70 / 78
第二部
第27話 ※
しおりを挟む指を引き抜き愛蜜を涎のように垂らす蜜孔に舌を這わせる。動物がするようにわざとピチャピチャと音を立てて蜜を舐めとればくぐもった声と共にエルーシアの体が跳ねる。ずるずると体をずり上げる太ももを両手で抱き込んだ。
「ダメ、逃さないよ」
「ンンッンッ」
顔をぶんぶん左右に振って涙を流すエルーシアを笑顔で黙殺し再び秘裂に舌を這わせる。肉襞を丁寧に舐め進め、隠れた肉芽を舌で探り当てる。上半身をのけぞらせビクビク震える肢体を押さえ込み唇で秘芯を咥えゆっくりと舐め嬲る。体の力みでエルーシアが堪える限界がわかる。イきそうになれば愛撫をやめ寸止めした。不満のような悲鳴のようなくぐもった声にエデルはいい笑顔だ。
「ェデ‥」
「イっちゃダメだよ」
口を押さえ眉根を下げてぼろぼろと泣き出す顔が愛おしい。再び口淫で赤い尖りをいたぶり可愛がる。指三本で同時に膣壁を擦り上げる。どこが弱いのかエデルはエルーシアを知り尽くしていた。イきそうになれば指を止める。寸止めを何度かすればエルーシアから切なげな声がした。
「ェデル‥もぅムリ‥ゆるし‥て‥」
「うん?もうダメ?僕はもうちょっとこっちを可愛がりたいんだけど」
「おねがぃ‥もうなかで‥」
「中で?ここも可愛がってるよ?」
指を動かせばエルーシアの膣襞がうねりエデルの指をぎゅうぎゅうに締め付けた。エルーシアの言いたいことはわかっている。散々寸止めした。相当辛いだろう。先回りして望みを叶えるのは簡単だ。だけどちゃんと言ってほしい。ちゃんと言わせたい。
羞恥で言い淀むエルーシアの頭を撫でて耳元で囁いた。
「ほら頑張って。言ってごらん、どうして欲しい?」
「ふぇ‥‥もっとおく‥きもち‥よくして‥イかせて‥」
羞恥を堪え真っ赤な顔で涙にふるふる震えて強請るエルーシアの顔にぞくぞくと喜悦が走る。
シュミーズを纏い脚を広げしどけなく乱れるエルーシア。廃屋で愛し合っていた頃の夜着を纏った無垢なエルーシアを思い出す。あの頃のエデルはひたすらに耐える日々だった。だが今はその先に行ける。
切ない劣情のままに荒い息ごとエルーシアの口を塞ぎ口内を舐め上げた。
「うん、上手に言えたね」
エデルは前を解いて取り出した自身を蜜口に充てがう。すでに濡れている屹立をゆるゆると蜜口から浅く出し入れした。
最初の頃はエルーシアの膣が小さいが故に巨根の挿入に時間がかかったが慣らされた今では滑らかに呑み込める様になった。膣壁の前側を浅く擦られぬちょぬちょと蜜の音が淫らに部屋に響く。
「アァんッ」
「ここイイとこだったよね?気持ちイイ?僕のが出たり入ったりしてる。大丈夫?痛くない?」
「いた‥ない‥ぁん‥でも」
「でも奥がいいの?エルシャは可愛い欲張りさんだね。仕方がないなぁ‥いいよ、じゃあ」
硬く勃ち上がった怒張がずんと一気にエルーシアの中に沈められた。ガツンとお互いの下腹部がぶつかった。
「ひぃんッァアアアッ」
「———存分にヨくなって」
太くて硬い剛直で膣奥を一息に抉られ衝撃で仰反るエルーシアの腰を抱き寄せ、さらに間髪入れず膣奥を穿つ。
「ひぁッあぅッイッヤアァァッ」
「ご褒美だよッたくさんッ声出してッイってッ」
散々堪えて焦らされた後に与えられた強烈な淫悦。悲鳴のような嬌声をあげてエルーシアがガクガクと身を逸らし達した。辛抱した反動かいっそ声が大きい。張り合うつもりもなかったが隣に丸聞こえだろう。それに構わずエデルはさらに腰を打ち付ける。興奮からますます硬く滾る陰茎でゴリゴリと膣奥を抉った。
「フフッいい声がッ出たッもっとッ哭いてッ」
「ヤァッイヤァッダメェッ」
「ハァ‥‥我慢したから気持ちいいね?大丈夫、声聞こえてないよ、きっとッねッ」
「そんな‥ひゃんッダメッまた‥ッ」
揺さぶられ上にずりあがるエルーシアの腰を掴んで引き摺り下ろす。そしてさらに腰を振り奥に硬い雄をねじ込んだ。ぎゅうぎゅうに締め上げる膣襞がエデルの腰を蕩した。膣道からギリギリまで引き出した楔を勢いよく膣奥まで打ち込む。ガツガツと子宮をねじ開ける勢いだ。エルーシアの悲鳴のような嬌声が部屋に響く。
「ぁんッひゃんッエデッあぁんッはげしッ」
「ハァ‥めちゃくちゃイィ‥」
己の剛直で散々エルーシアを哭かせエデルが満足げに息を吐いて蕩けるように微笑んだ。
「今日もものすごくイイよ可愛いエル‥果てないようにするのが大変だ」
「ハァ‥アァ‥エデ‥」
「今日は‥ちょっと違う感じにしようかな」
エデルは朦朧と荒い息のエルーシアを抱き起こす。下はつながったままだ。エデルと向かい合い視界が変わりエルーシアがおたおたとエデルの肩に手を置いた。
「‥‥エ‥?」
「目線が近いでしょ?こういうこともできるんだよ。ほら跨って。初夜の時にもしたよ?」
「そん‥な‥はしたないわ‥ぁん」
「あの時は媚薬で大丈夫だったのかな?多分これも気に入るから。膝で立てるから怖くないでしょう?」
「エ‥エデル‥」
「あの薬もまた今度準備しようね。あの時の乱れたエルシャもすごく可愛かったよ」
ベッドに後ろ手をついて上半身を起こし脚を伸ばすエデルの上に跨り、エルーシアが恥じらって抱きついた。耳まで真っ赤だ。エルーシアは最近エデルと乗馬もするがそれも横座り。普段の生活で何かに足を広げて跨ることもない。モジモジと恥入りながらも深く貫く楔を膣襞がきつく締め付けた。その甘露の愉悦にエデルが熱い息を吐いた。
ああ、もう本当に‥可愛いなぁ‥堪らない
「エデル‥脱いでないわ。シワになっちゃう」
「エルシャに夢中で忘れてた。脱がせてくれる?」
「わ‥私が‥?あぁんッ」
「今両手がエルシャのお世話をしてるから。エルシャは僕のお世話をして」
エデルの手はエルーシアの秘裂を探りぷっくり勃ち上がっている肉芽をくすぐるように撫で、空いた手でシュミーズ越しに乳房を揉んでいた。
「やんッできな‥手を止めて‥」
「大丈夫、ほら出来るから。気持ちいいでしょう?」
熱い吐息を吐いて涙目で震えるエルーシアがエデルのコートを肩から落とす。その顔を見てエデルにむらむらと悪戯心が湧いた。エルーシアがさらに震える手でタイを解こうとするところでエデルが乳房を掬い上げ先端に吸い付いた。シュミーズ越しに尖りをねっとり舐め上げる。エルーシアがビクビクと身を反らして胸を突き出した。
「やん‥ダメェ‥脱がせてるのに‥ひゃんッ」
「脱がせるってなんかやらしい」
「もう!エデルが言ったの‥あァンッダメ‥そっちも‥」
「そうだっけ?フフッこっちも良くなった」
シュミーズにたっぷり唾液が染みてエルーシアの胸の色づく先端が透けて見えていた。それに気がついたエルーシアが悲鳴を上げて両手でそこを隠した。
「きゃあ!もう!エデルのえっち!」
「懐かしくてつい。服を着たままスるのも久しぶりだしね」
0
お気に入りに追加
368
あなたにおすすめの小説
小さなことから〜露出〜えみ〜
サイコロ
恋愛
私の露出…
毎日更新していこうと思います
よろしくおねがいします
感想等お待ちしております
取り入れて欲しい内容なども
書いてくださいね
よりみなさんにお近く
考えやすく
とある高校の淫らで背徳的な日常
神谷 愛
恋愛
とある高校に在籍する少女の話。
クラスメイトに手を出し、教師に手を出し、あちこちで好き放題している彼女の日常。
後輩も先輩も、教師も彼女の前では一匹の雌に過ぎなかった。
ノクターンとかにもある
お気に入りをしてくれると喜ぶ。
感想を貰ったら踊り狂って喜ぶ。
してくれたら次の投稿が早くなるかも、しれない。
イケメン彼氏は年上消防士!鍛え上げられた体は、夜の体力まで別物!?
すずなり。
恋愛
私が働く食堂にやってくる消防士さんたち。
翔馬「俺、チャーハン。」
宏斗「俺もー。」
航平「俺、から揚げつけてー。」
優弥「俺はスープ付き。」
みんなガタイがよく、男前。
ひなた「はーいっ。ちょっと待ってくださいねーっ。」
慌ただしい昼時を過ぎると、私の仕事は終わる。
終わった後、私は行かなきゃいけないところがある。
ひなた「すみませーん、子供のお迎えにきましたー。」
保育園に迎えに行かなきゃいけない子、『太陽』。
私は子供と一緒に・・・暮らしてる。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
翔馬「おいおい嘘だろ?」
宏斗「子供・・・いたんだ・・。」
航平「いくつん時の子だよ・・・・。」
優弥「マジか・・・。」
消防署で開かれたお祭りに連れて行った太陽。
太陽の存在を知った一人の消防士さんが・・・私に言った。
「俺は太陽がいてもいい。・・・太陽の『パパ』になる。」
「俺はひなたが好きだ。・・・絶対振り向かせるから覚悟しとけよ?」
※お話に出てくる内容は、全て想像の世界です。現実世界とは何ら関係ありません。
※感想やコメントは受け付けることができません。
メンタルが薄氷なもので・・・すみません。
言葉も足りませんが読んでいただけたら幸いです。
楽しんでいただけたら嬉しく思います。
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
イケメン社長と私が結婚!?初めての『気持ちイイ』を体に教え込まれる!?
すずなり。
恋愛
ある日、彼氏が自分の住んでるアパートを引き払い、勝手に『同棲』を求めてきた。
「お前が働いてるんだから俺は家にいる。」
家事をするわけでもなく、食費をくれるわけでもなく・・・デートもしない。
「私は母親じゃない・・・!」
そう言って家を飛び出した。
夜遅く、何も持たず、靴も履かず・・・一人で泣きながら歩いてるとこを保護してくれた一人の人。
「何があった?送ってく。」
それはいつも仕事場のカフェに来てくれる常連さんだった。
「俺と・・・結婚してほしい。」
「!?」
突然の結婚の申し込み。彼のことは何も知らなかったけど・・・惹かれるのに時間はかからない。
かっこよくて・・優しくて・・・紳士な彼は私を心から愛してくれる。
そんな彼に、私は想いを返したい。
「俺に・・・全てを見せて。」
苦手意識の強かった『営み』。
彼の手によって私の感じ方が変わっていく・・・。
「いあぁぁぁっ・・!!」
「感じやすいんだな・・・。」
※お話は全て想像の世界のものです。現実世界とはなんら関係ありません。
※お話の中に出てくる病気、治療法などは想像のものとしてご覧ください。
※誤字脱字、表現不足は重々承知しております。日々精進してまいりますので温かく見ていただけると嬉しいです。
※コメントや感想は受け付けることができません。メンタルが薄氷なもので・・すみません。
それではお楽しみください。すずなり。
病気になって芸能界から消えたアイドル。退院し、復学先の高校には昔の仕事仲間が居たけれど、彼女は俺だと気付かない
月島日向
ライト文芸
俺、日生遼、本名、竹中祐は2年前に病に倒れた。
人気絶頂だった『Cherry’s』のリーダーをやめた。
2年間の闘病生活に一区切りし、久しぶりに高校に通うことになった。けど、誰も俺の事を元アイドルだとは思わない。薬で細くなった手足。そんな細身の体にアンバランスなムーンフェイス(薬の副作用で顔だけが大きくなる事)
。
誰も俺に気付いてはくれない。そう。
2年間、連絡をくれ続け、俺が無視してきた彼女さえも。
もう、全部どうでもよく感じた。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる