【完結】金木犀の香る頃
金木犀の木に手紙が置かれているのをみつけた。
スマと書かれた一通の手紙。それから文通が始まった。
スマから手紙が届き、僕はそれに手紙を書く。顔を合わせない婚約者の話、心から思っている女性のことを語る。穏やかな心温まる手紙だけの会話を。
そして、運命の日がくる。
幸せだと思っていたのに、事実を知ってた僕は・・・。金木犀の香りだけを残した。
救いのない話になっておりますので、念のためティッシュをご用意して、お読みください。
昨年11月頃執筆したものです。どうしても金木犀が咲くまで待っていました。
気温が高くまだ開花していませんが、投稿してゆきます。
やっと披露目できます😆ぜひ金木犀の香りを感じながらお楽しみください。
小説家になろう さんにて再度掲載します。
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今朝、題名のない音楽会を見た時、冷静と情熱のあいだという曲を聴いた時、ずいぶん昔に映画があったなって思いながら心を鷲掴みされる気持ちが溢れてきました。切なくてもどかしくてと思ったんです。今通勤中、読んでてなんかリンクしたなって感じがした。どうしようもないことではあるけど、切ないな。ただそう思いました。
ご無沙汰しております。
完結ありがとうございました。
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クロードがいつまで正気を保てるのか、子孫の世代への余波は? と余韻が残ります。
✳︎✳︎✳︎
10月1日になれば咲くはずの金木犀、遅れているようですが、ンヶ月ぶりにお湯を沸かして、桂花烏龍茶を淹れてみようかと思っています。もう桂花銀針が手に入らないのが悲しい。
ありがとうございます。
昨年、金木犀の香りにインスピレーションを得て勢いだけで書いたものでした。
いいも、悪いも読み手の方に考えて欲しいとも思った作品です。
我が家の金木犀の花はまだ硬い蕾です。早く優しい匂いを嗅ぎたいものです。
ケイカが、裏切った人たちの中の痛み(傷み)としてしかのこらないのは悲しいと思いました。
ありがとうございます。
世の中、その傷さえ忘れる人もいます。もし、それが傷として相手にずっと記憶に残るなら・・・・・・ ですかねっ!?
色々思うところはあると思います。でも、それを考えてくれたなら、作者は嬉しい限りです。ありがとうございました。
ケイカの気持ちがせつない、、、。
親友ではないな。普通はできない。
国王から王太子、その他大勢。皆、「大丈夫?」レベル。信頼されないよね。
ケイカの儚さをイラストで見てみたいです
エリアルは親友の婚約者を王命使って奪ったわけですが、
幸せに過ごした。ということは社交界では問題ない行為だったでしょうか。
公爵家が王家から離れたのに王家も貴族も今までと変わらず。なんですかね。
殿下視点でその辺が分かってモヤモヤが減って嬉しいですが・・・・残り2話?待ち遠しいです。
ありがとうございます
「幸せ」にはまた、明日触れましょう・・・
わかりづらい表現でした。
のこり、3話です!
ありがとうございます
はい。桂花といいます。調べてもらえて嬉しいです。
ありがとうございます😊
答は・・・y・・・もう直、明らかになります。
親友・・・に関してもです。
まだ、仕掛けが残っています。
すごい好きです!
何度も読んで考察しています☺️
今のシーズンにとてもあっていて
金木犀の開花が待ち遠しく感じます。
金木犀の花言葉がカギを握ってるのかな😌
タオル片手に完結をまってます!
頑張ってください✨
ありがとうございます😊
考察してください!!
ケイカとエリアルは本当に友達なのかなー
友達の婚約者と一緒になりたいなんて、どんな神経してるのだろう…エリアルにもざまぁーをお願いします。
ありがとうございます。
ざまぁ・・・、きっと思い描くものとは違うものになると思いますが、作者個人的な結末を予定していますので、お楽しみください。
ありがとうございます。
クライマックスが近づきました。ますます、泣けてくるかと・・・。
そしてもう一度、最初から読むと・・・。
カーテシー? 国王陛下の「礼」ですよね。とある理由によりわざとその表記にしております。
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