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婚約者の王太子が偽聖女を連れてきたので、城から出て行くことになりました。
前編
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突然ですが、私、ジゼルは聖女です。
聖なる魔法の力で人々を癒やすのが私の仕事。
この功績を認められて、王太子であるフランソワ様の
婚約者に選ばれました。
つい3日前のことです。
そして今日、フランソワ様は私に対して婚約破棄を言い渡しました。
理由?それがよく分からないのです。
フランソワ様の言い分としては彼の隣にぴったりと寄り添っている女性こそが本物の聖女であり、私は偽物だからだということでした。
何をおっしゃっているのかしら?
この方が聖女?
どこからも聖なる魔法の力を感じないのですけれども?
偽物なのは明らかです。
そしてフランソワ様と女性の距離感から鑑みて、恋人同士なのでしょう。
まぁ、何でもいいですけど。
「私はお城を出て行ってもよろしいのでしょうか?」
「当たり前だ。さっさと出ていけ。…あぁ、そうだ。回復薬のレシピだけは書いて、城に残しておけよ」
「それだけでいいんですね?分かりました。すぐに取りかかり、出来次第城を出ます」
「ふんっ!」
私は肩を震わせて、城から出て行きました。
聖なる魔法の力で人々を癒やすのが私の仕事。
この功績を認められて、王太子であるフランソワ様の
婚約者に選ばれました。
つい3日前のことです。
そして今日、フランソワ様は私に対して婚約破棄を言い渡しました。
理由?それがよく分からないのです。
フランソワ様の言い分としては彼の隣にぴったりと寄り添っている女性こそが本物の聖女であり、私は偽物だからだということでした。
何をおっしゃっているのかしら?
この方が聖女?
どこからも聖なる魔法の力を感じないのですけれども?
偽物なのは明らかです。
そしてフランソワ様と女性の距離感から鑑みて、恋人同士なのでしょう。
まぁ、何でもいいですけど。
「私はお城を出て行ってもよろしいのでしょうか?」
「当たり前だ。さっさと出ていけ。…あぁ、そうだ。回復薬のレシピだけは書いて、城に残しておけよ」
「それだけでいいんですね?分かりました。すぐに取りかかり、出来次第城を出ます」
「ふんっ!」
私は肩を震わせて、城から出て行きました。
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