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異世界生活:グリーデン編
ザディオとガバル
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桜たちの帰りを待つ間にできるだけの事をしようと、武器防具工房テルムにやってきた。
「あなたは先日の!ちょっと待ってくださいね!」
受付の青年テリーは入って来た蓮に声をかけると。すぐに奥に走って行ってしまった。
1分もしないうちにザディオと一緒に戻って来た。
「おう。上手くやってるみてぇだな」
ガバルから蓮のことを聞き、昨日の夜にポーションを買いに冒険者ギルドを訪れたが、ちょうど蓮が帰った後だったそうだ。
蓮のことを気にかけてるとは、どうやらザディオは面倒見が良い性格のようだ。
ちなみにザディオはブドウポーションが気に入ったそうだ。
「飲んだおかげで今日はいつにも増して仕事が捗るぜ」
少し話した後、『それで?今日はどうした?』とザディオが切り出した。
蓮はアイテムボックスから青白くほんのり輝く大きな石を取り出した。
「お前さん……。ミ、ミスリルじゃねぇのか?」
蓮がゆっくりと頷くと受付の青年テリーは開いた口が塞がらなくなっている。
「これで剣を作ってもらえませんか?」
蓮はユグドラシルに貰った世界樹の片手直剣をアイテムボックスから取り出し見せた。
「形状はこれで良いんですが、より耐久性力の高いものが良いです」
自身の攻撃に耐えうる武器が要る。
どんなものでも切れる、そして折れない武器がいる。
蓮はそこに至った経緯を説明した。
蓮がそう言うと、ザディオは少し考えてから首を横に振った。
「すまんねぇ。足りねぇんだ」
残念そうな顔をする蓮にザディオが説明した。
何が足りないのかと聞くと、不足は2つ。
素材と火力。
素材ならまだまだあると言うと、ザディオは驚いたが、ミスリルを加工するために、相応の火力も要る。
やはり、グランも言っていた通りで、かなりの高温を要するようだ。
「仲間に竜族がいるので火炎ブレスで無理ですかね?」
蓮の言葉に、ザディオはもう驚くことをやめた。
そして、暫く考えた後に『加減ができるならいけるかもしれんな』と言葉を続けた。
「明日一緒に来るので、早急に作ってもらえませんか?お金に糸目は付けません」
世界樹の片手直剣を前に出し『精霊の作った剣を超えた一振りを作ってみませんか?』と言葉を続けた。
蓮の言葉を聞いてザディオの職人魂に火がついた。
「がはははっ!そう言われちゃ挑まねぇ訳にはいかねぇな!準備してやる!朝一番の鐘でここに来な!」
ミスリル以外に必要な道具の用意や手入れなど準備をするために、ザディオは奥の部屋に行った。
その背中は喜びに満ちているように見えた。
「あ、あんなザディオさん久しぶりに見ました」
開いた口が塞がらず立ち尽くしていたテリーがやっと落ち着き言葉にした。
テリーと少し話をしたのち、次に向かったのは職人ギルド。
蓮が入ると受付前にガバルが居た。
何やら受付をしてるノアと話しているようだ。
蓮が話しかけると、ちょうど蓮を探しに冒険者ギルドに向かおうとしていた所だったそうだ。
蓮も話したいことがあって来たと伝えてると、奥の部屋に案内された。
「先に聞こう」
ガバルに言われ蓮が説明をした。
闇病のマンティコアという特別指定討伐対象を倒したこと。
王都の冒険者ギルド本部に報告が行けば、王都に行くことになること。
そうなると調合師を雇用しにくくなることを話した。
「失業手当で、数ヶ月分の生活費をお支払いすることはできます」
蓮の話しを聞いて、ちょうどそのことが気になり蓮と話すために冒険者ギルドへ向かおうとしていたそうだ。
「おそらく6の月が終わるまでには従来のポーションは売れなくなる」
全く売れないわけではないが、最も消費量の多い冒険者が買わなくなるのだ。
売り上げは劇的に下がるだろう。
蓮の読みと、ザディオの考えは一致していた。
「王都に行くまでの時間はおおよそ10日ぐらいだそうです」
その間に、調合師を紹介してもらい、雇用を受け入れるのかどうかの話をしたいと説明。
断ったとしても白金貨1枚ずつを失業の謝罪金として支払う。
さらに、9の月が終わるまでには仕事が見つからなれけば、さらに白金貨をもう1枚までは補償すると説明。
「そこから先は実力でなんとかしてもらいたいですね」
蓮の説明を聞き、ガバルが雇用条件もさることながら、補償も破格すぎると驚いた。
「まぁ、あの雇用条件を断る者はおらんだろうが、今日中には話をつけておく」
いつもガバルは仕事が早くて助かる。
「明日はテルムで武器作りがあるので、それ以外であればいつでも良いです」
蓮は日程について説明した。
しかし、そこではないところにガバルの眉が上がった。
「今武器作りと言ったか?」
蓮はポーション作成の許可しか取っていない。
そのため違反を疑われたと思い、疑いを晴らすためにザディオとミスリルで剣を作れるか試すだけだと説明。
その言葉がガバルの興味を引いた。
「ミスリルで剣を作るだと!?なぜ儂も呼ばんのだ!」
大口を開けてガバルが言う。
聞けばガバルも元々は鍛冶師。
ザディオにも負けないくらいの凄腕だそうだ。
「今日中に話をつけて明日は儂も行くぞ!」
腕が鳴るぜという表情で意気込むガバル。
「僕も錬金術と鍛治のスキルがあるんで何かお手伝いしますね!」
その言葉を聞いてガバルの時が止まる。
「そう言えば書いてたな……」
蓮が登録用紙に錬金術と鍛冶のスキルを有することを書いていたを思い出した。
「錬金術は希少スキルだ」
錬金術でできることは2つ。
1つ目は鉱石の純度変化させること。
自然界から入手できる鉱石には不純物が多く含まれている。
魔素を流し込むことで、その不純物を分離させ、高純度の鉱石を作り出すことができる。
2つ目は伝導率の強化。
素材に魔素または闘気、またはその両方を流し込み、魔力伝導率や闘気伝導率を高めることができる。
「まぁ、詳しくは明日やってみりゃわかるさ」
ガバルはザディオと同じく職人魂に火がついたようだ。
蓮も2人に影響され、明日が楽しみで仕方がない。
調合師のことを頼み、蓮は職人ギルドを後にした。
「あなたは先日の!ちょっと待ってくださいね!」
受付の青年テリーは入って来た蓮に声をかけると。すぐに奥に走って行ってしまった。
1分もしないうちにザディオと一緒に戻って来た。
「おう。上手くやってるみてぇだな」
ガバルから蓮のことを聞き、昨日の夜にポーションを買いに冒険者ギルドを訪れたが、ちょうど蓮が帰った後だったそうだ。
蓮のことを気にかけてるとは、どうやらザディオは面倒見が良い性格のようだ。
ちなみにザディオはブドウポーションが気に入ったそうだ。
「飲んだおかげで今日はいつにも増して仕事が捗るぜ」
少し話した後、『それで?今日はどうした?』とザディオが切り出した。
蓮はアイテムボックスから青白くほんのり輝く大きな石を取り出した。
「お前さん……。ミ、ミスリルじゃねぇのか?」
蓮がゆっくりと頷くと受付の青年テリーは開いた口が塞がらなくなっている。
「これで剣を作ってもらえませんか?」
蓮はユグドラシルに貰った世界樹の片手直剣をアイテムボックスから取り出し見せた。
「形状はこれで良いんですが、より耐久性力の高いものが良いです」
自身の攻撃に耐えうる武器が要る。
どんなものでも切れる、そして折れない武器がいる。
蓮はそこに至った経緯を説明した。
蓮がそう言うと、ザディオは少し考えてから首を横に振った。
「すまんねぇ。足りねぇんだ」
残念そうな顔をする蓮にザディオが説明した。
何が足りないのかと聞くと、不足は2つ。
素材と火力。
素材ならまだまだあると言うと、ザディオは驚いたが、ミスリルを加工するために、相応の火力も要る。
やはり、グランも言っていた通りで、かなりの高温を要するようだ。
「仲間に竜族がいるので火炎ブレスで無理ですかね?」
蓮の言葉に、ザディオはもう驚くことをやめた。
そして、暫く考えた後に『加減ができるならいけるかもしれんな』と言葉を続けた。
「明日一緒に来るので、早急に作ってもらえませんか?お金に糸目は付けません」
世界樹の片手直剣を前に出し『精霊の作った剣を超えた一振りを作ってみませんか?』と言葉を続けた。
蓮の言葉を聞いてザディオの職人魂に火がついた。
「がはははっ!そう言われちゃ挑まねぇ訳にはいかねぇな!準備してやる!朝一番の鐘でここに来な!」
ミスリル以外に必要な道具の用意や手入れなど準備をするために、ザディオは奥の部屋に行った。
その背中は喜びに満ちているように見えた。
「あ、あんなザディオさん久しぶりに見ました」
開いた口が塞がらず立ち尽くしていたテリーがやっと落ち着き言葉にした。
テリーと少し話をしたのち、次に向かったのは職人ギルド。
蓮が入ると受付前にガバルが居た。
何やら受付をしてるノアと話しているようだ。
蓮が話しかけると、ちょうど蓮を探しに冒険者ギルドに向かおうとしていた所だったそうだ。
蓮も話したいことがあって来たと伝えてると、奥の部屋に案内された。
「先に聞こう」
ガバルに言われ蓮が説明をした。
闇病のマンティコアという特別指定討伐対象を倒したこと。
王都の冒険者ギルド本部に報告が行けば、王都に行くことになること。
そうなると調合師を雇用しにくくなることを話した。
「失業手当で、数ヶ月分の生活費をお支払いすることはできます」
蓮の話しを聞いて、ちょうどそのことが気になり蓮と話すために冒険者ギルドへ向かおうとしていたそうだ。
「おそらく6の月が終わるまでには従来のポーションは売れなくなる」
全く売れないわけではないが、最も消費量の多い冒険者が買わなくなるのだ。
売り上げは劇的に下がるだろう。
蓮の読みと、ザディオの考えは一致していた。
「王都に行くまでの時間はおおよそ10日ぐらいだそうです」
その間に、調合師を紹介してもらい、雇用を受け入れるのかどうかの話をしたいと説明。
断ったとしても白金貨1枚ずつを失業の謝罪金として支払う。
さらに、9の月が終わるまでには仕事が見つからなれけば、さらに白金貨をもう1枚までは補償すると説明。
「そこから先は実力でなんとかしてもらいたいですね」
蓮の説明を聞き、ガバルが雇用条件もさることながら、補償も破格すぎると驚いた。
「まぁ、あの雇用条件を断る者はおらんだろうが、今日中には話をつけておく」
いつもガバルは仕事が早くて助かる。
「明日はテルムで武器作りがあるので、それ以外であればいつでも良いです」
蓮は日程について説明した。
しかし、そこではないところにガバルの眉が上がった。
「今武器作りと言ったか?」
蓮はポーション作成の許可しか取っていない。
そのため違反を疑われたと思い、疑いを晴らすためにザディオとミスリルで剣を作れるか試すだけだと説明。
その言葉がガバルの興味を引いた。
「ミスリルで剣を作るだと!?なぜ儂も呼ばんのだ!」
大口を開けてガバルが言う。
聞けばガバルも元々は鍛冶師。
ザディオにも負けないくらいの凄腕だそうだ。
「今日中に話をつけて明日は儂も行くぞ!」
腕が鳴るぜという表情で意気込むガバル。
「僕も錬金術と鍛治のスキルがあるんで何かお手伝いしますね!」
その言葉を聞いてガバルの時が止まる。
「そう言えば書いてたな……」
蓮が登録用紙に錬金術と鍛冶のスキルを有することを書いていたを思い出した。
「錬金術は希少スキルだ」
錬金術でできることは2つ。
1つ目は鉱石の純度変化させること。
自然界から入手できる鉱石には不純物が多く含まれている。
魔素を流し込むことで、その不純物を分離させ、高純度の鉱石を作り出すことができる。
2つ目は伝導率の強化。
素材に魔素または闘気、またはその両方を流し込み、魔力伝導率や闘気伝導率を高めることができる。
「まぁ、詳しくは明日やってみりゃわかるさ」
ガバルはザディオと同じく職人魂に火がついたようだ。
蓮も2人に影響され、明日が楽しみで仕方がない。
調合師のことを頼み、蓮は職人ギルドを後にした。
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