20 / 35
狂恋の拳鬼
しおりを挟む
同じ日の朝、大島クルウの小屋では夕刻に執り行われるチル-と具志堅親方との掛け試しに備えて、仕上げの稽古が行われていた。
「具志堅親方はもしかすると、あの牛殺しの奥田にも匹敵する当て力の持ち主じゃ。一発でも攻撃を受ければ、いくらお前でも危ない。とにかく動き回って相手の攻撃が途切れる隙を狙うのじゃ」
「はい、先生」
「儂はこれまでお前の掛け試しについては心配しておらなんだが、さすがに今日の相手は別格じゃからのう。ウガンジュに顔を出そうと思う」
大島クルウがチル-の掛け試しの場に現れることは、確かに今まで無かったことだ。
「本当ですか。先生に見守っていただければ百人力です。私、必ず勝ちます」
チル-は嬉しそうに言った。
「うむ。今日はもう帰って夕刻までゆっくり休むが良い。後ほどウガンジュで会おう」
チルーが帰った後、大島クルウは秘蔵の泡盛の瓶を開けて、湯呑でちびちびと飲りながら考えていた。
(具志堅親方の手筋を儂は知らんが、噂通りの実力ならチルーは敗れるかもしれんな)
そう考えている大島クルウの口元にはかすかな笑みが浮かんでいる。
(具志堅親方は真面目で善良な人物であると聞く。チルーは敗れた方が良いかもしれんの。具志堅親方なら身分も申し分ないし、チルーを幸せにしてくれるだろう)
大島クルウは湯呑に泡盛をつぎ足した。
(松村タンメーもどうやらチルーに惚れておったようじゃが、今回ばかりはあの小賢しさが仇となったな。チルーが具志堅親方の嫁になれば、ふふふ・・・チルー、儂にとってはそれが一番の奴への仕返しかもしれんぞ)
湯呑を口に運び、泡盛を飲み干したそのとき、大島クルウは人の気配に気づき、声を上げた。
「扉のむこうに居られる御仁、この大島クルウに何か用かな」
ゆっくりと、小屋の木の扉が開く。逆光に人影が浮かんでいる。身分の高い身なりの男だ。
「このような汚い小屋に、何用でしょうかな」
その人影は小屋の内部に歩を進めながら応えた。
「大島クルウ、ひさしぶりだな。俺の顔を見忘れたか」
大島クルウは目を細めて男の顔を凝視した。
「・・・お前は!」
「俺は泊の武樽だ。三年前は世話になったな」
「琉球に戻っていたのか。いったい何をしに来たのだ」
「まあ、そういきり立つな」
武樽は大島クルウの対面にどっかと腰を下ろした。
「ひとり酒か。付き合わせてくれよ。一杯馳走しろ」
大島クルウは隙を見せぬよう注意しながら、自らの湯呑に泡盛を注いで武樽に差し出した。武樽をそれをゆっくりと味わうように口にする。
「旨い。いい酒だな。ところで今日お前を訪ねたのは、第一には礼を言いたかったからだ」
「礼だと?」
大島クルウは警戒を崩さず聞き返した。
「そうだ礼だ。三年前、この芭蕉園でお前に敗れてから俺は生まれ変わったんだ。無為に生きていた俺に初めて生きる目的が生まれた」
「ふん、それは良いことじゃの。真面目になったのか」
「ああ、俺は自分でも驚くほど真面目で一途になったよ。お前のおかげだ。それともうひとつ礼を言いたいのは、俺の妻を一人前に仕込んでくれたことだ」
「お前の妻だと?」
武樽は湯呑の泡盛を一息に飲み干すと、大声で笑い始めた。
「あはははは!ちょっと気が早かったかな。しかし、今夜だ。今夜、お前の弟子の与那嶺チルーは俺の妻になる」
「お前、いったい何を言っておるんじゃ。夕刻のチルーの嫁取りは具志堅親方じゃ。お前の出る幕ではない」
「具志堅親方?あはは、奴はこの嫁取りの舞台から降りたよ。今宵俺が具志堅親方に代わってチルーをいただく」
そのとき、大島クルウはようやく武樽から漂う異臭に気付いた。
「武樽!お前、血なまぐさいぞ。いったい何をしてきたのだ」
そのとき武樽が持っている湯呑に縦横のひびが走り砕けた。
握りつぶしたその破片を、武樽は大島クルウの顔面に投げつける。
大島クルウはその破片を避けて、そのまま床を転がり間合いをとろうとした。
しかし、武樽は間髪を入れず、肉食獣が獲物に見せる素早さで大島クルウに襲い掛かる。
(速い!三年前とはまるで別人だ)
必死で床を転がり逃げる大島クルウを、武樽の連続した貫手(伸ばした指先による突き)が追いかける。
大島クルウが貫手を避けた後の板張りの床には、まるで銃弾で開けたような穴が四つずつ残っていた。
貫手を避けながらなんとか立ち上がった大島クルウは、そのまま小屋の壁に向かって飛んだ。
壁を蹴飛ばした反動で武樽に飛び蹴りを見舞う、三角飛びである。
しかし武樽はその強力な蹴りを、両腕を使って苦も無くいなした。
大島クルウは、かろうじて両足で着地するが、三角飛びの勢いが強かっただけに着地の衝撃も大きい。
「ふふふ・・老いたな、大島クルウ。三角飛びなら具志堅親方の方が鋭かったぞ」
「武樽、具志堅親方をどうした?」
「奴が俺の嫁取りの邪魔をするのでな。止む無くあの世に行ってもらった。お前も俺の邪魔をするのかね、大島クルウ」
「狂ったか・・武樽」
「そうかもしれんな。チルーが俺を狂わせたのだろう。お前にも俺がチルーのために命を削って会得した奥技を味会わせてやろう」
武樽は両足を肩幅に拡げると少し腰を落とし、両手の掌を大島クルウの方に向けて高く構えた。
その両手の十本の指は、第一関節が鉤爪のように曲がっている。
「まさか・・熊の手か?」
まさにそれは熊が獲物を襲う構えであった。熊の手は福州に伝わる伝説の奥技であり、大島クルウも噂には聞いたことがあったが、実際の使い手と対峙するのは初めての事であった。
「これで終わりだ大島クルウ!」
武樽は猛然と大島クルウに襲い掛かった。
・・それからどれほどかの時間が経った後。
大島クルウの小屋から出てきたのは、武樽ただひとりであった。
小屋を出てしばらく歩いた後、小屋の方に向き直る。
そして長い間、芭蕉園を背景に佇む大島クルウの小屋を眺めていた。
(ここはなかなかいい所だ。そうだ、この小屋を潰して新居を建てよう。ここでチルーが芭蕉布を織って、俺が商ってもいい。子供が出来たら、あの小川で一緒に水浴びをしよう。トーデも教えよう。俺とチルーの子なら、男でも女でも強い子に育つはずだ。俺は家族のために身を粉にして働くぞ)
そのときの武樽の目の前には、見渡す限りの未来が広がっていたのだ。
-----------------------------
次回予告
-----------------------------
邪な恋に狂った殺人鬼・武樽が遂にウガンジュの広場に姿を現す。
すべてはチルーを倒し、チルーをわが妻とするため。
狂気の殺人拳法「熊の手」に対して、チルーは最終奥技「虎の手」で立ち向かう。
チルーの嫁取りバトルは遂に命を賭けた死合(しあい)に姿を変える。
次回「熊の手 対 虎の手」ご期待ください!
★面白かったらお気に入り登録で応援お願いいたします。
「具志堅親方はもしかすると、あの牛殺しの奥田にも匹敵する当て力の持ち主じゃ。一発でも攻撃を受ければ、いくらお前でも危ない。とにかく動き回って相手の攻撃が途切れる隙を狙うのじゃ」
「はい、先生」
「儂はこれまでお前の掛け試しについては心配しておらなんだが、さすがに今日の相手は別格じゃからのう。ウガンジュに顔を出そうと思う」
大島クルウがチル-の掛け試しの場に現れることは、確かに今まで無かったことだ。
「本当ですか。先生に見守っていただければ百人力です。私、必ず勝ちます」
チル-は嬉しそうに言った。
「うむ。今日はもう帰って夕刻までゆっくり休むが良い。後ほどウガンジュで会おう」
チルーが帰った後、大島クルウは秘蔵の泡盛の瓶を開けて、湯呑でちびちびと飲りながら考えていた。
(具志堅親方の手筋を儂は知らんが、噂通りの実力ならチルーは敗れるかもしれんな)
そう考えている大島クルウの口元にはかすかな笑みが浮かんでいる。
(具志堅親方は真面目で善良な人物であると聞く。チルーは敗れた方が良いかもしれんの。具志堅親方なら身分も申し分ないし、チルーを幸せにしてくれるだろう)
大島クルウは湯呑に泡盛をつぎ足した。
(松村タンメーもどうやらチルーに惚れておったようじゃが、今回ばかりはあの小賢しさが仇となったな。チルーが具志堅親方の嫁になれば、ふふふ・・・チルー、儂にとってはそれが一番の奴への仕返しかもしれんぞ)
湯呑を口に運び、泡盛を飲み干したそのとき、大島クルウは人の気配に気づき、声を上げた。
「扉のむこうに居られる御仁、この大島クルウに何か用かな」
ゆっくりと、小屋の木の扉が開く。逆光に人影が浮かんでいる。身分の高い身なりの男だ。
「このような汚い小屋に、何用でしょうかな」
その人影は小屋の内部に歩を進めながら応えた。
「大島クルウ、ひさしぶりだな。俺の顔を見忘れたか」
大島クルウは目を細めて男の顔を凝視した。
「・・・お前は!」
「俺は泊の武樽だ。三年前は世話になったな」
「琉球に戻っていたのか。いったい何をしに来たのだ」
「まあ、そういきり立つな」
武樽は大島クルウの対面にどっかと腰を下ろした。
「ひとり酒か。付き合わせてくれよ。一杯馳走しろ」
大島クルウは隙を見せぬよう注意しながら、自らの湯呑に泡盛を注いで武樽に差し出した。武樽をそれをゆっくりと味わうように口にする。
「旨い。いい酒だな。ところで今日お前を訪ねたのは、第一には礼を言いたかったからだ」
「礼だと?」
大島クルウは警戒を崩さず聞き返した。
「そうだ礼だ。三年前、この芭蕉園でお前に敗れてから俺は生まれ変わったんだ。無為に生きていた俺に初めて生きる目的が生まれた」
「ふん、それは良いことじゃの。真面目になったのか」
「ああ、俺は自分でも驚くほど真面目で一途になったよ。お前のおかげだ。それともうひとつ礼を言いたいのは、俺の妻を一人前に仕込んでくれたことだ」
「お前の妻だと?」
武樽は湯呑の泡盛を一息に飲み干すと、大声で笑い始めた。
「あはははは!ちょっと気が早かったかな。しかし、今夜だ。今夜、お前の弟子の与那嶺チルーは俺の妻になる」
「お前、いったい何を言っておるんじゃ。夕刻のチルーの嫁取りは具志堅親方じゃ。お前の出る幕ではない」
「具志堅親方?あはは、奴はこの嫁取りの舞台から降りたよ。今宵俺が具志堅親方に代わってチルーをいただく」
そのとき、大島クルウはようやく武樽から漂う異臭に気付いた。
「武樽!お前、血なまぐさいぞ。いったい何をしてきたのだ」
そのとき武樽が持っている湯呑に縦横のひびが走り砕けた。
握りつぶしたその破片を、武樽は大島クルウの顔面に投げつける。
大島クルウはその破片を避けて、そのまま床を転がり間合いをとろうとした。
しかし、武樽は間髪を入れず、肉食獣が獲物に見せる素早さで大島クルウに襲い掛かる。
(速い!三年前とはまるで別人だ)
必死で床を転がり逃げる大島クルウを、武樽の連続した貫手(伸ばした指先による突き)が追いかける。
大島クルウが貫手を避けた後の板張りの床には、まるで銃弾で開けたような穴が四つずつ残っていた。
貫手を避けながらなんとか立ち上がった大島クルウは、そのまま小屋の壁に向かって飛んだ。
壁を蹴飛ばした反動で武樽に飛び蹴りを見舞う、三角飛びである。
しかし武樽はその強力な蹴りを、両腕を使って苦も無くいなした。
大島クルウは、かろうじて両足で着地するが、三角飛びの勢いが強かっただけに着地の衝撃も大きい。
「ふふふ・・老いたな、大島クルウ。三角飛びなら具志堅親方の方が鋭かったぞ」
「武樽、具志堅親方をどうした?」
「奴が俺の嫁取りの邪魔をするのでな。止む無くあの世に行ってもらった。お前も俺の邪魔をするのかね、大島クルウ」
「狂ったか・・武樽」
「そうかもしれんな。チルーが俺を狂わせたのだろう。お前にも俺がチルーのために命を削って会得した奥技を味会わせてやろう」
武樽は両足を肩幅に拡げると少し腰を落とし、両手の掌を大島クルウの方に向けて高く構えた。
その両手の十本の指は、第一関節が鉤爪のように曲がっている。
「まさか・・熊の手か?」
まさにそれは熊が獲物を襲う構えであった。熊の手は福州に伝わる伝説の奥技であり、大島クルウも噂には聞いたことがあったが、実際の使い手と対峙するのは初めての事であった。
「これで終わりだ大島クルウ!」
武樽は猛然と大島クルウに襲い掛かった。
・・それからどれほどかの時間が経った後。
大島クルウの小屋から出てきたのは、武樽ただひとりであった。
小屋を出てしばらく歩いた後、小屋の方に向き直る。
そして長い間、芭蕉園を背景に佇む大島クルウの小屋を眺めていた。
(ここはなかなかいい所だ。そうだ、この小屋を潰して新居を建てよう。ここでチルーが芭蕉布を織って、俺が商ってもいい。子供が出来たら、あの小川で一緒に水浴びをしよう。トーデも教えよう。俺とチルーの子なら、男でも女でも強い子に育つはずだ。俺は家族のために身を粉にして働くぞ)
そのときの武樽の目の前には、見渡す限りの未来が広がっていたのだ。
-----------------------------
次回予告
-----------------------------
邪な恋に狂った殺人鬼・武樽が遂にウガンジュの広場に姿を現す。
すべてはチルーを倒し、チルーをわが妻とするため。
狂気の殺人拳法「熊の手」に対して、チルーは最終奥技「虎の手」で立ち向かう。
チルーの嫁取りバトルは遂に命を賭けた死合(しあい)に姿を変える。
次回「熊の手 対 虎の手」ご期待ください!
★面白かったらお気に入り登録で応援お願いいたします。
0
お気に入りに追加
5
あなたにおすすめの小説
鎌倉最後の日
もず りょう
歴史・時代
かつて源頼朝や北条政子・義時らが多くの血を流して築き上げた武家政権・鎌倉幕府。承久の乱や元寇など幾多の困難を乗り越えてきた幕府も、悪名高き執権北条高時の治政下で頽廃を極めていた。京では後醍醐天皇による倒幕計画が持ち上がり、世に動乱の兆しが見え始める中にあって、北条一門の武将金澤貞将は危機感を募らせていく。ふとしたきっかけで交流を深めることとなった御家人新田義貞らは、貞将にならば鎌倉の未来を託すことができると彼に「決断」を迫るが――。鎌倉幕府の最後を華々しく彩った若き名将の清冽な生きざまを活写する歴史小説、ここに開幕!
陣代『諏訪勝頼』――御旗盾無、御照覧あれ!――
黒鯛の刺身♪
歴史・時代
戦国の巨獣と恐れられた『武田信玄』の実質的後継者である『諏訪勝頼』。
一般には武田勝頼と記されることが多い。
……が、しかし、彼は正統な後継者ではなかった。
信玄の遺言に寄れば、正式な後継者は信玄の孫とあった。
つまり勝頼の子である信勝が後継者であり、勝頼は陣代。
一介の後見人の立場でしかない。
織田信長や徳川家康ら稀代の英雄たちと戦うのに、正式な当主と成れず、一介の後見人として戦わねばならなかった諏訪勝頼。
……これは、そんな悲運の名将のお話である。
【画像引用】……諏訪勝頼・高野山持明院蔵
【注意】……武田贔屓のお話です。
所説あります。
あくまでも一つのお話としてお楽しみください。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/history.png?id=c54a38c2a36c3510c993)
酔仙楼詩話
吉野川泥舟
歴史・時代
中国は明の時代。
都・長安には風流人士たちの集う酒楼があった。
名を酔仙楼という。
かの大詩人、李白ゆかりのこの酒楼で繰り広げられるドタバタ詩文コメディ。
さて、今宵の肴はいったい誰になるのか?
登場人物紹介
すもも 盛唐の詩人李白そのひと。字は太白、号は青蓮居士。天才的な詩才と自由奔放な振る舞いから謫仙人とも呼ばれる。詩仙の尊称を持つ。
しびっち 盛唐の詩人杜甫そのひと。字は子美。真面目で細かく、融通の効かない性格。食い意地が人一倍張っている。詩聖の尊称を持つ。
ブツ子 盛唐の詩人王維そのひと。字は摩詰。やや天然気味のフワッとした性格。詩のみならず絵画にも長け、南画の祖とも呼ばれる。詩仏の尊称を持つ。
※カクヨムさま、小説になろうさまにても公開中です
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/essay.png?id=5ada788558fa89228aea)
仕合せ屋捕物控
綿涙粉緒
歴史・時代
「蕎麦しかできやせんが、よございますか?」
お江戸永代橋の袂。
草木も眠り、屋の棟も三寸下がろうかという刻限に夜な夜な店を出す屋台の蕎麦屋が一つ。
「仕合せ屋」なんぞという、どうにも優しい名の付いたその蕎麦屋には一人の親父と看板娘が働いていた。
ある寒い夜の事。
そばの香りに誘われて、ふらりと訪れた侍が一人。
お江戸の冷たい夜気とともに厄介ごとを持ち込んできた。
冷たい風の吹き荒れるその厄介ごとに蕎麦屋の親子とその侍で立ち向かう。
西涼女侠伝
水城洋臣
歴史・時代
無敵の剣術を会得した男装の女剣士。立ち塞がるは三国志に名を刻む猛将馬超
舞台は三國志のハイライトとも言える時代、建安年間。曹操に敗れ関中を追われた馬超率いる反乱軍が涼州を襲う。正史に残る涼州動乱を、官位無き在野の侠客たちの視点で描く武侠譚。
役人の娘でありながら剣の道を選んだ男装の麗人・趙英。
家族の仇を追っている騎馬民族の少年・呼狐澹。
ふらりと現れた目的の分からぬ胡散臭い道士・緑風子。
荒野で出会った在野の流れ者たちの視点から描く、錦馬超の実態とは……。
主に正史を参考としていますが、随所で意図的に演義要素も残しており、また武侠小説としてのテイストも強く、一見重そうに見えて雰囲気は割とライトです。
三國志好きな人ならニヤニヤ出来る要素は散らしてますが、世界観説明のノリで注釈も多めなので、知らなくても楽しめるかと思います(多分)
涼州動乱と言えば馬超と王異ですが、ゲームやサブカル系でこの2人が好きな人はご注意。何せ基本正史ベースだもんで、2人とも現代人の感覚としちゃアレでして……。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
セーラー服美人女子高生 ライバル同士の一騎討ち
ヒロワークス
ライト文芸
女子高の2年生まで校内一の美女でスポーツも万能だった立花美帆。しかし、3年生になってすぐ、同じ学年に、美帆と並ぶほどの美女でスポーツも万能な逢沢真凛が転校してきた。
クラスは、隣りだったが、春のスポーツ大会と夏の水泳大会でライバル関係が芽生える。
それに加えて、美帆と真凛は、隣りの男子校の俊介に恋をし、どちらが俊介と付き合えるかを競う恋敵でもあった。
そして、秋の体育祭では、美帆と真凛が走り高跳びや100メートル走、騎馬戦で対決!
その結果、放課後の体育館で一騎討ちをすることに。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる