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第96話 どれがお好き?
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「だったら蕎麦じゃろ、蕎麦しか勝たんぞ!?」
「いーや六段よ、救荒作物の王様と言ったらじゃがいもよ。栄養価も高く保存も効く、おまけに美味いと三拍子揃って言うことなしじゃ」
「うむ……元一の言う通り、じゃがいもはかつて人類の危機を何度も救っている英雄的作物だが……しかし、帝国の風土を考えるとより適しているのはサツマイモの方かと思うがな……ああ……眠い……ぐうぐう」
元一に招集され、帝国からの新たな要請を聞かされたメンバーは、さっそく援助物資の選定会議を始めていた。
会議とは言ってもがむしゃらに意見を言い合うだけのものだったが、アルテマの新たな立場を固める重要な任務ということで、みな張り切っていた。
「おお、モジョの言う通りじゃな。わたしもサツマイモの方が好きじゃの。落ち葉で焼いたあのホクホクとした甘さは、どんな辛《つら》さも和らげてくれたもんじゃ」
「ああ、そうやの。この中じゃ占いさんが唯一、戦争経験者やったな。よっしゃよっしゃ、じゃあ輸出リストにさっそく入れとこう……ヒック」
「待って下さい飲兵衛さん。いま調べたんですがサツマイモの苗は5~6月に植えるとなっていますが、いまはもう7月ですよ」
「ああ、ヨウツベよそれは大丈夫や。アルテマの話やと、いま帝国はここよりも若干涼しいらしい、いけると思うぞ?」
「そうなのアルテマちゃん? っていうか異世界にも季節ってあるの?」
「ああ、あるぞ。こちらの世界と同様に地域によって様々だが、帝国の気候は日本に似ている。春は穏やかで夏は活動的、秋には収穫を向かえ冬は耐え忍ぶ」
「へぇ~~。なんだかそう聞くと親しみが出ちゃうなぁ~~異世界」
「……しかし土地はここよりもずっと痩せている。育つ作物も限られていて、どれも大した栄養は持っていない……」
沈んだ顔で話すアルテマ。
実際、帝国の雨量は日本の半分にも満たなく、国土のほとんどの土は干上がり、山脈から流れ出るわずかな水を染み込ませて、なんとか作物を育てている状況だ。
なので戦争が起きていなくとも、毎年冬になると食糧が不足する。
ひどい年には口減らしとして、老人や出来の悪い子供を売るときも珍しくない。
そんなアルテマの肩に手を置き、六段は力強く胸を叩いた。
「大丈夫だアルテマよ。蕎麦もじゃがいももサツマイモも痩せた土地でよく育つ。他にもアワやヒエなど飢饉に強い作物はこの日本にはたくさんあるんじゃ。なにせ日本もかつては作物の育たない痩せた土地ばかりの国じゃったからな」
「そうなのか?」
「そうとも。しかし先人たちの努力と、土にあった作物を海外から入れてくることで日本はいまのように豊かなくにになったんだ」
「いや……いまでも食料自給率は壊滅的に悪く――――ぐふ!!」
水を差すようなことを言おうとするヨウツベの脇腹に手刀を刺して黙らせる六段。
「……ま、まぁともかくや。帝国でも育てられそうで冬に間に合いそうな作物はなんでも送ったればええやろ? アニオタよすぐに手配出来そうか?」
「じゃがいもの種芋と、サツマイモの苗、蕎麦、アワ、ヒエの種……お、お、お、オッケーでござるよ。手配したでござる」
「……いつになく仕事が早いな……もしかして、話にあった猫耳娘に会いたい一心か……?」
「と、と、と、当然ですよモジョさん。か、か、か、彼女にまた会えるのならば、芋でも蕎麦でも薬でも鉄砲でも何でも手配するでござる」
「鉄砲って……ぶっそうなこと言わないでよ。だけど……種とかなら、そこの農協やホームセンターで買えばいいんじゃないの? わざわざ通販とかでこそこそ買わなくても……薬なんかとは違うわけだしさ?」
脳天気な顔で聞いてくるぬか娘にやれやれと肩をすくめてアニオタが、
「た、た、種芋10トンとかでござるぞ? ……それだけの量、だ、だ、大農家でもない僕たちが買い付けに行って、怪しまれたりしないでござるか?」
「じゅ、10トン?? そんなに買っちゃったの!??」
その量に目を丸くするぬか娘。
元一が難しい顔をして説明する。
「いや、国の飢饉に種芋10トンくらいじゃ全然足りんじゃろう。しかし、量が多くなればそれだけ転送にも魔力を使うと言うし、いまはこれくらいで小刻みにピストン転送していくしかないだろう」
「アルテマさんの魔力も心配ですけど、通販での仕入れもあまりやりすぎると怪しまれますしね。とりあえず不足分を補えるギリギリの量で行きましょう」
ヨウツベもその意見に賛成する。
じゃがいもは順調に収穫できれば15~20倍の量になる。
他にも蕎麦やアワヒエの種、サツマイモの苗もそれぞれ10トンずつ注文している。
「そうだなヨウツベ。アルテマや異世界の存在も、まだ世間に知られるわけにはいかんからな。ワシにとっては何より心配事はそこなんじゃ」
「だ、だ、大丈夫なんだなゲンさん。そ、そ、そこのさじ加減は僕とヨウツベさんとでバッチリやっとくんだな。か、か、か、隠れて活動するのは僕らの得意技なんだな、ぐふふふふふふふ……」
「……みんなすまない。帝国の為に……そして私の身までも案じてもらって感謝の言葉もな――――」
深々と頭を下げようとしたアルテマに、
「「堅苦しいの禁止(じゃ)!!」」
と、全員の声が揃った。
「いーや六段よ、救荒作物の王様と言ったらじゃがいもよ。栄養価も高く保存も効く、おまけに美味いと三拍子揃って言うことなしじゃ」
「うむ……元一の言う通り、じゃがいもはかつて人類の危機を何度も救っている英雄的作物だが……しかし、帝国の風土を考えるとより適しているのはサツマイモの方かと思うがな……ああ……眠い……ぐうぐう」
元一に招集され、帝国からの新たな要請を聞かされたメンバーは、さっそく援助物資の選定会議を始めていた。
会議とは言ってもがむしゃらに意見を言い合うだけのものだったが、アルテマの新たな立場を固める重要な任務ということで、みな張り切っていた。
「おお、モジョの言う通りじゃな。わたしもサツマイモの方が好きじゃの。落ち葉で焼いたあのホクホクとした甘さは、どんな辛《つら》さも和らげてくれたもんじゃ」
「ああ、そうやの。この中じゃ占いさんが唯一、戦争経験者やったな。よっしゃよっしゃ、じゃあ輸出リストにさっそく入れとこう……ヒック」
「待って下さい飲兵衛さん。いま調べたんですがサツマイモの苗は5~6月に植えるとなっていますが、いまはもう7月ですよ」
「ああ、ヨウツベよそれは大丈夫や。アルテマの話やと、いま帝国はここよりも若干涼しいらしい、いけると思うぞ?」
「そうなのアルテマちゃん? っていうか異世界にも季節ってあるの?」
「ああ、あるぞ。こちらの世界と同様に地域によって様々だが、帝国の気候は日本に似ている。春は穏やかで夏は活動的、秋には収穫を向かえ冬は耐え忍ぶ」
「へぇ~~。なんだかそう聞くと親しみが出ちゃうなぁ~~異世界」
「……しかし土地はここよりもずっと痩せている。育つ作物も限られていて、どれも大した栄養は持っていない……」
沈んだ顔で話すアルテマ。
実際、帝国の雨量は日本の半分にも満たなく、国土のほとんどの土は干上がり、山脈から流れ出るわずかな水を染み込ませて、なんとか作物を育てている状況だ。
なので戦争が起きていなくとも、毎年冬になると食糧が不足する。
ひどい年には口減らしとして、老人や出来の悪い子供を売るときも珍しくない。
そんなアルテマの肩に手を置き、六段は力強く胸を叩いた。
「大丈夫だアルテマよ。蕎麦もじゃがいももサツマイモも痩せた土地でよく育つ。他にもアワやヒエなど飢饉に強い作物はこの日本にはたくさんあるんじゃ。なにせ日本もかつては作物の育たない痩せた土地ばかりの国じゃったからな」
「そうなのか?」
「そうとも。しかし先人たちの努力と、土にあった作物を海外から入れてくることで日本はいまのように豊かなくにになったんだ」
「いや……いまでも食料自給率は壊滅的に悪く――――ぐふ!!」
水を差すようなことを言おうとするヨウツベの脇腹に手刀を刺して黙らせる六段。
「……ま、まぁともかくや。帝国でも育てられそうで冬に間に合いそうな作物はなんでも送ったればええやろ? アニオタよすぐに手配出来そうか?」
「じゃがいもの種芋と、サツマイモの苗、蕎麦、アワ、ヒエの種……お、お、お、オッケーでござるよ。手配したでござる」
「……いつになく仕事が早いな……もしかして、話にあった猫耳娘に会いたい一心か……?」
「と、と、と、当然ですよモジョさん。か、か、か、彼女にまた会えるのならば、芋でも蕎麦でも薬でも鉄砲でも何でも手配するでござる」
「鉄砲って……ぶっそうなこと言わないでよ。だけど……種とかなら、そこの農協やホームセンターで買えばいいんじゃないの? わざわざ通販とかでこそこそ買わなくても……薬なんかとは違うわけだしさ?」
脳天気な顔で聞いてくるぬか娘にやれやれと肩をすくめてアニオタが、
「た、た、種芋10トンとかでござるぞ? ……それだけの量、だ、だ、大農家でもない僕たちが買い付けに行って、怪しまれたりしないでござるか?」
「じゅ、10トン?? そんなに買っちゃったの!??」
その量に目を丸くするぬか娘。
元一が難しい顔をして説明する。
「いや、国の飢饉に種芋10トンくらいじゃ全然足りんじゃろう。しかし、量が多くなればそれだけ転送にも魔力を使うと言うし、いまはこれくらいで小刻みにピストン転送していくしかないだろう」
「アルテマさんの魔力も心配ですけど、通販での仕入れもあまりやりすぎると怪しまれますしね。とりあえず不足分を補えるギリギリの量で行きましょう」
ヨウツベもその意見に賛成する。
じゃがいもは順調に収穫できれば15~20倍の量になる。
他にも蕎麦やアワヒエの種、サツマイモの苗もそれぞれ10トンずつ注文している。
「そうだなヨウツベ。アルテマや異世界の存在も、まだ世間に知られるわけにはいかんからな。ワシにとっては何より心配事はそこなんじゃ」
「だ、だ、大丈夫なんだなゲンさん。そ、そ、そこのさじ加減は僕とヨウツベさんとでバッチリやっとくんだな。か、か、か、隠れて活動するのは僕らの得意技なんだな、ぐふふふふふふふ……」
「……みんなすまない。帝国の為に……そして私の身までも案じてもらって感謝の言葉もな――――」
深々と頭を下げようとしたアルテマに、
「「堅苦しいの禁止(じゃ)!!」」
と、全員の声が揃った。
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