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スピンオフ:アンジー
天使の降臨 下
しおりを挟む野盗がいるという場所はあっさりわかった。村人の中に目撃情報があった。豪華な馬車が森に入っていくのを木こりが見ていた。
「まったくの雑だ。酷いもんだ。」
アンジーが冷たく言い放つ。その朽ちた山小屋を見やる。窓が見えるがカーテンらしきもので中の様子はわからない。
「二人だけで来てしまいましたが大丈夫でしょうか。」
「問題ない。むしろこの雑っぷりでどこに用心しろと?それに手勢を連れて敵に気取られたくない。」
視線をそのままに静かに呟く。現場なのに恐ろしいほどの平常心、冷静だ。
「仮説1でしたら一応人質となりますが。」
「だとしたら野盗の大胆さに感服だな。白昼堂々目立つ馬車を捨てず隠れ家まで来るというおめでたい奴らか。まあ仮説3なら周到だな。こうして俺たちをうまく誘い込んでいる。」
少し離れた藪の中から様子を窺っている。辺りに人の気配はなかった。山小屋の裏に派手な馬車が見えた。
「さっき。敵をぶっ殺す件だが。やはりどうするかはアンジェロに任せる。」
「アンジェロ様に‥ですか?」
視線はやはりそのままで淡々とアンジーは語る。
「俺は本件で被害はない。まあ舐めた真似はされたがアンジェロの比ではない。生捕にするから仮説2か3だった場合は目が覚めたアンジェロの指示に従え。」
生捕にするとあっさりと言った。野盗か、雇われ傭兵の可能性もあるのに、だ。
「目には目を、だ。その権利はアンジェロにはある。」
「目には目を‥とは?」
「ハンムラビ法典を知らんのか。旧約聖書にもあるが。まあどっちもこの世にないんだったな。目を抉られたら相手の目を抉っていいという復讐法だ。」
命を奪われたら相手の命を奪っていい。そういうことか。ナベルズは納得した。
「アンジェロ様はまだ?」
「まだ眠りが深い。だから俺が自由にできるんだがな。安心しろ。肉体は起きているから目は必ず覚ます。」
アンジーはふうと息を吐いて右腕を回す。準備運動か?
「昨日から色々試して結構この体はいけそうだとわかった。」
「いけそう?」
「反射がいい。体も柔らかい。まだ小柄だが手足も長い。手も大きい。まあ背と筋肉は仕方ない。こいつ、何か運動していたか?」
「乗馬に剣術はなさっておいででした。」
「十分だ。」
そしてすっくと立ち上がった。
「別部隊がいるかもしれない。制圧するぞ。早々に決める。お前は裏口に回れ。俺が先に偵察に行く。」
「あの、丸腰で行かれるのですか?」
「いや、これがある。」
アンジーが手を差し出すとそこに黒い塊が現れる。ナベルズは絶句する。これは!!
「『天使の加護』というんだろう?俺もそれを持ってるぞ。これは『武器創造』。この加護はありがたい。」
アンジーは手の中のルガーLCPを握りしめる。
「え?『天使の加護』?!それは‥!」
「話は後だ。俺が合図をしたら裏口にいけ。俺が突入してからゆっくり10数えて入ってこい。」
ナベルズは目を見張る。一応自分はアンジェロの護衛なのだが。
「え?それだけで?陽動は?私が先陣を‥」
「いらない。」
そう言い捨てアンジーは音もなく小屋に近づいた。アンジーのいらないと言い切った声が強くナベルズは抵抗できない。隊長がトップダウンで出す指示のような圧があった。
アンジーの身の潜め方、周りの様子の窺い方が素人ではない。恐ろしく手慣れている。
自動拳銃を胸の前に構え小屋に背を向けつつ辺りを一周し、最後に窓から中を窺う。そしてナベルズに顎で合図を送る。
ナベルズも指示通り身を顰め裏口に向かう。腰の剣を抜刀する。
小屋の中から話し声が聞こえる。どうも酒宴の最中のようだ。なんとも呑気な。
襲撃を予想していない様子だ。一瞬、中の人間は無関係なのではないかと心配になった。
バン!と扉を蹴破る音と怒声、破壊音に乱闘の様子が窺える。ナベルズは押し入ろうかと腰を上げかけるも10をゆっくり数える。アンジーに無視できない命令をされたようだ。
6を数えた辺りで部屋は静まり返る。再び扉を蹴破る音。そして微かな話し声が聞こえた。この辺りでナベルズは静かに裏口の扉を開けた。
中には男が五人床に転がっていた。全員意識がないようだ。流血もない。テーブルの上にカードと酒があった。
アンジーの姿を探して続き間へ向かえばそこに無傷のアンジーが立っていた。正面には椅子に腰掛け失神する青年。これがシャルルだろうか。
青年に拘束の様子はない。テーブルには豪華な食事が置かれていた。
「あっさりだった。酔っ払いとは舐め腐ってる。」
剣をしまいナベルズは動揺した。これがアンジェロ?このような技は身に付けていなかったはずだ。自分より明らかに強い。自分では一瞬でこれほど見事に制圧などできないだろう。
「仮説2だな。襲撃を警戒していない。そしてシャルルが拘束されていない。夜にでも呑気に屋敷に向かうつもりだったんだろうな。」
「生きてますよね?なぜ失神を?」
「仮説のどれかわからんかったから一応丁寧に話しかけたら失神した。失礼なやつだ。」
きっと殺気を漲らせ部屋に押し入り、美しい顔で丁寧に凄んだんだろう。確かに失神するかもしれない。シャルルにちょっと同情した。
「ぶっ殺すつもりだったから後のことを考えてなかったな。犯人搬送の人手を呼んでこい。俺が捕縛しておく。」
「言い方!物騒ですね、もう。わかりました。」
アンジェロはその場にあったロープでこともなげに拘束していく。
その手慣れた見事な手つきに舌を巻きながら近隣の村人に頼んで屋敷に連絡を取った。
こうしてあっさりと誘拐事件は幕を閉じた。のだが。
ここからお家騒動はさらに炎上した。
醜聞は無事揉み消したが、そうなるとシャルルの後の継承者争いとなる。アンジェロに継がせると言っていた親戚筋までそれに加わってしまった。もう収拾がつかない。
しかしこのための備えがナベルズにはあった。先代からもしもの時にと言い付かっていたのだ。
親戚筋同士の醜い地獄絵図にアンジーはつまらなそうに嘆息する。
「おい、これどうするんだ?面倒だ。もう全員潰すか?アンジェロだけになれば誰も反対しないだろう?」
「いえ、どうか自重を。もう少しお待ちください。」
この男は口だけじゃない。本当にやりそうだ。
ナベルズはヒヤリとする。
そこに来訪を告げる先触れがあった。現れたのは宰相のクレマンだった。
現れるはずのない宰相の登場に言い争っていた一族は皆呆気に取られた。
自分はマウワー家の遠縁だ、この騒動に心を痛め駆けつけたのだ、とクレマンは言う。
そして厳かに裁断を下した。
「私がアンジェロの後見となろう。それで爵位継承は問題なかろう?」
その金言で親戚筋は沈黙した。この国で宰相閣下の発言が決定事項である。『死神』も『悪霊憑き』も完全無視された。
こうもあっさりなのか。呆気に取られるアンジー、ナベルズの二人だが、白き騎士の一言でアンジェロの侯爵家継承が決まった。
「権力とはこのように使うものだ。特にあのような泥沼にはよく効く。」
別室に場を移しアンジー、ナベルズ、そして満面の笑みのクレマンは相対していた。アンジーは不満気だ。
「礼は言わん。頼んでない。」
「わかっておる。礼なら先代のマウワー侯爵に言うがいい。あれには大変な恩があった。もしもの時には頼まれていたのだよ。」
アンジーは顔を顰めて茶を啜り、ナベルズに文句を言う。
「不味い!この味をなんとかしろと言っただろう?!」
「はぁ。自分は不味いと思ってないので直しようが‥」
「まずはそこからか!!」
罵るアンジーを見てクレマンが笑みを深める。
「なるほど。別人格とはこのことか。確かに悪霊憑きにも見えなくないな。名前は?」
「アンジー・ウォルトン」
不遜な態度でアンジーがぶすりと答える。そして正面の老人を睨みつけた。不承不承ながらも素直に答える。
「年は?」
「二十八で死んだ。病だ。」
あれ?そんな若さ?死んだと言っていたし物言いも酷かったからもっとオッサンだと思っていた。ナベルズは内心驚いたが顔には出さない。
睨み合う二人の会話はさらに続く。
「その腕前、軍におったな。軍での最終階級は?」
「二十五で陸軍少尉。特殊空挺部隊だった。」
「それはなんだ?」
「接近戦、遊撃戦に特化した部隊だ。」
「遊撃か。ふむ。その年若さで優秀よの。天使はなんじゃ?」
「‥‥アズライール」
「‥‥『告死天使』か。なるほど。」
クレマンは目を細めるだけだ。動じた風もない。
だが話を聞いていたナベルズは動揺しまくっていた。これは妄想や錯乱ではない。確固とした自我がある。今までの行動を振り返ればあの戦闘力はとんでもなかった。
この男、実在していたのか?
「天使のことは黙っておけ。国に番号をつけられて管理される。」
「はっ 絶滅危惧種か。」
「そう思えばいい。それほどに貴重だ。鳥籠に入りたければいつでも連絡をよこせ。」
クレマンは立ち上がった。
「さて。これでも忙しい身でな。帰らねばならん。アンジェロによく伝えておけ。何か困ったことがあればいつでも援助すると。」
「アンジェロがどう思うか。そもそも俺もどうなるかわからん。」
「なあに、お前は消えんよ。しかし惜しいな。」
アンジーはすっと目を細める。猫が毛を逆撫で何か警戒するような目だ。
その目を見返しクレマンは苦笑する。ああ、勿体無い、と顔に書いてある。
「お前ほどの男なら殿下に十分だった。今はまだその時ではないか。」
「殿下?」
「いや、こちらの話だ。気にするな。」
手をふいと振りクレマンは帰っていった。
「一応これで万事落ち着いたわけだな。流石に疲れた。」
アンジーが眉間を揉む。それがなんともオッサンくさい。見た目は十二なのに、だ。
「もうすぐアンジェロが目覚める。色々とクるだろうからお前が気を遣ってやれ。」
両親の死亡。死からの生還。二つ名にお家騒動。確かにキツい。
「こういうのは選択理論なんだがなぁ」
「選択理論?」
アンジーは眠たげに目を伏せる。
「よくなろうとして行動を選択することだ。事実をどう感じ選択するかも自分だ。両親がアンジェロを庇って死んだことを教えてやれ。最後まで愛されていた、と。だから両親の死だけを、自分が生き残った事実だけを嘆くな、と。」
「‥‥わかりました。」
夫妻はアンジェロを庇い死んでいた。アンジェロの命が繋ぎ止められたのはそれのおかげなのだ。
それをあの少年はどう感じるだろうか。
己の生存を両親の愛情ととるか両親を殺した罪悪ととるか。
これは光か闇か、どちらになるかの選択だ。
「こいつに守るべき存在があればいいが。家族もない。親友もいない。少し危ういな。」
「守るべき‥存在でしょうか?」
「そういう存在のために己も強くあろうとする。そういった目標を与えるのもありか。心から愛し守りたいと思う存在ができるまでの間だ。」
それはそうと、とアンジーはナベルズをぎろりと睨む。機嫌が悪いのか凄んでいると言っていい。ナベルズは内心たじろいだ。
「腹案は実行前に必ず言え。あのじじいが来て結果的に収まったが俺の行動次第では無駄になった。ああいう借りを作るのも俺の流儀に反する。アンジェロにもそのように対応しろ。」
こっそりクレマンを呼んだことにお怒りのようだ。実際に来るかわからなかったから黙っていたのだが、この千里眼も恐ろしい。
「イエス、ボス。」
「なんだそれは?」
「傭兵時代のボスにもそう言われたのを思い出しました。」
「進歩ないのか。しかし‥傭兵か。」
眠たげに欠伸をしのろのろとベッドに向かう。
「傭兵をあと十人ほど揃えられるか?」
「すでに十人警護で雇っておりますがさらにでしょうか?」
アンジーはベッドに寝っ転がりうつ伏せからニヤリと見上げてきた。
「ああそうだ。野盗との戦闘で少しわかった。俺の技はここでは強力だ。特殊部隊を整えれば最強になるだろう。」
「特殊‥部隊?」
「そうだ。もし再び俺が意識を取り戻せたら‥手始めにお前を最強に‥育てよう。‥‥楽しみにして‥るが‥いい‥」
凶暴な語りとは裏腹に瞼を重たげに伏せ顔はとろんとしている。そしてアンジーは幸せな笑みを浮かべ意識を失うように眠りについた。
ナベルズは最後のその天使の微笑みに心底ぞっとした。
『告死天使』に死を予告されたようだった。
そして目覚めたアンジェロは選択をする。
選択は己がするもの。
他人に選択させることはできない。
この選択でアンジェロは『死神』となった。
その後アンジェロは運命に出会う。
それは今から三年超も後の話だった。
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