゆるく抜き差し始めた。

 じゅぷ……っ…………じゅ………………

 抽挿ちゅうそうはげしさが成りをひそめて、ゆったりとしたそれに変わり、かなでられる音も、兄の白濁が泡立つものに変わる。

「…………あ……ーーんっ」

 兄は、性急さのないゆっくりとした抽挿ストロークねらい定め、前立腺弟のイイところを穿った。

「や……! いや……いやだ!…………ぁ……」

 ーーくす、と笑んで、兄は一旦男根ペニスを引き抜いて弟の身体を表に返した。

 そして……大きく開いた弟のあしを抱え、殊更ことさらに、ゆっくり、再度弟の肛門アヌス男根ペニスを挿入していく。

 一旦全てを納めきると、兄はもう一度弟の胸の先にティゼルをり込め、とがりをはじいた。

 ちゅっ……

 そして、リップ音ひびかせながら何度も何度も口づけた。

 それから深く口づけて弟の口腔こうこうおかし、弟の息が上がる頃にやっと濃厚な口づけから解放して、男根ペニス抽挿ちゅうそうを再開した。

 ゆるゆると突き上げ、やがて弟からよろこびをかくせない、甘いあえぎが上がり始める。

「ああっ……や……ぁ…………! ーーんんっ…………は…………ぁ」

 兄は弟に教える。

「リシェ、これがSEX睦合い-むつみあい-だよ。気持ちがいだろう?」

「や……ぁ…………、兄さま…………だめ…………っ…………あんっ…………」



「ーーそして、これが二つ目のちぎり」



「確かめなさい」

 兄は弟の両手を前にみちびき、弟の肛門アヌスを兄の男根ペニスつらぬいているそれにふれれさせた。

 ビクッと、手を引こうとする弟を兄はゆるさない。

「や……ぁ……兄さま…………ぃや…………」

 ふるふると首を振る弟に、兄は命じた。

「触って? リシェ。そして言いなさい。どうなっているかーーどうしているか」

「………………ーーーーリシェ……の、ア……肛門アヌスに、兄さまの……男根ペニスつらぬいて、る…………。リシェ……兄さまに……おか……して……もら…………って……いま……す…………」

 兄は弟の髪をかき上げて、額に口づけを落としてめた。

「良い子だ。ちゃんと言えた」

 兄はゆるゆるとき上げていたそれを徐々に早め、また回しながら突き上げ、弟のあえぎは、次第しだいつやびるものに変わっていく。

「やぁっ……! に……さま…………ぁ!!  あんっ……ーーいっ…………!!」

 兄は、すっかり勃ち上がっている弟の男根ペニスいましめている茎環ペニスリングを調節する。だらだらと精をこぼすことはできても、激しい射精をすることができない、ギリギリのところに。

 弟が快楽に身を任せ、たっぷりとイイ声を上げ続けるようになった頃、兄は男根ペニスを浅いところまで引いた。

 今度は弟が感じるところを絶妙ぜつみょうに外し、ゆるいだけの抽挿ちゅうそうを繰り返す。

 ーー肛門アヌス最奥さいおう穿うがたれるよろこびを知ってしまった身体が、弟をかせるまで時間はかからなかった。

「や……やぁ………んんっ……! ゃ……ーーーー!! に……さま…………っ」

 弟の眼が大きく見開かれる。

「や……お願…………い、お願い…………兄さまっ!」

「リシェ、お前の願いなら聞こう。どうして欲しい?」

「やだ……っ…………何故……? 兄さま…………てっ…………ねが……っ…………」

「願いなら聞くと、兄さまは言ったよ。リシェ……おねだりしなさい。肛門アヌスを舐めてやった時は、いやらしいおねだりができただろう? もう言えない筈はない」

 はしたなく、恥ずかしいを兄にしない限り許されない。
 弟は、自ら口に出して願わなければならなかった。

「ーーーーして。」

「ん?」

「許し…て……ください、兄さま。リシェの恥ずかし……い……お願いーーリシェ、兄さまのペニスが欲し……の…………肛門アヌスのーー最奥おくを、突い、てくださ……い……兄さまの男根ペニスで貫いて!!……お願……ーーーーああっ」

 兄はえぐるように、肛門アヌス奥                                     おくを何度もき上げた。

「あ……あ…………いっ!」

「尻を振ることを覚えたね。いけない子だ。みだらで……可愛いーー兄さまのリシェ」
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

飼われる側って案外良いらしい。

なつ
BL
20XX年。人間と人外は共存することとなった。そう、僕は朝のニュースで見て知った。 なんでも、向こうが地球の平和と引き換えに、僕達の中から選んで1匹につき1人、人間を飼うとかいう巫山戯た法を提案したようだけれど。 「まあ何も変わらない、はず…」 ちょっと視界に映る生き物の種類が増えるだけ。そう思ってた。 ほんとに。ほんとうに。 紫ヶ崎 那津(しがさき なつ)(22) ブラック企業で働く最下層の男。悪くない顔立ちをしているが、不摂生で見る影もない。 変化を嫌い、現状維持を好む。 タルア=ミース(347) 職業不詳の人外、Swis(スウィズ)。お金持ち。 最初は可愛いペットとしか見ていなかったものの…?

王道学園の冷徹生徒会長、裏の顔がバレて総受けルート突入しちゃいました!え?逃げ場無しですか?

名無しのナナ氏
BL
王道学園に入学して1ヶ月でトップに君臨した冷徹生徒会長、有栖川 誠(ありすがわ まこと)。常に冷静で無表情、そして無言の誠を生徒達からは尊敬の眼差しで見られていた。 そんな彼のもう1つの姿は… どの企業にも属さないにも関わらず、VTuber界で人気を博した個人VTuber〈〈 アイリス 〉〉!? 本性は寂しがり屋の泣き虫。色々あって周りから誤解されまくってしまった結果アイリスとして素を出していた。そんなある日、生徒会の仕事を1人で黙々とやっている内に疲れてしまい__________ ※ ・非王道気味 ・固定カプ予定は無い ・悲しい過去🐜のたまにシリアス ・話の流れが遅い

イケメン社長と私が結婚!?初めての『気持ちイイ』を体に教え込まれる!?

すずなり。
恋愛
ある日、彼氏が自分の住んでるアパートを引き払い、勝手に『同棲』を求めてきた。 「お前が働いてるんだから俺は家にいる。」 家事をするわけでもなく、食費をくれるわけでもなく・・・デートもしない。 「私は母親じゃない・・・!」 そう言って家を飛び出した。 夜遅く、何も持たず、靴も履かず・・・一人で泣きながら歩いてるとこを保護してくれた一人の人。 「何があった?送ってく。」 それはいつも仕事場のカフェに来てくれる常連さんだった。 「俺と・・・結婚してほしい。」 「!?」 突然の結婚の申し込み。彼のことは何も知らなかったけど・・・惹かれるのに時間はかからない。 かっこよくて・・優しくて・・・紳士な彼は私を心から愛してくれる。 そんな彼に、私は想いを返したい。 「俺に・・・全てを見せて。」 苦手意識の強かった『営み』。 彼の手によって私の感じ方が変わっていく・・・。 「いあぁぁぁっ・・!!」 「感じやすいんだな・・・。」 ※お話は全て想像の世界のものです。現実世界とはなんら関係ありません。 ※お話の中に出てくる病気、治療法などは想像のものとしてご覧ください。 ※誤字脱字、表現不足は重々承知しております。日々精進してまいりますので温かく見ていただけると嬉しいです。 ※コメントや感想は受け付けることができません。メンタルが薄氷なもので・・すみません。 それではお楽しみください。すずなり。

愛しの妻は黒の魔王!?

ごいち
BL
「グレウスよ、我が弟を妻として娶るがいい」 ――ある日、平民出身の近衛騎士グレウスは皇帝に呼び出されて、皇弟オルガを妻とするよう命じられる。 皇弟オルガはゾッとするような美貌の持ち主で、貴族の間では『黒の魔王』と怖れられている人物だ。 身分違いの政略結婚に絶望したグレウスだが、いざ結婚してみるとオルガは見事なデレ寄りのツンデレで、しかもその正体は…。 魔法の国アスファロスで、熊のようなマッチョ騎士とツンデレな『魔王』がイチャイチャしたり無双したりするお話です。 表紙は豚子さん(https://twitter.com/M_buibui)に描いていただきました。ありがとうございます! 11/28番外編2本と、終話『なべて世は事もなし』に挿絵をいただいております! ありがとうございます!

ある日、人気俳優の弟になりました。

雪 いつき
BL
母の再婚を期に、立花優斗は人気若手俳優、橘直柾の弟になった。顔良し性格良し真面目で穏やかで王子様のような人。そんな評判だったはずが……。 「俺の命は、君のものだよ」 初顔合わせの日、兄になる人はそう言って綺麗に笑った。とんでもない人が兄になってしまった……と思ったら、何故か大学の先輩も優斗を可愛いと言い出して……? 平凡に生きたい19歳大学生と、24歳人気若手俳優、21歳文武両道大学生の三角関係のお話。

神官、触手育成の神託を受ける

彩月野生
BL
神官ルネリクスはある時、神託を受け、密かに触手と交わり快楽を貪るようになるが、傭兵上がりの屈強な将軍アロルフに見つかり、弱味を握られてしまい、彼と肉体関係を持つようになり、苦悩と悦楽の日々を過ごすようになる。 (誤字脱字報告不要)

甘すぎるドクターへ。どうか手加減して下さい。

海咲雪
恋愛
その日、新幹線の隣の席に疲れて寝ている男性がいた。 ただそれだけのはずだったのに……その日、私の世界に甘さが加わった。 「案外、本当に君以外いないかも」 「いいの? こんな可愛いことされたら、本当にもう逃してあげられないけど」 「もう奏葉の許可なしに近づいたりしない。だから……近づく前に奏葉に聞くから、ちゃんと許可を出してね」 そのドクターの甘さは手加減を知らない。 【登場人物】 末永 奏葉[すえなが かなは]・・・25歳。普通の会社員。気を遣い過ぎてしまう性格。   恩田 時哉[おんだ ときや]・・・27歳。医者。奏葉をからかう時もあるのに、甘すぎる? 田代 有我[たしろ ゆうが]・・・25歳。奏葉の同期。テキトーな性格だが、奏葉の変化には鋭い? 【作者に医療知識はありません。恋愛小説として楽しんで頂ければ幸いです!】

帰宅

pAp1Ko
BL
遊んでばかりいた養子の長男と実子の双子の次男たち。 双子を庇い、拐われた長男のその後のおはなし。 書きたいところだけ書いた。作者が読みたいだけです。

処理中です...