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序章 紅烏登場
紅烏見参!
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六本の徳利が空いたころ、上機嫌になっていた半助が言った
「あれ、酔ったかな。変だな先生、こんな時刻にどこからかカラスの鳴き声が聴こえる」
そのカラスの鳴き声はほとんど飲んでいない源三郎の耳にも聞こえていた。
「確かにあれはカラスの声のようだな。まあここは深川だ、夜遊び好きのカラスが居ても不思議はねえだろうよ。まあもう一杯飲め」
半助は源三郎に勧められてさらに杯を煽った。
その時である。
何か複数の木がへし折れるような音と共に天井の上を何かが転がる大きな音が響いた。
物の壊れる音が後に続く。女たちの悲鳴も聞こえる。
半助は驚いて天井を見上げた。
「上の様子がおかしい。俺がちょっと見てくるから半助、おめえは人を集めろ」
そう言うと源三郎は素早く立ち上がり、花鳥の間につづく階段を駆け上がって行った。
残された半助は酔いのまわっている頭を数回振ると、大声を上げた。
「みんなこっちに来てくれ!花鳥の間に何かあったようだ」
今この楼内に居るのは黒河豚一家の者を除けばすべて、駒三が集めた渡世人や剣客崩れどもである。
彼らは客に扮して飲み食いをしていたのだが、半助の呼びかけで渋々と立ち上がり集まり始める。
「なんだなんだ。せっかく気持ちよく飲んでいたのによ」
などと文句を言っている者も居る。
「お前ら今の物音が聞こえなかったのかよ!グズグズしてねえで花鳥の間に急げ」
半助が言い終わらないうちに階段の上から火の着いた炭団のような物が転がり落ちてきた。
それが吹き上げた凄まじい勢いの煙が、たちまちあたりに充満する。
驚いた半助は階段前から飛びのいた。
「な、なんだ一体?」
半助も、黒河豚一家の手勢の者たちも階段の方を見つめながら呆然と立ち尽くしていた。
その白い煙幕の中に、なにやら蠢く影が見える。
少しづつ煙が薄れ、異形の者の姿が明らかになった。
黒い覆面で覆われた顔。
ひらひらと長い黒羽織の袖と裾には紅いだんだら模様。
手には紅い棍棒のような物を持っている。
「て、てめえは・・・!!」
異形の者は両手を大きく翼のよう広げ、階段の中央に仁王立ちした。
そして楼内に響き渡る大きな声で名乗りを上げる。
「三山の神の使い、紅烏見参!」
度肝を抜かれながらも、半助が叫んだ。
「てめえ、べ、紅烏。どうやってここに忍び込んだ?」
「紅烏は飛べるんだぜ。空から来たにきまってるだろう」
「馬鹿な・・・」
半助がそう言うと、階下から登ってきたばかりの黒河豚一家の若者のひとりが駆け寄ってきた。
「兄貴、本当ですぜ。俺はこの目で確かに見た。こいつは人間じゃねえ。羽を広げて深川の空を飛んできやがったんです」
半助はそれを聞いて背筋が凍る思いに捕らわれたが、それでも気力を振り絞って叫んだ。
「ふざんけんねえ!神の使いか何だか知らねえが、ここに乗り込んできたからにゃ生きて帰さねえぞ。皆でかかれ!」
半助の合図でそこに居た全員が刀を抜いて階段に向かっていった。
気が付くと岡場所内を見回っていた者たちも続々と河豚善の楼内に集結し始めていた。
あっという間に二階に身動きできないほどの人数が集まっている。
しかし紅烏は広いとはいえ、階段の中央に陣取っているのだ。
一度に掛かれるのはせいぜい二、三人である。
しかも紅烏は噂に違わぬ神速で、ほとんど攻撃が目に見えない。
最初に斬りかかった数名は階段を数歩も登ったかと思うと転がり落ちてきた。
その後も次々に掛かってゆくが、前に倒された者が邪魔になって上手く攻め込めなくなっている。
そうこうしているうちに、倒された者が俵のように積み上げられてゆく。
二百人以上の手勢が集結しても、結局そのほとんどが後方でただ見ているだけになってしまっているのだ。
紅烏が屋内の、それも階段を陣取ったため、人海戦術が裏目に出ているのである。
「そっちの者は倒れている奴らを後方に運べ。そしてこっちの者は三列になって間を置かずに責めたてろ。野郎に休む暇を与えるな」
酔っているとはいえ、半助がかなり的確な指示を出した。
おかげで攻撃が体系建てられ、上手く流れ出した。
絶え間ない三人づつの攻撃を、紅烏は次々と捌かなければならない。
紅烏は鬼神のごとき強さである。
ただ黙々と目にも留まらぬ速さで紅い棍棒を振る。
そのたびに黒河豚の手勢は階段を転がり、床に倒れる。
それを他の者が後方に運び去る間に次が斬りかかる。
このようにしてざっと六十人ほどが倒されたころだろうか。
無限に戦い続けられるのではないかと思われた紅烏の動きに、やや乱れが生じはじめたのを半助は見逃さなかった。
「野郎、疲れてきたぞ。休ませるな、どんどん掛かれ」
紅烏が新手の三人を打ち倒したその後に、棍棒の先の方を片手で掴み引き抜いた。
シューと音がして紅い火が噴き出す。
黒河豚の手勢はそれを見て一瞬怯んだ。
紅烏はそのこん棒の一部を彼らの方に放り投げる。
炸裂音が響き渡った。
またも煙が立ち上がるが、今度の煙はひどい刺激性の煙である。
涙が止まらず、息をすると喉が焼けそうになる。
瞬く間に屋内に煙が広がり、黒河豚の手勢はすっかり無力化されてしまった。
「くっそお!紅烏めどこに行った」
半助が必死で痛い目を開けて階段を見ると、そこにあった紅烏の姿は消えていた。
死力を振り絞って半助はその階段を駆け上がる。
三階の花鳥の間に上がると煙はここには無く、ようやく呼吸ができるようになった。
痛い目をこすって見ると、そこでは源三郎が刀を抜いて紅烏を追い回している最中だった。
部屋の隅では花鳥の娘たちが怯えて寄り添って震えている。
源三郎に追われた紅烏は回廊に走り出し、そのまま回廊の手すりに飛び乗ると三階から外に飛び出した。
飛び出す直前に、大きな翼が広がる。そして紅烏はふわりと空を飛んだ。
「野郎、飛んで逃げやがった」
源三郎が悔し気に叫んでいた。
半助も確かに紅烏が空を飛んで遠ざかって行く、信じ難い光景をたった今その目で見ているのだ。
「ああ先生、ダメだ、罰当たりだ・・・紅烏はやはり人間じゃねえです。本当に神様の使いなのかもしれない」
半助はその場に膝を落として震えながら手を合わせた。
「あれ、酔ったかな。変だな先生、こんな時刻にどこからかカラスの鳴き声が聴こえる」
そのカラスの鳴き声はほとんど飲んでいない源三郎の耳にも聞こえていた。
「確かにあれはカラスの声のようだな。まあここは深川だ、夜遊び好きのカラスが居ても不思議はねえだろうよ。まあもう一杯飲め」
半助は源三郎に勧められてさらに杯を煽った。
その時である。
何か複数の木がへし折れるような音と共に天井の上を何かが転がる大きな音が響いた。
物の壊れる音が後に続く。女たちの悲鳴も聞こえる。
半助は驚いて天井を見上げた。
「上の様子がおかしい。俺がちょっと見てくるから半助、おめえは人を集めろ」
そう言うと源三郎は素早く立ち上がり、花鳥の間につづく階段を駆け上がって行った。
残された半助は酔いのまわっている頭を数回振ると、大声を上げた。
「みんなこっちに来てくれ!花鳥の間に何かあったようだ」
今この楼内に居るのは黒河豚一家の者を除けばすべて、駒三が集めた渡世人や剣客崩れどもである。
彼らは客に扮して飲み食いをしていたのだが、半助の呼びかけで渋々と立ち上がり集まり始める。
「なんだなんだ。せっかく気持ちよく飲んでいたのによ」
などと文句を言っている者も居る。
「お前ら今の物音が聞こえなかったのかよ!グズグズしてねえで花鳥の間に急げ」
半助が言い終わらないうちに階段の上から火の着いた炭団のような物が転がり落ちてきた。
それが吹き上げた凄まじい勢いの煙が、たちまちあたりに充満する。
驚いた半助は階段前から飛びのいた。
「な、なんだ一体?」
半助も、黒河豚一家の手勢の者たちも階段の方を見つめながら呆然と立ち尽くしていた。
その白い煙幕の中に、なにやら蠢く影が見える。
少しづつ煙が薄れ、異形の者の姿が明らかになった。
黒い覆面で覆われた顔。
ひらひらと長い黒羽織の袖と裾には紅いだんだら模様。
手には紅い棍棒のような物を持っている。
「て、てめえは・・・!!」
異形の者は両手を大きく翼のよう広げ、階段の中央に仁王立ちした。
そして楼内に響き渡る大きな声で名乗りを上げる。
「三山の神の使い、紅烏見参!」
度肝を抜かれながらも、半助が叫んだ。
「てめえ、べ、紅烏。どうやってここに忍び込んだ?」
「紅烏は飛べるんだぜ。空から来たにきまってるだろう」
「馬鹿な・・・」
半助がそう言うと、階下から登ってきたばかりの黒河豚一家の若者のひとりが駆け寄ってきた。
「兄貴、本当ですぜ。俺はこの目で確かに見た。こいつは人間じゃねえ。羽を広げて深川の空を飛んできやがったんです」
半助はそれを聞いて背筋が凍る思いに捕らわれたが、それでも気力を振り絞って叫んだ。
「ふざんけんねえ!神の使いか何だか知らねえが、ここに乗り込んできたからにゃ生きて帰さねえぞ。皆でかかれ!」
半助の合図でそこに居た全員が刀を抜いて階段に向かっていった。
気が付くと岡場所内を見回っていた者たちも続々と河豚善の楼内に集結し始めていた。
あっという間に二階に身動きできないほどの人数が集まっている。
しかし紅烏は広いとはいえ、階段の中央に陣取っているのだ。
一度に掛かれるのはせいぜい二、三人である。
しかも紅烏は噂に違わぬ神速で、ほとんど攻撃が目に見えない。
最初に斬りかかった数名は階段を数歩も登ったかと思うと転がり落ちてきた。
その後も次々に掛かってゆくが、前に倒された者が邪魔になって上手く攻め込めなくなっている。
そうこうしているうちに、倒された者が俵のように積み上げられてゆく。
二百人以上の手勢が集結しても、結局そのほとんどが後方でただ見ているだけになってしまっているのだ。
紅烏が屋内の、それも階段を陣取ったため、人海戦術が裏目に出ているのである。
「そっちの者は倒れている奴らを後方に運べ。そしてこっちの者は三列になって間を置かずに責めたてろ。野郎に休む暇を与えるな」
酔っているとはいえ、半助がかなり的確な指示を出した。
おかげで攻撃が体系建てられ、上手く流れ出した。
絶え間ない三人づつの攻撃を、紅烏は次々と捌かなければならない。
紅烏は鬼神のごとき強さである。
ただ黙々と目にも留まらぬ速さで紅い棍棒を振る。
そのたびに黒河豚の手勢は階段を転がり、床に倒れる。
それを他の者が後方に運び去る間に次が斬りかかる。
このようにしてざっと六十人ほどが倒されたころだろうか。
無限に戦い続けられるのではないかと思われた紅烏の動きに、やや乱れが生じはじめたのを半助は見逃さなかった。
「野郎、疲れてきたぞ。休ませるな、どんどん掛かれ」
紅烏が新手の三人を打ち倒したその後に、棍棒の先の方を片手で掴み引き抜いた。
シューと音がして紅い火が噴き出す。
黒河豚の手勢はそれを見て一瞬怯んだ。
紅烏はそのこん棒の一部を彼らの方に放り投げる。
炸裂音が響き渡った。
またも煙が立ち上がるが、今度の煙はひどい刺激性の煙である。
涙が止まらず、息をすると喉が焼けそうになる。
瞬く間に屋内に煙が広がり、黒河豚の手勢はすっかり無力化されてしまった。
「くっそお!紅烏めどこに行った」
半助が必死で痛い目を開けて階段を見ると、そこにあった紅烏の姿は消えていた。
死力を振り絞って半助はその階段を駆け上がる。
三階の花鳥の間に上がると煙はここには無く、ようやく呼吸ができるようになった。
痛い目をこすって見ると、そこでは源三郎が刀を抜いて紅烏を追い回している最中だった。
部屋の隅では花鳥の娘たちが怯えて寄り添って震えている。
源三郎に追われた紅烏は回廊に走り出し、そのまま回廊の手すりに飛び乗ると三階から外に飛び出した。
飛び出す直前に、大きな翼が広がる。そして紅烏はふわりと空を飛んだ。
「野郎、飛んで逃げやがった」
源三郎が悔し気に叫んでいた。
半助も確かに紅烏が空を飛んで遠ざかって行く、信じ難い光景をたった今その目で見ているのだ。
「ああ先生、ダメだ、罰当たりだ・・・紅烏はやはり人間じゃねえです。本当に神様の使いなのかもしれない」
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