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異世界生活:王都レグナム編
プラントドラゴン②
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プラントドラゴンを従魔にし、カエデと命名。
畑へ移動。
まずは桜が手本として魔素を流し込んで各果物を作る。
そして、それぞれを食べさせて味を覚えさせる。
あまりの美味しさに感動したのか『きるるるー!』と愛らしい声を発し、食べ続けている。
美味しいのは良かったのだが味は覚えているのだろうか。
「どう?わかる?」
蓮が聞くとカエデは頷き、リンゴの木に魔素を流し込み始めた。
魔法神マーリンの加護がある桜よりは時間がかかっているが、着実に実は大きくなっている。
カエデは賢く、実が程よい大きさになったところで魔素を流し込むのをやめ、蓮を見た。
蓮はリンゴを手に取り鑑定。
品質は問題なく上級全種回復ポーションに匹敵する代物だ。
「完璧だね。でももう少し回復効果を比較したいんだ。調整できるかな?」
中級程度に留められるように説明し、何度かの調整を経て、感覚を掴むことができた。
「本当に賢いね」
蓮たちの言葉を理解し、言われた通りに実行する。
成功したカエデは何やら潤んだ瞳で蓮たちを見ている。
「フィーネさん。これを……」
まるで成功の報酬をねだるようだ。
調合師たちが蓮たちほど気を許せていないことを察し、蓮はフィーネにリンゴを渡した。
フィーネはゆっくりと近づき、リンゴを差し出すと、手を噛まないようにゆっくりとリンゴを咥え、そして食べた。
「きゅるる」
カエデはもっとくれと言わんばかりにフィーネに擦り寄る。
「ふふ。かわいい」
皮ごと食べるためゴミが出ないのは助かる。
蓮はミカンとブドウをもぎ取り、フローネとウィステリアに渡した。
2人も緊張していたが、懐っこい性格のプラントドラゴンにはすぐに気を許せたようだ。
蓮のように対抗できる力があるわけではない人間が、圧倒的な力を持つ魔物と関係を築くことは難しい。
ユグドラシルの眷属であることと、向日葵の従魔である事も相まって、思っていたよりも早く距離は縮まりそうだ。
次に収穫作業。
収穫作業自体は手伝えなくても、支援魔法で手助けすることはできる。
蓮は収穫作業を実際に行い、桜が蓮に身体能力向上や自動回復をかけて実演。
「こんな風にフィーネたちが収穫するのを助けてあげて欲しいんだ」
蓮が言うとカエデは鳴き声と共に魔素を漲らせて植物魔法を発動。
木に実っていた無数のリンゴが一斉に地に落ちた。
「あーダメだよ!リンゴが傷ついちゃう!」
桜がリンゴを拾い、見てみるとやはり傷つき、砂がついている。
布袋に入れて絞るとはいえ、万が一ポーションに混入しては一大事。
「よしよし。つぎはきをつけようね」
しょげるカエデ。
あからさまに元気をなくしてしまった。
それを見て、自身が失敗した時に、よく蓮や桜に言われている言葉を向日葵はカエデに送り、優しく撫でた。
「そうそう。良かれと思ってしたことだから怒ってないよ」
そして蓮は『他にも思いついたら試してみて、より良い方法を探そう』と言葉を続けた。
「あ、あの。木の下に網を張り巡らせてはいかがでしょうか?」
言葉にしたのはフローネ。
蓮は主体的に改善を提案するフローネに『素晴らしい意見ですね!詳しく聞かせてください!』と言葉にした。
するとフローネは、地に書き込みながら説明を始めた。
リンゴの木を囲うように四隅に丸を描き、それらを線で繋いだ。
「こうして4カ所に杭を立てます。あとは三角形の布や網を2枚用意して、杭に引っ掛けます」
三角形の布で木を挟むようにすれば、落ちてくるリンゴを受け止めることができる。
「リンゴの重さに耐えらる布と杭が必要ですが、そのまま包んで台車に乗せれば一気に収穫できるのではないかと……」
蓮と桜は顔お見合わせ、フローネを与えた。
「天才的な案ですね!」
「うん!凄いです!」
カエデの失敗をフローネが正解へと変えた瞬間だ。
しかも画期的なほどに効率が上がる。
ユグドラシルに依頼して杭と布を用意。
早速、各木を囲うように取り付け、カエデの植物魔法で実を落とす。
先ほどとは違う優しい音を立てながら見事に受け止めている。
「支援魔法をかけれる?」
蓮がカエデに声をかけると、鳴き声とともに身体能力向上や自動回復を調合師の3人にかけた。
「ねぇ。一度地面に置かないと包めないよね」
杭に引っ掛けている布を外す時になって、ウィステリアが気がついた。
このままでは布に砂がつくため、意味がない。
蓮は製造機に入れる前に水魔法で洗うことを想像したが、同時にウィステリアが別案を出した。
「芝……いや、ダメだ。杭を長くして、木の板を敷いたらどうかな?」
足元を芝を生い茂らせることはできる。
しかし、リンゴの重さで草が潰れて布につく可能性がある。
ウィステリアは、青臭いポーションになってはいけないため、木の板にした方が良いと考えたそうだ。
「木の根に光が当たりにくくなるため、木の格子にしてはいかがでしょう?」
ウィステリアの案をフィーネがさらに改善する。
雨季で雨が増える。
木の板が邪魔で雨水が、木の根に届かなければ枯れてしまう可能性がある。
そして、雨水で地面が濡れた場合、光が当たりにくいと乾きにくく、根腐れの原因になる。
そのため果実を通さない程度の目の荒さの木製の格子を用意すれば、一時的に置くことができる。
フィーネやフローネが果物を包む作業の時に、その上を歩いても壊れない強度が必要だが、その方法であれば実現できそうだ。
「カエデに指示を出せますか?」
蓮がそう言うと、フィーネがカエデに説明。
ウィステリアも木の周りを舞い、杭の間を移動するように、どこからどこまで、どのように木製格子を作るのかを説明。
カエデは再び魔素を漲らせて植物魔法を発動。
杭から張り巡らせるように木を伸ばし、見事に木製の格子を作った。
網目の大きさも丁度良く、フィーネやフローネが歩いても足がはまることはない。
「ではやってみましょう!」
蓮の号令で作業再開。
ゆっくりと杭から布を外し、木製格子の上に下ろす。
そして、ウィステリアは飛びながら、フィーネとフローネは木製格子の上を歩きながら三角形の布の角を真ん中に集めて強く縛った。
ウィステリアが果物を乗せた布の重さに耐えられずに落とすのではないかと心配したが、カエデの支援魔法は効果が高く、杞憂と終わった。
包んだ果物を台車に乗せ、同じ作業で残りの半分の果物も収穫。
それぞれが主体性を持ち、合理的な思考で行動するため、効率が爆発的に良くなった。
台車を押して移動。
製造装置に投入して、搾り取る。
試飲するが完璧な再現力だ。
回復効果も問題ない。
「みなさん本当に凄いですね」
蓮は感心しかなかった。
樽を満タンに振るのに必要な果物はおおよそ1000個。
この方法であれば何度か行うだけで製造可能だ。
余った時間は自由に研究して良いことを改めて伝えると調合師の3人は顔を見合わせて喜んだ。
「きゅるる」
絞り終わった果物を見てカエデが甘えるような声を発した。
「カエデも頑張った分、いっぱい食べていいよ」
絞り終わった果実は、ゴミになるか肥料になるかだったが、今後はカエデのおやつなることが決まった。
畑へ移動。
まずは桜が手本として魔素を流し込んで各果物を作る。
そして、それぞれを食べさせて味を覚えさせる。
あまりの美味しさに感動したのか『きるるるー!』と愛らしい声を発し、食べ続けている。
美味しいのは良かったのだが味は覚えているのだろうか。
「どう?わかる?」
蓮が聞くとカエデは頷き、リンゴの木に魔素を流し込み始めた。
魔法神マーリンの加護がある桜よりは時間がかかっているが、着実に実は大きくなっている。
カエデは賢く、実が程よい大きさになったところで魔素を流し込むのをやめ、蓮を見た。
蓮はリンゴを手に取り鑑定。
品質は問題なく上級全種回復ポーションに匹敵する代物だ。
「完璧だね。でももう少し回復効果を比較したいんだ。調整できるかな?」
中級程度に留められるように説明し、何度かの調整を経て、感覚を掴むことができた。
「本当に賢いね」
蓮たちの言葉を理解し、言われた通りに実行する。
成功したカエデは何やら潤んだ瞳で蓮たちを見ている。
「フィーネさん。これを……」
まるで成功の報酬をねだるようだ。
調合師たちが蓮たちほど気を許せていないことを察し、蓮はフィーネにリンゴを渡した。
フィーネはゆっくりと近づき、リンゴを差し出すと、手を噛まないようにゆっくりとリンゴを咥え、そして食べた。
「きゅるる」
カエデはもっとくれと言わんばかりにフィーネに擦り寄る。
「ふふ。かわいい」
皮ごと食べるためゴミが出ないのは助かる。
蓮はミカンとブドウをもぎ取り、フローネとウィステリアに渡した。
2人も緊張していたが、懐っこい性格のプラントドラゴンにはすぐに気を許せたようだ。
蓮のように対抗できる力があるわけではない人間が、圧倒的な力を持つ魔物と関係を築くことは難しい。
ユグドラシルの眷属であることと、向日葵の従魔である事も相まって、思っていたよりも早く距離は縮まりそうだ。
次に収穫作業。
収穫作業自体は手伝えなくても、支援魔法で手助けすることはできる。
蓮は収穫作業を実際に行い、桜が蓮に身体能力向上や自動回復をかけて実演。
「こんな風にフィーネたちが収穫するのを助けてあげて欲しいんだ」
蓮が言うとカエデは鳴き声と共に魔素を漲らせて植物魔法を発動。
木に実っていた無数のリンゴが一斉に地に落ちた。
「あーダメだよ!リンゴが傷ついちゃう!」
桜がリンゴを拾い、見てみるとやはり傷つき、砂がついている。
布袋に入れて絞るとはいえ、万が一ポーションに混入しては一大事。
「よしよし。つぎはきをつけようね」
しょげるカエデ。
あからさまに元気をなくしてしまった。
それを見て、自身が失敗した時に、よく蓮や桜に言われている言葉を向日葵はカエデに送り、優しく撫でた。
「そうそう。良かれと思ってしたことだから怒ってないよ」
そして蓮は『他にも思いついたら試してみて、より良い方法を探そう』と言葉を続けた。
「あ、あの。木の下に網を張り巡らせてはいかがでしょうか?」
言葉にしたのはフローネ。
蓮は主体的に改善を提案するフローネに『素晴らしい意見ですね!詳しく聞かせてください!』と言葉にした。
するとフローネは、地に書き込みながら説明を始めた。
リンゴの木を囲うように四隅に丸を描き、それらを線で繋いだ。
「こうして4カ所に杭を立てます。あとは三角形の布や網を2枚用意して、杭に引っ掛けます」
三角形の布で木を挟むようにすれば、落ちてくるリンゴを受け止めることができる。
「リンゴの重さに耐えらる布と杭が必要ですが、そのまま包んで台車に乗せれば一気に収穫できるのではないかと……」
蓮と桜は顔お見合わせ、フローネを与えた。
「天才的な案ですね!」
「うん!凄いです!」
カエデの失敗をフローネが正解へと変えた瞬間だ。
しかも画期的なほどに効率が上がる。
ユグドラシルに依頼して杭と布を用意。
早速、各木を囲うように取り付け、カエデの植物魔法で実を落とす。
先ほどとは違う優しい音を立てながら見事に受け止めている。
「支援魔法をかけれる?」
蓮がカエデに声をかけると、鳴き声とともに身体能力向上や自動回復を調合師の3人にかけた。
「ねぇ。一度地面に置かないと包めないよね」
杭に引っ掛けている布を外す時になって、ウィステリアが気がついた。
このままでは布に砂がつくため、意味がない。
蓮は製造機に入れる前に水魔法で洗うことを想像したが、同時にウィステリアが別案を出した。
「芝……いや、ダメだ。杭を長くして、木の板を敷いたらどうかな?」
足元を芝を生い茂らせることはできる。
しかし、リンゴの重さで草が潰れて布につく可能性がある。
ウィステリアは、青臭いポーションになってはいけないため、木の板にした方が良いと考えたそうだ。
「木の根に光が当たりにくくなるため、木の格子にしてはいかがでしょう?」
ウィステリアの案をフィーネがさらに改善する。
雨季で雨が増える。
木の板が邪魔で雨水が、木の根に届かなければ枯れてしまう可能性がある。
そして、雨水で地面が濡れた場合、光が当たりにくいと乾きにくく、根腐れの原因になる。
そのため果実を通さない程度の目の荒さの木製の格子を用意すれば、一時的に置くことができる。
フィーネやフローネが果物を包む作業の時に、その上を歩いても壊れない強度が必要だが、その方法であれば実現できそうだ。
「カエデに指示を出せますか?」
蓮がそう言うと、フィーネがカエデに説明。
ウィステリアも木の周りを舞い、杭の間を移動するように、どこからどこまで、どのように木製格子を作るのかを説明。
カエデは再び魔素を漲らせて植物魔法を発動。
杭から張り巡らせるように木を伸ばし、見事に木製の格子を作った。
網目の大きさも丁度良く、フィーネやフローネが歩いても足がはまることはない。
「ではやってみましょう!」
蓮の号令で作業再開。
ゆっくりと杭から布を外し、木製格子の上に下ろす。
そして、ウィステリアは飛びながら、フィーネとフローネは木製格子の上を歩きながら三角形の布の角を真ん中に集めて強く縛った。
ウィステリアが果物を乗せた布の重さに耐えられずに落とすのではないかと心配したが、カエデの支援魔法は効果が高く、杞憂と終わった。
包んだ果物を台車に乗せ、同じ作業で残りの半分の果物も収穫。
それぞれが主体性を持ち、合理的な思考で行動するため、効率が爆発的に良くなった。
台車を押して移動。
製造装置に投入して、搾り取る。
試飲するが完璧な再現力だ。
回復効果も問題ない。
「みなさん本当に凄いですね」
蓮は感心しかなかった。
樽を満タンに振るのに必要な果物はおおよそ1000個。
この方法であれば何度か行うだけで製造可能だ。
余った時間は自由に研究して良いことを改めて伝えると調合師の3人は顔を見合わせて喜んだ。
「きゅるる」
絞り終わった果物を見てカエデが甘えるような声を発した。
「カエデも頑張った分、いっぱい食べていいよ」
絞り終わった果実は、ゴミになるか肥料になるかだったが、今後はカエデのおやつなることが決まった。
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