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アルフリード
卒業パーティー3
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「今更出てきた理由か。聞きたいの?だったら、先にこれにサインしようか」
マルクが一枚の書類をロディクに出した。ラズに手配してもらった、婚約解消の書類だ。いい仕事するよね、ラズは。
「婚約解消の書類だよ。アイリとの婚約は解消だよ。勿論意味はわかるよね。破棄にすると、アイリの経歴に傷になるし、その場合、君の方が有責扱いだもんね」
「なんで俺が有責に!」
わかってないのか?
「当たり前でしょ。アイリは虐めてなんかいないからね」
「そんなはずはない!!この女が確かにエミリーを・・・」
まだ言うか?この馬鹿。
「へぇ~、魔術研究室の室長の僕を疑うんだ。研究科は研究室の管轄なんだよ。つまり、2年前からアイリは僕の部下だよ。さっきクラム君も言ったよね。研究室にいたって。僕も証人の1人なんだけど。
まさかと思うけど、僕が魔術研究室の室長だって事も知らないって事はないよね」
「あっ・・・、それは」
「うん、わかってくれたならいいよ」
はぁ~。やっと理解したのか?
もともとの認識が違うんだって。証人だって数も違うのに。早く認めろよ。
ロディクは書類にサインした。
隣ではまだ騒いでいるピンクブロンド。こういうのは完全無視に限る。くねくねミミズみたく、のたまわって何してるんだ?気持ち悪い。
「ねぇ、ロディク。そのピンクちゃんの何がいいの?五月蝿くて仕方ないんだけど、黙らせてくれない?」
「エミリー、少し黙ってくれ」
「えぇ~、だってぇ~、こんなイケメンに囲まれたら誰だって興奮するわよ」
「ロディク趣味悪くない?そのピンクちゃん、君だけでなく、いろんな男に言い寄ってるだなよ。ちゃをと調べないと」
「何出鱈目を」
「ふぅ~ん、調べてもないのか。まあ、いいけど。好みはそれぞれだもんね」
他人の趣味はいろいろ。君がいいならそれでいいけど、僕は、嫌だな。
俺は書類の不備の有無を確認するとライディンに渡した。彼にはその書類を持っていってもらう。早く印が欲しいからね。
「さてと、僕がここに来た理由だったよね。それはね、ここにアイリがいるからだよ」
「はっ?」
「だって、二年前にさアイリが研究科にはいってから研究室が面白くなったんだもん」
ロディクの顔が初めて崩れた。鳩が豆鉄砲をくらったってやつか?そんな顔もできるんだな。
「色々、やってくれるんだ。ライディンの書いた観察日誌は面白いんだ。僕の視界が初めて色付いたんだよ。それまではさ、僕って優秀だから特例の十歳で入った中等科も高等科も一年ずつで卒業したし、研究科入っても面白く無いし、研究室室長もウザイだけだったんだよね。それがね、毎日が楽しい物になったんだよ。だからさ、手放したくなくなったんだ。
で、アイリの事を調べたら、まあ、君の悪行が出るわ出るわ。くだらなさすぎて大笑い。アイリは研究ばかりで君の事なんて考えてもないから、また大笑い」
本当に楽しんだよ。
おっと、アイリの眉間に皺が。はい、はい、早く終わらすよ。
「だからね、アイリが欲しいって陛下にいったんだ。僕が次の国王になるからアイリとの結婚を認めてくれって。それで父上と賭けをしたんだ」
実際は少し違うけど、気にしない。
ロディクは蒼白な顔になった。なんで?
「ビックリした?そうだよね。今まで王座に興味が無かった僕が言うんだもんね。でもね、勉強も努力さえも禄にせず権力の上に胡座をかいていたのは君。父上は再々君を諌めたはずだよ。一年間様子をみてかわらなければ、僕が王太子になるって。でも全く君は変わらなかった」
「ロディク様ぁ、どう言う事ですかあ?」
ピンクの甘い声だけが響く。
「つまり、ロディクはもう、王太子じゃないってことだよ。廃太子ね。王子としても貴族としてもだよ」
「平民ってこと?やだあ~。あたし王妃様になるって決めてたのに。じゃあ、アルフリード様と結婚したらいいってことよね」
「ごめんね、君みたいな子は興味ないんだ。・・・俺が怒る前に消え去ってね」
「っつ・・・」
「嘘だ、嘘だ、おれが!!」
なんでわからないの?
自分が何をしたのか?そこだよ。した事もわからないような奴が国王になれるはずがないだろう。
「そうそう、後ろにいる君たち3人とも、君たちの処分は完了してるよ。君たちの発言で当主は代わりに、君たち自身は離縁され、平民になったよ。クラム君の兄君はすんごいブラコンだし、マイン嬢の叔母君は隣国の王妃で、マイン嬢を一等に可愛がってたよね。慰謝料払わないといけないかな、覚悟したほうがいいよ」
彼らはぎゃあぎゃあと喚いた。あぁ、五月蝿いから衛兵に連れて行ってもらう。
とっと退場してくれ。
やっと本題だ。
「さてと、アイリ。契約の話をしようか」
マルクが一枚の書類をロディクに出した。ラズに手配してもらった、婚約解消の書類だ。いい仕事するよね、ラズは。
「婚約解消の書類だよ。アイリとの婚約は解消だよ。勿論意味はわかるよね。破棄にすると、アイリの経歴に傷になるし、その場合、君の方が有責扱いだもんね」
「なんで俺が有責に!」
わかってないのか?
「当たり前でしょ。アイリは虐めてなんかいないからね」
「そんなはずはない!!この女が確かにエミリーを・・・」
まだ言うか?この馬鹿。
「へぇ~、魔術研究室の室長の僕を疑うんだ。研究科は研究室の管轄なんだよ。つまり、2年前からアイリは僕の部下だよ。さっきクラム君も言ったよね。研究室にいたって。僕も証人の1人なんだけど。
まさかと思うけど、僕が魔術研究室の室長だって事も知らないって事はないよね」
「あっ・・・、それは」
「うん、わかってくれたならいいよ」
はぁ~。やっと理解したのか?
もともとの認識が違うんだって。証人だって数も違うのに。早く認めろよ。
ロディクは書類にサインした。
隣ではまだ騒いでいるピンクブロンド。こういうのは完全無視に限る。くねくねミミズみたく、のたまわって何してるんだ?気持ち悪い。
「ねぇ、ロディク。そのピンクちゃんの何がいいの?五月蝿くて仕方ないんだけど、黙らせてくれない?」
「エミリー、少し黙ってくれ」
「えぇ~、だってぇ~、こんなイケメンに囲まれたら誰だって興奮するわよ」
「ロディク趣味悪くない?そのピンクちゃん、君だけでなく、いろんな男に言い寄ってるだなよ。ちゃをと調べないと」
「何出鱈目を」
「ふぅ~ん、調べてもないのか。まあ、いいけど。好みはそれぞれだもんね」
他人の趣味はいろいろ。君がいいならそれでいいけど、僕は、嫌だな。
俺は書類の不備の有無を確認するとライディンに渡した。彼にはその書類を持っていってもらう。早く印が欲しいからね。
「さてと、僕がここに来た理由だったよね。それはね、ここにアイリがいるからだよ」
「はっ?」
「だって、二年前にさアイリが研究科にはいってから研究室が面白くなったんだもん」
ロディクの顔が初めて崩れた。鳩が豆鉄砲をくらったってやつか?そんな顔もできるんだな。
「色々、やってくれるんだ。ライディンの書いた観察日誌は面白いんだ。僕の視界が初めて色付いたんだよ。それまではさ、僕って優秀だから特例の十歳で入った中等科も高等科も一年ずつで卒業したし、研究科入っても面白く無いし、研究室室長もウザイだけだったんだよね。それがね、毎日が楽しい物になったんだよ。だからさ、手放したくなくなったんだ。
で、アイリの事を調べたら、まあ、君の悪行が出るわ出るわ。くだらなさすぎて大笑い。アイリは研究ばかりで君の事なんて考えてもないから、また大笑い」
本当に楽しんだよ。
おっと、アイリの眉間に皺が。はい、はい、早く終わらすよ。
「だからね、アイリが欲しいって陛下にいったんだ。僕が次の国王になるからアイリとの結婚を認めてくれって。それで父上と賭けをしたんだ」
実際は少し違うけど、気にしない。
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「ビックリした?そうだよね。今まで王座に興味が無かった僕が言うんだもんね。でもね、勉強も努力さえも禄にせず権力の上に胡座をかいていたのは君。父上は再々君を諌めたはずだよ。一年間様子をみてかわらなければ、僕が王太子になるって。でも全く君は変わらなかった」
「ロディク様ぁ、どう言う事ですかあ?」
ピンクの甘い声だけが響く。
「つまり、ロディクはもう、王太子じゃないってことだよ。廃太子ね。王子としても貴族としてもだよ」
「平民ってこと?やだあ~。あたし王妃様になるって決めてたのに。じゃあ、アルフリード様と結婚したらいいってことよね」
「ごめんね、君みたいな子は興味ないんだ。・・・俺が怒る前に消え去ってね」
「っつ・・・」
「嘘だ、嘘だ、おれが!!」
なんでわからないの?
自分が何をしたのか?そこだよ。した事もわからないような奴が国王になれるはずがないだろう。
「そうそう、後ろにいる君たち3人とも、君たちの処分は完了してるよ。君たちの発言で当主は代わりに、君たち自身は離縁され、平民になったよ。クラム君の兄君はすんごいブラコンだし、マイン嬢の叔母君は隣国の王妃で、マイン嬢を一等に可愛がってたよね。慰謝料払わないといけないかな、覚悟したほうがいいよ」
彼らはぎゃあぎゃあと喚いた。あぁ、五月蝿いから衛兵に連れて行ってもらう。
とっと退場してくれ。
やっと本題だ。
「さてと、アイリ。契約の話をしようか」
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