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餃子と騎竜隊
しおりを挟む朝ご飯を終え、午前中は泉周辺の対魔獣の結界を張り、残りの残党を片付けて昼過ぎにおじいちゃんと別れた。
たまとの別れを盛大に惜しむおじいちゃんにたまが苦笑いを浮かべていて、見た目は真逆なのに仕方がない奴だとまるで孫を見るような目で苦笑いを浮かべるものだから笑ってしまった。
ちなみに昼食はラーメンにした。
そして再び森の中を進んでいく。
「良い天気だなあ」
段々と雪深くはなっていっているけれど、その分空気が澄んでいて気持ちが良い。
毎回思うけれど魔獣の討伐に出ているとは思えない程のんびり移動している気がする。
馬車の中は魔法で温度が保たれているので窓を開けていても暖かいので尚更だ。
「もうすぐ次の魔獣がいる場所だよな?」
「うん、次の魔獣は空を飛ぶタイプみたいだね」
太陽の問いにウェイン王子が答える。
王子と騎士達は先遣隊からの連絡をもとに情報を共有している。
直接討伐には関わらない俺はなんとなくしか聞かされないけれど、当たり前だが太陽はしっかりと事細かに聞かされているようだ。
作戦なんかを二人が話し合っている。
(ふうん、次は空を飛ぶタイプなのかあ)
という事は鶏肉?
鶏ではないかもしれないけど食べられるかな?
前の鳥型魔獣は食べられたけどどうだろう。
食べられるとしたらやっぱり味はちょっと違うよな。
前に唐揚げと照り焼き作ったけどまた食べたいな。
でも親子丼も捨て難いし久しぶりにそぼろご飯も食べたい。
でもそぼろにするのは大変かな。
いやそこは魔法でなんとかなるか?
うきうきとそんな事を考えながら外を眺めていると。
「……ん?」
日の光がふと遮られた。
なんだろうと手で影を作りながらそっちを見る。
黒い小さな影がぽつりと見えたと思ったら、その影がふたつみっつと増えていき、更にはそれが段々と大きくなっていき……
「……っ」
「朝日!」
外にいた騎士さんの警告する合図と共に真っ白な雪に覆われたような毛皮を纏った魔獣が一目散にこちらに襲いかかってきた。
太陽とたまが即座に助けてくれて何事もなかったけど、思わず横から俺を引き寄せてくれたたまにしがみついてしまった。
「ちっ、ニヤニヤしやがって」
「羨ましいだろう?」
「かー!!!腹立つ!!!」
いつも通りのんきに会話をしているが、例の鳥型の魔獣はこの一行に狙いを定めているようで尚も攻撃が続いている。
これが話していた魔獣か。
馬車の外では騎士達があっという間に隊列を組み魔獣と対峙している。
「ほれ、朝日の事は我に任せておぬしも早く行ったらどうだ?」
「絶対怪我させんなよ!?」
「当然だ。誰に言っておる」
「くっそおおおお」
何やら悔しそうにしながらも太陽もすぐみんなに合流。
しかし打撃をメインとする太陽の戦い方は空を飛ぶ魔獣相手には些か不利だ。
近付いてきた時に首根っこを捕まえてぼこぼこにしてはいるが、数が多く埒があかない様子。
捕まえようとしても空に逃げられてしまっては追いかけられない。
前の鳥型魔獣の時は一羽だけだったから結界も張れたがこうも大群だとかなりの広範囲になる上、技術的にもかなり高度になってしまうので出来ないのだそう。
「これどうすんの?」
「さっきの二人の話を聞いていなかったのか?」
「ご飯の事考えてたから」
「ふっ、朝日らしいな」
太陽達が戦っているところを見ながらそんな話をしていると、空に更なる大群が押し寄せてきた。
「!あれって……!」
「ああ、来たか」
大群、もとい大きな竜が隊列を組み魔獣へと向かっていく。
「何あれカッコイイ!!!」
「騎竜隊だ。空を飛ぶ者にはうってつけの相手だろう?」
「うわ、うわあ」
たまの説明に目が輝くのが自分でもわかる。
騎竜隊。
名前だけでカッコイイ。
そういえば竜に乗って戦う騎士がいると聞いた事がある。
一度見てみたいと思っていたがこんなに間近でしかも実戦を見れるとは。
大変な討伐だというのに不謹慎にも思わず興奮してしまう。
「あ、乗った」
じっと見ていると太陽が騎竜隊の一人の後ろに乗って大暴れを始めた。
というよりも騎竜隊のみなさんを足場にして空に逃げる魔獣をいつものように片っ端から殴っている。
「あれ、竜達大丈夫なの?」
「多少の衝撃はあるだろうが、まあ軽いものだろう」
あんなにバカスカ蹴ってるように見えるのに多少の衝撃なんて言葉で済むのか。
でも大丈夫なら良かった。
足場を無事に得た太陽は次々と魔獣を倒し、王子達は倒された魔獣を処理していく。
騎竜隊のみなさんのおかげでそれからはあっという間。
最後の一匹を殴り倒した後で竜の背に乗り、ゆっくりと降りてきた。
日の光に反射した雪景色も相まってまるで荘厳な絵画のようにも見える光景に、周りのみんなが目を奪われているのがわかる。
「ごめんな、足蹴にして。大丈夫だったか?」
グルル
キュー
ギャイギャイ
竜達を一頭ずつ撫でながら謝るとすりすりと頬擦りをされる様も一枚の宗教画のようだ。
太陽が美形だから絵にしかならない。
「さすが勇者様だな」
「元々人に慣れている子達だけど、こんなに好かれるのは珍しいよな」
「ふっ、見ろよ撫でられるの待ってるぞ」
騎竜隊のみなさんも例に漏れず勇者の太陽を嬉々として見つめており、先に撫でられている竜達を見て他の竜達もそわそわと太陽の方をキラキラと見ている。
竜達にも何か通じるものがあるのだろうか。
(いいなあ)
竜達に囲まれて、竜達といちゃいちゃしているのが羨ましすぎて俺も触りたいとそわそわしてしまうが、ご飯の準備をしなければならない。
ちなみに今日の魔獣は食べられないらしい。
白い毛皮がもふもふでさぞかし肉と脂肪を溜め込んでいるかと思いきや、毛を毟ると骨と皮だけで肉も食べられそうな箇所はないらしい。
まあ仕方がない。
ちょっと残念だけど。
「さーて、やるかー!」
今日のメニューは餃子。
普通のとチーズ入りと薬味たっぷりの三種類を作る。
タネはもう事前に用意してあるからあとは皮に包むだけ。
騎竜隊のみなさんの分もあるから普段よりもかなり量が多いが、手の空いている騎士さん達も手伝ってくれたので思ったよりも早く準備が終わった。
「良い匂い!餃子だー!」
散々竜達を撫でくりまわしてご満悦の太陽がこちらにやってきて目を輝かせる。
「好きでしょ?」
「大好き!」
ジュージューと地道に大量に焼かれていく餃子達。
焼きたてをつまみ食いしたいと目で訴えられて笑ってしまう。
本当にこれがさっきまで魔獣をぶちのめし絵画のような美しさでもって人間ばかりか竜達の視線までも奪っていた人物なのだろうかと毎回思ってしまう。
まあ俺にとってはこうしてご飯にうきうきしてる方がいつもの太陽なんだけど。
「さあ召し上がれ!騎竜隊の皆さんも良かったらどうぞ」
粗方焼き上がったところでみんなに声をかける。
普段家では焼かないくらいありえない量の餃子は圧巻だ。
我ながら良く焼いたと思う。
魔法で温度も保たれているからこれだけ焼いても焼きたて熱々なのが嬉しい。
「俺達も良いのかい?」
騎竜隊の人にも声をかけると、リーダーらしき人にそう聞き返された。
「もちろんです!たくさん作ったのでたくさん食べてくださいね」
「っ、っ、母ちゃん!!」
「は?え?」
頷くと隊員の一人が俺を見てそんな事を呟いた。
いや母ちゃんて。
どう見ても俺より年上の男性にそんな呼び方されるとは。
「ははっ、確かに朝日くんは俺らの母ちゃんだな」
「胃袋掴まれちまったからなあ」
「ええ?もう何言ってるんですか」
単にご飯作っているからこその例えなんだろうけれど、やっぱり母ちゃんと呼ばれるのは複雑だ。
ていうか性別違うじゃないか。
「せめて父ちゃんにしてくれませんかね」
「いや父ちゃんでも微妙だろ」
「え、でも俺男だし」
「そういう問題?」
思わず、といった俺の呟きは太陽によって突っ込まれてしまった。
それからあっという間に餃子はすっからかん。
追加して焼いたけれどもそちらもあっという間になくなってしまった。
みんな美味しい美味しいって食べてくれて嬉しかったなあ。
うへへと満足しつつ片付けを終える。
作っている時から食べている時から片付けが終わる今の今まで、騎竜隊のみなさんからちらちらと視線を感じているのはきっと隣にぴったりとたまが張り付いているからなんだろうなあ。
ただでさえ中々お目にかかれない精霊様が俺なんかに張り付いているんだからそりゃ視線も集めるだろう。
いつも一緒にいる隊員さん達はすっかり慣れてしまって誰も気にしなくなっていたから、こんな視線は久しぶりだ。
「あれが精霊様?」
「俺初めて見た」
「うわあ、キレイすぎて目潰れそう」
「勇者様の友人を気に入ってるって噂は本当だったんだな」
ひそひそと隊員同士で囁かれる声が漏れ聞こえる。お城にいた時から一緒にいたからそんな噂がたっていても不思議じゃないけど、こうして旅に出た今でもまだそんな噂があるんだなあ。
明らかな好奇の目を向けられているがたまは我関せず。
俺も気になると言えば気になるけれども、今はそれよりも騎竜隊のみなさんが乗ってきた竜の方に興味がある。
でも変に注目を集めている中、なんとなく近付き難い。
らしくもなくもじもじと躊躇っていると。
「朝日!朝日も竜触りに行こうぜ!」
「!」
た、太陽ーーー!!!
察したのか天然なのかわからないが太陽が俺の手を引きずんずんと竜達の元へと連れていってくれた。
なんてタイミングが良いんだ。
ありがとう太陽!
ナイスだ太陽!
「もう一回触っても良いですか?」
「ああ、もちろん構わないよ。竜達も待っているから撫でてやってくれ」
改めて騎竜隊の人に許可を取った太陽と共に竜達の元へと向かったのだが。
「……え?」
近付いた瞬間、竜達が一斉に平伏した。
え?え?何事!?
「多分精霊様が原因かな」
ウェイン王子がにこやかに説明してくれる。
曰く、この世の全ての動植物を統べる存在であるたまにはすべでの動物達が平伏しているのだそう。
植物達もたまの気で輝きを増すらしい。
そしてたまの匂いが染み付いている俺にも平伏しちゃうんだって。
可愛いけど、普通にしていて良いのに。
「たま」
思わずちらりとたまを見ると、こくりと頷き手をあげる。
それが許可だったらしく、竜達は伏していた頭を上げ普通に座る体勢に戻った。
これまた動きが揃っていて凄い。
「……あの、良いですか?」
って、たまを背後に従えていたら断りたくても断れないよな。
聞いた後ではたと気付くが、それに騎竜隊の人も気付いたようでくすりと笑われた。
「大丈夫だよ、撫でてあげて」
「ありがとうございます!」
やったやったー!
改めてもらった騎竜隊の人からの許可にガッツポーズ。
では、と手を伸ばし竜の背に触れる。
「うわあ」
ひんやりと硬い肌触り。
ごつごつしているけれど不思議と柔らかさも感じられて、撫でると猫のようにぐるぐると喉を鳴らしてくる。
猫よりもかなり低い地鳴りのような音だが可愛い。
気持ち良いのかそっと細められた目も可愛い。
大きな身体と翼は迫力があってカッコイイ。
爪は本来鋭く尖っているそうだが、騎竜隊の竜達は丸く整えられていてつるつるしている。
みんな、当然といえば当然だがきちんと飼い慣らされているから人に慣れていて大人しく撫でられているのもまた可愛い。
まあ慣らされていなかったら俺なんて一瞬で消し炭にされているだろうけど。
総じて可愛い。
そして最高。
毛の生えたもふもふした生き物が好きだったけど、ここにきて竜が俺の中の生き物ランキングで上位に急浮上してきた。
「めっちゃカッコイイよな!」
「うんうん最高!」
「さっきは足場にしちゃったけど、乗って飛ぶのも楽しそうだよなあ」
「絶対楽しいやつじゃん!魔法で飛ぶのとはまた違うんだろうなあ。さっきはどうだった?」
「降りてくるのに少し乗っただけだからなあ」
竜に触り太陽とそんな話をしていると。
「良かったら乗ってみるかい?」
「良いんですか?」
「もちろん」
隊員さんが快く頷いてくれた。
とはいえ一人では乗れないので隊員さんの誰かと一緒に乗らなければならない。
さすがに食後で疲れているだろうし、これから城に戻らなければならないのだから手間をかけさせるのもなあ。
「むしろ美味しいご飯で英気養えたし、戻るまでにはまだ少し余裕があるから大丈夫だよ」
「やった!太陽乗ろう!」
「乗る乗る!」
竜には馬のように鞍と手綱がついていて、基本一人乗りだがギリギリ二人は乗れそうだ。
太陽と二人うきうきと隊員の人について竜に乗ろうとすると、俺を乗せてくれるはずの隊員さんがびくりと震えて固まった。
「?どうしたんですか?」
「朝日」
「あ、たま」
背後から現れたたまの姿にすぐ合点がいった。
精霊様が間近にまで近付いてきたらそりゃ固まるよ。
俺達はもう慣れちゃったけど雲の上の人のようなもんだもんなあ。
「我を差し置いて他の男といくつもりか?」
「他の男って」
そんな間男に対して言うような表現しなくても。
って間男も何もたまとはそういうんじゃないし。
最近醸し出されている妙な空気に感化されてこっちの思考までおかしくなってしまった。
変な事は考えない考えない。
「あ、あの、精霊様がいれば大丈夫だから!良かったら二人でどうぞ!」
「え?でも……」
「良いから良いから!ね!?二人で乗って!」
「は、はあ」
言うだけ言って猛ダッシュで他の隊員さん達の元へと行ってしまった。
良いのかなと隊長さんの方を見ると、苦笑いしながら頷いている。
たまは相変わらず俺達以外の人には声をかけないけど、言葉を交わさなくても周りが意図を汲んでくれている。
乗る予定の竜も一瞬「え!?」という表情を浮かべたが、次の瞬間には光栄だ名誉だこんなチャンス二度とない!!!と言わんばかりに目を輝かせている。
竜って意外と表情豊かなんだな。
「ほら、乗るんだろう?」
「おわっ」
たまの魔法でふわりと身体が浮き、一瞬で竜の背に乗せられる。
そして俺の後ろにぴったりと張り付くようにしてたまが乗る。
(う……っ、背中が)
そこまで広くはない竜の背の上。
背中に感じるたまの体温に思わず緊張する。
いやいやたま相手に緊張なんて!
気のせい気のせい。
そう自分に言い聞かせ、いよいよ空へ。
「行くぞ」
「う、うん」
慣れた手付きで手綱を取り、ふわりと浮く。
ばっさばっさと翼を大きく羽ばたかせる度に何度か上下し、それと同時にぐんぐん上がっていく。
「うわあ」
飛び始めた瞬間は怖かったけど、ある程度昇って動きが安定すると恐怖よりも景色の良さに目を奪われた。
木よりも遥か高く、遠くまで見通せるその背の上に否応なしにテンションが上がる。
「すご!すっごい!うわあやっば!」
凄すぎて語彙力が飛んだ。
だって凄いやばいしか言えない。
本当に凄いしやばい!
そして結界張ってあるから最高に気持ち良い!
「たま、凄いね!高い!」
「そうだな、なんだお主空を飛ぶのが好きか?」
「うん、好きかも!だってしかも竜だよ?嫌いな人なんていないでしょ!」
「……そうか、なら何頭か従えるのも悪くないな」
「ん?何か言った?」
「いいや、何でもない」
「???あ、太陽ー!」
「は!?ちょ、何でたまと乗ってんの!?は!?オイたま!何してんだよ!?」
上空で太陽に大手を振ると、俺の背後にぴったりと張り付くたまに驚き眉間に皺を寄せている。
そんな太陽に苦笑いを浮かべていた俺は、このすぐ後にたまが俺専用に二頭の竜をどこからともなく使役してくる事になるだなんてこれっぽっちも気付かず、ただただ空を飛ぶ楽しさに溺れていた。
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飯テロに沈みそう…(^q^)
料理好き男子良いね♪
しかし太陽とたまが何故ケンカ腰になるのか分かってない鈍感な朝日くん(;´∀`)
鈍感過ぎるやろ~( ´Д`)=3
今の所太陽とたまのみが朝日くん😍っぽいけど
飯テロで増えるのかな? (・∀・)ニヤニヤ
是非是非沈んでいただけると嬉しいです!
朝日、そろそろ気付いて欲しいですけど多分あまり気にしていないですね。
自分がそういう対象になるとはあまり考えていないので、単に相性悪いんだなあとか考えていそうです笑
飯テロでどんどん朝日信者が増える予定です!
感想ありがとうございました!
更新ありがとうございます😭😭😭
朝日が誰とくっつくかも気になりますが、飯テロ描写が楽しくてつい読み返してしまいます。
今回は海鮮丼に炙り漬け丼だと……?
おじいちゃんみたいにお酒飲みながらつまみたい派でした……🥰🥰🥰
読み返すたび、お玉型の杖欲しくなりますねw
こちらこそまた感想ありがとうございます😍
かなり久しぶりの更新なのに早速読んでいただけて嬉しいですー!しかも読み返していただけているだなんて……!ありがとうございます!
是非ぐい呑み片手につまんで下さい笑
お玉欲しいですよね。
あれ便利だよなあと毎回思いながら書いてます笑
朝日とたまもだし、太陽と王子もめちゃくちゃ気になりますねこれ!???
周囲の人々が暖かく見守ってる感ある雰囲気も大好きですーっ!
ありがとうございますー!!!二組ともくっつくまでにかなりの時間がかかりそうですが笑
気になっていただけて嬉しいですー!!
みんな生温い目で見守っていると思います(・∀・)