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異世界生活
家を作っちゃう③
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トイレと風呂の確認を終えてダイニングに戻る。
先程はゆっくり見れなかったため気が付かなかったが、明り取りの小窓が数か所あり、全て同じ用に花壇付きとなっていた。
「ユグドラシルさんはあの花がお好きなんですか?」
「好き……。そうですね。好きですが、あれは輝き草という植物で夜になると光を放つのです」
輝き草。
環境の変化に強く、世界の様々なところで見られる有名な植物の1つ。
日中に光をため込み、夜になるとぼんやりと光を放つ不思議な植物。
人族の世界でも、家の中を照らしたり、街道の横に植えられていて、夜道を照らす役割を担うことがあるそうだ。
「素敵。夜も楽しみだねぇ」
「だねぇ」
少しうっとりした表情で乙女モードに入る桜。
その語尾だけを真似る向日葵。
乙女モードに入る事の出来ない蓮。
不思議な植物への感動よりも、家を知れば知るほど、魔法でなんでも解決してしまう事から、科学や医学の文明は未発展なのではないかなどいう真面目なことを考えていた。
「また難しい顔してるぅ。ほら、寝室も見せてもらお」
「あ、ああ。ごめんごめん」
「にぃに。いこぉ」
桜に早されながら、向日葵に手を引かれながら、寝室へと向かった。
トイレと風呂場へ繋がるドアを背にすると、ちょうど反対側にも同じドアがある。
そこに入るとトイレと風呂場同様に2つのドアがある。
「左がレン様、右がサクラ様とヒマワリ様のお部屋にしてあります」
ユグドラシルの言葉を聞いて、向日葵が『ひぃちゃんのおへや!?』と言って、すぐさま右側のドアを開けた。
「おっきー!」
まず目に飛び込んできたのは特大のベッド。
キングサイズくらいだろうか。
シンプルな木枠に、真っ白のマットレス。
見るからに寝心地は良さそうだ。
蓮が大の字に寝てもまだ余裕がありそうだ。
「いやっほーい!」
向日葵は元気いっぱいベッドへダイブ。
蓮も桜もやりたいが我慢したことを、向日葵は躊躇ことなく行動に移した。
「桜もしてみて。2人で寝られるかな?」
ウズウズしている桜に大きさ確認という口実を作ってあげる。
「う、うん。確認してみるね」
そういうと高揚を抑えながら、桜はゆっくりとベッドに座り、そして向日葵と並んで横になった。
「どう?」
「凄く気持ち良い!ふかふか!最高!」
「さいこー!」
最高の寝心地にはしゃぐ桜と向日葵。
2人でベッドや枕に顔を埋めて、頬擦りしている。
短いスカートが際どい感じで捲れるため、視線を逸らすがてらユグドラシルを見る。
「ふふふ。お気に召して良かったです。私の纏っている衣と同じ生地ですので肌触りは保証しますよ」
ユグドラシルの身に纏っている純白の衣で布袋を作り、そこに大量の綿を詰め込んでマットレスや掛け布団、枕にしているそうだ。
それぞれ袋の大きさや入れる綿の量を少し変えて、厚さや硬さを変えているらしい。
ベッドの横には小さな椅子が2つと、横長のテーブルがある。
小窓には同じく輝き草が飾ら得ている。
「あと、そこに……」
「ひぃちゃんがあけるぅ!」
ユグドラシルが指差した先にはスライドドアがあり、颯爽と駆け寄った向日葵が開けると、中は広々としたウォークインクローゼットになっていた。
「わぁ!おようふく!」
そしてそこには、ユグドラシルと同じ素材のと思われる白い服が、木の枝に綺麗に掛けられて並んである。
ワンピースと、Tシャツと半ズボンと長ズボン。
桜と向日葵がお揃いで着れるように、同じ柄の物が、それぞれ大きいサイズと小さいサイズが掛けられている。
全て、ユグドラシル同様に、白地にピンクの花と緑の蔓や葉のクラフト柄だ。
そして、足元には葉と木でつくられたような靴が置かれていた。
「申し訳ありません。あまり種類が豊富ではなく……」
「あ、謝らないでください。本当に助けていただいてばかりなので」
申し訳なそうにするユグドラシルに、蓮が謝罪を拒むように表手を前に出して、慌ててフォローした。
いつまでもパジャマと制服でいるわけにもいかないことと、ユグドラシルを安心させるために桜と向日葵に服を着てみることにした。
「2人とも着替えみたら?」
蓮がそういうと向日葵は『えぇっと……。どんな、こーでねーとにしようかなぁ』と呟きながら服を選び始めた。
迷いがない。
そして、どこでその言葉を覚えてきたのだ。
「反対の部屋も同じ作りですよね?」
「はい。レン様のお召し物もありますよ」
その言葉を聞いて、それぞれ着替えることにした。
「じゃあ桜、ユグドラシルさん。こっちはお願いするね。」
着替え終わったらダイニングに集合と伝え、蓮は1人で寝室へ向かった。
「全く同じ作りだな」
左側のドアを開け、蓮用の寝室に入る。
ユグドラシルの言う通り、全く同じ作りだ。
先程は我慢した布団の質感の確認。
最高過ぎた。
先々のことを考えると不安はあるが、ベッドの快適さだけで言えば爆睡間違いなしだ。
静かな空間。
考え事も捗る。
そろそろ向日葵が腹を空かせる頃だろう。
「ユグドラシルさんにお願いして果物でも用意してもらおうか……。その後は魔力について教わりたいし……」
そして気づく。
「この世界に来て初めて静かな空間だな……」
木の壁が厚いのか向こうから声は聞こえない。
加護の状態異常完全無効のおかげなのか、妹達の前で気を張っているからなのか、慌てふためかずに済んでいる。
この世界に来てからは、元居た世界よりも頭は冴えており、次にやることも何となく浮かぶ。
「おっと。着替えなきゃ」
蓮に用意されていた服は、Tシャツとズボンと葉で木で出来た様な靴だけ。
ワンピースがない事と、ピンクの花が描かれていないことに少し安心した。
白地に緑の葉と蔓のクラフト柄だけだ。
今は暖かい気候のため、この格好だけで充分だ。
Tシャツとズボンを着て、着ていたパジャマを枝にかける。
サイズはぴったり。
軽くて丈夫で動きやすい。
ズボンの腰回りはベルト式でもなく、ゴムでもない。
紐帯になっているため、蝶結びをして絞める。
次に靴を履いてみる。
「これはいいな」
吸いつくようにフィットする。
履き心地は快適。
足踏みをするがスニーカーの様に程良く柔らかさを兼ね備えており、痛くない。
恐らく砂利道を歩いても、痛くないだろう。
外観は葉と木だが、内側には寝具と似たような素材が使用されているようだ。
足首まで覆われており、紐で絞めることができる。
「向こうは着替えられたかな」
世界観、人種、宗教、派閥、魔法、魔物、人間社会、常識の違い。
快適な家、快適な服。
しかし、考え事は止まらない。
知らなければならない事は山ほどある。
妹達を守るために、幸せにするために、前に進むしかない。
蓮はそう誓い、着替えを終え、考え事を切上げ寝室を後にした。
先程はゆっくり見れなかったため気が付かなかったが、明り取りの小窓が数か所あり、全て同じ用に花壇付きとなっていた。
「ユグドラシルさんはあの花がお好きなんですか?」
「好き……。そうですね。好きですが、あれは輝き草という植物で夜になると光を放つのです」
輝き草。
環境の変化に強く、世界の様々なところで見られる有名な植物の1つ。
日中に光をため込み、夜になるとぼんやりと光を放つ不思議な植物。
人族の世界でも、家の中を照らしたり、街道の横に植えられていて、夜道を照らす役割を担うことがあるそうだ。
「素敵。夜も楽しみだねぇ」
「だねぇ」
少しうっとりした表情で乙女モードに入る桜。
その語尾だけを真似る向日葵。
乙女モードに入る事の出来ない蓮。
不思議な植物への感動よりも、家を知れば知るほど、魔法でなんでも解決してしまう事から、科学や医学の文明は未発展なのではないかなどいう真面目なことを考えていた。
「また難しい顔してるぅ。ほら、寝室も見せてもらお」
「あ、ああ。ごめんごめん」
「にぃに。いこぉ」
桜に早されながら、向日葵に手を引かれながら、寝室へと向かった。
トイレと風呂場へ繋がるドアを背にすると、ちょうど反対側にも同じドアがある。
そこに入るとトイレと風呂場同様に2つのドアがある。
「左がレン様、右がサクラ様とヒマワリ様のお部屋にしてあります」
ユグドラシルの言葉を聞いて、向日葵が『ひぃちゃんのおへや!?』と言って、すぐさま右側のドアを開けた。
「おっきー!」
まず目に飛び込んできたのは特大のベッド。
キングサイズくらいだろうか。
シンプルな木枠に、真っ白のマットレス。
見るからに寝心地は良さそうだ。
蓮が大の字に寝てもまだ余裕がありそうだ。
「いやっほーい!」
向日葵は元気いっぱいベッドへダイブ。
蓮も桜もやりたいが我慢したことを、向日葵は躊躇ことなく行動に移した。
「桜もしてみて。2人で寝られるかな?」
ウズウズしている桜に大きさ確認という口実を作ってあげる。
「う、うん。確認してみるね」
そういうと高揚を抑えながら、桜はゆっくりとベッドに座り、そして向日葵と並んで横になった。
「どう?」
「凄く気持ち良い!ふかふか!最高!」
「さいこー!」
最高の寝心地にはしゃぐ桜と向日葵。
2人でベッドや枕に顔を埋めて、頬擦りしている。
短いスカートが際どい感じで捲れるため、視線を逸らすがてらユグドラシルを見る。
「ふふふ。お気に召して良かったです。私の纏っている衣と同じ生地ですので肌触りは保証しますよ」
ユグドラシルの身に纏っている純白の衣で布袋を作り、そこに大量の綿を詰め込んでマットレスや掛け布団、枕にしているそうだ。
それぞれ袋の大きさや入れる綿の量を少し変えて、厚さや硬さを変えているらしい。
ベッドの横には小さな椅子が2つと、横長のテーブルがある。
小窓には同じく輝き草が飾ら得ている。
「あと、そこに……」
「ひぃちゃんがあけるぅ!」
ユグドラシルが指差した先にはスライドドアがあり、颯爽と駆け寄った向日葵が開けると、中は広々としたウォークインクローゼットになっていた。
「わぁ!おようふく!」
そしてそこには、ユグドラシルと同じ素材のと思われる白い服が、木の枝に綺麗に掛けられて並んである。
ワンピースと、Tシャツと半ズボンと長ズボン。
桜と向日葵がお揃いで着れるように、同じ柄の物が、それぞれ大きいサイズと小さいサイズが掛けられている。
全て、ユグドラシル同様に、白地にピンクの花と緑の蔓や葉のクラフト柄だ。
そして、足元には葉と木でつくられたような靴が置かれていた。
「申し訳ありません。あまり種類が豊富ではなく……」
「あ、謝らないでください。本当に助けていただいてばかりなので」
申し訳なそうにするユグドラシルに、蓮が謝罪を拒むように表手を前に出して、慌ててフォローした。
いつまでもパジャマと制服でいるわけにもいかないことと、ユグドラシルを安心させるために桜と向日葵に服を着てみることにした。
「2人とも着替えみたら?」
蓮がそういうと向日葵は『えぇっと……。どんな、こーでねーとにしようかなぁ』と呟きながら服を選び始めた。
迷いがない。
そして、どこでその言葉を覚えてきたのだ。
「反対の部屋も同じ作りですよね?」
「はい。レン様のお召し物もありますよ」
その言葉を聞いて、それぞれ着替えることにした。
「じゃあ桜、ユグドラシルさん。こっちはお願いするね。」
着替え終わったらダイニングに集合と伝え、蓮は1人で寝室へ向かった。
「全く同じ作りだな」
左側のドアを開け、蓮用の寝室に入る。
ユグドラシルの言う通り、全く同じ作りだ。
先程は我慢した布団の質感の確認。
最高過ぎた。
先々のことを考えると不安はあるが、ベッドの快適さだけで言えば爆睡間違いなしだ。
静かな空間。
考え事も捗る。
そろそろ向日葵が腹を空かせる頃だろう。
「ユグドラシルさんにお願いして果物でも用意してもらおうか……。その後は魔力について教わりたいし……」
そして気づく。
「この世界に来て初めて静かな空間だな……」
木の壁が厚いのか向こうから声は聞こえない。
加護の状態異常完全無効のおかげなのか、妹達の前で気を張っているからなのか、慌てふためかずに済んでいる。
この世界に来てからは、元居た世界よりも頭は冴えており、次にやることも何となく浮かぶ。
「おっと。着替えなきゃ」
蓮に用意されていた服は、Tシャツとズボンと葉で木で出来た様な靴だけ。
ワンピースがない事と、ピンクの花が描かれていないことに少し安心した。
白地に緑の葉と蔓のクラフト柄だけだ。
今は暖かい気候のため、この格好だけで充分だ。
Tシャツとズボンを着て、着ていたパジャマを枝にかける。
サイズはぴったり。
軽くて丈夫で動きやすい。
ズボンの腰回りはベルト式でもなく、ゴムでもない。
紐帯になっているため、蝶結びをして絞める。
次に靴を履いてみる。
「これはいいな」
吸いつくようにフィットする。
履き心地は快適。
足踏みをするがスニーカーの様に程良く柔らかさを兼ね備えており、痛くない。
恐らく砂利道を歩いても、痛くないだろう。
外観は葉と木だが、内側には寝具と似たような素材が使用されているようだ。
足首まで覆われており、紐で絞めることができる。
「向こうは着替えられたかな」
世界観、人種、宗教、派閥、魔法、魔物、人間社会、常識の違い。
快適な家、快適な服。
しかし、考え事は止まらない。
知らなければならない事は山ほどある。
妹達を守るために、幸せにするために、前に進むしかない。
蓮はそう誓い、着替えを終え、考え事を切上げ寝室を後にした。
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