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閑話〜拷問的お茶会

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 なぜ、こんなことが起こったのだろうか?

 目の前にいる方々を見て、戸惑いしかありません。

 マロン様、レックス様、ケンロット様にポニー様、ミッシェル様に、ポニー様のロイドのカイザック様。
なぜ、わたしは彼らに囲まれているのでしょう。

 外野の視線が物凄~く痛いです。
 ジーッと観察されていますよ。

 これ、拷問でしょうか?
 紅茶・・・水を頼みましたっけ?
 おいしいと有名なカフェですよ。
 ケーキが、味がしない・・・、どうして?
 味わいたい・・・。

 うううっ。


「で、アメリア様」
「ア、アメリアで大丈夫です」
「そう、じゃあ、アメリアはいつからアンドリュー様とお付き合いを?」



      プーーーーッ


 何いいますか?
 マロン様っ?!

 紅茶飲んでなくてよかった・・・。
 吹き出さなくてよかった・・・。

「わたしも聞きたいです」

 ポニー様も。

「いつからです?」

 ミッシェル様・・・。

 逃して、くれません、よね。

「夏前・・・ケンロット様方のご依頼前から、ですね」
「あいつ・・・。何も聞いてないぞ。」

 レックス様に言ってない?
 秘密だった?
 いやいや、あの時・・・、カロン様、ゴホッ、カロン姉様(数ヶ月上のため)の手を掴んだ時になんか戯言言ってましたけど・・・。

 どうなってる?


「どうなってそんなことになりましたの?」


 どうなって・・・って・・・。
 ムードも何もない依頼ですよ。期待されても困ります。嘘言っちゃう?ダメ、ダメ・・・。
嘘はついていい相手じゃない・・・。

 ・・・・・・・・・。

 ・・・もう、いいや、暴露っちゃおっ。

 素直に正直に言いました。
 みなさん、顎がおちました。
 やった~。すっきり!

 ただ一人、レックス様だけが首を傾げてます。?

「あいつ・・・?ヘタレ、か?」


 ヘタレ?
 やはりエンリュリッヒ様はヘタレなんですね。
 胸のつっかえが取れます。

     良かった、良かった


「でも、変ですね」
「そうよね」
「あの、エンリュリッヒ様が?」

 なんですか?
 マロン様、ミッシェル様、ポニー様?
 何を考え込んでいるのです?
 しかも小声で話し込みます。
 男性陣も聞き耳立てて・・・あっ、参加し出した。

 ポソポソ・・・。

 チラチラ

  ?

 なんで、ちらちら、こちらを見るんです?

  ゴニョゴニョ・・・。

  チラリチラリ

  ボソボソボソ。

 いやいやいや、本格的に話し合わないでください。

 なんですか?
 もう、拷問ですって!!


 あっ、終わりました。

「アメリア!」
「はいっ!」
「おめかししましょう」
「はい?」
「エンリュリッヒ様に見せつけましょう」
「どう言うことですかっ?」
「変装だけでなく、アメリアとして磨きましょう!」

 訳わかりませんンンッ。

「アンドリュー様を見返すのです」

 見返すって何を?

「まあ、いいから。彼女ら言う通りしてみなよ。楽しいことが起こると思うよ。あいつの親友が言うんだ。信用してくれ」

 レックス様・・・。






       胡散臭いです。



 この方、実はクセあるんでは・・・。
 マロン様とお似合いですね・・・。


 こうして、わたしは彼女たちのおもちゃになってしまいました。

          












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