黒の瞳の覚醒者

一条光

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番外編~フィオ・ソリチュード~

取り戻したもの

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 陣の光を抜けた先は城壁の中、そしてすぐにティナに連れ出される。
 上空から確認したワタルは見たこともない魔物に首を締め上げられて今にも殺されそうだった。
「ティナ落として」
「勿論そうするわよ。その剣重すぎるもの、思いっきりいってらっしゃい」
 ティナの手から放れて私はアル・マヒクを構えて魔物の腕目掛けて落ちる。
 重量を乗せた全力を落とす。

『――ッッ!?』
「げほっ、ごほっごほっ! な、んで……?」
「ワタルは私の大事な人、それを奪う事は許さない」
 魔物は腕を落とされた事に戸惑いながらも私を敵と見定めて牙を剥き出しに怒りを露にしてくる。

 ワタル……やっと会えたのにまたこんなにぼろぼろで……。
 許さない。
 私もあの時のワタルと同じだ。大切な人を傷付けられた怒りが全身を支配する。
 私は止まらない、この敵が完全に死ぬまで絶対に。

 強い敵に半端な殺意を向ければ次の動きを気取られる、でも私はあえて殺気を叩き付ける。
 鈍感な生き物ですら理解出来るだけの殺意、抑えようとしても溢れてしまう。
 それなら全力で叩き付ける、相手の戦意を飲み込む程に。
 地に刺さるアル・マヒクの鍔に腰掛け見下ろす私の眼光に敵がたじろいで動きを止めた。
 ワタルを傷付けた、苦しめた敵を殺し尽くす。

「ワタルが遅いから待つのに飽きて迎えに来た」
 ワタルの瞳が疑問に染まって私だけを映してる。
 もう少しだけ待ってて。
『――ッ!』
「相手は私がする」
 ――ワタルが何か言おうとしたのに魔物に遮られた。
 久しぶりなのに――鍔から降りる勢いで剣を引き抜き魔物に叩き付ける。
 やっと会えたのに邪魔は許さない。

 私の一撃をで受け止めた……。
 斬り落とした腕が防御の瞬間再生した。私の腕力とアル・マヒクの重量からの一撃を受け止められる爪――でも。
「ふ~ん、再生と硬さ、それだけ?」
 受け止めた事で余裕を見せて口元を歪めた敵を挑発すると低く唸ってアル・マヒクを砕こうとギリギリと爪を突き立てようとしてる。

 エルフの国での戦闘で自分の体の使い方は完全に理解した。
 躱す事は叶わない速度で、受け止める事なんて出来ない重さで――今度こそ薙ぐッ。

『ガァァァアアアアア!?』
 受けようと試みた腕がひしゃげた。
 絶叫した魔物は自然と後退る。
「斬れなかった。本当に硬いんだ。でもいい、続ければいいだけ」
 ワタルを傷付けた分を返す。
 攻撃の暇を与えないように打ち込んで腕を壊す。
 壊しては再生壊しては再生の繰り返し、但し――痛みも恐怖も蓄積する。
 それは戦闘中の動きを鈍らせる、痛みなんてその最多るものだと思う。
 特に、言葉をような相手には尚更痛みはよく通じるから分かりやすい。

 打つ、打つ、打つ、その度に魔物の体はひしゃげる。
 穿つ、穿つ、穿つ、表面が零れた先から抉る。
 下がる暇なんて与えない。
 連続して受ければ再生が間に合わずに体の一部は地に落ちる。
 魔物の怒りなんて既に萎んで今はどうやって逃げ出すか必死に頭を回してるのが分かる。
 受ける時の動きの変化を見逃さず追い詰める。
 
 打ち込んだ瞬間よろめいて体勢が崩れた。
 薙いだ勢いのまま回転してトドメを刺す為にアル・マヒクを両手で握り直す――体勢を建て直そうとしてる……その体で受けるつもり?
 受けられるものなら受けてみればいい――。

 受けた腕はぐちゃりと歪み垂れ下がる、再生すら追い付かず本来の役目を果たすことは出来ない――。
 誘われた……私が打ち据える衝撃を利用して空へと逃げた。
 でもまだ――。
 放つのは黒い一撃、タナトスの呪いからは逃れられない。
 
「へぇ」
 少しだけ感心した。今の動きすらも誘いだった。
 投擲したタナトスが零れた部分に到達する瞬間体勢を崩して躱された。
 なら、上空に居る敵を討ち取るには一つしかない。
 この展開はワタルと私の初めてには丁度良いかもしれない。

「ワタル動くな、その身体では何も出来ないだろう?」
「でも、レールガンじゃないとあの高さは――」
 やっぱりそうくる、ふらつきながら力の入らない手で剣を握ろうとしてる。
 ワタルは無茶ばかりするから――ちゃんと傍に居て手伝わないと本当にいつか死んじゃうから、だから――。

「ワタル、これで撃って」
「は、はぁ!? いやお前……え? これってそういう意味で俺の剣と同じ形なのか?」
「そう、硬いのも大きいのもワタルなら貫ける」
「いやでも、これどうやって構えるんだよ……万全の状態でもこんな剣俺には構えられないぞ?」
「? ワタルが持てないのなんて分かり切ってる。私が構えるから問題ない」
 その為の準備だってしてある。
「お前が構えてもしょうがないだろ、触れてたら感電するから撃てないぞ」
「これがあるから平気」
 ワタルの不安を拭う為に自慢の装備を見せびらかす。もう既に何度と戦闘に使用してるけど未だに傷一つ無い、ティナが職人に必死に頼んでくれたおかげ。

「金属なんて余計に感電――なんだ?」
「使ってみて」
 試してみた方が納得すると思ってワタルの手を握った。
「そんな事出来るわけ――」
「ワタル、本当に平気なのよ? そういう紋様が書いてあるの。だからフィオに構えてもらってワタルは全力で能力を放出するだけで大丈夫よ」
 ティナが微笑むと握ってた手から緊張が消えた。

「んじゃま、いっちょやってみますか。って言ってもあいつ動き回っててこんなデカい剣じゃ狙い付けるの難し過ぎないか?」
「そこは私が補助する。業火よ燃え盛れ!」
 爆炎が上空に燃え広がって敵の逃げ場を奪って一定範囲に留めてる。逃げる方向を変えようとしても炎が器用に回り込んでしまう。
 これなら十分狙える。
「フィオ頼む」
「ん」
 アル・マヒクのサイズに合わせて作って貰った硬さだけを求めた特注の弾丸ナイフをセットする。

「本当に大丈夫なんだな?」
「ん、絶対に平気」
「じゃあいくぞ! ぶち抜けぇぇぇえええええ!」
 黒い雷が迸って大剣が弾ける。
 私ですら避けられない速度で光が空を走って魔物を貫いて硬い体の半分を奪った。
 やっぱりワタルの技は凄い――。
 でも、まだ動く、たぶんあの状態からでも再生出来る。
「あれでも死なないのか!? っ!?」

 でもそれも終わり、レールガンを放つ直前にティナが男を連れて敵の真下に向かってたから――ぼろぼろだったけどあの男が強いのは身のこなしから理解出来たから任せた。
 男が振り上げた刃が残った魔物の体を今度こそ完全に破壊した。

「は、はぁ~…………疲れた。というか病み上がりのくせに働き過ぎだろ、いつの間にあんな所に行ったんだよ」
「ティナが連れて行った」
「なるほどな……疲れたぁ」
 そうだと思う、全身ぼろぼろで殺される寸前だったんだから……もう少し気を付けて欲しい。
 たぶんまた誰かの為に頑張ってたんだと思うけど……困った人だけど、これがワタルだから仕方ないのかなって深く溜め息を吐いた。

「お前らなぁ……俺ってば怪我人ですよ? それ以前にこんな場所でこんな状況なのに――」
「だってしょうがないでしょう? ずっと会えなかったからワタル成分が不足しているんだもの、補給しないと死んじゃうわ」
「なっ!? ティナ! お前はニホンでずっと一緒だっただろう! 私だ、私の方が不足している!」
「いだだだだだだだだだっ! 腕をグイグイ引っ張るな! 両肩に穴空いてるんだぞ!? 千切れたらどうしてくれる!?」
 ティナとナハトは満身創痍で座り込んでるワタルの手を取り合ってる。
 腕が千切れたらやだな……撫でてもらえなくなる。

「もしそうなったらずっと傍に寄り添ってお世話してあげるわね」
「千切れてすぐならセラフィアの能力で治療可能だ」
 久しぶりのワタルに興奮してる二人は千切れないようにする配慮をするって選択肢が抜け落ちてる。
「千切れても問題ないみたいな回答止めろよ!? 俺は千切れるの嫌だぞ。本当に再会を喜んでるのか…………?」
「当然よ!」
「当然だ!」
 流石に少し悪いと思ったのか二人は引っ張り合いをやめて手を握り始めた。

「ワタル」
「ん? なんだ、フィオ――って、おい?」
 二人が少し落ち着いたのを見計らってワタルに抱き付いて顔を押し付ける。
 会いたかった、ずっと会いたかった。ずっとずっと会いたかった。リオと一緒に居て欲しかった。
 やっと、一緒に居られる。

「また、会えてよかった。嬉しい」
 自然と顔が緩む、目元も緩みそうになったけど我慢した。
「お、俺も嬉しいよ」
 照れて顔を逸らしたけど視線は私を捉えてて、その目が優しくて、あたたかくて、取り戻したのが嬉しくて――。
「そう、よかった――」
「ワタル! 私は? 私と会えたことも嬉しいわよね?」
 むぅ……せっかく話してたのに割り込まれた…………。
「あ、うん、それはもち――」
「私は!? 私はどうだ? ずっと会いたかったのだぞ?」
「ナハトも来てくれて嬉しいよ。おかげで助かった、ありがとう」
「っ! そ、そんな事気にするな。私はお前の為ならなんだってする覚悟だ!」
 望む答えが聞けて二人とも満足げに微笑んでる。
 取り戻した。
 その安心感で私たちは今同じ笑顔をしてるんだと思う。

「……そういう話は置いておいて、どうやってここに来たんだ? 移動手段は……まぁティナがここに居るんだからティナの能力を使って来たんだろうけど、俺の位置は――」
「ワタル、これはなんだと思う?」
 作っておいて役に立ったとばかりにナハトが地図を見せびらかしてる。

「ああっ! 地図! そうか、それで居場所が分かったのか」
「ああ、もしもの時を考えて作っておいて正解だった――」
「そんな事より聞いてよワタル~、私すっごく頑張ったのよ? 私たちの大陸から海を越えて、この大陸に着いてからもずっと跳躍し続けよ? 褒めて~、そして甘えさせてぇ~」
 私が抱き付いてる脇からティナも潜り込んできて同じように顔を押し付けてる。
 横顔はだらしなく緩みきってる……たぶん今の私もこんな顔。
「っ!? ティナ! ワタルは私のだと何度言えば分かるんだ! 勝手に触るな抱き付くな。フィオお前もだ、早く離れろ!」
「やぁよ」
「や」
『ねー』
 こればっかりはリオに言われたとしても聞けない。我慢なんか出来ない。

 まだまだ引っ付いて居たかったけどワタルの友達に早く治療と休息をって言われて我に返った。
 私ばっかり嬉しくてもダメ、リオにも嬉しいって思ってもらわないと。

 城壁内に戻ると不安そうな表情の女が数人ワタルを迎えたけど傷だらけの状態を見て愕然としてる。
 なんで女ばっかり?
「わ、ワタル様肩に穴が!? たたた大変です! ち、治療を――お、お薬、いえ、包帯――お医者、いえ覚醒者――急がないとっ」
 白いメイドが慌てて駆け回ってあれやこれやと準備をして人を引っ張ってくる。
 リオみたいな黒髪の女は狼狽えてそれを眺めてるけどメイドがせわしなく治療の手配をしてる。
 この様子なら治療の事は任せても大丈夫そう。

「ワタル」
「どうした?」
「リオを迎えに行ってくるから」
「そっか……会えるんだな……」
「ん」
 返事をすると急いで陣に向かう、嬉しそうにしてたワタルの顔を思い出して足が速くなる。
 嬉しいって思ってくれるんだ。
 なら早くリオの不安も消して欲しい、笑顔にして欲しい……でも、怪我してるの見たらもっと顔を曇らせるかも。
 少しの不安を感じつつも宿に駆け込んだ。

「フィオちゃん? 血相を変えてどうしたんですか? もしかしてワタルになにか……?」
「ワタルには会えた。生きてる」
 あんまり心配させないように落ち着いて、ゆっくり話す。
「そうですか……また無茶してたんですね……」
 駆け込んできた私の様子でリオは簡単に察してしまった……失敗。
「リオ……でも生きてるから、治してもらえるから」
「そう……ですね。今は生きて会えるだけで喜ばないとですね」
 笑ってくれたリオを抱えて私は走り出す。
 一瞬驚いたみたいだけどすぐに笑ってくれる。
 やっと、やっと三人で同じ場所で笑える。
 ようやく私のを取り戻した。
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