幻葬奇譚-mein unsterblich Alchimist-

ドブロクスキー

文字の大きさ
上 下
81 / 183
渚のリッチな夜でした

その23

しおりを挟む
 家に帰るとお互いに隅っこで部屋着に着替えた。うぅーん……結構恥ずかしいなぁ……ユノちゃんも意識してる?頬が赤くて、こっちをチラチラと見てるし……

 うぅーん……ユノちゃんも……意識してるのかなぁ……そんな訳無いかぁ。こんなおかしな感情は、わたしだけだよね。

 わぁーユノちゃんもスカートに可愛いTシャツだ。着替え終わったユノちゃんがベッドに座ってスマホのゲームを始めて、わたしは床に座ってテーブルで宿題を始めた……ユノちゃんを見るとスカートの中がチラッと見えててピンクのパンツが見えていた。

 もぉ!無防備なんだからぁ。ドキドキしながらチラチラと見ちゃって宿題に集中ができないじゃん!3時のおやつでも用意してこよっと……

「オヤツ持ってくるね」
「あ、わたしも手伝う」

 珍しく手伝ってくれて、オヤツと紅茶を部屋に持って入ると宿題を片付けて、テーブルにオヤツと紅茶を置いた。

 さっきと場所が入れ替わり、わたしがベッドで、ユノちゃんが床に座ってスマホのゲームをやりながらオヤツを食べていた。もースマホのゲームばっかりして……わたしが暇なんですけどー

 ……あ、さっき着替えの時にチラチラって、わたしを見てたよね?ユノちゃんにパンチラしたらドキドキしてくれるのかな?注意されちゃうかな?

 自然に……パンチラかぁ……うぅーん……あっ!壁に寄りかかってスマホを弄って、膝を立てたら……おもいっきりパンチラするよね!

 スマホを机から持ってきて、壁に寄りかかってパンチラをしてみた。気付いてもらう為に……

「ユノちゃん宿題は、しないのー?」
「ん……後です、る……」

 ユノちゃんが気付いたみたいでチラチラと見てる?え?わたしのパンチラに興味があるの?意外だなぁ……それって、わたしの事に興味があるってこと?パンチラに興味が?

「あのさ……もっと近くで見ても良いよ?」
「え?な、なにを……?」
「ん……パンツ……さっきからチラチラって見てたから」
「……え、見てないし……」
「ふぅーん、じゃあ良いや……」

 ベッドに座り直してパンツが見えないように座った。

「え?あ……えっと……ごめん……もう少し見たいかも……変に思うでしょ?キライにならない?」

 ユノちゃんが俯き答えてチラチラと、わたしの表情を気にしている感じだった。

「キライになるわけ無いでしょー。はい。どーぞぉー」

 さっきと同じ体勢をとってパンツをみせた。

「そこで見える?もっと近くで見ても良いよ?恥ずかしいけどぉ……」

 ユノちゃんが頬を赤くさせて、ベッドの近くに寄ってきた。

「ミユちゃんのパンツ……水色で可愛い……ドキドキ……するね……ううぅ……ミユちゃん……可愛い」
「え?えへへ……子供っぽいよね……?」
「ううん。可愛い!」
「えっと……いつまで見せれば良い?」
「あ、ごめん……ありがと」

 それからはお互いに意識しちゃって気まずいまま寝る時間になってしまった。色々と聞きたかったのにな……

 そんな事を考えていると寝てしまって……胸がゾワゾワとした感覚で目が覚めた……それにベッドが小刻みにゆれていて……

「はぁ……♡ はぁ……♡ うぅ……ん……♡ んっ……  んっ……あっ♡ あぁっ♡ んぅ……っ♡ はぁ……♡ あぁっ♡」

 えっ?わたしの身体を触って……ユノちゃんが、興奮してるの?えっと……その……オ◯ニーってヤツかな?すごいエッチな感じだな……始めて見ちゃった!気持ち良いのかな……興奮してきちゃうかも……

 これって寝た振りをしておいた方が良いよね?

「ミユちゃん……♡ はぁ♡ はぁ♡  うぅ……ん……っ♡ あぁっっ♡」

 ユノちゃんが、ビクッ♡ ビクッ♡と身体を動かしてグッタリした感じになった。

「はぁ…………♡ はぁ……♡ ふぅ~……♡ ちゅっ♡ ミユちゃん……すきっ♡」

 薄めを開けて見ると……温かくてぷにゅ♡とした感触の唇が、わたしの唇に触れた。ユノちゃんの表情は頬を赤くしてトロンとした表情で少しエッチな感じだった。

 え?好きって?え?ユノちゃんが、わたしの事が好き?好きってキスとかする好きだよね?今、キスしてたし……

 落ち着いたユノちゃんが、わたしを抱きしめて頬にもキスをしてきた。あぁ……そのままで居てほしいなぁ……

 ん……昨日の朝に頬が濡れていたのって……このキスのせい?それにユノちゃんの頬が赤かくてチラチラと見てたのって……こういう事だったのかぁ……納得だよ。一緒に帰りたかったとか、告白の邪魔に入ったのとか……同じ気持ちだったのかぁー♪

「うぅ~ん……ふあぁ~……」

 今起きた振りをすると、ユノちゃんが頬にキスをしていてビクッ!と反応して固まっていた。

「わぁっ……あ、これは……その……」
「わぁー!ユノちゃんキスしてくれてたんだ!ありがとー」

 ユノちゃんが気にしないように明るく振る舞ってみた。
 
「え?あ、うん……目の前に可愛い……ほっぺがあって……つい……キスしちゃった」
「つい……なの?」
「えっと……ついじゃないかな……見てたらキスしたくなっちゃった」
「わたしもキスして良いのかなぁ……?ユノちゃんだけズルいよー」
「え!?あ、うん。して……」

 ちゅっ♡ ちゅっ……♡

 ユノちゃんにキスをすると、目を閉じて嬉しそうな表情をしてジッとして固まっていて……わたしの唇が頬に触れる度にビクッ♡ ビクッ♡と身体を動かした。

「ミユちゃん……もっとして……」

 ユノちゃんが身体をモジモジさせて、頬を赤くさせて潤んだ目で見つめてお願いをしてきた。

 同じ枕に頭を乗せて見つめ合い、抱きしめ合いお互いの唇にキスをし合った……

 夢中でキスをし合って抱きしめ合っていると朝になっていた。

「あのさ……私達って付き合ってるのかな?」
「……えっと……私は、付き合いたいかな……ミユちゃんは、それで良いの?私と……付き合いたいって思ってくれるの?男の子に告白されてたけど……」
「え?あ……えっと、わたしはユノちゃんと付き合いたいって思ってて断るつもりだったし……うん。付き合おうよ!」
「……うんっ!やったっ!付き合う!」
  
 二人で付き合うことになり。ユノちゃんは二人で居る時は、素っ気ない態度がなくなり……甘えてきたり、優しくなって別人になったけど……学校じゃ素っ気ない感じをしていて可愛い……。二人だけの時は……うふふ……♪


 おわり
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

友達の母親が俺の目の前で下着姿に…

じゅ〜ん
エッセイ・ノンフィクション
とあるオッサンの青春実話です

逢魔ヶ刻の迷い子

naomikoryo
ホラー
夏休みの夜、肝試しのために寺の墓地へ足を踏み入れた中学生6人。そこはただの墓地のはずだった。しかし、耳元に囁く不可解な声、いつの間にか繰り返される道、そして闇の中から現れた「もう一人の自分」。 気づいた時、彼らはこの世ならざる世界へ迷い込んでいた——。 赤く歪んだ月が照らす異形の寺、どこまでも続く石畳、そして開かれた黒い門。 逃げることも、抗うことも許されず、彼らに突きつけられたのは「供物」の選択。 犠牲を捧げるのか、それとも——? “恐怖”と“選択”が絡み合う、異界脱出ホラー。 果たして彼らは元の世界へ戻ることができるのか。 それとも、この夜の闇に囚われたまま、影へと溶けていくのか——。

逢魔ヶ刻の迷い子2

naomikoryo
ホラー
——それは、封印された記憶を呼び覚ます夜の探索。 夏休みのある夜、中学二年生の六人は学校に伝わる七不思議の真相を確かめるため、旧校舎へと足を踏み入れた。 静まり返った廊下、誰もいないはずの音楽室から響くピアノの音、職員室の鏡に映る“もう一人の自分”——。 次々と彼らを襲う怪異は、単なる噂ではなかった。 そして、最後の七不思議**「深夜の花壇の少女」**が示す先には、**学校に隠された“ある真実”**が眠っていた——。 「恐怖」は、彼らを閉じ込めるために存在するのか。 それとも、何かを伝えるために存在しているのか。 七つの怪談が絡み合いながら、次第に明かされる“過去”と“真相”。 ただの怪談が、いつしか“真実”へと変わる時——。 あなたは、この夜を無事に終えることができるだろうか?

海淵巨大生物との遭遇

ただのA
ホラー
この作品は、深海をテーマにした海洋ホラーで、未知なる世界への冒険とその恐怖が交錯する物語です。 潜水艦《オセアノス》に乗り込み、深海の神秘的で美しい景色に包まれながらも、 次第にその暗闇に潜む恐ろしい存在とも 遭遇していきます。 ────────────────── オセアノスは、最先端技術を駆使して設計された海底観覧用潜水艦。 乗客たちは、全長30メートルを超えるこの堅牢な潜水艦で、深海の神秘的な世界を探索する冒険に出発する。 艦内には、快適な座席やラウンジ、カフェが完備され、長時間の航行でも退屈することはない。 窓からは、光る魚や不思議な深海生物が観察でき、乗客たちは次々と目の前に広がる未知の景色に驚き、興奮する。 しかし、深海には未だ解明されていない謎が数多く存在する。 その暗闇に包まれた世界では、どんな未知の生物がひそんでいるのか、人々の想像を超えた巨大な影が潜んでいるのか、それは誰にも分からない。 それに故に人々は神秘性を感じ恐怖を体験する^_^

オカルティック・アンダーワールド

アキラカ
ホラー
とある出版社で編集者として働く冴えないアラサー男子・三枝は、ある日突然学術雑誌の編集部から社内地下に存在するオカルト雑誌アガルタ編集部への異動辞令が出る。そこで三枝はライター兼見習い編集者として雇われている一人の高校生アルバイト・史(ふひと)と出会う。三枝はオカルトへの造詣が皆無な為、異動したその日に名目上史の教育係として史が担当する記事の取材へと駆り出されるのだった。しかしそこで待ち受けていたのは数々の心霊現象と怪奇な事件で有名な幽霊団地。そしてそこに住む奇妙な住人と不気味な出来事、徐々に襲われる恐怖体験に次から次へと巻き込まれてゆくのだった。

百合ランジェリーカフェにようこそ!

楠富 つかさ
青春
 主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?  ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!! ※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。 表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

だんだんおかしくなった姉の話

暗黒神ゼブラ
ホラー
弟が死んだことでおかしくなった姉の話

処理中です...