156 / 167
まさかの売上1位!? マイティー本の『その後』を追う 後編
しおりを挟む
では、前回の続きから。
前回は疑惑のランキング1位という点について考察してきたが、今回考察するポイントは次の内容。
それらの考察(ランキング操作疑惑等)が事実だと仮定した上で、『では何故マイティーはそんなことをするのか?』という点について考えていきたいと思う。
すぐにパッと出てくる考えでいえば、『本の売上を伸ばしたい』であるとか、『売れているように見せかけて宣伝したい』などが考えられるが、確かにそれもある、それもあるが、実はそれよりも深い(?)理由があるように筆者には感じられたのだ。
これを解く上で、非常に有益なマイティー本のAmazonレビューがあったため、一部を引用させて頂きたいと思う。(というか筆者はこれを見て、そうか、そういうことだったのか!!と得心が行った)
以下、引用。
◆◆◆
重大発表とか言って紀伊国屋書店週間ランキング1位とか発信してたけどさ
それ大手町ビル店で単行書の週間1位になっただけじゃん
紀伊国屋全体のランキングで1位っぽく誤認するように言っちゃってさ
また同じ手口繰り返してるよね
動画のサムネ詐欺とか実機アピールと同じ手法のままだよ
あと発売から1ヵ月も経っていち店舗だけ大量購入で週間1位になるのもわざとらしすぎるって
売上が急に伸びる要素なかったじゃん
1ヶ月間で起こったことなんてレビュー欄が地獄になっただけでしょ
あとは動画の再生数が下がってるくらい
どうせこの出版も紀伊国屋ランキング1位を取った作家ですってポートフォリオにするんでしょ?
同じ手口でハリボテの見栄張っても剥がれるって
いまの再生数ひどいでしょ
チャンネル登録者が21.4万なのに再生数1万切ってるじゃん
残りの20万人どこ行ったの
本の宣伝動画なんて2000弱だよ
人を騙すことばっかり一生懸命になってないでさ
まともな稼ぎ方のレベル上げた方がいいって
◆◆◆
草。(????)
いや、草はいいのだが、ここで筆者が特に感銘を受けたのは次の部分。
『重大発表とか言って紀伊国屋書店週間ランキング1位とか発信してたけどさ
それ大手町ビル店で単行書の週間1位になっただけじゃん
紀伊国屋全体のランキングで1位っぽく誤認するように言っちゃってさ
また同じ手口繰り返してるよね
動画のサムネ詐欺とか実機アピールと同じ手法のままだよ』
なるほど、と。
つまり、あくまで『紀伊國屋の一店舗での週間売上ランキング』にしか過ぎないものを、『紀伊國屋全体でのランキング1位』と『誤認』させることによって、あたかも凄く売れている本、人気のある本であるかのように、『自分を大きく見せようとしている』とレビュー主は主張しているのだ。
ここで思い出してほしいのは、これまでマイティーがJAXA勤務、MENSA会員、格闘家を目指していたなど、嘘としか思えないような凄い経歴、自分語りをし続けていたということ。
詐欺的誇張サムネで実際より著しく優れた内容であると誤認させるのもそう、エミュを使い、実機で凄まじいやり込みをやっている凄い人物のように見せかけるのもそう、ビアンカ派の弁護士など凄い人脈があるかのように見せかけるのもそう、この売上ランキングの手法と同じく、マイティーは最初から一貫して『自分を大きく見せかける手法』を使っていたのだということに、筆者は気付いたのである。(!!)(何かそういうYouTubeか自己啓発セミナーの情報商材のようなものでもマイティーは読んだのかもしれない)
前編で筆者が語った、
『起きてるのに何故寝言を言っているのか訳が分からなかったのだが、『前人未踏』とか『前代未聞』とかいう言葉、このオッサンほんま好きやなとは感じた。(昔から何度も同じ言葉を聞いた記憶がある。何故そんな言葉を使いたがるのか、これに関しては気付いたことがあったため、次回の『後編』に於いて解説していきたいと思う)』
というのもここに繋がってきて、『自分を大きく見せようとしている』からこそ、『前人未踏』や『前代未聞』という言葉を使いたがるのだと気付いたのだ。
『動画クリエイターとして世界を狙う』などの荒唐無稽な発言もそう、やり込みに関する作り話や架空の苦労話、自慢話もそう、先駆者をディスったり煽ったりするのもそう、そうすることで『相手よりも自分が上の立ち位置』に立ったと感じられるからであり、全ては『自分を大きく見せようとしている』という点に収束することに気付いた。
そして、何故そこまで自分を大きく見せようとしているのかというと、筆者の中に一つ思い浮かんでくる『キャラクター』がいた。
それは、『モンスター』という浦沢直樹先生の漫画に出てくる、『グリマー』というキャラ。
このキャラは普段は常に穏やかな笑顔なのだが、窮地に陥ったり激しい怒りに駆られると、『超人シュタイナー』に変貌し凄まじい力を発揮するというキャラクターだった。(自分の中にシュタイナーという『超人』が存在しているような感覚)
それと同じように、妄想の中に『マイティー』という理想の姿、完全無欠のやり込みスーパー超人が存在しており、自分はそれになったのだと思い込んでいるのではないかと、筆者には思えたのだ。
盲目信者からの称賛を受け、YouTubeで凄まじい過大評価をされることで、その妄想の存在はどんどん肥大化していったものの、エミュ発覚からの坂道を転げ落ちるような凋落により、自分の中の理想の姿と現実の評価との乖離が発生し、『違う、こんなはずじゃない』と今でもそれを認めることができず、理想の超人『マイティー』にすがり続けているという考察である。(『違う、そうじゃない』の鈴木雅之は置いておいて)(?)
いや、鈴木雅之はともかく、話は再び本の方に戻るが、なんでも噂によると、マイティーが自分で出した宣伝によりAmazonのページに行った信者が、そこのあまりに悲惨な点数やレビューを見て徐々に目を覚まし始めているらしい。(そらそうやろ)(?)
なまじ本を出してしまったがために、『Amazonレビュー』という言論統制できない場所を与えてしまったの愚かすぎんか……と思うのだが、前述の『自分を大きく見せたい欲求』から、そのリスクを負ってでも本を出したかった、『本を出した俺様。俺か、俺以外か。俺だけレベルアップな件』という承認欲求の方が抑えきれなかったのかもしれない。(ローランド構文)(?)
筆者が感銘を受けたAmazonレビューの辛辣さからも分かる通り、あまりにやることなすこと不誠実すぎて、最終的には信者すらコメントしなくなる、というか動画すら観なくなる、『そして誰もいなくなった』状態になるのではないかと感じる。(まさにゴーストタウン状態)
『僕だけがいない街』のアンチテーゼ(?)の『僕だけがいるチャンネル』言うてる場合ではないのだが、本の宣伝をすることによって逆効果になっていることに気付いた方がいいのではないかと感じた、今日この頃だった。
前回は疑惑のランキング1位という点について考察してきたが、今回考察するポイントは次の内容。
それらの考察(ランキング操作疑惑等)が事実だと仮定した上で、『では何故マイティーはそんなことをするのか?』という点について考えていきたいと思う。
すぐにパッと出てくる考えでいえば、『本の売上を伸ばしたい』であるとか、『売れているように見せかけて宣伝したい』などが考えられるが、確かにそれもある、それもあるが、実はそれよりも深い(?)理由があるように筆者には感じられたのだ。
これを解く上で、非常に有益なマイティー本のAmazonレビューがあったため、一部を引用させて頂きたいと思う。(というか筆者はこれを見て、そうか、そういうことだったのか!!と得心が行った)
以下、引用。
◆◆◆
重大発表とか言って紀伊国屋書店週間ランキング1位とか発信してたけどさ
それ大手町ビル店で単行書の週間1位になっただけじゃん
紀伊国屋全体のランキングで1位っぽく誤認するように言っちゃってさ
また同じ手口繰り返してるよね
動画のサムネ詐欺とか実機アピールと同じ手法のままだよ
あと発売から1ヵ月も経っていち店舗だけ大量購入で週間1位になるのもわざとらしすぎるって
売上が急に伸びる要素なかったじゃん
1ヶ月間で起こったことなんてレビュー欄が地獄になっただけでしょ
あとは動画の再生数が下がってるくらい
どうせこの出版も紀伊国屋ランキング1位を取った作家ですってポートフォリオにするんでしょ?
同じ手口でハリボテの見栄張っても剥がれるって
いまの再生数ひどいでしょ
チャンネル登録者が21.4万なのに再生数1万切ってるじゃん
残りの20万人どこ行ったの
本の宣伝動画なんて2000弱だよ
人を騙すことばっかり一生懸命になってないでさ
まともな稼ぎ方のレベル上げた方がいいって
◆◆◆
草。(????)
いや、草はいいのだが、ここで筆者が特に感銘を受けたのは次の部分。
『重大発表とか言って紀伊国屋書店週間ランキング1位とか発信してたけどさ
それ大手町ビル店で単行書の週間1位になっただけじゃん
紀伊国屋全体のランキングで1位っぽく誤認するように言っちゃってさ
また同じ手口繰り返してるよね
動画のサムネ詐欺とか実機アピールと同じ手法のままだよ』
なるほど、と。
つまり、あくまで『紀伊國屋の一店舗での週間売上ランキング』にしか過ぎないものを、『紀伊國屋全体でのランキング1位』と『誤認』させることによって、あたかも凄く売れている本、人気のある本であるかのように、『自分を大きく見せようとしている』とレビュー主は主張しているのだ。
ここで思い出してほしいのは、これまでマイティーがJAXA勤務、MENSA会員、格闘家を目指していたなど、嘘としか思えないような凄い経歴、自分語りをし続けていたということ。
詐欺的誇張サムネで実際より著しく優れた内容であると誤認させるのもそう、エミュを使い、実機で凄まじいやり込みをやっている凄い人物のように見せかけるのもそう、ビアンカ派の弁護士など凄い人脈があるかのように見せかけるのもそう、この売上ランキングの手法と同じく、マイティーは最初から一貫して『自分を大きく見せかける手法』を使っていたのだということに、筆者は気付いたのである。(!!)(何かそういうYouTubeか自己啓発セミナーの情報商材のようなものでもマイティーは読んだのかもしれない)
前編で筆者が語った、
『起きてるのに何故寝言を言っているのか訳が分からなかったのだが、『前人未踏』とか『前代未聞』とかいう言葉、このオッサンほんま好きやなとは感じた。(昔から何度も同じ言葉を聞いた記憶がある。何故そんな言葉を使いたがるのか、これに関しては気付いたことがあったため、次回の『後編』に於いて解説していきたいと思う)』
というのもここに繋がってきて、『自分を大きく見せようとしている』からこそ、『前人未踏』や『前代未聞』という言葉を使いたがるのだと気付いたのだ。
『動画クリエイターとして世界を狙う』などの荒唐無稽な発言もそう、やり込みに関する作り話や架空の苦労話、自慢話もそう、先駆者をディスったり煽ったりするのもそう、そうすることで『相手よりも自分が上の立ち位置』に立ったと感じられるからであり、全ては『自分を大きく見せようとしている』という点に収束することに気付いた。
そして、何故そこまで自分を大きく見せようとしているのかというと、筆者の中に一つ思い浮かんでくる『キャラクター』がいた。
それは、『モンスター』という浦沢直樹先生の漫画に出てくる、『グリマー』というキャラ。
このキャラは普段は常に穏やかな笑顔なのだが、窮地に陥ったり激しい怒りに駆られると、『超人シュタイナー』に変貌し凄まじい力を発揮するというキャラクターだった。(自分の中にシュタイナーという『超人』が存在しているような感覚)
それと同じように、妄想の中に『マイティー』という理想の姿、完全無欠のやり込みスーパー超人が存在しており、自分はそれになったのだと思い込んでいるのではないかと、筆者には思えたのだ。
盲目信者からの称賛を受け、YouTubeで凄まじい過大評価をされることで、その妄想の存在はどんどん肥大化していったものの、エミュ発覚からの坂道を転げ落ちるような凋落により、自分の中の理想の姿と現実の評価との乖離が発生し、『違う、こんなはずじゃない』と今でもそれを認めることができず、理想の超人『マイティー』にすがり続けているという考察である。(『違う、そうじゃない』の鈴木雅之は置いておいて)(?)
いや、鈴木雅之はともかく、話は再び本の方に戻るが、なんでも噂によると、マイティーが自分で出した宣伝によりAmazonのページに行った信者が、そこのあまりに悲惨な点数やレビューを見て徐々に目を覚まし始めているらしい。(そらそうやろ)(?)
なまじ本を出してしまったがために、『Amazonレビュー』という言論統制できない場所を与えてしまったの愚かすぎんか……と思うのだが、前述の『自分を大きく見せたい欲求』から、そのリスクを負ってでも本を出したかった、『本を出した俺様。俺か、俺以外か。俺だけレベルアップな件』という承認欲求の方が抑えきれなかったのかもしれない。(ローランド構文)(?)
筆者が感銘を受けたAmazonレビューの辛辣さからも分かる通り、あまりにやることなすこと不誠実すぎて、最終的には信者すらコメントしなくなる、というか動画すら観なくなる、『そして誰もいなくなった』状態になるのではないかと感じる。(まさにゴーストタウン状態)
『僕だけがいない街』のアンチテーゼ(?)の『僕だけがいるチャンネル』言うてる場合ではないのだが、本の宣伝をすることによって逆効果になっていることに気付いた方がいいのではないかと感じた、今日この頃だった。
0
お気に入りに追加
13
あなたにおすすめの小説
音楽ランキング 若手編
採点!!なんでもランキング!!
エッセイ・ノンフィクション
ランクマスターのランク野郎が、売り出し中の若手ミュージシャンを『死ぬまでに聴かないと損する若手度』でSランクなみに採点していきます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる