日常ランキング

日常ランキング ミニスーファミ発売決定

懐かしい度　９２　Ｓランク
嬉しい度　９１　Ｓランク
売り切れ必死度　１００　Ｓランク＋
予約度　９５　Ｓランク
転売度　９８　Ｓランク
任天度　１００　Ｓランク＋
土管くぐり度　１００　Ｓランク＋

【解説】
ゲーム好きにはたまらない一報が飛び込んできた。
生産終了(再生産の可能性あり)で現在も入手困難であるミニファミコンに続き、そのファミコンを更にスーパーにしたゲーム機である、スーパーファミコンがミニ化されるというのである。

「な、なんでげすと！？ス、スーファミってあの、ファミコンをＳランクなみにスーパーにした、伝説のゲーム機でげすよね！？こ、こいつぁ大変でげす！！はやくみんなに知らせねえと！！Ａランクのはやさで知らせてきますぜアニキ！！」

同僚で舎弟の『クソランク大馬鹿クソ野郎』は、そう言って会社を辞め実家に帰っていったが、筆者としても厄介払いができて非常に良かったと思っている。ミニスーファミ様々である。

前回のミニファミコンはク〇ゲー(失礼)の束であったため、レトロゲーマーやコレクター以外には、即刻押し入れ行きという内容であったが、今回のミニスーファミは違った。そう、転売屋から高値で買ったはいいが、もう押し入れで埃を被らずに済むのである。
ミニスーファミのソフトラインナップは、全２１タイトル。
以下はその素晴らしいソフトラインナップであるので、まだご存知ない方は参考にして頂きたい。

スーパーマリオワールド

Ｆ－ＺＥＲＯ

ゼルダの伝説　神々のトライフォース

スーパーマリオカート

スターフォックス

スターフォックス２

ファイアーエムブレム　紋章の謎

スーパーメトロイド

スーパードンキーコング

スーパーマリオ　ヨッシーアイランド

パネルでポン

スーパーマリオＲＰＧ

星のカービィ　スーパーデラックス

がんばれゴエモン　ゆき姫救出絵巻

超魔界村

スーパーフォーメーションサッカー

魂斗羅スピリッツ

ロックマンＸ

聖剣伝説２

スーパーストリートファイター２

ファイナルファンタジー６

み、魅力的すぎるぜ任天堂さんよ……！！

上記のラインナップで、特筆すべきはスターフォックス２。これは当時発売が予定されていながら、諸般の事情により中止となった、未発売の幻のソフトである。
このソフトはミニスーファミ以外でプレーすることは出来ないため、このソフトだけでも購入する価値は充分にあると言っていいだろう。

ミニスーファミの価格は税別７９８０円のため、ソフト一本あたりの価格は約４００円ほどとなる。
４００円であれば、ゲーム屋で中古のスーファミソフトを購入するのと変わらないため、プレミアも確実に付くであろうこのミニスーファミを購入するのが如何にお得かわかるだろう。

有野課長も挑戦していたゴエモンや、今プレイすると逆にその完成度の高さを再認識するマリオシリーズ、安定のカービィやパネポンなど、アクション、レース、ＲＰＧ、パズルなどを取り混ぜながら、抑えるべきところはしっかりと抑えている印象である。

欲を言えば、海外のミニスーファミにはマザー２や悪魔城ドラキュラが収録されるらしいので、それも収録して欲しかったのと、ファイエムやＦＦの他タイトル(トラキアやＦＦ５)や、ライブアライブ、新桃太郎伝説あたりを収録して欲しかったのが、偽らざる本音である(特に新桃太郎伝説はスーファミでしか遊べない神ゲーなので、あったら即買いのレベルである)。

ここからは無茶な注文になるが、フォーメーションサッカーのようなク〇ゲー(失礼)や、スト２やＦＦ６のような既に他機種でプレイできるゲームを収録するのは勘弁して頂きたい。
収録されていたところで一回やったらすぐに飽きるし、我々ユーザーが求めているのはスーファミでしかプレイできないゲームなのだ。
スーマリワールドは百歩譲って許すとしても、そこは太っ腹の任天堂様であれば、スーマリコレクションの方を収録して欲しかったというのが、筆者の偽らざる願望である。
というか、筆者は初めにソフトラインナップを見た時、スーマリワールドをコレクションだと勘違いして、一瞬ものすごく喜んでしまった。
すぐに儚い夢は消え去り、コレクションのない現実へと引き戻されたが、現実のワールドとはなんと世知辛いものなのだろうか。さっきと言っていることがまるで違うが、リアルマネーでおよそ８０００円も支払うにも関わらず、我々はヒゲのオッサンのコレクションを所持することを許されないのである。
筆者はリアルワールドを抜けスーマリワールドへ行きたいと、一瞬本気で考えてしまった。それとも、リアルワールドでほんとにヒゲのオッサンをコレクションしてやろうか。それにはＭと書かれた赤い帽子を揃えないと。……どこに売ってあるんだあれ？

まあほんとにコレクションできたとしてもオッサンを保管しておく場所がないため、この話は単なる与太話で終わるのだが(最初からただの与太話だろ！！)、要求は言い出したらキリがないため、スターフォックス２を入れてくれたというだけで、任天堂様には感謝感激雨霰の念しかないのである(結局何が言いたいんだこいつは)。

ミニファミコンが争奪戦だったように、今回のミニスーファミも転売屋を相手にした争奪戦となることは間違いない。
定価以上では絶対に買いたくないし、確実に手に入れるには予約しかないが、それも難しいかもしれない。

今のところ筆者は購入する気満々だが、ミニスーファミを買ってしまうと、今度はあれほどク〇ゲー(失礼)の束と罵っていたミニファミコンも揃えたくなるのが、人間の欲深い業というものである。再販したら買ってしまうかもしれない。……遊ばないけど。

最後に、未来を予見したいと思う。

あれだけ素晴らしいラインナップとか、未発売の幻のソフトとか煽っておいて、ミニスーファミを購入したら、きっと筆者はミニスーファミを所持していることに満足して、そのまま永久に箱を開けることはないだろう。

スターフォックス２にしても、本腰を入れてプレイする気はさらさらない。８０００円の置物になるのがオチだ。最新のゲームですら時間がなくてプレイ出来ないというのに、ただレアものを所持して喜びに浸っていたいだけなのだ。たとえプレイする気が全くなくても、購入する気概。それが真の『男気』というものなのである(アホかこいつ)。

そして、今回のマリオシリーズでふと思い出したが、『安倍マリオ』とは一体何の冗談だったのか(忘れてやれ)。
冗談は顔だけにしてほしいと筆者ではなく誰かが言っていたが、２０２０年の本番でスベり倒すことのないよう、安倍首相には今から土管くぐりの猛練習に励んで頂きたいと思う、今日この頃であった。