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フレンチでリッチな夜でした
その28
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外が俄かに騒がしくなって来た。
どうやら本命の『客』が到着したらしい。
部屋の壁越しに伝わる慌ただしい足音や話し声などから、アレグラは事態の成り行きを大まかに察したのであった。
となれば、こちらもいよいよ『人質』としての役目を課せられるのであろうか。
室内に誰もいないのを良い事に彼女は些か行儀悪く、窓辺に置かれた机に頬杖を付いて黙考した。
手足に枷を取り付けられて連行されるのも鬱陶しい。何より、そんな姿を主に見られでもすれば、少なくとも向こう五十年は何かにつけて物笑いの種にされる事だろう。
誰も知らぬ所で赤毛の女は渋面を作った。
こちらもそろそろ腰の上げ時であるらしい。ならば精々人目を惹くよう派手に暴れ回ってやるとしようか。
そう結論付けると、アレグラは部屋の閉ざされた扉へ向けて細くも鋭い眼差しを向けた。
直後、その扉が外から押し開かれる。
突然の事に僅かな驚きの色を浮かべたアレグラは、室内に入って来た相手を認めて更にその度合いを強めたのだった。
部屋の敷居を跨いでアレグラの前に現れたのは、ベルナールであった。
誰に伴われる訳でもなく、部屋の境を一人で潜った彼は後ろ手に扉を閉める。そうして若き修道士は赤毛の女とほぼ同じ表情を湛え、狭い室内で互いに向かい合った。部屋の外から届く他者の足音も、相対して不動を保つ二人の間の空気を揺るがせるには至らなかった。
アレグラは椅子に腰掛けたまま、瞳の表に幾つかの光を過ぎらせる。
外の連中に何処まで与しているのか定かではないが、こちらの正体も既に向こうの知る所となっているのだろうか。
だとすれば、ありのままに『男』と『女』として向かい合うのはこれが初めてとなる。
いや……
そこで彼女は思い起こした。
あの夜の事を。
嘗て大学を去る前夜に起きた出来事を。
束の間、アレグラの意識は過去へと遡行する。
あの日の終わり近く、酒精の臭いが昼夜を問わず漂う居酒屋で、別れの宴は催されたのだった。普段から学生達の間で利用されて来たその店は常に盛況の中にあったが、この夜は格別の盛り上がりを見せていた。
辺りが宵闇に包まれた夜半に、それでも小さな不夜城たる酒場から歓声が途絶える事は無かったのである。大学を出る事が決まった学生達を送り出す為に、同輩後輩及びその仲間達が集まって粗末ながらも精一杯の宴会が開かれていた。
そして宴も酣に差し掛かった頃、一際大きなどよめきが酒場の広間を波打たせたのであった。
一人の『貴婦人』が学生達の只中に突如として現れたからである。
赤いロングドレスを身に纏い、同じ色のウイッグを腰の辺りまで垂らしたアレグラが困惑気味に、それでも周囲に押されるようにして広間へと歩いて行く。その艷やかにして鮮やかな出で立ちに、居合わせた学生らと酒場の給仕達は挙って感嘆の声を上げたのであった。
只一人、当のアレグラだけが呆れ半分疲れ半分の冴えない面持ちを保っていた。
一体誰が言い出した事なのやら、と彼女は棘の無い苛立ちのような不貞腐れた感情を胸中に蟠らせたのであった。
元々が中性的な面立ちと細身の体躯の持ち主である。最後の記念に一つ女装でもさせてみようと言う企画が、当人の預かり知らぬ所で持ち上がったようであった。普段『男装』しているアレグラからすればこれは単なる『盛装』に過ぎないのだが、周囲の反響は非常に大きなものであった。
胸元が大きく開かれた、各所に白いフリルの付けられた赤いドレスは、生地自体は大した光沢も持たぬ粗末な代物である。何処かの劇団から借りて来た衣装であると、事前にアレグラは仲間内から聞かされていた。
確かに様式や装飾は些か古臭く、ウイッグも含めてこんな格好で表通りを練り歩けば道々で失笑を買う事は必至であろう。然るにこの場合、笑いを発する者は周囲に誰一人として現れなかった。
代わりに溢れ出たのは、賞賛と羨望の煌めく眩い視線ばかりである。
それ程までに、この時の『彼女』の姿は美しかった。
着る者の放つ凛とした雰囲気が衣装の古さや安さを覆い隠し、のみならず双方が元から携えた気品を相互に際立たせ、互いに劣らぬ光を放つようにして衆人の前に現れ出でたのであった。たとえ反骨の気質に満ち溢れた道化師であっても、我を忘れて跪かずにはおれぬ程の燦然とした美しさを、『女装』したアレグラは発散させていた。
誰かがリュートと笛を奏で始め、最後の舞踏会が開始された。
それぞれ貴族に扮した学生達が、貴婦人の姿を取ったアレグラを相手に舞踏を披露する。専ら相手の男の方へ冷やかしや囃し立てる声が周囲から湧き起こる中、少しして彼女の前に新たなパートナーが歩み出た。
周囲と同じく貴族風の衣装に身を包んだベルナールが、やや及び腰の様子でアレグラの前へと進み出たのであった。相対する赤毛の女共々、本来の装束に袖を通した貴族の青年は戸惑いがちに、それでいて眼差しは相手から決して外そうとはせずに広間の中心まで進んだ。
鮮やかな青いコートを着た男の手が、赤いドレスを纏った女の手元へ差し伸べられる。
リュートと笛が軽妙な旋律を場に提供した。
一呼吸程の間を置いて、アレグラはベルナールの手を握り締めた。
そして二人は踊り始めた。
それがずっと以前に定められた事であるかのように。
あたかも遥か昔から繰り返されて来た事であるかの如くに。
互いに手を取り合って優雅に踊る男女の姿を、取り巻く人々は夢中になって見つめ続けた。或る者は息を呑み、また或る者は驚嘆の呟きを漏らして、滞る様子も一切覗かせずに目の前で踊り続ける二人の姿をそれぞれの瞳に映したのであった。
掴み処の無い次第に遠ざかり行くような夢のような景色に見えて、誰の眼前にも確かに繰り広げられる現の様相である。だからこそ、見守る者には僅かな戸惑いと共に大きな感銘を与えるのであった。
この場が酒場の一角である事さえ忘れるまでに。
ベルナールにしてもそれは同様であった。
周りの取るに足らない冷やかしから『女』の振りをしているだけの『彼』の姿を、彼は間近からじっと見つめ続けた。
認めるべきではなかった。
流されるべきでもなかった。
だが、それでも……
若干の後ろめたさを伴って湧き上がる一つの想いが、青年の頭を覆い尽くした。
胸の奥で高まり行く鼓動と共に。
……それでも今、目の前に立つ者は確かに美しい。
幸いにして、幼少時から嗜みとして覚えさせれられた舞踏の経験が、青年の体を勝手に動かして行く。心ここに在らずの体で、然るにベルナールは躓く事も無く踊り続けた。
一方のアレグラは、ベルナールと踊り始めてからずっと心を塞ごうと試みていた。
自分は一体、こんな所で何をしているのだろう?
何故、こんな真似を続けなければならないのだろう?
胸の奥で拒絶するように疑念を絶えず抱きながら、『彼女』は目の前の相手を突き放す事も、この場から立ち去る事も出来ずにいた。
こちらを食い入るように凝視するベルナールの視線に耐えかねて、『彼女』は瞳を時折逸らす。
にも拘らず、ものの数瞬後には『彼女』は『彼』を再び見つめていたのであった。
何が自分をそうさせるのか。明確に意を発する事さえ出来ずにいる己の有様を訝りながらも、アレグラはベルナールと手に手を取って踊り続けた。
数日前に大聖堂の屋上で遣された妙な言葉が、頭の片隅に未だに引っ掛かっていた。さながら知らぬ間に蜘蛛の巣に囚われて足掻く蝶のように、アレグラは纏わり付く苦悩と密かに戦っていたのであった。
どうしてこんなに絡まった感慨を、今になって抱かなくてはならないのだろう。
大学を訪れたのも、全ては一時の気紛れに過ぎなかったのに。
明日にはここを去らねばならないと言うのに。
それで一切は元通りとなる筈なのに。
瞳の奥に幾筋もの光条を過ぎらせて、アレグラは少し寂しげな、或いは儚げな顔をベルナールへと向けていた。何を言い出すでもなく唇を薄く開いて、しかも『彼女』自身も確とは意識せぬままに。
リュートと笛の流れるような旋律の裏で、幾つもの想いが流れ去って行った。
その夜、格段に目立つ所も見当たらぬ酒場で密かに起きた、それは一つの出来事であった。
どうやら本命の『客』が到着したらしい。
部屋の壁越しに伝わる慌ただしい足音や話し声などから、アレグラは事態の成り行きを大まかに察したのであった。
となれば、こちらもいよいよ『人質』としての役目を課せられるのであろうか。
室内に誰もいないのを良い事に彼女は些か行儀悪く、窓辺に置かれた机に頬杖を付いて黙考した。
手足に枷を取り付けられて連行されるのも鬱陶しい。何より、そんな姿を主に見られでもすれば、少なくとも向こう五十年は何かにつけて物笑いの種にされる事だろう。
誰も知らぬ所で赤毛の女は渋面を作った。
こちらもそろそろ腰の上げ時であるらしい。ならば精々人目を惹くよう派手に暴れ回ってやるとしようか。
そう結論付けると、アレグラは部屋の閉ざされた扉へ向けて細くも鋭い眼差しを向けた。
直後、その扉が外から押し開かれる。
突然の事に僅かな驚きの色を浮かべたアレグラは、室内に入って来た相手を認めて更にその度合いを強めたのだった。
部屋の敷居を跨いでアレグラの前に現れたのは、ベルナールであった。
誰に伴われる訳でもなく、部屋の境を一人で潜った彼は後ろ手に扉を閉める。そうして若き修道士は赤毛の女とほぼ同じ表情を湛え、狭い室内で互いに向かい合った。部屋の外から届く他者の足音も、相対して不動を保つ二人の間の空気を揺るがせるには至らなかった。
アレグラは椅子に腰掛けたまま、瞳の表に幾つかの光を過ぎらせる。
外の連中に何処まで与しているのか定かではないが、こちらの正体も既に向こうの知る所となっているのだろうか。
だとすれば、ありのままに『男』と『女』として向かい合うのはこれが初めてとなる。
いや……
そこで彼女は思い起こした。
あの夜の事を。
嘗て大学を去る前夜に起きた出来事を。
束の間、アレグラの意識は過去へと遡行する。
あの日の終わり近く、酒精の臭いが昼夜を問わず漂う居酒屋で、別れの宴は催されたのだった。普段から学生達の間で利用されて来たその店は常に盛況の中にあったが、この夜は格別の盛り上がりを見せていた。
辺りが宵闇に包まれた夜半に、それでも小さな不夜城たる酒場から歓声が途絶える事は無かったのである。大学を出る事が決まった学生達を送り出す為に、同輩後輩及びその仲間達が集まって粗末ながらも精一杯の宴会が開かれていた。
そして宴も酣に差し掛かった頃、一際大きなどよめきが酒場の広間を波打たせたのであった。
一人の『貴婦人』が学生達の只中に突如として現れたからである。
赤いロングドレスを身に纏い、同じ色のウイッグを腰の辺りまで垂らしたアレグラが困惑気味に、それでも周囲に押されるようにして広間へと歩いて行く。その艷やかにして鮮やかな出で立ちに、居合わせた学生らと酒場の給仕達は挙って感嘆の声を上げたのであった。
只一人、当のアレグラだけが呆れ半分疲れ半分の冴えない面持ちを保っていた。
一体誰が言い出した事なのやら、と彼女は棘の無い苛立ちのような不貞腐れた感情を胸中に蟠らせたのであった。
元々が中性的な面立ちと細身の体躯の持ち主である。最後の記念に一つ女装でもさせてみようと言う企画が、当人の預かり知らぬ所で持ち上がったようであった。普段『男装』しているアレグラからすればこれは単なる『盛装』に過ぎないのだが、周囲の反響は非常に大きなものであった。
胸元が大きく開かれた、各所に白いフリルの付けられた赤いドレスは、生地自体は大した光沢も持たぬ粗末な代物である。何処かの劇団から借りて来た衣装であると、事前にアレグラは仲間内から聞かされていた。
確かに様式や装飾は些か古臭く、ウイッグも含めてこんな格好で表通りを練り歩けば道々で失笑を買う事は必至であろう。然るにこの場合、笑いを発する者は周囲に誰一人として現れなかった。
代わりに溢れ出たのは、賞賛と羨望の煌めく眩い視線ばかりである。
それ程までに、この時の『彼女』の姿は美しかった。
着る者の放つ凛とした雰囲気が衣装の古さや安さを覆い隠し、のみならず双方が元から携えた気品を相互に際立たせ、互いに劣らぬ光を放つようにして衆人の前に現れ出でたのであった。たとえ反骨の気質に満ち溢れた道化師であっても、我を忘れて跪かずにはおれぬ程の燦然とした美しさを、『女装』したアレグラは発散させていた。
誰かがリュートと笛を奏で始め、最後の舞踏会が開始された。
それぞれ貴族に扮した学生達が、貴婦人の姿を取ったアレグラを相手に舞踏を披露する。専ら相手の男の方へ冷やかしや囃し立てる声が周囲から湧き起こる中、少しして彼女の前に新たなパートナーが歩み出た。
周囲と同じく貴族風の衣装に身を包んだベルナールが、やや及び腰の様子でアレグラの前へと進み出たのであった。相対する赤毛の女共々、本来の装束に袖を通した貴族の青年は戸惑いがちに、それでいて眼差しは相手から決して外そうとはせずに広間の中心まで進んだ。
鮮やかな青いコートを着た男の手が、赤いドレスを纏った女の手元へ差し伸べられる。
リュートと笛が軽妙な旋律を場に提供した。
一呼吸程の間を置いて、アレグラはベルナールの手を握り締めた。
そして二人は踊り始めた。
それがずっと以前に定められた事であるかのように。
あたかも遥か昔から繰り返されて来た事であるかの如くに。
互いに手を取り合って優雅に踊る男女の姿を、取り巻く人々は夢中になって見つめ続けた。或る者は息を呑み、また或る者は驚嘆の呟きを漏らして、滞る様子も一切覗かせずに目の前で踊り続ける二人の姿をそれぞれの瞳に映したのであった。
掴み処の無い次第に遠ざかり行くような夢のような景色に見えて、誰の眼前にも確かに繰り広げられる現の様相である。だからこそ、見守る者には僅かな戸惑いと共に大きな感銘を与えるのであった。
この場が酒場の一角である事さえ忘れるまでに。
ベルナールにしてもそれは同様であった。
周りの取るに足らない冷やかしから『女』の振りをしているだけの『彼』の姿を、彼は間近からじっと見つめ続けた。
認めるべきではなかった。
流されるべきでもなかった。
だが、それでも……
若干の後ろめたさを伴って湧き上がる一つの想いが、青年の頭を覆い尽くした。
胸の奥で高まり行く鼓動と共に。
……それでも今、目の前に立つ者は確かに美しい。
幸いにして、幼少時から嗜みとして覚えさせれられた舞踏の経験が、青年の体を勝手に動かして行く。心ここに在らずの体で、然るにベルナールは躓く事も無く踊り続けた。
一方のアレグラは、ベルナールと踊り始めてからずっと心を塞ごうと試みていた。
自分は一体、こんな所で何をしているのだろう?
何故、こんな真似を続けなければならないのだろう?
胸の奥で拒絶するように疑念を絶えず抱きながら、『彼女』は目の前の相手を突き放す事も、この場から立ち去る事も出来ずにいた。
こちらを食い入るように凝視するベルナールの視線に耐えかねて、『彼女』は瞳を時折逸らす。
にも拘らず、ものの数瞬後には『彼女』は『彼』を再び見つめていたのであった。
何が自分をそうさせるのか。明確に意を発する事さえ出来ずにいる己の有様を訝りながらも、アレグラはベルナールと手に手を取って踊り続けた。
数日前に大聖堂の屋上で遣された妙な言葉が、頭の片隅に未だに引っ掛かっていた。さながら知らぬ間に蜘蛛の巣に囚われて足掻く蝶のように、アレグラは纏わり付く苦悩と密かに戦っていたのであった。
どうしてこんなに絡まった感慨を、今になって抱かなくてはならないのだろう。
大学を訪れたのも、全ては一時の気紛れに過ぎなかったのに。
明日にはここを去らねばならないと言うのに。
それで一切は元通りとなる筈なのに。
瞳の奥に幾筋もの光条を過ぎらせて、アレグラは少し寂しげな、或いは儚げな顔をベルナールへと向けていた。何を言い出すでもなく唇を薄く開いて、しかも『彼女』自身も確とは意識せぬままに。
リュートと笛の流れるような旋律の裏で、幾つもの想いが流れ去って行った。
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