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日常ランキング 銭湯と通路のド腐れ外道ジジイとのおもひで

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飛沫度 31 Fランク
綺麗好き度 74 Bランク
激度 100 Sランク+
外道度 100 Sランク+
ド腐れ度 100 Sランク+
まかり通る度 100 Sランク+

【解説】
本来は書くつもりではなかったのだが、タイトル通り銭湯であまりに腹が立つことがあったため、今回こうして筆を執ることにした。

それはつい先日のこと、同僚の『綺麗好き野郎』と銭湯へ行った時の話である。

綺麗好き野郎「いや~、銭湯なんて久しぶりですね先輩」

筆者「そだねー。楽しみだねー。銭湯なんて久しぶりだから楽しみだねー。ほんと、銭湯なんて久しぶりだから、楽しみ楽しみ。もう楽しみすぎて楽しみじゃなくなっちゃうぐらい楽しみすぎるんだけど。そだねー」

綺麗好き野郎は、綺麗好きと名乗っていながらそこまで大して綺麗好きでもないという筋金入りのワルであり、正直言ってこれまであまり良い印象は持っていなかったのだが、向こうから誘われたのでこれも何かの縁と思い、一緒に銭湯に行くことになったのだった。

綺麗好き野郎「いや~、ほんと、楽しみですね~」

筆者「ほんとほんと、楽しみ楽しみ」

綺麗好き野郎「……」

筆者「……」

綺麗好き野郎「……楽しみだなぁ」

筆者「……楽しみだよ」

綺麗好き野郎「……」

筆者「……」

綺麗好き野郎「……」

筆者「……いや、特に話すことないなら、なんで誘ったんだよ!!そもそも、俺とお前はこれまで全く話したこともないだろ!!普通銭湯に一緒に行くって、よっぽどの仲だろ!!誘う前になんとなく数日前から接近してある程度仲の良さを構築してから誘いに来てくんない!?気まずいわなんか!!」

綺麗好き野郎「そだねー」

筆者「そだねーじゃねえよ!!軽っ!!お前が言うなこの世界の片隅でカナシミブルー気取りが!!」(?)

綺麗好き野郎「……ちょっと気分悪いんで、その辺でうんこしてきますね……」

こうして、筆者と綺麗好き野郎は、およそ考えうる限り最悪の雰囲気で銭湯に着いた。気分はすっかり成田離婚である。

筆者「それじゃ、気を取り直してお風呂入ろっかー。なんかここに来るまでの道中、色々言いすぎちゃってごめんね。ほんとは全然そんなこと思ってないから、気にしないでね」

綺麗好き野郎「はい、先輩のこと信じてますから、ぜんぜん大丈夫です。それじゃ、あたし女湯なので」

いや、お前女だったのかよ!?確かさっきその辺でうんこしてなかった!?男だったらその辺でうんこしてもいいということにはならないけれども!!ならないけれども!!女性がその辺でうんこしてたかと思うと、より精神的ショックも大きいゼ!!

……まあ、それはさておき、ここからが本題である。

綺麗好き野郎と別れ男湯に入った筆者は、脱ぐものを脱ぎスッポンポンですぐに洗い場へ。

マ〇コ……いや、チ〇ポ丸だしで喜び勇んでシャワーを手に取ると、全身をシャワーで洗い始めた。

フルチンのまま髪から脇毛、チン毛、ポコチン、ア〇スに至るまで念入りにシャワーで洗うと、シャンプー、ボディーソープで頭からキャンタマの裏スジまでくまなく丹念にしごいていった。

その間、ちょくちょく後ろや横で洗っているオッサンの飛沫が筆者に飛んできていたが、銭湯は公共の場であり、シャワーで身体を洗えばそりゃ飛沫も飛ぶわと、気にすることなく筆者は黙ってゴシゴシを続けた。

そうして、いざ!!討ち入りの時!!(洗い流しタイム)となり、目をつぶってシャワーで汚れを一気に落としていた筆者の腕を、何者かが叩いた。

そうして次の瞬間。

「引っ掛かっとる!!」

何者かは背後から筆者をそう叱責したのである。

突然の事態に、何がなにやら状況を飲み込めない筆者だったが、生来が平和主義者であるため思わず「あ、すいません」と反射的に謝ってしまった。

シャワーを止めて状況の把握に努めると、どうやら何者かに筆者の使っていたシャワーの飛沫が当たり、「引っ掛かっとる!!」となったようだった。

ええ~っ、でも洗い場だし、飛沫ぐらい飛ばない方がおかしいし、そもそも筆者にもバンバン飛沫飛んできてたし、公共の場で普通そのぐらい我慢するよね?なんでそんなことで腕叩かれて文句言われなきゃなんないの?ずいぶん無茶苦茶な言い分じゃね?

そう思い、声がした方を振り向くと、そこには筆者の想像を遥かに超える、衝撃の光景が広がっていた。

なんと、背後では先程のジジイが洗い場の椅子に座り、帰宅するためにタオルで全身をくまなく拭いていたのである。

……はあ!?

それで「引っ掛かっとる!!」って!?

その時、筆者の中でプチンと何かが切れる音がした。

ふざけんじゃねえぞこのド腐れジジイが!!

そこは身体を拭くところじゃなくて洗い場だろ!!

お前が洗い場に座って身体を拭こうとするから飛沫が飛んでくるんだろ!!

洗い場は身体を拭くところじゃなくて身体を洗うところだろ!!

飛沫の飛ばない入口の方にでも移動して身体拭きゃ済む話だろ!!

非常識なのはお前の方なのになんで普通に洗ってたこっちが腕叩かれて文句言われなきゃなんねえんだ!!

ほんとにふざけてんじゃねえよ!!

世が世なら貴様なんぞ刀で斬られとるわ!!

何度も何度も言うが、後ろや横で洗っていたオッサンの飛沫が飛んできても、筆者は何も言わなかった(しつこい)。

公共の場である銭湯の洗い場において、飛沫が飛んでくるのは当然であるからだ。

それを自分が洗い場で身体を拭くという非常識も甚だしい行為を働いていたくせに「引っ掛かっとる!!」と、わざわざ筆者の腕を叩いて文句を言ってきたのかと思うと、本当にはらわたが煮え繰り返ってくる。

そんなことを言い出したら、「よーし、今は後ろに人がいないから、シャワーを使えるな」と、シャワーを使う度に背後に人がいないか確認しないといけなくなるし、目をつぶってシャワーで頭を洗っている時も、「あれ?今誰かの足音がした!!ま、まずい、ひょっとして誰かが後ろに座ったかもしれないぞ!!飛沫が飛んで迷惑を掛けるかもしれないから、今すぐシャワーを止めないと!!」と、誰かの足音がする度にシャワーを止めて後ろを確認しないといけなくなる。

馬鹿じゃねえのか!!

やってたまるかそんなこと!!

こちらが何一つ悪いことをしていなくても、アホは向こうから理不尽に難癖を付けてくる。

このような自己中の極み、真正のアホは、相手にするだけ時間の無駄である。

反論などしようものなら、逆上して暴力を振るってくるかもしれないため、結果的には今回の筆者の対応は正解なのだが、筆者に蓄積された多大なストレスは発散されることはない。

この世界、ストレス対決では常にアホの一人勝ちなのだ。

アホの年齢は70から80代ぐらいだったと思うが、今までの人生で何を勉強してきたというのか、見ていて本当に情けなくなってくる。

そんなに飛沫が飛んでくるのが嫌なら銭湯に来るな!!

このゴミクソ自己中カス野郎が!!

あと、自己中で思い出したのでもう一つ。

以前、あるレンタルビデオショップで、通路に座ってAVを品定めしていたら、クソジジイに「通れんだろうが!!」と怒鳴られた。

……はあ!?

通れるだろうがこの釣りバカ日誌1から通しで観てます野郎が!!

断っておくが、この時ジジイが通れるスペースは充分にあった。

にも関わらずこのジジイ、一点の曇りなく自分の主張に自信持ちーのアルパチーノなのである。

いや、アルパチーノならそれはそれで良いが(筆者としてはできればアルマティーニの方が良かったのだが)、よくその薄弱な論拠でその強気な感じで人様に怒鳴ることができるな!!

信じられへんわほんま!!

いけずなお人やね!!

ここで一度、通路ジジイの主張に対する筆者の見解をまとめておきたいと思う。

まず、クソジジイは通れる幅があったにも関わらず通れないと主張した。

それは嘘であり、人一人通れるだけの幅は充分にあった。

百歩譲って通りにくかったとしても、通路は向かい側にもう一つあったのだから、わざわざ筆者の横を通らずとも、迂回して行けば済むことである。

そもそも、人が一人座って商品を見ていただけで通りにくくなるような通路を設計したのは店側の責任であり、文句は筆者ではなく店側に言ってくれと思う。本当にそう思う。切に願う。

ふざけんじゃないわよ!!

あんたにあたしの何がわかんのよ!?

それをその日たまたま機嫌が悪かったか何か知らないが、赤の他人に八つ当たりする畜生行為、本当に最低だと思います!!

大体レンタルでAV借りてる時点で、オレを含めたこの場にいる全員負けやからな!?

人生負け試合や!!

……と思いながら、筆者は無言でジジイに道を譲った。

……ふ、ふんだ!!別に悔しくなんかないんだからね!!

話は銭湯に戻るが、顔中に怒りマークを付けた筆者の顔を見て、綺麗好き野郎は驚いた。

綺麗好き野郎「あ、あんた!!一体何があったのさ!?」

筆者「ちょっと聞いてよ~ん。あどで~、僕で~、銭湯でで~、こんなことがあっでで~」

怒りに任せ、子供の頃の貴乃花の真似をしながら事の一部始終をまくし立てる筆者。

綺麗好き野郎「そんなことがあったんですか……。まあそれはともかくとして、ちょっと気分悪いのでその辺で吐いてきますね……ゲェ……」

……。

……。

……。

……綺麗好きのくせに自然を汚している!!

風呂上がりの綺麗好き野郎は、やっぱり女性なんだなと思えるぐらい、見違えるように綺麗だった。綺麗だたよ(気持ち悪ッ!!)。

あと、髪はシャンプーで間違いないとして、脇毛とチン毛はシャンプーで洗うのかボディーソープで洗うのか、いい加減はっきりしてほしいと切に願う、今日この頃であった。
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