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異世界生活:王都レグナム編
シュバルツ・ケラウノス①
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朝日と共に目覚め、活動開始。
蓮はシュバルツと話すために、フェン達はゴブリンの討伐と調査のクエスト完了報酬を受け取るために冒険者ギルトに移動。
いつもであれば桜たちには自由時間を与えるのだが、今回は生活環境が変わる可能性があるため一緒に話を聞く。
調合師の3人には自由時間を与えたが、一生に話を聞きたいという事と、冒険者ギルトでポーションの売れ行きの確認がしたいと言うので同行することとなった。
リルは外で待機。
いつものように自在扉を押し、中に入る。
「レン様。お待ちしておりました」
受付に居たアニィがすぐに蓮に気づき声をかける。
その横にはミミィが寂し気な表情で座っている。
「おはようございます。ミミィさん。どうかされましたか?」
蓮が聞くと、ミミィは『な、なんでもないです!元気ですよ!』と答えた。
明らかに何かるようだ。
やりとりを見ていたアニィが『ギルドマスターとシュバルツ様がお待ちしておりますので』と割って入った。
蓮はミミィの様子が気になったが深く聞かずに奥へと足を運んだ。
「サクラちゃん!またね!」
「うん!またね!」
応接室に向かう桜を見てメイが声をかけた。
桜は一瞬、寂し気な表情を浮かべたが、すぐに明るい笑顔を作りメイに手を振った。
桜の横では向日葵も小さく手を振っている。
メイたちは数日の休息の後に冒険者活動を再開するそうだ。
今日の今日にレグナムに向かうことはないが、一緒に居られる時間は残り僅か。
「レグナムに行っても、グリーデンに来れないわけじゃないからね」
会いたくなればいつでも戻ってくれば良い。
今回は相手が悪かったため、危険な目に遭ったが、グリーデン界隈の魔物でミスリルの武器を持つ白狼の爪牙に適う魔物はそういない。
蓮は応接室に向かいながら、桜を安心させために言葉にした。
「参りました」
アニィが声をかけ、扉を開ける。
そこにはグランとシュバルツが居た。
昨日は大の字で倒れていたため分かりにくかったが、座ってこちらを見るシュバルツの眼光は鋭く、かなりの修羅場をくぐり抜けてきたことが感じ取れた。
シュバルツはゆっくりと立ち上がり蓮達に近づいた。
かなり大きい。
3mはあるのではなかろうか。
ドラコですら見上げる巨漢。
魔法師らしい威厳と高級感漂うローブに身を包んでいるため見えないが、太っているのではなく、鍛えぬかれた筋肉による体格の良さだろう。
「昨日は悪かったな」
近づきながらシュバルツは謝罪した。
倒れていたため、話しが出来なかったことへの謝罪かと想い、蓮が口を開こうとすると、シュバルツはしゃがみ向日葵を見た。
「昨日怖かったんだってな。取って食ったりしねぇから安心しな」
大きな体を小さく丸め、向日葵の頭を優しく撫でた。
創造神エマーテルの鉄壁の加護が発動しない。
どうやら悪い人物でないようだ。
「おう。俺はシュバルツ・ケラウノスって者だ。特別指定討伐対象を倒したってのはお前か?」
「ああ。そうだ」
蓮を見定めるように見ながら、シュバルツが聞く。
通常であれば丁寧に対応するが、蓮は舐められないために、あえて睨みを効かせながら答えた。
シュバルツは『ふん。強そうには見えねぇがな……』と言葉にし、一瞬だけドラコを見て視線を逸らした。
「とりあえず場所を移そうか」
蓮とシュバルツの間に入るようにグランが言葉にした。
移動した先は訓練場。
ここでシュバルツと戦わせようというのだろうか。
蓮は人間を相手にしたことが無い。
勝手に鑑定するのは失礼かと思い、シュバルツのステータスを見てはいないが、負けることはないだろう。
殺さぬように手加減できるかが不安だが、妹達の前で逃げるわけにはいかないため、気持ちを戦闘モードへ切り替えた。
「お、おいおい!そうじゃない!リル殿も話を聞けるように場所を移しただけだ!」
蓮の気持ちの変化によって微かに漏れ出た闘気を感じ取り、慌ててグランが説明した。
シュバルツは一瞬にして力量さを感じ取り、息を飲んだ。
自身がくぐり抜けてきた修羅場。
そこから築き上げた実力と自身とプライド。
昨日ドラコに『勝負はやってみるまで分からない』と投げた言葉を思い出し、慢心していた自分が恥ずかしくなった。
これは勝てない。
勝ち負けの土俵に立つことすらできない。
戦わずしてそう感じ取ってしまった。
「お、おおお、お、お連れしました!」
緊張で震えた声のミミィが、大型の魔物搬入用の出入り口から入って来た。
その後ろにはリルが居る。
狼と兎が並んで歩いているような違和感のある光景だ。
ミミィは生きた心地がしなかっただろう。
「ああ。悪かったな」
そう言うグランに『本当ですよ!』とミミィは涙を浮かべながら言葉にした。
かなり怖かったのだろう。
並べられた椅子に座り、リルは横に伏した。
調合師の3人用の椅子をアニィが追加で並べ、全員が席に付くとグランが口を開いた。
「急に悪いな。こっちは四魔帝のシュバルツ。さっき話したように特別指定討伐対象の件で先行してきたそうだ」
グランは争いを避けるために、あえて『蓮と戦うために来た』とは言わなかった。
蓮も穏便に済ませるために、意向を察し、話を合わせることにした。
しかし、その様子を見たシュバルツが割って入り話を進めた。
「ふん。まどろっこしい話し方すんじゃねぇよ。伝説の魔物を倒した奴と戦うために来たが止めだ。全く勝てる気がしねぇ。だが王の命令だ。レグナムには来てもらうぞ」
強がるでもなく、怯えるでもない。
負けを認めるが任務は遂行する。
どうやらただの戦闘狂でなく、強い意志や責任感を持ち合わせているようだ。
この手のタイプは嫌いではない。
「いつ向かうんだ?」
蓮は下手に出ず、ただ偉そうにはならないように言葉にした。
「もうすぐ視察団が来る。そいつらがあれこれ調べ終わったら一緒に来てもらう。まぁ4日後の朝に出るくらいだろう」
「わかった。いくつか質問していいか?」
蓮の言葉にシュバルツは『俺で分かる事ならな』と言葉にした。
自分一人ならば、いちいち確認をしないが、桜や向日葵、調合師たちを安心させるために蓮は質問をした。
「レグナムでパレードを終えた後は帰れるのか?」
単刀直入に最も気になっていることを聞く。
その言葉に、少しの間を空け、シュバルツはゆっくりと口を開いた。
蓮はシュバルツと話すために、フェン達はゴブリンの討伐と調査のクエスト完了報酬を受け取るために冒険者ギルトに移動。
いつもであれば桜たちには自由時間を与えるのだが、今回は生活環境が変わる可能性があるため一緒に話を聞く。
調合師の3人には自由時間を与えたが、一生に話を聞きたいという事と、冒険者ギルトでポーションの売れ行きの確認がしたいと言うので同行することとなった。
リルは外で待機。
いつものように自在扉を押し、中に入る。
「レン様。お待ちしておりました」
受付に居たアニィがすぐに蓮に気づき声をかける。
その横にはミミィが寂し気な表情で座っている。
「おはようございます。ミミィさん。どうかされましたか?」
蓮が聞くと、ミミィは『な、なんでもないです!元気ですよ!』と答えた。
明らかに何かるようだ。
やりとりを見ていたアニィが『ギルドマスターとシュバルツ様がお待ちしておりますので』と割って入った。
蓮はミミィの様子が気になったが深く聞かずに奥へと足を運んだ。
「サクラちゃん!またね!」
「うん!またね!」
応接室に向かう桜を見てメイが声をかけた。
桜は一瞬、寂し気な表情を浮かべたが、すぐに明るい笑顔を作りメイに手を振った。
桜の横では向日葵も小さく手を振っている。
メイたちは数日の休息の後に冒険者活動を再開するそうだ。
今日の今日にレグナムに向かうことはないが、一緒に居られる時間は残り僅か。
「レグナムに行っても、グリーデンに来れないわけじゃないからね」
会いたくなればいつでも戻ってくれば良い。
今回は相手が悪かったため、危険な目に遭ったが、グリーデン界隈の魔物でミスリルの武器を持つ白狼の爪牙に適う魔物はそういない。
蓮は応接室に向かいながら、桜を安心させために言葉にした。
「参りました」
アニィが声をかけ、扉を開ける。
そこにはグランとシュバルツが居た。
昨日は大の字で倒れていたため分かりにくかったが、座ってこちらを見るシュバルツの眼光は鋭く、かなりの修羅場をくぐり抜けてきたことが感じ取れた。
シュバルツはゆっくりと立ち上がり蓮達に近づいた。
かなり大きい。
3mはあるのではなかろうか。
ドラコですら見上げる巨漢。
魔法師らしい威厳と高級感漂うローブに身を包んでいるため見えないが、太っているのではなく、鍛えぬかれた筋肉による体格の良さだろう。
「昨日は悪かったな」
近づきながらシュバルツは謝罪した。
倒れていたため、話しが出来なかったことへの謝罪かと想い、蓮が口を開こうとすると、シュバルツはしゃがみ向日葵を見た。
「昨日怖かったんだってな。取って食ったりしねぇから安心しな」
大きな体を小さく丸め、向日葵の頭を優しく撫でた。
創造神エマーテルの鉄壁の加護が発動しない。
どうやら悪い人物でないようだ。
「おう。俺はシュバルツ・ケラウノスって者だ。特別指定討伐対象を倒したってのはお前か?」
「ああ。そうだ」
蓮を見定めるように見ながら、シュバルツが聞く。
通常であれば丁寧に対応するが、蓮は舐められないために、あえて睨みを効かせながら答えた。
シュバルツは『ふん。強そうには見えねぇがな……』と言葉にし、一瞬だけドラコを見て視線を逸らした。
「とりあえず場所を移そうか」
蓮とシュバルツの間に入るようにグランが言葉にした。
移動した先は訓練場。
ここでシュバルツと戦わせようというのだろうか。
蓮は人間を相手にしたことが無い。
勝手に鑑定するのは失礼かと思い、シュバルツのステータスを見てはいないが、負けることはないだろう。
殺さぬように手加減できるかが不安だが、妹達の前で逃げるわけにはいかないため、気持ちを戦闘モードへ切り替えた。
「お、おいおい!そうじゃない!リル殿も話を聞けるように場所を移しただけだ!」
蓮の気持ちの変化によって微かに漏れ出た闘気を感じ取り、慌ててグランが説明した。
シュバルツは一瞬にして力量さを感じ取り、息を飲んだ。
自身がくぐり抜けてきた修羅場。
そこから築き上げた実力と自身とプライド。
昨日ドラコに『勝負はやってみるまで分からない』と投げた言葉を思い出し、慢心していた自分が恥ずかしくなった。
これは勝てない。
勝ち負けの土俵に立つことすらできない。
戦わずしてそう感じ取ってしまった。
「お、おおお、お、お連れしました!」
緊張で震えた声のミミィが、大型の魔物搬入用の出入り口から入って来た。
その後ろにはリルが居る。
狼と兎が並んで歩いているような違和感のある光景だ。
ミミィは生きた心地がしなかっただろう。
「ああ。悪かったな」
そう言うグランに『本当ですよ!』とミミィは涙を浮かべながら言葉にした。
かなり怖かったのだろう。
並べられた椅子に座り、リルは横に伏した。
調合師の3人用の椅子をアニィが追加で並べ、全員が席に付くとグランが口を開いた。
「急に悪いな。こっちは四魔帝のシュバルツ。さっき話したように特別指定討伐対象の件で先行してきたそうだ」
グランは争いを避けるために、あえて『蓮と戦うために来た』とは言わなかった。
蓮も穏便に済ませるために、意向を察し、話を合わせることにした。
しかし、その様子を見たシュバルツが割って入り話を進めた。
「ふん。まどろっこしい話し方すんじゃねぇよ。伝説の魔物を倒した奴と戦うために来たが止めだ。全く勝てる気がしねぇ。だが王の命令だ。レグナムには来てもらうぞ」
強がるでもなく、怯えるでもない。
負けを認めるが任務は遂行する。
どうやらただの戦闘狂でなく、強い意志や責任感を持ち合わせているようだ。
この手のタイプは嫌いではない。
「いつ向かうんだ?」
蓮は下手に出ず、ただ偉そうにはならないように言葉にした。
「もうすぐ視察団が来る。そいつらがあれこれ調べ終わったら一緒に来てもらう。まぁ4日後の朝に出るくらいだろう」
「わかった。いくつか質問していいか?」
蓮の言葉にシュバルツは『俺で分かる事ならな』と言葉にした。
自分一人ならば、いちいち確認をしないが、桜や向日葵、調合師たちを安心させるために蓮は質問をした。
「レグナムでパレードを終えた後は帰れるのか?」
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