133 / 274
第132話 騙し合いは続いているぞ?
しおりを挟む
二人のやり取りを聞いていた元一たちは、思いもよらない展開に、顔を見合わせ困惑していた。
「……おいおいアルテマのやつ、あの馬鹿、手懐けおったぞ?」
「え? なに? じゃああいつ……これから味方になってくれるの??」
「い、い、いや……味方というか、と、と、取引に応じたって感じだね」
「無用な戦いを避け、口八丁で相手を丸め込める。これこそ知将の戦い方というもんや。腕っぷしだけが強さやあらへんで、ヒック。かかかか」
「う~~~~ん……絵的にはアクションが欲しかったところですが……。まぁいいでしょう」
「……ふん、さすがアルテマじゃ。」
言いつつも、元一はなぜか残念そうに銃をおろした。
停戦の証にと、握手を求めるアルテマ。
クロードは不敵に笑うと『いいだろう』と歩みを進める。
「あ、バカ……」
ぬか娘のつぶやきと同時。
――――ボスッ!!
音がしたかと思うとクロードの姿が消えていた。
かわりに空いた大きな穴。
その底から『おのれアルテマ!! またしても図りおったなーーーー!!』と大声が空へと突き抜けていった。
「お前……やっぱりバカなんだなぁ」
シャワー上がりのクロードに、心底あきれた顔を向けるアルテマ。
自ら掘った落とし穴に落ちたバカは、家畜の堆肥まみれになっていた。
早いとこ話を進めたかったがこのままじゃ臭くてかなわない。
なので嫌々ながらもヨウツベたちは『鉄の結束荘』のお風呂を貸してあげていた。
「誰がバカだ誰が!! 本当ならば毒水か槍の穂先でも仕掛けてやってもよかったのだーーーーっ!! しかしこの世界ではシャレにならんから動物の糞尿にまけてやったのだ、そこは感謝してもらおう!!」
「いや、問題はそこじゃなく。落ちたお前の知能を言っているのだが……」
もしかしたら引っかかるかな? と、半ば悪戯で握手を求めてやった。
したら、まんまというか信じられないというか、この男はつい今しがた誘っていた自分の行為など忘れて、自信満々一歩を踏み出した。
やはり鳥頭だなと、ある意味スゴイと感心すらしてしまう。
「おい、風呂上がりのイチゴ牛乳はないのか? ――――ないだと? なんてことだ、入浴後のイチゴ牛乳は聖王国の熟成エールに匹敵する美味さだというのになんて気の利かない連中だっ!!」
聞く耳持たず、クロードはなにやら図々しいことを喚き散らしながらボロボロの長椅子に座った。
「アルテマちゃんこいつ殴っていいかなぁ?」
「後でな。いまはややこしくなるから堪えてくれ」
「そういえばモジョの姿がないな?」
「ああ、彼女ならまだ部屋で寝てますよ。なんでも昨日イタリアのチームと艦隊戦で頂上決戦をやってたみたいですから」
「またゲームか……よくわからんが、よくやるのう」
「ゲンさんもやってみたらどうです? ボケ防止になりますよ」
「撃たれたいのか? それとも射抜いてやろうか?」
などと喋りながら集落のメンバーはクロードを囲った。
それぞれ武器を手にしながら。
彼はそれを見て薄く笑うと、
「べつにここまで来て暴れたりはしないさ。お前も無防備な私を集団で襲うなど卑怯な真似はするまい? ……そこまで落ちてはいないよな?」
余裕の笑みで両手を上げつつアルテマを見てやる。
正直、やってやる予定だった、とは言わず『まあな』と返事をするアルテマ。
「では、取引をしようじゃないか。俺はお前たちに手出しをしないことを約束した。次はお前が出す番だぞアルテマよ」
「望むものは異世界の情報だったな」
アルテマは口をへの字に曲げ、しばし考える。
そして口を開けると、
「私にとっては残念なのだが……。いま現在、聖王国は戦力を立て直し、再攻勢に出ている」
「おお!!」
「すでに一度は取り返したザダブ水門も再び占領され、帝国軍は敗走。多くの兵を失った上に水の供給も絶たれ、戦線は著しく後退している」
「なんと!? では聖王国の勝利は間近ではないのか!?」
「……そうだな。帝国は私を含め、名のある将はことごとく討ち取られ、もはや帝都もその半分を占領されていると聞いた」
「すばらしい!! 我が聖王国バンザイではないか!!」
話を聞いて大喜びするクロード。
ぬか娘は明後日の方向を向いて???をいっぱい頭に浮かべた。
「ねえねえ、帝国っていつの間にそんな負けてたの?? 水門って取り返したよね? 解毒も進んでいるはずだし。ほかに取られた街もどんどん取り返して……もがもが」
本当のことを喋ろうとするぬか娘。
その頭をヘッドロックで捻りながらヨウツベがヒソヒソと耳打ちする。
「いいんだよこれで。本当のことを教えてやる必要なんてないんだから。せいぜいあいつの喜びそうな話をでっち上げて大人しくさせようっていうアルテマさんの作戦だよ、これは」
「そ、そ、そうなんだな。実は押してるのは帝国の方だと知れたらク、ク、クロードはまた邪魔をするかもしれないんだな」
「もがもが……な、なるほど。口約束だけでは信用できないもんね。情報を教えると言っておいて実は嘘で操ると……かぁ~~~~アルテマちゃん悪だねぇ。でも可愛いからそれもまたよし……もがもが」
「ま、伊達に魔族ではないってことでしょうね」
「……おいおいアルテマのやつ、あの馬鹿、手懐けおったぞ?」
「え? なに? じゃああいつ……これから味方になってくれるの??」
「い、い、いや……味方というか、と、と、取引に応じたって感じだね」
「無用な戦いを避け、口八丁で相手を丸め込める。これこそ知将の戦い方というもんや。腕っぷしだけが強さやあらへんで、ヒック。かかかか」
「う~~~~ん……絵的にはアクションが欲しかったところですが……。まぁいいでしょう」
「……ふん、さすがアルテマじゃ。」
言いつつも、元一はなぜか残念そうに銃をおろした。
停戦の証にと、握手を求めるアルテマ。
クロードは不敵に笑うと『いいだろう』と歩みを進める。
「あ、バカ……」
ぬか娘のつぶやきと同時。
――――ボスッ!!
音がしたかと思うとクロードの姿が消えていた。
かわりに空いた大きな穴。
その底から『おのれアルテマ!! またしても図りおったなーーーー!!』と大声が空へと突き抜けていった。
「お前……やっぱりバカなんだなぁ」
シャワー上がりのクロードに、心底あきれた顔を向けるアルテマ。
自ら掘った落とし穴に落ちたバカは、家畜の堆肥まみれになっていた。
早いとこ話を進めたかったがこのままじゃ臭くてかなわない。
なので嫌々ながらもヨウツベたちは『鉄の結束荘』のお風呂を貸してあげていた。
「誰がバカだ誰が!! 本当ならば毒水か槍の穂先でも仕掛けてやってもよかったのだーーーーっ!! しかしこの世界ではシャレにならんから動物の糞尿にまけてやったのだ、そこは感謝してもらおう!!」
「いや、問題はそこじゃなく。落ちたお前の知能を言っているのだが……」
もしかしたら引っかかるかな? と、半ば悪戯で握手を求めてやった。
したら、まんまというか信じられないというか、この男はつい今しがた誘っていた自分の行為など忘れて、自信満々一歩を踏み出した。
やはり鳥頭だなと、ある意味スゴイと感心すらしてしまう。
「おい、風呂上がりのイチゴ牛乳はないのか? ――――ないだと? なんてことだ、入浴後のイチゴ牛乳は聖王国の熟成エールに匹敵する美味さだというのになんて気の利かない連中だっ!!」
聞く耳持たず、クロードはなにやら図々しいことを喚き散らしながらボロボロの長椅子に座った。
「アルテマちゃんこいつ殴っていいかなぁ?」
「後でな。いまはややこしくなるから堪えてくれ」
「そういえばモジョの姿がないな?」
「ああ、彼女ならまだ部屋で寝てますよ。なんでも昨日イタリアのチームと艦隊戦で頂上決戦をやってたみたいですから」
「またゲームか……よくわからんが、よくやるのう」
「ゲンさんもやってみたらどうです? ボケ防止になりますよ」
「撃たれたいのか? それとも射抜いてやろうか?」
などと喋りながら集落のメンバーはクロードを囲った。
それぞれ武器を手にしながら。
彼はそれを見て薄く笑うと、
「べつにここまで来て暴れたりはしないさ。お前も無防備な私を集団で襲うなど卑怯な真似はするまい? ……そこまで落ちてはいないよな?」
余裕の笑みで両手を上げつつアルテマを見てやる。
正直、やってやる予定だった、とは言わず『まあな』と返事をするアルテマ。
「では、取引をしようじゃないか。俺はお前たちに手出しをしないことを約束した。次はお前が出す番だぞアルテマよ」
「望むものは異世界の情報だったな」
アルテマは口をへの字に曲げ、しばし考える。
そして口を開けると、
「私にとっては残念なのだが……。いま現在、聖王国は戦力を立て直し、再攻勢に出ている」
「おお!!」
「すでに一度は取り返したザダブ水門も再び占領され、帝国軍は敗走。多くの兵を失った上に水の供給も絶たれ、戦線は著しく後退している」
「なんと!? では聖王国の勝利は間近ではないのか!?」
「……そうだな。帝国は私を含め、名のある将はことごとく討ち取られ、もはや帝都もその半分を占領されていると聞いた」
「すばらしい!! 我が聖王国バンザイではないか!!」
話を聞いて大喜びするクロード。
ぬか娘は明後日の方向を向いて???をいっぱい頭に浮かべた。
「ねえねえ、帝国っていつの間にそんな負けてたの?? 水門って取り返したよね? 解毒も進んでいるはずだし。ほかに取られた街もどんどん取り返して……もがもが」
本当のことを喋ろうとするぬか娘。
その頭をヘッドロックで捻りながらヨウツベがヒソヒソと耳打ちする。
「いいんだよこれで。本当のことを教えてやる必要なんてないんだから。せいぜいあいつの喜びそうな話をでっち上げて大人しくさせようっていうアルテマさんの作戦だよ、これは」
「そ、そ、そうなんだな。実は押してるのは帝国の方だと知れたらク、ク、クロードはまた邪魔をするかもしれないんだな」
「もがもが……な、なるほど。口約束だけでは信用できないもんね。情報を教えると言っておいて実は嘘で操ると……かぁ~~~~アルテマちゃん悪だねぇ。でも可愛いからそれもまたよし……もがもが」
「ま、伊達に魔族ではないってことでしょうね」
0
お気に入りに追加
21
あなたにおすすめの小説
聖人様は自重せずに人生を楽しみます!
紫南
ファンタジー
前世で多くの国々の王さえも頼りにし、慕われていた教皇だったキリアルートは、神として迎えられる前に、人としての最後の人生を与えられて転生した。
人生を楽しむためにも、少しでも楽に、その力を発揮するためにもと生まれる場所を神が選んだはずだったのだが、早々に送られたのは問題の絶えない辺境の地だった。これは神にも予想できなかったようだ。
そこで前世からの性か、周りが直面する問題を解決していく。
助けてくれるのは、情報通で特異技能を持つ霊達や従魔達だ。キリアルートの役に立とうと時に暴走する彼らに振り回されながらも楽しんだり、当たり前のように前世からの能力を使うキリアルートに、お供達が『ちょっと待て』と言いながら、世界を見聞する。
裏方として人々を支える生き方をしてきた聖人様は、今生では人々の先頭に立って駆け抜けて行く!
『好きに生きろと言われたからには目一杯今生を楽しみます!』
ちょっと腹黒なところもある元聖人様が、お供達と好き勝手にやって、周りを驚かせながらも世界を席巻していきます!
転生したら悪役令嬢の兄になったのですが、どうやら妹に執着されてます。そして何故か攻略対象からも溺愛されてます。
七彩 陽
ファンタジー
異世界転生って主人公や何かしらイケメン体質でチートな感じじゃないの!?ゲームの中では全く名前すら聞いたことのないモブ。悪役令嬢の義兄クライヴだった。
しかしここは魔法もあるファンタジー世界!ダンジョンもあるんだって! ドキドキワクワクして、属性診断もしてもらったのにまさかの魔法使いこなせない!?
この世界を楽しみつつ、義妹が悪役にならないように後方支援すると決めたクライヴは、とにかく義妹を歪んだ性格にしないように寵愛することにした。
『乙女ゲームなんて関係ない、ハッピーエンドを目指すんだ!』と、はりきるのだが……。
実はヒロインも転生者!
クライヴはヒロインから攻略対象認定され、そのことに全く気付かず義妹は悪役令嬢まっしぐら!?
クライヴとヒロインによって、乙女ゲームは裏設定へと突入! 世界の破滅を防げるのか!?
そして何故か攻略対象(男)からも溺愛されて逃げられない!? 男なのにヒロインに!
異世界転生、痛快ラブコメディ。
どうぞよろしくお願いします!
元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~
おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。
どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。
そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。
その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。
その結果、様々な女性に迫られることになる。
元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。
「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」
今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。
【書籍化確定、完結】私だけが知らない
綾雅(要らない悪役令嬢1/7発売)
ファンタジー
書籍化確定です。詳細はしばらくお待ちください(o´-ω-)o)ペコッ
目が覚めたら何も覚えていなかった。父と兄を名乗る二人は泣きながら謝る。痩せ細った体、痣が残る肌、誰もが過保護に私を気遣う。けれど、誰もが何が起きたのかを語らなかった。
優しい家族、ぬるま湯のような生活、穏やかに過ぎていく日常……その陰で、人々は己の犯した罪を隠しつつ微笑む。私を守るため、そう言いながら真実から遠ざけた。
やがて、すべてを知った私は――ひとつの決断をする。
記憶喪失から始まる物語。冤罪で殺されかけた私は蘇り、陥れようとした者は断罪される。優しい嘘に隠された真実が徐々に明らかになっていく。
【同時掲載】 小説家になろう、アルファポリス、カクヨム、エブリスタ
2024/12/26……書籍化確定、公表
2023/12/20……小説家になろう 日間、ファンタジー 27位
2023/12/19……番外編完結
2023/12/11……本編完結(番外編、12/12)
2023/08/27……エブリスタ ファンタジートレンド 1位
2023/08/26……カテゴリー変更「恋愛」⇒「ファンタジー」
2023/08/25……アルファポリス HOT女性向け 13位
2023/08/22……小説家になろう 異世界恋愛、日間 22位
2023/08/21……カクヨム 恋愛週間 17位
2023/08/16……カクヨム 恋愛日間 12位
2023/08/14……連載開始
スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活
昼寝部
ファンタジー
この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。
しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。
そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。
しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。
そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。
これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。
特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった
なるとし
ファンタジー
鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。
特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。
武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。
だけど、その母と娘二人は、
とおおおおんでもないヤンデレだった……
第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。
婚約破棄とか言って早々に私の荷物をまとめて実家に送りつけているけど、その中にあなたが明日国王に謁見する時に必要な書類も混じっているのですが
マリー
恋愛
寝食を忘れるほど研究にのめり込む婚約者に惹かれてかいがいしく食事の準備や仕事の手伝いをしていたのに、ある日帰ったら「母親みたいに世話を焼いてくるお前にはうんざりだ!荷物をまとめておいてやったから明日の朝一番で出て行け!」ですって?
まあ、癇癪を起こすのはいいですけれど(よくはない)あなたがまとめてうちの実家に郵送したっていうその荷物の中、送っちゃいけないもの入ってましたよ?
※またも小説の練習で書いてみました。よろしくお願いします。
※すみません、婚約破棄タグを使っていましたが、書いてるうちに内容にそぐわないことに気づいたのでちょっと変えました。果たして婚約破棄するのかしないのか?を楽しんでいただく話になりそうです。正当派の婚約破棄ものにはならないと思います。期待して読んでくださった方申し訳ございません。
転生弁護士のクエスト同行記 ~冒険者用の契約書を作ることにしたらクエストの成功率が爆上がりしました~
昼から山猫
ファンタジー
異世界に降り立った元日本の弁護士が、冒険者ギルドの依頼で「クエスト契約書」を作成することに。出発前に役割分担を明文化し、報酬の配分や責任範囲を細かく決めると、パーティ同士の内輪揉めは激減し、クエスト成功率が劇的に上がる。そんな噂が広がり、冒険者は誰もが法律事務所に相談してから旅立つように。魔王討伐の最強パーティにも声をかけられ、彼の“契約書”は世界の運命を左右する重要要素となっていく。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる