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日常ランキング いじわるな方のジジイ
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菩薩度 0 -Sランク+
どうかしてる度 100 Sランク+
船〇度 26 Gランク
逆アリキリ度 100 Sランク+
【解説】
普段めったに怒らないと地元の有閑マダムに噂されており、別名『菩薩野郎』とも呼ばれているほど温厚な筆者であるが、先日見たバカバカしいニュースにムカッときて、額に付いている菩薩の豆みたいな粒が爆発して大怪我を負ってしまったため、ここにその一部始終をご報告したいと思う。
それは、外国での話。
屋台でホットドックを無許可で売っていたオッサンが、その日の全売上金6600円を、警察に没収されたのである。
ここまでなら筆者が怒るようなポイントはどこにもなく、単にアホなオッサンの自業自得の教訓話として、額の豆が爆発することもなかっただろう。
問題はここからである。
警察官のやり方に怒った客が、その没収の一部始終を撮影してネットに投稿すると、警察の対応がひどすぎると批判が殺到し、オッサンがかわいそうじゃないかと、世界中から有志によるオッサンへの寄付が寄せられたのだ。
その総額、日本円にしておよそ950万円。
……。
……。
……今のこの感情には、ブラマヨ吉田の言が良く似合う。
「どうかしてるゼ!!」
当ブログの熱心な読者諸氏ならおわかりの通り、もちろん筆者が怒っているのは売上金を没収した警察ではなく、950万円もの大金をオッサンにカンパした、頭の中お花畑のイ〇レ(自主規制)視聴者である。
オッサンはルールを守らなかったから罰を受けた訳であって、警察は言われもなくオッサンの売上金を没収している訳ではない。
一体全体どういう理屈があれば、オッサンが950万円もの大金を受け取れる理由になるのか、カンパしたバ〇に小一時間問い詰めたい。
このニュースを、筆者の知人である『カンパ野郎』に相談したところ、意外な答えが返ってきた。
「いいかい、ランク君。この世界には、みんなが生きていくためのルールがある。ルールを破れば罰を受けるのが、この世の定めなんだ。考えてごらんよ、ルールを破ったオッサンに大金が転がり込むのであれば、ルールを守って真面目に営業している屋台はどうなるんだい?まるでバカみたいじゃないか。ボクはこの件に関して、断固抗議していくつもりだ。え?どこに抗議するつもりかって?それが分かったら苦労しないだろ!!このどぐされイ〇ポ野郎!!」
カンパ野郎はキャバ嬢にいつもカンパしまくっている情緒不安定の筋金入りのクソ野郎であるが、この意見には筆者も賛同した。
だが、ニュースの話題とはまったく無関係の理不尽な暴言を吐かれたため、筆者もついエキサイトして反論してしまった。
「このカンパ狂いが!!イ〇ポはお前だろ!!人に疑惑をなすりつけてんじゃねーよ!!船〇じゃあるまいし、読者に勘違いされるだろ!!もうあったまきた。お前今後十年、豚肉と牛肉と鶏肉食べるの禁止な!!」
「そ、そんな殺生な!!小学生じゃあるまいし、せめて鶏肉は勘弁してつかあさい!!」
「ダメだ!!ケンタもマックも禁止だ!!サブウェイの野菜のみなら大丈夫だけどな!!ざまあみやがれ!!」
だが、やはり肉類三種の神器を封じられるのはさすがに厳しいということで、その場は一旦解散、後日正式な書状が届いて筆者とカンパ野郎は絶交となったのだが、一体何の話だったのか訳がわからなくなってきたため、今一度本題へと戻り、このニュースの理不尽さを昔話で表現してみたいと思う。
◆ ◆ ◆
『理不尽昔話』~カンパ編~
むかしむかしあるところに、おじいさんとおばあさんが住んでいました。
おじいさんとおばあさんは、それはもういっしょうけんめい働きました。
朝は4時におきて屋台のしたく、城下町にふたりで重い屋台をひっぱっていくと、めりけん由来の『ほっとどっく』というたべものを売って、それはそれはにんきの屋台となりました。
もちろん、おじいさんとおばあさんはお上さまにえいぎょうの許可をもらっており、その代わりにもうけの何割かを献上しているため、おじいさんとおばあさんのこういをとがめるひとは誰もいません。
はやおきしてじゅんびをして、夜もおそくまで働き、たいへんな思いをしてもあまりもうかることはありませんでしたが、おじいさんとおばあさんはおきゃくさまに喜んでもらおうと、まいにちひっしで働きました。
そんなふたりの姿を見て、おもしろくないのがいじわるなおじいさんです。
いじわるなおじいさんはふたりの屋台を真似して、おきゃくさまをぜんぶ奪ってやろうかと考えましたが、お上さまにえいぎょうの許可をもらうと自分がもうからないため、許可をもらわずにえいぎょうをしようとたくらみました。
いじわるなおじいさんが城下町の裏手で許可をもらわずにえいぎょうすると、いままで遠くて買いにいけなかったおきゃくさまが屋台におしよせました。
いじわるなおじいさんはたいへんもうかり、わらいがとまりませんでした。
これはもうかると、はじめはひと目をきにするようにえいぎょうしていたいじわるなおじいさんでしたが、じょじょにだいたんになって、まいにちどうどうと無許可でえいぎょうするようになりました。
そんなある日のこと、いじわるなおじいさんがいつものようにえいぎょうを終え帰りじたくをしていると、そこにお上さまがやってきました。
「なんだお前は。だれの許可をえてここでえいぎょうしているのだ」
「い、いえ、わたしはその……そ、そうだ、あの城下町で人気の屋台の、支店でございまして」
「うそをつけ!!そのようなはなしは届いておらぬぞ!!まさかまいにちここで無許可でえいぎょうしていたのではあるまいな」
「と、とんでもございませぬ!!きょうがはじめてでございます!!……あ」
「やはり無許可でえいぎょうしていたのだな!!ええい、ほんらいならここでひっとらえるところだが、きょうのところはうりあげぜんぶで許してやろう。よいか、にどとこのようなまねをするでないぞ!!」
「は、ははあっ!!」
いじわるなおじいさんはきょうのもうけをお上さまにすべて渡し、にどとこのようなまねはしないとやくそくしました。
……と、ふつうの昔話であればここでおしまいなのですが、このお話はちがいました。
いじわるなおじいさんの屋台でかいものをしていたおきゃくさまが、ことのいちぶしじゅうをなんばんの機器でろくがしていたのです。
お上さまのおうぼうなやりかたにおこったおきゃくさまは、このえいぞうを城下町やきんりんの村々に見せてまわりました。
するとどうでしょう、おかねを没収されたいじわるなおじいさんにどうじょうした人々が、みんなでおかねをだしあっていじわるなおじいさんにほどこしたのです。
ほんらい屋台で何年もいっしょうけんめい働いて、やっと手にはいるはずの大きなおかねを、いじわるなおじいさんは一夜にして手にしてしまったのでした。
いじわるなおじいさんはもらったおかねで、働くこともなく、汗をながすこともなく、ぬくぬくと、ゆうゆうじてきにくらしました。
ちゃんちゃん。
めでたしめでたし。
これを聞いて、まじめに働いていたおじいさんとおばあさんは『まじぎれ』しました。
「ふざけるな!!まじめに働いているわしらがバカをみて、るーるをやぶったものがどうしてしあわせになるんじゃ!!しょせんよのなかかねじゃ!!わしらにもかねをよこせ!!」
あまりにもこうふんしすぎて、おじいさんはいればがとんでしまいました。
「ふがががが!!ふが!!@&$/=`「「。%*|@&%!!」
おばあさんはとてもおばあさんとは思えないほどのしゅんびんなうごきで、いればをとっておじいさんに『すなっぷすろー』でなげ渡しました。
おじいさんはじゃんぷ一番それを口できゃっちすると、いればはおじいさんの口にぴたりとはまりました。う~ん、おみごと!!
「許せん!!おい!!いじわるじいさんの家にいくぞ!!」
「はい!!あのじじい、許すもんですか!!」
おじいさんとおばあさんは、めだしぼうと刃物をもって、いじわるなおじいさんの家にむかいましたとさ。
めでたしめでたし。
『理不尽昔話』~完~
いや、こえーよ!!
むかいましたとさ。じゃねーよ!!
その後ジジイの身に何が起こったんだ!!
めでたしめでたし。~完~。じゃねーよ!!
めでてーのはお前の頭だろ!!
おめでとう!!めでたい頭を祝して額に乾杯!!違うか!!わっはっはっはっ!!
……。
……。
……。
……まあ、確かに少しおかしな表現はあったかもしれないが、この話の理不尽さはよくわかってもらえたことと思う。
世の中にはルールというものがあり、それを守らなかった者にはバチが当たって当然なのである。
それが社会秩序というものであり、本当の意味での平等というものだ。
ルールを破った者が得をして、真面目にやっている者がバカをみるような世の中ではいけない。
それを「かわいそう」とか、「やりすぎだ」とか、そういった『間違った正義感』が世の中の秩序を歪めていることに、優しい優しい『人権派気取り』は早く気付かなければならない。
お金をあげて甘やかすのではなく、ルールを破った者には厳しい態度で接し更正を促すことこそが、本当の意味での優しさなのだ。
それでは、恒例の『怒りタイム』に入りたいと思う。
なんでルールを破ったやつが950万も貰えるんだ!!
ふざけんじゃねーぞ!!
その金ぜんぶ今まで真面目に頑張ってきた人に配ってやれ!!
キリギリスが勝つような世の中にしたいのかお前らは!!
誰も頑張らなくなるぞ!!
いい加減目を覚ませ!!
そうして一人でぷんぷん怒っていると(暇かよ!!)、テレビで群馬にある『はっちゃん食堂』というおばあちゃんの食堂の話をしていた。
そこは何をどれだけ食べても500円のワンコイン(幼児や群馬以外の人はなんと無料!!)らしく、採算は完全に大赤字、逆に年金から赤字分を補填するような毎日らしい。
それでも何故続けるのかと聞くと、おばあちゃんはこう答えた。
「自分がものを食べられない時代に生まれたから、その分お客さんにはいっぱい食べてほしい。お客さんの笑顔が楽しみ」
……身体に気をつけて、いつまでも長生きされてくださいね。
おばあちゃんの底知れない優しさに救われた、今日この頃だった。
これが本物の優しさだ!!
お前らはこのおばあちゃんの爪の垢でも煎じて飲め!!
果たしてこの声がどれだけ届くかはわからないが、この世の中が今より少しでも良くなることに、願いを込めて。
あと、お前ら今後十年、豚肉と牛肉と鶏肉食べるの禁止な!!
どうかしてる度 100 Sランク+
船〇度 26 Gランク
逆アリキリ度 100 Sランク+
【解説】
普段めったに怒らないと地元の有閑マダムに噂されており、別名『菩薩野郎』とも呼ばれているほど温厚な筆者であるが、先日見たバカバカしいニュースにムカッときて、額に付いている菩薩の豆みたいな粒が爆発して大怪我を負ってしまったため、ここにその一部始終をご報告したいと思う。
それは、外国での話。
屋台でホットドックを無許可で売っていたオッサンが、その日の全売上金6600円を、警察に没収されたのである。
ここまでなら筆者が怒るようなポイントはどこにもなく、単にアホなオッサンの自業自得の教訓話として、額の豆が爆発することもなかっただろう。
問題はここからである。
警察官のやり方に怒った客が、その没収の一部始終を撮影してネットに投稿すると、警察の対応がひどすぎると批判が殺到し、オッサンがかわいそうじゃないかと、世界中から有志によるオッサンへの寄付が寄せられたのだ。
その総額、日本円にしておよそ950万円。
……。
……。
……今のこの感情には、ブラマヨ吉田の言が良く似合う。
「どうかしてるゼ!!」
当ブログの熱心な読者諸氏ならおわかりの通り、もちろん筆者が怒っているのは売上金を没収した警察ではなく、950万円もの大金をオッサンにカンパした、頭の中お花畑のイ〇レ(自主規制)視聴者である。
オッサンはルールを守らなかったから罰を受けた訳であって、警察は言われもなくオッサンの売上金を没収している訳ではない。
一体全体どういう理屈があれば、オッサンが950万円もの大金を受け取れる理由になるのか、カンパしたバ〇に小一時間問い詰めたい。
このニュースを、筆者の知人である『カンパ野郎』に相談したところ、意外な答えが返ってきた。
「いいかい、ランク君。この世界には、みんなが生きていくためのルールがある。ルールを破れば罰を受けるのが、この世の定めなんだ。考えてごらんよ、ルールを破ったオッサンに大金が転がり込むのであれば、ルールを守って真面目に営業している屋台はどうなるんだい?まるでバカみたいじゃないか。ボクはこの件に関して、断固抗議していくつもりだ。え?どこに抗議するつもりかって?それが分かったら苦労しないだろ!!このどぐされイ〇ポ野郎!!」
カンパ野郎はキャバ嬢にいつもカンパしまくっている情緒不安定の筋金入りのクソ野郎であるが、この意見には筆者も賛同した。
だが、ニュースの話題とはまったく無関係の理不尽な暴言を吐かれたため、筆者もついエキサイトして反論してしまった。
「このカンパ狂いが!!イ〇ポはお前だろ!!人に疑惑をなすりつけてんじゃねーよ!!船〇じゃあるまいし、読者に勘違いされるだろ!!もうあったまきた。お前今後十年、豚肉と牛肉と鶏肉食べるの禁止な!!」
「そ、そんな殺生な!!小学生じゃあるまいし、せめて鶏肉は勘弁してつかあさい!!」
「ダメだ!!ケンタもマックも禁止だ!!サブウェイの野菜のみなら大丈夫だけどな!!ざまあみやがれ!!」
だが、やはり肉類三種の神器を封じられるのはさすがに厳しいということで、その場は一旦解散、後日正式な書状が届いて筆者とカンパ野郎は絶交となったのだが、一体何の話だったのか訳がわからなくなってきたため、今一度本題へと戻り、このニュースの理不尽さを昔話で表現してみたいと思う。
◆ ◆ ◆
『理不尽昔話』~カンパ編~
むかしむかしあるところに、おじいさんとおばあさんが住んでいました。
おじいさんとおばあさんは、それはもういっしょうけんめい働きました。
朝は4時におきて屋台のしたく、城下町にふたりで重い屋台をひっぱっていくと、めりけん由来の『ほっとどっく』というたべものを売って、それはそれはにんきの屋台となりました。
もちろん、おじいさんとおばあさんはお上さまにえいぎょうの許可をもらっており、その代わりにもうけの何割かを献上しているため、おじいさんとおばあさんのこういをとがめるひとは誰もいません。
はやおきしてじゅんびをして、夜もおそくまで働き、たいへんな思いをしてもあまりもうかることはありませんでしたが、おじいさんとおばあさんはおきゃくさまに喜んでもらおうと、まいにちひっしで働きました。
そんなふたりの姿を見て、おもしろくないのがいじわるなおじいさんです。
いじわるなおじいさんはふたりの屋台を真似して、おきゃくさまをぜんぶ奪ってやろうかと考えましたが、お上さまにえいぎょうの許可をもらうと自分がもうからないため、許可をもらわずにえいぎょうをしようとたくらみました。
いじわるなおじいさんが城下町の裏手で許可をもらわずにえいぎょうすると、いままで遠くて買いにいけなかったおきゃくさまが屋台におしよせました。
いじわるなおじいさんはたいへんもうかり、わらいがとまりませんでした。
これはもうかると、はじめはひと目をきにするようにえいぎょうしていたいじわるなおじいさんでしたが、じょじょにだいたんになって、まいにちどうどうと無許可でえいぎょうするようになりました。
そんなある日のこと、いじわるなおじいさんがいつものようにえいぎょうを終え帰りじたくをしていると、そこにお上さまがやってきました。
「なんだお前は。だれの許可をえてここでえいぎょうしているのだ」
「い、いえ、わたしはその……そ、そうだ、あの城下町で人気の屋台の、支店でございまして」
「うそをつけ!!そのようなはなしは届いておらぬぞ!!まさかまいにちここで無許可でえいぎょうしていたのではあるまいな」
「と、とんでもございませぬ!!きょうがはじめてでございます!!……あ」
「やはり無許可でえいぎょうしていたのだな!!ええい、ほんらいならここでひっとらえるところだが、きょうのところはうりあげぜんぶで許してやろう。よいか、にどとこのようなまねをするでないぞ!!」
「は、ははあっ!!」
いじわるなおじいさんはきょうのもうけをお上さまにすべて渡し、にどとこのようなまねはしないとやくそくしました。
……と、ふつうの昔話であればここでおしまいなのですが、このお話はちがいました。
いじわるなおじいさんの屋台でかいものをしていたおきゃくさまが、ことのいちぶしじゅうをなんばんの機器でろくがしていたのです。
お上さまのおうぼうなやりかたにおこったおきゃくさまは、このえいぞうを城下町やきんりんの村々に見せてまわりました。
するとどうでしょう、おかねを没収されたいじわるなおじいさんにどうじょうした人々が、みんなでおかねをだしあっていじわるなおじいさんにほどこしたのです。
ほんらい屋台で何年もいっしょうけんめい働いて、やっと手にはいるはずの大きなおかねを、いじわるなおじいさんは一夜にして手にしてしまったのでした。
いじわるなおじいさんはもらったおかねで、働くこともなく、汗をながすこともなく、ぬくぬくと、ゆうゆうじてきにくらしました。
ちゃんちゃん。
めでたしめでたし。
これを聞いて、まじめに働いていたおじいさんとおばあさんは『まじぎれ』しました。
「ふざけるな!!まじめに働いているわしらがバカをみて、るーるをやぶったものがどうしてしあわせになるんじゃ!!しょせんよのなかかねじゃ!!わしらにもかねをよこせ!!」
あまりにもこうふんしすぎて、おじいさんはいればがとんでしまいました。
「ふがががが!!ふが!!@&$/=`「「。%*|@&%!!」
おばあさんはとてもおばあさんとは思えないほどのしゅんびんなうごきで、いればをとっておじいさんに『すなっぷすろー』でなげ渡しました。
おじいさんはじゃんぷ一番それを口できゃっちすると、いればはおじいさんの口にぴたりとはまりました。う~ん、おみごと!!
「許せん!!おい!!いじわるじいさんの家にいくぞ!!」
「はい!!あのじじい、許すもんですか!!」
おじいさんとおばあさんは、めだしぼうと刃物をもって、いじわるなおじいさんの家にむかいましたとさ。
めでたしめでたし。
『理不尽昔話』~完~
いや、こえーよ!!
むかいましたとさ。じゃねーよ!!
その後ジジイの身に何が起こったんだ!!
めでたしめでたし。~完~。じゃねーよ!!
めでてーのはお前の頭だろ!!
おめでとう!!めでたい頭を祝して額に乾杯!!違うか!!わっはっはっはっ!!
……。
……。
……。
……まあ、確かに少しおかしな表現はあったかもしれないが、この話の理不尽さはよくわかってもらえたことと思う。
世の中にはルールというものがあり、それを守らなかった者にはバチが当たって当然なのである。
それが社会秩序というものであり、本当の意味での平等というものだ。
ルールを破った者が得をして、真面目にやっている者がバカをみるような世の中ではいけない。
それを「かわいそう」とか、「やりすぎだ」とか、そういった『間違った正義感』が世の中の秩序を歪めていることに、優しい優しい『人権派気取り』は早く気付かなければならない。
お金をあげて甘やかすのではなく、ルールを破った者には厳しい態度で接し更正を促すことこそが、本当の意味での優しさなのだ。
それでは、恒例の『怒りタイム』に入りたいと思う。
なんでルールを破ったやつが950万も貰えるんだ!!
ふざけんじゃねーぞ!!
その金ぜんぶ今まで真面目に頑張ってきた人に配ってやれ!!
キリギリスが勝つような世の中にしたいのかお前らは!!
誰も頑張らなくなるぞ!!
いい加減目を覚ませ!!
そうして一人でぷんぷん怒っていると(暇かよ!!)、テレビで群馬にある『はっちゃん食堂』というおばあちゃんの食堂の話をしていた。
そこは何をどれだけ食べても500円のワンコイン(幼児や群馬以外の人はなんと無料!!)らしく、採算は完全に大赤字、逆に年金から赤字分を補填するような毎日らしい。
それでも何故続けるのかと聞くと、おばあちゃんはこう答えた。
「自分がものを食べられない時代に生まれたから、その分お客さんにはいっぱい食べてほしい。お客さんの笑顔が楽しみ」
……身体に気をつけて、いつまでも長生きされてくださいね。
おばあちゃんの底知れない優しさに救われた、今日この頃だった。
これが本物の優しさだ!!
お前らはこのおばあちゃんの爪の垢でも煎じて飲め!!
果たしてこの声がどれだけ届くかはわからないが、この世の中が今より少しでも良くなることに、願いを込めて。
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